《宝塚市議会報かけはしテキスト版》 第238号 平成30年(2018年) 8月1日(水曜日)編集発行宝塚市議会 *《宝塚市議会報かけはしテキスト版》は、宝塚市議会報かけはしの写真や画像、一部表グラフなどを省いてテキスト形式で編集しています。 文書読み上げソフトによっては、正しく読み上げできないこともあります。 誌面へのご意見やご感想は、議会事務局までお気軽にお寄せください。 宝塚市議会事務局 〒665-8665宝塚市東洋町1番1号 電話0797-77-2168(直通) ファックス0797-74-6902 【1面】 6月定例会の概要 ○文化芸術センター条例を制定 ○教育委員会教育長の任命に同意 【2~3面】 ************************* 市議会の構成が変わりました! ************************* 5月22日の本会議において、議会運営委員会及び常任委員会の新たな構成について報告がありました。 その他の委員会も含めて、現在の構成をお知らせします。 なお、議長は常任委員会の委員にならないこととしています。 [議会運営委員会] 議会の円滑な運営のため、本会議に関することなどについて、議論して決定します。効率的な運営を心がけて協議しています。 現在の委員は6名です。なお、議会運営委員会の会議には、議長と副議長も出席することになっています。 委員長 たなかこう、副委員長 とみかわこうたろう、委員 えばらかずあき、かじかわみさお、てらもとさなえ、ほそかわともこ [総務常任委員会] 市の政策や方針、人事管理や庁舎管理、財政に関することや人権に関することなどを担当します。 現在の委員は8名です。 委員長 ふじおかかずえ、副委員長 かじかわみさお、委員 いしくらかよこ、おおかわひろゆき、となきまさかつ、とみかわこうたろう、ほそかわともこ、みやけこうじ [文教生活常任委員会] 福祉、教育、介護保険、市立病院、市民協働、窓口サービスに関することなどを担当します。 現在の委員は7名です。 委員長 いふくよしはる、副委員長 いわさまさし、委員 あさたにあき、いのうえきよし、たなかこう、なかのただし、わかえまさし [産業建設常任委員会] 産業、文化、道路、上下水道、市営住宅、河川、環境、ごみ政策、墓園事業に関することなどを担当します。 現在の委員は7名です。 委員長 たぶちしずこ、副委員長 てらもとさなえ、委員 えばらかずあき、おおしまときこ、きたやまてるあき、たけしたまさひこ、みとみとしゆき [広報広聴委員会] 市民の皆さまに市議会の活動をお知らせすることで、議会や市政に関心を持っていただき、ともに誰もが暮らしやすい宝塚市をつくっていくため、日々、広報広聴活動に取り組んでいます。 現在の委員は6名です。 委員長 おおしまときこ、副委員長 たけしたまさひこ、委員 いしくらかよこ、ふじおかかずえ、みとみとしゆき、わかえまさし [特別委員会] 議会が必要とする事件の審査のため設けられます。 例えば、予算や決算など市全体に関わる重要な案件は、特別委員会を設置して議論を行います。現在設置している特別委員会は次のとおりです。 *行財政改革調査特別委員会* 市の行財政改革について、調査を行っています。 現在の委員は7名です。 委員長 おおかわひろゆき、副委員長 きたやまてるあき、委員 いふくよしはる、えばらかずあき、かじかわみさお、てらもとさなえ、となきまさかつ [議会改革検討委員会] 議長、副議長と各会派から選出された委員で構成しています。 議会基本条例に基づき、議会改革の取り組みを進めていくための検討や検証を行っています。 現在の委員は8名です。 委員長 きたのさとこ、副委員長 みやけこうじ、委員 おおかわひろゆき、かじかわみさお、きたやまてるあき、てらもとさなえ、となきまさかつ、なかのただし [会派構成が変わりました] <会派名> たからづか真政会 会派代表者 いふくよしはる、所属議員 あさたにあき、おおかわひろゆき、たけしたまさひこ、とみかわこうたろう <会派名> 公明党議員団 会派代表者 えばらかずあき、所属議員 なかのただし、ふじおかかずえ、みやけこうじ <会派名> 日本共産党宝塚市会議員団 会派代表者 となきまさかつ、所属議員 たなかこう、たぶちしずこ、みとみとしゆき <会派名> 安全で誇れる宝塚をつくる会 会派代表者 きたやまてるあき、所属議員 ほそかわともこ、わかえまさし <会派名> 市民ネット宝塚 会派代表者 てらもとさなえ、所属議員 いしくらかよこ、きたのさとこ <会派名> ともに生きる市民の会 会派代表者 いのうえきよし、所属議員 おおしまときこ、かじかわみさお 無所属 いわさまさし 【4~9面】 ************************* 6月定例会の議案審議から ************************* 6月定例会では、市長から提案された議案など計33件について審議しました。 提出された議案は一部を除き、3つの常任委員会(総務・文教生活・産業建設)に付託し、慎重に審査しました。 ここでは、各常任委員会で審査された主な議案を報告します。 ------------------------------------------------------- 市立末広駐車場の指定管理者の指定 [全員一致可決] ------------------------------------------------------- 概要 平成31年2月1日から平成36年3月31日までの間における宝塚市立すえひろ駐車場の指定管理者として、三井不動産リアルティ株式会社を指定しようとするので、地方自治法の規定により、議会の議決を求めるものです。 主な審議内容 市立中央公民館第二期開館に伴い、駐車台数が増えることになるが、安全面に関してどのように考えているのかという問いに対し、すえひろ中央公園側の駐車場については駐車区画と通路をできるだけ広めに確保しており、新たに設置される中央公民館側の61台分の駐車場については、指定管理者と協議していく中で、死角をなくすためにカーブミラーなどを設置していきたいとのことでした。 また、駐車台数が合計122台となる市立末広駐車場の規模に対し、障害者用駐車スペースは5台分で妥当なのかという問いに対し、兵庫県の福祉のまちづくり条例の整備基準では、駐車台数が30台以上の駐車場を設ける場合に障害者用の駐車スペースを1台分設置することとなっており、また、推奨事項では50台ごとに1台分の設置となっているが、今回はすえひろ中央公園、中央公民館及び末広体育館の施設があるため、5台分の障害者用駐車スペースの設置を考えたとの説明がありました。 その他、指定管理者選定委員会の審査における評価点、また、駐車場内の満空灯などの設備は市が設置するのか、あるいは指定管理者が設置するのか、公募で選定していく流れの中、応募が1者だったことについて、市はどのような評価をしているのか、また、指定管理者選定委員からそのことについて聞かれたり意見はなかったのか、駐車場が混雑すると障害者ではないのに障害者用の駐車スペースに駐車する人が出てくる可能性が考えられるが、管理するための手段はあるのかなどの質疑がありました。 ------------------------------------------------------- 市立文化芸術センターを設置し、指定管理者の運営に ------------------------------------------------------- ■宝塚市立文化芸術センター条例の制定 [全員一致可決] 概要 宝塚ガーデンフィールズ跡地において、新たな文化の創造と市民の交流の場として宝塚市立文化芸術センターを設置し、指定管理者制度による管理運営を行うため、条例を制定しようとするもの、併せて宝塚市立文化芸術センター及び宝塚文化芸術センター庭園に係る指定管理者選定委員会を設置するため、宝塚市指定管理者選定委員会条例の一部を改正するものです。 主な審議内容 「(1)指定管理者のあり方について」と「(2)条例の妥当性について」を論点に審査が進められました。 (1)に関しては、指定管理を行うに当たっての基本的な考え方や条件、管理運営の基本方針の中で取り上げているエリアマネジメント、指定管理者指定後の管理・運用面の問題、手塚治虫記念館の企画展との相乗効果、災害発生時の対応などについての質疑がありました。 (2)に関しては、施設の夜間利用、センターにおける実施事業やそれに伴う他施設への影響、施設活用のあり方や市民交流の場の捉え方などについての質疑がありました。 ------------------------------------------------------- 宝塚文化芸術センター庭園の設置、都市公園の使用料の見直し ------------------------------------------------------- ■宝塚市都市公園条例の一部改正 [全員一致可決] 概要 宝塚ガーデンフィールズ跡地に新たに都市公園として宝塚文化芸術センター庭園を設置し、指定管理者による管理運営を行うほか、都市公園における使用の許可に係る使用料について、実態に見合った適正な額となるよう見直しを行うものです。 主な審議内容 これまでの使用料の料金設定、宝塚文化芸術センター庭園の駐車場における障害者用駐車スペースの場所や台数、動線などについての質疑がありました。 ------------------------------------------------------- 市立病院における初診加算、再診加算の料金の変更 ------------------------------------------------------- ■市立病院条例の一部改正 [全員一致可決] 概要 平成30年度の診療報酬改定に伴い、紹介状なしで受診した際の定額負担の対象となる病院の範囲が拡大され、市立病院も新たにその対象となったことから、診療料金に関する規定について所要の整備を行うため、条例の一部を改正しようとするものです。 <改正前> 初診料加算 2000円 再診加算 なし <改正後> 初診加算 5000円 (歯科は3000円) 再診加算 2500円 (歯科は1500円) 主な審議内容 今回の改正に伴い、どのような周知方法を考えているのかという問いに対し、市や市立病院のホームページ、エフエム宝塚での周知や広報たからづかへの掲載を考えているとの説明がありました。また、市役所などの公共施設には説明文書を設置し、医師会にも説明していく。市立病院の正面玄関や受付の付近では大きな張り紙で事前に周知するとともに、紹介状なしで来院された方、一旦市立病院での治療が終了した再診の方には、受診前の受付の時点での説明を徹底していきたいとのことでした。 初診加算に比べ再診加算の基準がわかりにくいが、どのような患者が対象となるのか確認したところ、予約外の患者は全て再診加算の対象となると想定しており、予約外の患者に対して一旦周知文により加算される可能性があるというアナウンスをし、その後実際に診療現場において医師が対象か対象でないかの最終判断をすることを考えているとの説明がありました。 今回初診加算を5千円とすることで、病院間の機能分担等についてどの程度前進すると考えているのかという問いに対し、病院間の機能分担の推進やかかりつけ医を持ってもらうことで地域連携を図るという考えを全面的に出し、理解を進めていき、地域医療支援病院としての役割を果たす中で、今回の趣旨を患者に十分に理解してもらえるような周知をしていきたいとのことでした。 その他、高齢者団体や障害者団体へ説明する機会を設ける予定の有無、厚生労働省令は平成30年4月1日から施行されているが、設けられている6カ月間の経過措置の考え方、医師への周知の方法、今回の条例改正によるトータルの外来患者数の変化についての考え、今後、外来患者を増やしていくことについての方策、市立病院による地域の医師の把握などについての質疑がありました。 ------------------------------------------------------- 新庁舎建設事業の債務負担行為を計上 ------------------------------------------------------- ■平成30年度宝塚市水道事業会計補正予算(第1号) [全員一致可決] 概要 加圧所用地を取得するため資本的収入及び資本的支出をそれぞれ4千万円増額し、また新庁舎建設事業で13億2234万3千円の債務負担行為を計上するものです。 主な審議内容 加圧所用地については、UR都市機構所有のにがわ団地加圧所用地を今回市が買い取るに至った経緯などについての質疑がありました。新庁舎建設事業については、財政的な懸念から整備事業を3年延伸したものを結果的に見直し、事業を実施することになりました。そのことによる財政上の影響、上下水道局と市長部局の事業費の負担割合、新庁舎の構造などについての質疑がありました。 ------------------------------------------------------- 私立保育所の新設やサマーフェスタでの花火打ち上げを議論 ------------------------------------------------------- ■平成30年度宝塚市一般会計補正予算(第1号) [全員一致可決] 概要 平成30年度一般会計の歳入歳出予算の総額からそれぞれ8億9823万6千円を減額し、補正後の総額を778億5176万4千円とするものです。 主な審議内容 宝塚サマーフェスタでの花火実施に必要となる警備費について確認したところ、事業費300万円のうち警備費として100万円を予定しているとのことでした。また、新設私立保育所の周辺道路事情の課題については認識しており、事業者に配慮を求めるとのことでした。その他、新設私立保育所に併設される放課後児童クラブの設置予算が減額されている理由、新庁舎建設に必要な財源、文化芸術施設の指定管理期間、市の指定管理者選定委員に税理士が入っている理由、ライフパートナーフィールド(はなやしきグラウンド)のネーミングライツなどについての質疑がありました。 ------------------------------------------------------- 市民税、固定資産税、市たばこ税の条例を一部改正 [全員一致可決] ------------------------------------------------------- 概要 (市民税)個人市民税が非課税となる範囲の拡大、個人市民税の基礎控除の適用に所得による上限の設置等の改正をしようとするものです。(固定資産税)わがまち特例制度の対象となる資産の特例率を定めようとするものです。(市たばこ税)税率の段階的引き上げや、加熱式たばこの課税方式の見直しを行おうとするものです。 主な審議内容 改正が行われた場合の財政への影響などについての質疑がありました。 ************************* 請願 ************************* 6月定例会では、2件の請願が提出されました。請願は、それぞれ総務常任委員会、文教生活常任委員会で慎重審査のうえ、本会議で採択されました。 請願の概要は次のとおりです。 ------------------------------------------------------- 豊かな教育を実現するための義務教育費国庫負担制度の 堅持を求める請願(概要) ------------------------------------------------------- <請願の趣旨> 義務教育費国庫負担制度については、小泉政権下の「三位一体改革」の中で国庫負担率が2分の1から3分の1に引き下げられました。厳しい財政状況の中、独自財源により人的措置を行っている自治体もありますが、地方自治体の財政を圧迫していることや自治体間の教育格差が生じることは大きな問題です。 国の施策として定数改善にむけた財源保障をし、子どもたちが全国のどこに住んでいても、一定水準の教育を受けられることが憲法上の要請です。 