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5月12日(土)、「手塚治虫を装丁する」関連企画として、装丁家の多田和博さん、装画家の西口司郎さん、作家の高田郁さんによる、ミュージアムトークを開催しました。
多田さんと西口さんは、1987年に「ブラック・ジャック」の単行本の装丁を手掛けられました。「作家のイメージやストーリーなど、その本らしく装丁することはもしかしたら危険なこと。装いとして美しい本を作ることも仕事だが、『読者の間口』を広げていくことが大切。それを『ブラック・ジャック』をやって教えられた」という多田さん。
この「ブラック・ジャック」単行本の表紙は、生々しい傷口など西口さんのリアルな絵が印象的です。西口さんは、できる限り本物に近い絵を描こうと実物資料を探し求め、例えば、ブラック・ジャックが何度も砥ぎ直して使うメスを描くのにも、実際そのようなメスを使っている医師を探し当てて見せてもらったそうです。
高田さんは装丁を「本の着物」に例えながら、自身が思いもかけなかった、意外でありながらその本にぴったりと思える表紙を描いてもらい、感激された経験などを話されました。また、いつも物語の現場に飛び込んで取材し、そこで働く人の誇りやくじけそうになりながらも一所懸命働く姿に接し、嘘や読者の誤解を招くことは絶対したくないという思いで執筆されるそうです。
終わりに、多田さんが「作家が長い時間をかけて書いてこられた後、そのバトンを受け取る最終ランナーとして、単に自分が描きたいようにするのではなく、本が売れるよう努力しなければ」と語られました。
本作りに対する、それぞれの熱い思いが伝わってくるお話でした。
4月28日(土)、スキップ楽団ミニコンサート♪を開催しました。
左から、キーボードののっぽさん、ドラムのおかやん、フィドル(バイオリン)のはかせ。スタートは「マグマ大使」「海のトリトン」の歌で元気いっぱい。
のっぽさんとおかやんが掛け合いで、フライパンミュージックや勇ましいバケツの太鼓を披露。
アトムもダンス!
4月8日(日)、「手塚治虫を装丁する」関連企画として、ブックカバーを出展した佐藤博一さん、仁井谷伴子さん、いのもとまさひろさんの3人によるミュージアムトーク「手塚治虫を装丁した人たち」を開催しました。
グラフィックデザイナーとして活動する佐藤さんは「プロの装丁家が出展する中で、自分なりの作品の意味を表現した。表紙前面の写真には、トリトンが海に向かって行く様子や海の苦しみが現れている。装丁は、広告とは違って、ずっとその人の手元に残ることが最大の魅力」と話されました。
フリーブックデザイナーの仁井谷さんは「明朝体など字体を何度も見直し、自分が思う『暗い海』を表現できるまで水彩で何度も描き直した。今回は一定のルールがあるが、普段は医学書などカタい本のデザインをしているので、どんなデザインで遊べるかを楽しみながら制作した」と語られました。
イラストレーターのいのもとさんは「自分の中で写楽はかわいいイメージ。それを表に出しつつ、三つ目になって睨んでいる怖い写楽を加えた。原作のタッチで描き起こし、立体的に加工した上で背景の赤色に溶け込ませることで、自分の描いた写楽も表現してみた。世界中にファンがいる手塚マンガのブックカバーを手掛けるのはドキドキだった」と答えられました。
2月11日(祝)、“萬画(マンガ)”〜石ノ森章太郎の世界〜関連企画として、石森プロの早瀬マサトさんによるミュージアムトーク「アシスタントが語る石ノ森章太郎」を開催しました。
石ノ森章太郎の大ファンからアシスタントとなった早瀬さん。筆が早く、最大で月に560枚も描いたという石ノ森氏の創作現場の様子や、石ノ森氏は手塚治虫の教えのとおり、常に映画や本に親しんでいたことなど、さまざまなエピソードを披露。また、自身が手がける平成ライダーについて、「以前と比べてスーツアクターの顔がスリムになり、ライダー独特の目を形にするのが難しくなってきた」とのこと。「石ノ森作品を憶えている人がいる限り石ノ森章太郎は生き続ける。今の時代に対応しながら描き続け、その魂を残したい」と締めくくられました。
1月22日(日)、「神谷徹ストロー音楽のワンダーランド」を開催しました。記念館では3回目となる、耳だけでなく、目でも楽しめる人気のコンサート。普通のストローを使って、神谷さん自ら、笛を作り演奏します。
こちらはストローで「ストロー」の文字を表現。笛ではなく、「遊んでいるだけ」とのことですが、これまでいろいろと工夫して遊んでいるうちに生まれたストロー笛もたくさんあるそうです。
ストロー笛はそれぞれ曲にあわせてユニークな形に作られます。こちらは新作の「運動会」。徒競走でおなじみのメロディに合わせ、手を振りながら一生懸命走る姿が何ともおかしく、笑いがこみあげてきます。
一つ演奏するたびに、拍手と歓声が巻き起こりました。
1月14日(土)、箕面公園昆虫館の久留飛克明館長による講演「なぜ、昆虫を嫌いになるのか?」を開催しました。
「小さい頃は平気で昆虫を触っていたのに、まわりの大人の影響で怖い、汚いというイメージを持つようになってしまったのは残念」とおっしゃいます。
ゴキブリが菌を運ぶ悪者とは限らない(?)ことを自分で捕まえて調べてみたお話や、蝶のオオゴマダラが優雅に飛ぶのは毒を持っていることを見せびらかすため…など、さまざまな昆虫のヒミツを教わりました。恐ろしそうな姿のハチや毛虫なども、そのヒミツを知ると親しみを感じます。
「身近な昆虫に関心を持てば、自然について考えるきっかけになります」という館長ご自身の昆虫を愛する気持ちが伝わると同時に、昆虫に夢中になった少年時代の手塚治虫に思いをはせるひとときでした。参加者からは「苦手な昆虫も触れるような気がしてきた」などの感想が聞かれました。
また、今回の講演会では手塚治虫が5歳から約20年間を過ごした宝塚市・川面地区の皆さんがPRにご協力くださり、ご参加くださいました。
1月7日(土)から16日(月)まで展示した標本は、久留飛館長が特別に用意してくださったものです。およそ90匹の美しく輝くオサムシや色鮮やかで大きな蝶たちに、多くの方が驚きながら見入っていました。

1月3日(祝)、宝塚市観光大使リボンの騎士「サファイア」による琴の演奏が行われました。「六段の調」にうっとりし、「鉄腕アトム」が流れると子どもたちは大喜び。来館者に、新春の訪れを告げる企画でした。
| ※記念館だより:2012年・2011年・2010年・2009年・2008年・2007年 |
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