《たからづか市議会報かけはしテキスト版》 第256号 令和4年(2022年) 12月1日(木曜日) 編集発行 たからづか市議会 *たからづか市議会報かけはしテキスト版は、たからづか市議会報かけはしの写真や画像、一部表グラフなどを省いてテキスト形式で編集しています。 文書読み上げソフトによっては、正しく読み上げできないこともあります。 誌面へのご意見やご感想は、議会事務局までお気軽にお寄せください。 たからづか市議会事務局 〒665-8665 たからづか市とうようちょう1番1号 電話 0797-77-2168(直通) ファックス 0797-74-6902 【1面】 安全・安心な医療による身体の健康 暮らしやすさによる心の健康 ウェルビーイング 一人ひとりが「自分らしさ」でつながり生きがいを感じられるまち 社会の健康 ○特集記事  ・令和3年度公営企業会計決算を認定【病院・上水道・下水道】(2、3面)  ・データで見るたからづか〜ウェルビーイングのまちを目指して(13面) ○9月定例会概要(4面から) ○新ごみ処理施設等整備・運営事業について(7面) ○常任委員会視察報告(14、15面)  【2面】 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 令和3年度  公営企業会計決算を認定 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 公営企業とは… 地方公共団体は、一般的な行政活動のほかに、水の供給や公共輸送の確保、医療の提供、下水の処理など地域住民の生活や地域の発展に不可欠なサービスを提供するさまざまな事業活動を行っています。こうした事業を行うために地方公共団体が経営する企業活動を総称して「地方公営企業」と呼んでおり、たからづか市では病院・上水道・下水道事業がこれに当たります。 決算認定について 令和4年9月定例会において、令和3年度病院・上水道・下水道事業会計決算を認定しました。 これは、地方公営企業法第30条第4項の規定により、議会の認定に付するものです。 病院事業会計の決算は文教生活常任委員会で、上水道・下水道事業会計の決算は産業建設常任委員会で、それぞれ審査しました。 ここでは、それぞれの企業会計の質疑の概要や市立病院についての所管事務調査の内容をお知らせします。 ◆◆令和3年度決算認定における主な質疑◆◆ ◆病院◆ ◆論点1 職員の勤務体制について 問い 新型コロナウイルス感染症患者数のピーク時に対応するため、事前予測して体制を強化しているか。 答え 8月から人材派遣を活用し、職員の負担軽減に努めている。 問い 休職者のケアや復帰しやすい職場など経営分析していってほしいが、職員の満足度調査やアンケートなどは実施しているか。 答え 労働環境調査等を目的に2、3年に一度、職員の満足度調査をしており、直近では令和2年度に実施している。 ◆論点2 病院経営について 問い 赤字経営改善に向け、令和3年度に具体的にどんなことに取り組み、どんな成果に結びついたのか。 答え 令和2年度に8つのプロジェクトを開始し、その取り組み方針に沿って事業展開しているが、端的な成果は示せていない。令和3年度に新たな施設基準を得たものの、目標患者数に足りなかったところもある。 問い 配管設備の老朽化について抜本的な対応が迫られている。配管更新に関して、保全計画は立てているか。 答え 耐用年数が残り数年と明らかなものは保全計画に組み込んでいるが、それ以外は病院の建て替えの時期を見据えて、二重投資にならないようにメンテナンスをしていきたい。 問い 市立病院の強みとして打ち出せる何らかの成果はあったか。 答え 7剤以上の多剤服用をしている入院患者の薬を病棟薬剤師が見て、医師と相談しながら整理し、減薬している。この取り組みが全国的にも評価され、減薬に対して診療報酬を算定できるようになった。 ■収益的収支   収入総額129億7625万6533円   支出総額126億2575万995円   差し引き3億5050万5538円   当年度純利益  (消費税など経理処理後)3億6661万395円 ■資本的収支   収入総額20億7994万4550円   支出総額19億8066万1882円   差し引き 9928万2668円 【たからづか市立病院が目指す病院像について】  令和4年6月、市と市立病院は、今後の市立病院の目指す病院像を策定しました。それによると、市単独での経営を維持しながら、地域の医療機関との機能分化・連携強化を進めるとしています。  議会では、6月27日に全議員がこの方針について概要説明を受けた後、9月1日には文教生活常任委員会が所管事務調査を実施し、詳細な内容の確認を行いました。  市立病院の存続に向けての課題は多く、老朽化した配管の更新、施設の建て替え、そのための財源確保、経営基盤の強化など、今後については予断を許さない状況です。  市議会ではこれからも引き続き、市民にとって最も望ましい市立病院の将来について議論を続けてまいります。 【3面】 ◆上水道◆ 問い 水を販売すればするほど赤字になる原因は。また、料金改定はいつから行っていないのか。 答え 給水原価が供給単価を上回るにもかかわらず黒字経営が続いていた理由としては、補填財源として、分担金収入(加入負担金)があげられる。平成16年には大型ニュータウン開発などにより、年間約5億円余りあった分担金収入が令和3年度決算では1億1千万円まで減少している。