将来を担い、社会の基盤づくりにつながる子どもたちへの教育を保障し、未来への先行投資として、子どもや若者の学びを切れ目なく支援していくための条件整備は不可欠です。 こうした観点から、2019年度政府予算編成において、次の項目が実現されるよう求めます。 <請願の項目> 1 教育の機会均等と水準の維持向上をはかるため、国の関係機関に対して「義務教育費国庫負担制度を堅持する意見書」を提出してください。 2 学校現場に必要な教職員の人員・人材を確保できるよう財源措置を講じてください。 (審査の概要) 主な質疑として、教師の負担軽減策や教育への投資としての民間活用、教員の資質向上、部活動に対する方針などがありました。 採決の結果、賛成多数で採択されました。 ◆本会議での各議員の賛否 賛成 あさたにあき、いしくらかよこ、いのうえきよし、いふくよしはる、いわさまさし、おおかわひろゆき、おおしまときこ、かじかわみさお、きたやまてるあき、たけしたまさひこ、たなかこう、たぶちしずこ、てらもとさなえ、となきまさかつ、とみかわこうたろう、ほそかわともこ、みとみとしゆき、わかえまさし 反対 えばらかずあき、なかのただし、ふじおかかずえ、みやけこうじ ※きたのさとこ議長の裁決について 過半数議決の場合、議員には賛成・反対の表決権がありますが、議長には表決権がありません。ただし、表決において賛成・反対が同数、つまり「可否同数」になった場合、議長には可決か否決かを決定する裁決権が認められています。 ------------------------------------------------------- 「核兵器禁止条約」に日本政府が参加・署名を 求める請願(概要) ------------------------------------------------------- <請願の趣旨> 広島・長崎の原爆被爆から73年目になります。核兵器による地獄を体験させられた私たちは、今日まで自らの命を削る思いで被爆体験を語り、核兵器による被害が二度と生まれないことを強く願って運動を続けてきました。地球上から核兵器をなくすことは、私たちの悲願です。 その願いに今、大きな希望の光が見えてきました。昨年7月、国連で112カ国の賛成を得て核兵器禁止条約(核禁条約)が採択されたことです。条約は、第1条で核兵器の開発、実験、生産、製造取得、保有、貯蔵、移譲、受領、使用、使用の威嚇を全面的に禁止しており、画期的な内容です。 日本政府は、核兵器禁止条約に不参加を表明していますが、唯一の被爆国である日本は、核廃絶をどの国よりも強く訴えなければならない立場です。 <請願の項目> 唯一の被爆国である日本をはじめ世界各地において、自らの被爆体験を語り、核兵器による被害者を二度と生まないよう願って活動する被爆者の願いを受け止め、核の無い世界実現に向けた行動を日本政府が歩みだすことを求める意見書を提出してください。 (審査の概要) 主な質疑として、日本が核兵器禁止条約に不参加の理由、核拡散防止条約準備委員会での新たな展開、請願項目の確認などがありました。 採決の結果、賛成多数で採択されました。 ◆本会議での各議員の賛否 賛成 いしくらかよこ、いのうえきよし、いわさまさし、えばらかずあき、おおしまときこ、かじかわみさお、きたやまてるあき、たなかこう、たぶちしずこ、てらもとさなえ、となきまさかつ、なかのただし、ふじおかかずえ、ほそかわともこ、みとみとしゆき、みやけこうじ、わかえまさし 反対 あさたにあき、いふくよしはる、おおかわひろゆき、たけしたまさひこ、とみかわこうたろう ------------------------------------------------------- 意見書 ------------------------------------------------------- 6月定例会では、4件の意見書案を全員一致で可決し、関係機関へ送付しました。 <意見書名> 日本年金機構の情報セキュリティー対策の見直しを求める意見書 <送付先> 内閣総理大臣、厚生労働大臣 <意見書名> 旧優生保護法による不妊手術の被害者救済を求める意見書 <送付先> 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、厚生労働大臣、内閣官房長官 <意見書名> ヘルプマークのさらなる普及推進を求める意見書 <送付先> 内閣総理大臣、厚生労働大臣、国土交通大臣 <意見書名> 豊かな教育を実現するための義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書 <送付先> 総務大臣、財務大臣、文部科学大臣 ------------------------------------------------------- その他の賛否が全員一致した議案等 ------------------------------------------------------- 専決処分した事件の承認を求めることについて(3件)  (宝塚市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例の制定について、宝塚市市税条例の一部を改正する条例の制定について及び宝塚市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について) 承認 宝塚市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 可決 宝塚市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例の制定について 可決 宝塚市立西谷認定こども園条例の一部を改正する条例の制定について 可決 宝塚市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について 可決 宝塚市環境衛生事務手数料条例の一部を改正する条例の制定について 可決 宝塚市営霊園永代管理料基金条例及び宝塚市営霊園運営基金条例の一部を改正する条例の制定について 可決 宝塚市市街化調整区域における開発行為及び建築物の新築等に関する条例の制定について 可決 市道路線の認定変更について 可決 宝塚市自治功労者の認定について 認定 宝塚市教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについて 同意 宝塚市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて 同意 人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることについて(2件) 適任 阪神水道企業団議会議員の選挙について 選挙執行(たけしたまさひこ議員を指名推選) [その他結果] (1)「別居・離婚後、子を連れ去り、子を実親と引き離し続ける人権侵害、人身取引、児童虐待」を防止する条例整備及び「別居離婚後、子の面会交流支援」に関する条例整備と、それぞれの国に対する法整備の意見書提出についての陳情は、総務常任委員会で審査しましたが、結論を得ずとなりました。 (2)やすらぎ広場前トイレ再設置についての陳情は、産業建設常任委員会で審査し、採択されました。 ------------------------------------------------------- 教育長にもりえみこ氏 ------------------------------------------------------- 教育委員会の教育長については市長が任命しますが、その任命に当たっては議会の同意が必要となります。 今回、市長から提案された、もりえみこ氏の任命に全員一致で同意しました。 ------------------------------------------------------- 議員の辞職 ------------------------------------------------------- おおこうちしげた議員は、一身上の都合により、平成30年5月8日をもって辞職しました。 ------------------------------------------------------- 市議会の情報 ------------------------------------------------------- ◆市議会ホームページ 会議日程や議案審査の結果等をご覧いただけます。 また、本会議や委員会の会議録検索もできます。 ◆インターネット中継・録画配信 本会議の模様を動画で配信しています。スマートフォン・タブレットでも視聴可能です。 ◆フェイスブック 本会議や委員会の開催日程のほか、議会報告会や意見交換会など市議会主催イベントの情報などをお知らせしています。 ◆FM宝塚 83.5メガヘルツ 毎週2回(月曜日と木曜日)11時55分から5分間、市議会の話題をお届けしています。 一般質問(録音)や議長インタビューなども放送しています。放送予定は、市議会ホームページでご確認ください。 宝塚市議会で検索 【10~15面】 ************************* 一般質問 ************************* 一般質問とは、各議員が市政全般のさまざまな課題を積極的に取り上げ、それぞれの観点から、市の考え方や、取組姿勢、今後の方向性などを問いただすものです。 ◇ 6月定例会では、20名の議員が一般質問を行いました。 全てをご紹介することはできませんが、その要旨を掲載します。 ------------------------------------------------------- 安心できる障害福祉制度を ------------------------------------------------------- ともに生きる市民の会 いのうえきよし 【入院中の重度訪問介護の利用】 <問い> 障害者総合支援法及び児童福祉法改正に伴い、本年4月から利用可能となったが、今すぐ使えるか。 <答> 既にサービスを提供できる事業所はあり、現時点でも利用できる状況にある。利用が進むよう受入側の病院に対し、周知を図る。 <問い> 私立の病院についても早急に対応してほしいが。 <答> 受け入れできるよう、病院を訪問し説明をしたい。 【地域生活支援拠点等整備】 <問い> 地域生活支援拠点は障害者の重度化、高齢化や親なき後を見据え、地域全体で生活を支える目的で地域の実情に応じて整備するもの。多機能拠点型、面的整備型、複合型等あるが、どれを参考に整備するのか。 <答> 事業所ヒアリングや自立支援協議会への報告、検討と決定を経て2020年に拠点1カ所又は面的体制を整備する。モデル事業を参考に自立支援協議会の意見を踏まえて整備を図る。 【相談支援の重要性】 <問い> 現在の指定特定相談支援事業所10カ所のうち一般支援相談事業所は3カ所。しかし、どこも新規サービス利用計画作成対象者の受け入れができない。2カ所増設で問題解決になるのか。 <答> 新事業所は、高齢部門の相談実績に加え、指定一般相談支援事業所の登録があることから選定した。 ------------------------------------------------------- 市役所組織の維持に向けて ------------------------------------------------------- ともに生きる市民の会 かじかわみさお 【職員の適正配置】 <問い> 各部局から要望のあった職員数と実際に4月1日に増員された職員数は。 <答> 要望数は100人で、増員数は14人である。 <問い> 各部局内での協議の結果、出された100人の重みを理解しているのか。 <答> 100人の重みは重々感じている。職員の現状を見つめ、配置を柔軟にしながら、今の仕事が十分に回るように考える。 <問い> 各職場は仕事に追われ余裕がない。事務処理ミス等を防ぐためにも定員適正化計画を見直すべきでは。 <答> 現計画では、人件費に配慮しながら、増員により体制の整備に努めている。 <意見> 市役所組織の維持には、最低限必要なところに職員を配置するべき。 【入札制度の問題点】 <問い> 業務委託の最低制限価格の設定を尼崎市等のように拡大する考えは。 <答> どの業種に設定するかは国、県からも示されておらず難しい。今後の検討課題と考えている。 【市内業者の育成】 <問い> 地域の活性化のためには、市内業者の仕事の確保が必要だが、対策は。 <答> 競争性が確保できるものは、市内業者に限定して入札を実施している。 <意見> 少し高額でも、市内業者に仕事をしてもらうのが、本市の活性化にとって大事なことである。 ------------------------------------------------------- 市職員の働き方改革 ------------------------------------------------------- たからづか真政会 たけしたまさひこ 【職員の労務管理】 <問い> 1カ月当たりの時間外勤務の目安である上限30時間以外に、もう一つ警告ラインを設定し、長時間労働の抑制に非常に効果があった市もある。意識づけで費用もかからないため、本市も導入してほしいが。 <答> 効果的な部分があると認識しており、検討する。 <問い> 紙ベースでの出退勤簿は管理に時間がかかりミスもある。ICカード導入で労務管理を効率化しては。 <答> 費用面も含め、引き続き導入を検討したい。 <意見> 各事業にどれだけ時間がかかっているか洗い出されるよう、徹底管理を。 【特殊詐欺の未然防止】 <問い> 兵庫県警はコンビニエンスストア防犯協議会でチェック表を作成したり、金融機関と提携し、声かけサポートリーダーの設置で成果を出している。本市もコンビニや金融機関との提携で、話題性をつくり抑止力につなげてはどうか。 <答> 必要性や有効性は十分に認識しており、実施について研究したい。 <問い> 被害者の大半が高齢者。ホームページやメールの配信等の取り組みより、市役所を訪れる市民に注意喚起するなどの直接的なやりとりが有効ではないか。 <答> 防犯対策は市民の力と考えている。人と人の関係の中で防犯力を高めていける施策を考えていきたい。 ------------------------------------------------------- 性的少数者への支援充実を ------------------------------------------------------- 市民ネット宝塚 てらもとさなえ 【性的少数者の人権尊重】 <問い> 教職員用の啓発リーフレットは、各教職員が授業に生かせているか。 <答> 活用できるよう部数は確保。完成形とは思っておらず、今後の実践を集約し、見直していく。 <問い> 中学校の制服は、全員がスカートかズボンかを選べることが、特別扱いではない自然なあり方では。 <答> 多様性を尊重し、全学校で、各生徒が性別によらず自由に選びやすい環境を整えるよう、課題等を整理していく。 <問い> 法改正を受け、同性パートナー同士の市営住宅入居資格を認めるべきでは。 <答> 枠組みなど先進事例を参考に、早急に対応する。 【指定管理者制度】 <問い> 社会教育施設への導入に際し、留意することは。 <答> 文科省が事業の継続性及び地域に即した運営等、各施設の運営上望ましい基準を定めており、実際に実施可能か見極めること。 <問い> 市や市教委の事業を継続する力が失われるとの指摘がある。知の蓄積を担うべき職員、地域を民主的に運営する自立した市民の育成の放棄とならないか。 <答> 運営で一番重要なのは人材の育成。制度導入については引き続き研究するが、人材の確保や育成に重点を置いて、考えたい。 <意見> 公共図書館への指定管理者導入はなじまない。 ------------------------------------------------------- 市民のいのちとくらしを守る ------------------------------------------------------- 日本共産党宝塚市会議員団 たなかこう 【生活保護切り下げからどう市民生活を守るのか】 <問い> 憲法第25条の生存権を体現し、命と暮らしを守る最後のセーフティネットである生活保護制度だが、不正受給が多いイメージを持たれ、制度の改悪につながっている。