また、本市の水道料金は42年間改定しておらず、現在では、あまがさき市、いたみ市に続き、下から3番目に安い水道料金基準となっている。 問い 給水原価が供給単価を上回る状況について、上下水道事業審議会での議論の状況は。 答え 令和3年11月に事業の在り方に関して諮問し、料金改定を含め、妥当な改定率、料金体系について議論をしている。 問い 廃止した、かめい浄水場とおばやし浄水場の跡地利用は。 答え おばやし浄水場については、水道の施設として有効に活用する手段がないか、内部で検討している。かめい浄水場については、全ての土地について利活用するための検討を始めている。 ■収益的収支(水の販売に関するもの)   収入総額48億7184万4208円   支出総額51億3465万1551円   差し引きマイナス2億6280万7343円   当年度純利益   (消費税など経理処理後)マイナス3億3369万2303円 ■資本的収支(水を届ける施設・管路など)   収入総額12億5747万6090円   支出総額18億3828万6301円   差し引きマイナス5億8081万211円   ※生じた資金不足は、損益勘定留保資金(減価償却費などの経理上の資金)などで補填しました。 ■給水原価と供給単価(1立方メートル当たり)      令和3年度 給水原価 179.5円、供給単価 150.5円、差し引き マイナス29.0円   令和2年度 給水原価 165.2円、供給単価 131.0円、差し引き マイナス34.2円 ◆下水道◆ 問い 類似団体と比較したところ、下水道使用料単価が汚水処理原価を上回っているにもかかわらず本市より下水道使用料が安い自治体があるようだが、このような差が出る理由は。 答え 本市は自己の処理場がないため、流域下水道で処理してもらう代わりに負担金を支払っている。自己の処理場がある自治体は自己の努力で経費を下げることも可能であることから、このような差が生じるものと考えている。 問い 管路の耐震化について、今まではあまり進んでいなかったが、令和4年度から令和5年度にかけて大きく進む計画となっている。なぜか。 答え 重要な汚水幹線の耐震化があと4路線残っており、令和4年度に、きりはた汚水幹線、令和5年度に、やまもとのざと1号汚水幹線、令和6年度に、なかすじ汚水幹線、令和7年度に、たからづか汚水幹線の事業を進めていく。これまでは、交付金対象事業の管路を集中的に進めてきたが、一定めどがついたため、現在は重要な幹線に取り組み、経営戦略の目標値に達するよう進める。 ■収益的収支(下水処理に係る料金など)   収入総額42億2540万1964円   支出総額41億8373万8840円   差し引き4166万3124円   当年度純利益   (消費税など経理処理後)総収益と総費用が均衡 ■資本的収支(下水処理のための施設・管路など)   収入総額13億739万1043円   支出総額30億3557万2545円   差し引きマイナス17億2818万1502円   ※生じた資金不足は、損益勘定留保資金(減価償却費などの経理上の資金)などで補填しました。 ■汚水処理原価と下水道使用料単価(1立方メートル当たり)   令和3年度  汚水処理原価 112.3円、下水道使用料単価 96.6円、差し引き マイナス15.7円   令和2年度  汚水処理原価 108.4円、下水道使用料単価 87.1円、差し引き マイナス21.3円 【4面】 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 9月定例会の議案審議 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆  9月定例会では市長から提出された議案や、市民の皆さまから提出された請願など42件について審議しました。本号では、主な議案審議の概要について報告します。  なお、提出された議案のうち、令和3年度たからづか市一般会計および各特別会計の決算議案計15件については、慎重審議を行うため、決算特別委員会を設置し閉会中の継続審査としましたので、次号(2月1日発行)でその内容を報告します。 市長提出議案 39件 議員提出議案 1件 意見書 1件 請願 1件 ◆常任委員会への主な付託議案◆ 総務常任委員会 ■令和4年度たからづか市一般会計補正予算(第5号) ■職員の勤務時間その他の勤務条件に関する条例及びたからづか市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について ■たからづか市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて など7件 (5面) 文教生活常任委員会 ■令和3年度たからづか市病院事業会計決算認定について ■たからづか市立口腔保健センター条例の一部を改正する条例の制定について ■工事請負契約(総合福祉センター空調設備更新工事)の締結について など8件 (2面、6面) 産業建設常任委員会 ■令和3年度たからづか市水道事業会計決算認定について ■令和3年度たからづか市下水道事業会計決算認定について ■工事請負契約(たからづか市新ごみ処理施設等整備・運営事業 整備工事)の締結について など8件 (3面、6面、7面) 【5面】 --------------------------------------------------------------------------- 新ごみ処理施設工事前払い金など一般会計予算を増額 [全員一致可決] --------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆ ■令和4年度たからづか市一般会計補正予算(第5号) 令和4年度一般会計の歳入歳出予算を、11億7451万1千円増額するものです。