生活保護費の引き下げは、就学援助や最低賃金など他施策へも影響するのではないのか。 <答> 生活保護基準の準用は43制度で、各制度利用者に影響がある。国からは、制度の趣旨や目的、実態を考慮し、できる限り影響が及ばないように対応するという方針が示されている。 【精神障害者への交通運賃割引】 <問い> 身体障害者や知的障害者の公共交通機関の運賃は、ほぼ全国どこでも手帳の提示で半額になるが、精神障害者には、その3分の1程度の交通機関しか実施しておらず、当事者の切実な要求もある。見解は。 <答> 同じ内容とする制度整備が重要。近隣市と合同でバス事業者と面談したが、事業所単独の負担では困難との回答を受けた。また、JR等広域的なものについては、国や県に要望した。 <問い> 市も負担すればできるという回答ではないのか。具体的な協議はしたのか。 <答> 市からの助成等については協議していない。 <意見> 国も前向きなことであり、市の後押しが必要。 ------------------------------------------------------- 一貫した子ども若者支援を ------------------------------------------------------- 公明党議員団 ふじおかかずえ 【多様な人材の参画】 <問い> 少子高齢化の中、社会保障の支え手の確保は自治体の重要な役割。高齢者や女性の就業等を促進する取り組みは。 <答> 働く意欲のある人全てに支援を続け、性別や年齢等にかかわらず生き生きと働くことができる雇用・労働環境の整備に取り組む。 <問い> 地域活性化に寄与する形で若者、特に大学生が参画する今後の取り組みは。 <答> 若者、特に大学生の地域づくり参画は大切。大学との連携を検討していく。 <意見> 若者を育てようという組織は未来性がある。限られた財源と人を有効に。 【切れ目のない子ども若者支援体制の構築を】 <問い> 例えば湖南市では、乳幼児期から若者まで支援する発達支援室を置き、健康福祉部門に教員を併任辞令で配置、また就労支援のため成人対象の心理士も配置している。本市も子どもから若者まで、行政窓口の縦横の連携が必要では。 <答> 非常に良い取り組み。その必要性を認識し、本市も前向きに設置に取り組む。 <意見> つけ焼き刃ではなく、2年後の次期総合計画等展望を持った体制構築を。 【食品ロス削減の取り組み】 <問い> 事業者への啓発が課題。具体的に今後の展開は。 <答> フードドライブやフードシェアの活動周知等、さまざまな手法で進めたい。 ------------------------------------------------------- 病院職員の思いを改善に ------------------------------------------------------- 日本共産党宝塚市会議員団 たぶちしずこ 【宝塚市立病院】 <問い> 本年1月、病院職員に職場に関するアンケート調査を実施したが、結果から見えてきたこととは。 <答> 全体評価では組織・配置、職員意見尊重等で評価が低く、休日や休暇、給与、福利厚生等では評価が高かった。自由意見では狭小な6人部屋の解消や患者の高齢化に伴う看護師不足等を指摘する意見があった。 <意見> このアンケートは病院の宝物。改善点や職員の思いが詰まっている。療養環境、安心して働ける職場としても改善してほしい。 【北部地域のまちづくり】 <問い> 住み続けたくなるまちづくりを進める上での課題が合併処理浄化槽。地元との協議は進んでいるのか。 <答> 現時点で地元と対話できる段階にはない。他市の状況も研究し、まずは庁内で一定の方針を固めたい。 【宝塚すみれ墓苑】 <問い> 合葬墓の状況は。 <答> 現地説明会では238組、360名が来場。質疑の様子から具体的に検討している方が多いと感じた。本年6月1日から受付開始し、順調な滑り出しである。 【宝塚北中山やすらぎの道】 <問い> やすらぎ広場のトイレが老朽化により撤去されたが、再設置の要望は多い。現在の技術なら水源や電気がなくても設置可能では。 <答> 設置ができるトイレがあるかどうか研究したい。 ------------------------------------------------------- 財政健全化に資する投資を ------------------------------------------------------- たからづか真政会 おおかわひろゆき 【実施計画財源の削減】 <問い> 本年3月の財政見通しでは、投資的経費である実施計画財源を、平成31年度以降に計6億円減額。市政への影響が大きいのでは。 <答> 財政状況が厳しいことから、財政負担の平準化を図るため、削減した。 <問い> 次の展開へ手を打つための時限的削減なら理解できるが、単なる帳尻合わせの削減ではないのか。 <答> 厳しい財政状況だが、各部の中の優先順位を踏まえ、将来を見据えた投資的事業を優先的に選択したい。 <問い> AIの導入等、これからの投資はさらに横断的で長期的なものがあり、各部からは出ない要素もある。市長や副市長等が直轄予算で投資に取り組むべきでは。 <答> 財政健全化に資する投資は重点的にやるべきで、投資額に配分できる額は規律として定める必要がある。 【公共施設マネジメント】 <問い> マネジメントとは成果を上げるための手段。公共施設マネジメントの成果は一体何だと考えているか。 <答> 20年後に公共施設の削減目標6.2%を達成すること、存続する建物の資産価値を高め、次世代に引き継ぐことと認識している。 <意見> 公共施設は、お金に換算する価値以外にも視点を持てば、他の大きな価値に気付くはず。その視点で、次世代に引き継ぐ資産の価値向上に取り組むべき。 ------------------------------------------------------- AED全小学校で講習を ------------------------------------------------------- 公明党議員団 なかのただし 【学校の働き方改革】 <問い> 教職員の業務改善は。 <答> 全教職員の出退勤時刻を記録することで勤務実態を把握し、各学校に応じた業務改善を図る。 <問い> 教育が良くなるのなら、予算を付けるべきだが、学校現場がオープンではなく必要性がわからない。もっと情報公開すべきでは。 <答> 学校教育を学校内に閉じ込めず、社会に開かれた教育を目指し、情報公開を進める。 【小学生へのAED講習】 <問い> AEDの校舎外設置に伴い、卒業までに全児童へAED講習を実施しては。 <答> 消防署による救命講習実施校を増やし、卒業までに全児童が使用方法を学ぶ機会を作っていきたい。 【詐欺撃退機器の設置】 <問い> オレオレ詐欺には、詐欺撃退機器の設置が有効だが、設置補助の検討は。 <答> 貸出か補助か、財源も含め方法を検討したい。 【危険な老朽空き家】 <問い> 除却に係る費用の補助制度は検討しているのか。 <答> 近隣市や先進市の動向を注視し、実情に合った空き家対策を検討する。 【民泊新法への対応は】 <問い> 民泊に対する市民の不安をどう取り除くのか。 <答> 苦情相談や、違法民泊を発見した際の連絡先をホームページに掲載し、市へ通報があれば関係各部署で連携し適切に対応する。 ------------------------------------------------------- 強固な防災対策へ予算確保を ------------------------------------------------------- 安全で誇れる宝塚をつくる会 きたやまてるあき 【土砂災害特別警戒区域】 <問い> 新たに土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)及びイエローゾーンに指定される区域の告示予定は。 <答> 左岸区域で7月末に指定する予定と県に確認済。 <問い> レッドゾーン内の権利関係と公共施設の状況は。 <答> 権利関係は、市有地10カ所、民有地との混在地15カ所、民有地28カ所の計53カ所を見込み、ながおだい小学校となかやまだいコミュニティセンターが一部含まれる。 <意見> ながおだい小は避難所でもある。イエローゾーンに指定される学校も含め、現場を確認し早急な対応を。 <問い> レッドゾーン内の家屋数は。 <答> レッドゾーン内約30カ所に家屋が約100戸。 <問い> 今後の対応方針は。 <答> 市有地では、土地の現況と照合し、周辺地権者と調整の上、安全対策工事などを検討。民有地では、対策事業等の実施を県に働きかける。 <問い> 今回の指定は、まさに市民の命に関わる課題。より強固な防災対策が必要となるが、予算確保は。 <答> 事業規模や範囲、混在地の対策等、県と早急に調整し予算措置を検討する。 <問い> 説明会及び関係住民からの意見書及び要望、県からの要請への対応は。 <答> 関係住民から斜面地での安全対策工事の実施要望があり、対応を検討する。 ------------------------------------------------------- 安全で安心な医療の提供を ------------------------------------------------------- 市民ネット宝塚 いしくらかよこ 【宝塚市立病院】 <問い> 抗がん剤治療をより有効で安全なものとするため、行っている対策は。 <答> 心電図モニターで薬物療法中の状態を一元管理し、患者の状態を確認しながら安全に薬物療法を実施している。また、抗がん剤に詳しい薬剤師を配置し、患者の心配事を聞くことで、安心な治療につなげている。 <問い> 婦人科医療の現状は。 <答> 現在外来診療のみだが、今後大阪大学と市立伊丹病院との連携の取り組みとして、常勤の婦人科医師の派遣を受け、入院診療の再開を目指す。 【市民の健康と命を守るために】 <問い> 24hまちかどAED事業の推進は重要。現状は。 <答> 本年度コンビニエンスストア5店舗に設置し、55店舗に整備完了の予定。今後も状況に応じて順次計画的な設置に努める。 <問い> いきいき百歳体操の具体的な体力向上の効果は。 <答> 実施グループの体力測定の平均値では、維持ではなく改善している。 【学校給食の献立】 <問い> 学校給食の食物アレルギー対応の取り組みは。 <答> 一層の安全性確保のため、食物アレルギーの手引きの改訂を行っている。 <意見> 重篤な事案につながることもある。関係者全てで児童、生徒を守ってほしい。 ------------------------------------------------------- 新設保育園の問題解決を ------------------------------------------------------- ともに生きる市民の会 おおしまときこ 【優生保護法】 <問い> 市は強制不妊手術の相談窓口を設置しないのか。 <答> 相談窓口は国、県で設置されており、市としてはその情報を広報誌や、ホームページで周知していく。 【きずなの家ともにいきる宝塚】 <問い> 日本語教育や放課後補充学習など、本来市がすべき事業をしているが、来年10月に補助金交付が終了する。運営継続の支援をしなくてよいのか。 <答> 運営を継続できるよう、関係部局間の連携を密にし、他の補助金の活用なども含め検討していく。 【新設保育園】 <問い> 民間放課後児童クラブが併設されるが、児童はどのように下校するのか。 <答> 新学期初めは児童クラブの職員が学校まで出向き、児童の下校に同行する。児童が慣れて安全が確保されれば自主下校となる。 <問い> 建設予定地は見通しが悪く、児童の自主下校となると危険である。見通しを良くするための対策を考えているのか。 <答> 事業者と改善に向けて調整していく。 <問い> 既存園は夏祭り等地域との交流を行っている。新設園も考えているのか。 <答> 公募時の事業計画では、子育て支援事業で給食試食会や園庭開放等を予定し、地域との交流を大切にした運営と聞いている ------------------------------------------------------- 従来の植木まつり存続を ------------------------------------------------------- たからづか真政会 とみかわこうたろう 【宝塚植木まつりの統廃合】 <問い> 行革の全事務事業の見直しで統廃合対象とされ、花と緑のフェスティバルとの統合が検討されている。市はどのような考えなのか。 <答> 宝塚植木まつりは、近年、来場者数や出店者数の減少で財政上厳しい状況。年2回のうち、春の宝塚植木まつりを花と緑のフェスティバルに統合することで、より集客力のある催しとなり、費用の軽減も見込める。 <問い> 開催趣旨が異なり、来場者の目的も違う。開催期間及び場所の変更による影響も大きい。関係者はこの統合に反対の態度を表明し、理解は得られていない。この状況で統合は無理では。 <答> 主催者側と慎重に協議を進めている。関係者の理解を得ながら、今後のあり方を検討していきたい。 <意見> 植木まつりとして良い形での存続を求める。 【各地域のまちづくり計画】 <問い> 計画の見直しの前に現行計画の検証が必要では。 <答> 計画策定から約15年経過し、地域の状況も変化。現在、各まちづくり協議会において現行計画の進捗状況の確認作業を進めている。 <問い> 宝塚市総合計画との関連はどうなっているのか。 <答> 新計画の期間は、総合計画に合わせ、10年間を予定。市民主体のまちづくりをさらに推進するため、総合計画の一遍として位置づけることを検討している。 ------------------------------------------------------- 環境先進都市を目指して ------------------------------------------------------- 日本共産党宝塚市会議員団 みとみとしゆき 【市民の健康増進】 <問い> 口腔の健康状態は、体全体に影響を及ぼす。市内小・中学生の歯の状態は。 <答> 市内小・中学校では毎年歯科検診を実施しており、昨年度治療勧告をした児童生徒の受診率は小学校で54・3%、中学校で31・5%であった。未受診の理由は、自覚症状がないことや、クラブ活動により受診する時間がないなどである。 <問い> 特に運動部の生徒には、歯の健康とスポーツ時のパフォーマンスに深い関連性があることを知ってもらう必要があると思うが。 <答> 顧問が歯の健康の大切さを説明した上で、治療勧告を受けた場合は、必ず受診するよう啓発に努める。 【環境施策の現状と今後】 <問い> 公用車の動力の内訳は、どうなっているのか。 <答> ガソリン車が187台、ハイブリッド車が8台、電気自動車が4台、天然ガス車が1台、ディーゼル車が82台である。 <意見> 環境性能を考慮した車両更新は、市の環境に対する姿勢を市民に示す上で大事なこと。環境面をしっかり考えた取り組みを。 【ICT教育に対する留意】 <問い> 目の疲れや首の凝り等の身体的な影響を鑑みて、ICTを活用した授業は、補助的であるべきでは。 <答> 安易にICT機器に頼らず、適切な場面で効果的に活用するよう努める。 ------------------------------------------------------- 市民に甘えっきりを見直して ------------------------------------------------------- 安全で誇れる宝塚をつくる会 ほそかわともこ 【市民のボランティア活動】 <問い> 各種会議体参加者への報償費等の支給は統一性がない。行政依頼の市民ボランティアも同様。基準は。 <答> 所管部局が必要に応じ判断、統一的基準はない。 <意見> 参加者の満足度が高い水道モニターは、謝礼も支給され、出席率は97%。市も行政依頼の無償部分を見直し、市民が活躍しやすい環境を整えるべき。 <問い> まちづくり協議会代表者交流会記録の公開を。 <答> 公開可能か検討する。 【中山台地区における小学校の学校規模適正化】 <問い> 進捗状況と周知は。 <答> 適正化検討委員会の意見書は最大限尊重しなければならないものと考えており、早期に方針を取りまとめ、報告・周知する。 <問い> 施設整備の予算は。 <答> 意見書の具体化に向けた予算措置に取り組む。 <問い> 統合後の学校園施設の利用についての見解は。 <答> 学校単位で活動する団体の分野ごとに統合準備委員会を設置。課題や施設利用について協議したい。 【中山中央公園】 <問い> 老朽化した防球フェンスの張りかえは。 <答> 本年度全面更新予定。 【電動アシスト自転車対策】 <問い> 坂のまちで利用者が増加。安全対策は。 <答> 今後、啓発や、通行阻害となる道路脇の雑草や植栽帯の適正管理を行う。 ------------------------------------------------------- 切れ目のない若者支援を ------------------------------------------------------- たからづか真政会 あさたにあき 【困難を有する若者の支援】 <問い> 本市に、子ども・若者育成支援推進法に規定する、関係機関等で構成される子ども・若者支援地域協議会を設置する必要性は。 <答> 現在のところ同協議会の設置は考えていないが、今後、関係機関との情報共有のあり方について、他市の事例も踏まえて検討する。 <問い> 生駒市は、子ども・若者相談総合窓口を開設するとともに、37の関係機関で構成する子ども・若者支援ネットワークを設置している。これは困難な状態にある若者にとって、本当に安心できる体制ではないか。 <答> 現代社会の構造的な問題として捉え、対応していく必要がある。一度関係機関が集まって、協議を始めていきたいと思う。 <問い> 39歳までの若者支援は、どこが担当するのか。 <答> 関係課で連携はしているが、特に担当課はない。 <意見> まずは市の中で若者支援の担当を決めることが必要である。 【市立図書館への指定管理者制度導入の研究】 <問い> 制度を導入することにより得られる効果は。 <答> 一般的に、民間事業者の発想や経営手法等により、サービスの向上及び経費の縮減などが期待できる。 <意見> 図書館の目指す像として、「市民が集い、市民と共に成長する図書館」を大切に、制度の研究を。 ------------------------------------------------------- 真の働き方改革に向けて ------------------------------------------------------- たからづか真政会 いふくよしはる 【浄水場の跡地利用】 <問い> おばやし浄水場、かめい浄水場の跡地は地域のために空間を活用すべき。かめい会館の代替や防災公園を要望する声もある。今後しっかり地域と議論すべきでは。 <答> おばやし浄水場は新庁舎完成まで、かめい浄水場は本年9月末まで業務を継続し、その後廃止する。地域の要望や市民ニーズを念頭に、有効活用を検討していく。 【先進技術導入の考えは】 <問い> 単純作業を減らし、創造的業務に時間をシフトさせることが真の働き方改革。AI(人工知能)やRPA(ロボットによる業務の自動化)等の仕組みを民間や危機感のある自治体は導入し成果を出している。本市での導入の考えは。 <答> 情報化推進本部で策定しているICT戦略にも具体的に掲げ、計画的、組織的に取り組んでいきたい。 【花火大会の復活を】 <問い> 復活を希望する声が多くある。どうするのか。 <答> 今年は宝塚サマーフェスタで小規模だが花火を打ち上げる予定。その結果も踏まえ引き続き検討する。 <意見> 安全対策など今後につながるような実施を。 【文化芸術センターと庭園】 <問い> 集客対象は誰なのか。 <答> 広く門戸を広げ、遠くの人も対象としている。 <意見> 世界に文化芸術のまちを発信する拠点である。公民館であってはいけない。 ------------------------------------------------------- 地域予算の必要性の検討を ------------------------------------------------------- 公明党議員団 えばらかずあき 【まち協に専任職員配置】 <問い> まちづくり協議会ごとに職員を1名兼務で配置したことで、受入側に期待が生じる。地域との関係性を考慮し、担当職員に地域課題に対する予算権限を。 <答> 地域予算制度の必要を感じる。研究・検討する。 【省令改正による様式変更】 <問い> 国民健康保険被保険者証等様式変更への対応は。 <答> 新様式は、有効期限と交付年月日の位置を統一し、見間違いを防止。国民健康保険は今年度から変更。後期高齢者医療は、広域連合より来年度と聞いている。 【自転車の安全利用】 <問い> 条例改正によるヘルメット着用義務化に向けての啓発は。 <答> 通常の啓発に加え、市民モニターにヘルメットを貸与し検証を行う。ヘルメットは寄附等を募り、その過程でも啓発を進めたい。 【公民館駐車場有料化】 <問い> 有料化開始後の利用団体等からの意見・要望と、それに対する検討は。 <答> 長時間利用する団体等からは、サービス券発行や、1日最大料金の設定など。障害をお持ちの方からは、駐車場に余裕ができ、昼間の活動がしやすくなったとの意見があった。現在、利用実態を分析中であり、来年4月の指定管理者制度による公民館の運営開始に向け、利用実態に沿った適切な料金設定等を検討中。 ------------------------------------------------------- 3年保育の定員増加を ------------------------------------------------------- 安全で誇れる宝塚をつくる会 わかえまさし 【市立幼稚園の3年保育】 <問い> にがわ、ながお幼稚園で3年保育が始まったが、近隣の私立幼稚園への影響は。 <答> 私立幼稚園への申込状況は昨年度と比較し大きな変化は見られなかった。 <問い> 3年保育への申込者数は多く、補欠もいる。来年度は定員を増やしては。 <答> にがわ幼稚園は施設規模により定員増は困難。ながお幼稚園は空き教室があるが、今後四、五歳児の受入増加が見込まれており部屋を確保しておく必要がある。 <意見> 部屋を壁で仕切る、預かり保育と通園児の通園時間をずらす等、運営面の工夫で部屋の確保をしては。 【中学校の制服販売価格】 <問い> 文科省より保護者負担を軽減するようにとの通知があったが本市の対応は。 <答> 保護者負担が過重なものとならないようにすること、制服の選定時には保護者等から意見を聞くことを中学校へ通知した。また、全中学校で制服等物品検討委員会を設置し安価で良質な制服の選定に努めている。 【宝塚北サービスエリアでのプロモーション活動】 <問い> 曜日ごとにターゲット層を絞ってのアプローチが有効だが、今後のプロモーションの考えは。 <答> 動画、ポスター等の、視覚的プロモーションをしつつ、歌劇OGや大道芸人のショーなど体験型のプロモーションも必要と考える。 ------------------------------------------------------- 給食費の軽減、無料化を ------------------------------------------------------- 日本共産党宝塚市会議員団 となきまさかつ 【学校給食費の支援】 <問い> 給食費補助を含む就学援助受給率が低いのでは。 <答> 入学前等に学校や市からお知らせはしているが、全ては網羅できていない。 <問い> 他市のように、第3子以降の減免や就学援助の所得制限拡大など、支援制度の検討は進められないか。 <答> 厳しい財政の中で、すぐには実現できないが、子どもを育てやすい環境づくりは大事。実態をしっかり調べ、考えていく。 <意見> 給食費の無料化は子育て支援や給食施策充実、子どもの貧困対策という意味でも非常に効果があると思う。前向きに検討を。 【市営住宅の指定管理】 <問い> 制度導入後10年だが、その間の指定管理者2者による家賃の滞納整理状況が大きく違うのはなぜか。 <答> 取り扱いに違いはなく、適切に徴収されている。 <問い> 徴収のマニュアルは。 <答> 家賃滞納整理事務処理要綱に基づき対応し、分割納付相談にも応じている。 <意見> 対応が正しく行われているかが問題。分割納付が増えると滞納額が増え、指定管理料が減るという制度的矛盾があり見直すべき。 【御所前バス停へのベンチ設置】 <問い> 周辺住民からの強い要望がある。市の考えは。 <答> 事業者、市、地域住民が協働し、ベンチの設置ができるか検討していく。 ------------------------------------------------------- 議員研修会を開催しました ------------------------------------------------------- 市議会では6月26日、「議会力アップを考えるためのヒント」と題して議員研修会を開催しました。 近年、地方自治法が改正されるなど、市議会を取り巻く状況にも変化が生まれています。 そのため、それらの制度について改めて学ぶとともに、市議会議員に求められる役割や、市議会が今後目指すべき方向性について、議員全員が認識を新たにする機会として開いたものです。 講師には、三重県地方自治研究センター上席研究員のたかおきひでのぶ氏をお招きしました。 たかおき氏は長年、三重県議会において議会改革に取り組んでこられたことから、その経験も踏まえ、多様な観点から、市議会のあり方についてヒントをいただくことができました。 今回の研修を参考として、宝塚市議会では今後も、市民とともに歩む市議会を目指して「議会力」アップに取り組んで参ります。 ------------------------------------------------------- トライやるウィーク ------------------------------------------------------- 5月22日と23日の2日間、市立宝梅中学校の2年生が職場体験にやってきました。 そうです、トライやるウィークです。 市議会に来てくれたのは、いしはらしょうたさん、さかもとみゆさん、まえかわとうきさん、もりもとけいとさん。両日とも本会議や委員会が次々と開催され、市議会全体が忙しい日でしたが、会議の準備や後片付け、会議の開催を知らせる市役所内のアナウンス放送、書類の作成などと、いろいろな仕事に大活躍してくれました。 皆さんからは、「よい経験ができた」「難しい言葉ばかりでわからないこともたくさんあったけど、発見もあり、勉強になった」「市議会の会議を初めて見て、すごく真剣さが伝わってきた」「自分もいつかやってみたいと少し思った」「市議会の本会議場は大きくて、広くてびっくりした」「2日間で市議会のことがよくわかった」といった感想をいただきました。 また、「アナウンス放送は初めてで緊張したけど、自信もついた」「議会の様子を写真撮影したことや議場のマイクチェックをしたこと、議会図書室の新聞や書類の整理、議場の掃除などいろいろな仕事が印象に残った」と教えてくれました。 また、「会議中は、私語等がなく、静かなことに驚いた」とのことでした。 この2日間の経験を、記憶の片隅にでも残していただければと思います。 皆さんどうもありがとうございました。お疲れ様でした。 【16面】 ************************* 第8回宝塚市議会意見交換会 ************************* 8月28日(火曜日) 【時間】 午後1時〜3時30分(午後0時30分開場) 【会場】 宝塚市議会議場・委員会室など(市役所3階) 問い合わせ 議会事務局 議事調査課 電話 0797-77-2168  ファックス 0797-74-6902 電子メール m-takarazuka0178@city.takarazuka.lg.jp 第8回となる今回は、民生委員・児童委員の皆さまと宝塚市議会議員全員で、テーマごとに2グループ、計4つのグループに分かれて、意見交換をします。 テーマ(1):「地域課題への取り組みについて」       ・条例制定や行政との関係       ・地域での見守り       ・思いやり・支え合いバッジの導入 など テーマ(2):「防災について」       ・民生委員・児童委員の取り組み       ・議員の取り組み 意見交換会をのぞいてみませんか? ・当日は、申込不要・入場無料です。直接会場にお越しください。 ・手話通訳、要約筆記が必要な方は、事前に議会事務局までご相談 ください。 ※手話通話、要約筆記の申し込みは8月14日(火曜日)まで。 ------------------------------------------------------- 議会報告会 ------------------------------------------------------- 開催日 11月10日(土曜日) 時 間 午前10時~正午 (開場:午前9時30分) 会 場 東公民館3階301・302学習室 阪急山本駅から南に5分 内 容 9月定例会の報告 ※一時保育を実施しています。申し込みは11月1日(木曜日)まで。また、手話通訳、要約筆記は10月26日(金曜日)までにご連絡ください。 参加無料 申込不要 皆さまのご参加をお待ちしています。 問い合わせ 議会事務局 議事調査課 電話 0797-77-2168  ファックス 0797-74-6902 電子メール m-takarazuka0178@city.takarazuka.lg.jp ------------------------------------------------------- 9月定例会等の日程 ------------------------------------------------------- [8月] 31日(金曜日) 議会運営委員会 [9月] 3日(月曜日) 本会議 5日(水曜日) 総務常任委員会(1)総務常任委員協議会 6日(木曜日) 文教生活常任委員会(1)文教生活常任委員協議会 7日(金曜日) 産業建設常任委員会(1)産業建設常任委員協議会 10日(月曜日) 総務常任委員会(2) 11日(火曜日) 文教生活常任委員会(2) 12日(水曜日) 産業建設常任委員会(2) 13日(木曜日) 常任委員会(2)(予備日) 25日(火曜日) 議会運営委員会 26日(水曜日) 一般質問 27日(木曜日) 一般質問 28日(金曜日) 一般質問 [10月] 1日(月曜日) 一般質問(予備日) 4日(木曜日) 議会運営委員会 5日(金曜日) 本会議 9日(火曜日) 本会議(予備日) 23日(火曜日) 決算特別委員会 24日(水曜日) 決算特別委員会 25日(木曜日) 決算特別委員会 26日(金曜日) 決算特別委員会 29日(月曜日) 決算特別委員会(総括) ------------------------------------------------------- 編集後記 ------------------------------------------------------- ◆今年度は委員長でガンバリます! 春に甲子園大生の若い声を頂戴した意見交換会、夏は地域で活躍される民生委員・児童委員のみなさんとの対話を行います。是非「生」でお聴きください。 また、当委員会にアイディアや感想をお寄せいただければ幸いです。(おおしま) ◆今回のかけはし表紙には、文化芸術センターの立体模型を掲載しました。新たな宝塚市のランドマークとして、国内だけに限らず、世界に発信していけるような施設にしていきたいと思います。(たけした) ※議会報かけはしは年4回発行しています。次号は、平成30年12月1日発行予定です。