歳入予算では普通交付税、地域介護拠点整備補助事業費補助金などを増額、歳出予算では新ごみ処理施設等整備・運営事業 整備工事の契約締結に伴う前払い金などを増額するものです。 ◆主な審議内容◆ 問い 財政調整基金とりくずしと臨時財政対策債を減額し、公共施設等整備保全基金を2億円積み立てているが、普通交付税が想定より増額された理由は。 答え 国が提示する地方財政対策の見込みを参考にしていたが、実際には国全体で交付税が増となった。 問い 公共施設の女性用トイレに生理用品を置く狙いは。 答え 困難を抱える女性を新たな相談先につなげたい。 問い 新型コロナの濃厚接触者への生活支援物資は。 答え 県の配布セットを参考に保健所と相談しながら決め、目立たないように置き配で行っている。 問い 新ごみ処理施設等整備・運営事業について、補正予算に前払い金の3億円を上げる一方で、今年度予定の工事費が減額になっているのはなぜか。 答え 先に植栽帯の伐採を見込んでいたが、今年度は着手しないため、工事費を前払い金に充当した。 --------------------------------------------------------------------------- 市職員の育児参加に係る休暇の対象期間が拡大 [全員一致可決] --------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆ ■職員の勤務時間その他の勤務条件に関する条例及びたからづか市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について妊娠・出産・育児等と仕事の両立支援を目的として、地方公務員の育児休業等に関する法律が改正され、育児休業の取得回数制限が緩和されたことと、国において育児参加のための休暇の対象期間が拡大されたことを踏まえて、条例の一部を改正するものです。 ◆主な審議内容◆ 問い 男性の育児参加は社会的な動きにより増えてきた。本市職員に育児参加への啓発を行う考えは。 答え 所属長から対象者への育児休業制度や出産に関する金銭的支援等の説明、育児休業取得の意思確認を義務付けて取り組んでいる。 問い 男性の育児休業については、取得率がまだまだ低いが、分析は。 答え 取得者は徐々に増加しているが、取得の促進は必要だと考えている。 --------------------------------------------------------------------------- 教育委員会委員の任命について賛成多数で同意 [賛成多数同意] --------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆ ■たからづか市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてたからづか市教育委員会委員4人のうち1人の任期が令和4年9月30日をもって満了するため、委員の任命について、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により議会の同意を求めるものです。 ◆主な審議内容◆ 問い 候補者選定の経緯は。 答え 保護者枠として、教育長や副市長とも相談しながら市長が候補者を選定した。 問い さまざまな審議会等の委員について、これまで女性の参画を進めてきた。今後は、男女の割合について、指標を持つ必要があるのでは。 答え そういう視点を持って、これからも提案できるようにしていきたい。 ◆◆各議員の賛否◆◆  ※みやけこうじ議長は表決に加わりません。 ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 議案第110号 ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- [にほん共産党たからづか市会議員団] 賛成 たなかこう、たぶちしずこ、となきまさかつ、よこたまさのり(五十音順) [たからづか真政会] 賛成 あさたにあき、おおかわひろゆき、くわはらけんざぶろう、とみかわこうたろう(五十音順) [公明党議員団] 賛成 えばらかずあき、なかのただし、ふじおかかずえ(五十音順) [にっぽん維新の会たからづか市議団] 賛成 いけだみつたか、いばさとし、むらまつあんな(五十音順) [ともに生きる市民の会] 賛成 おおしまときこ、かじかわみさお、かわぐちじゅん(五十音順) [市民ネットたからづか] 賛成 きたのさとこ、てらもとさなえ(五十音順) [令和安全の会] 賛成 きたやまてるあき やまもとけいこ(五十音順) [無所属の会] 賛成 いわさまさし 反対 たなかだいしろう ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ◇議長(みやけこうじ議長)の表決権について  過半数議決の場合、議員には賛成・反対の表決権がありますが、議長には表決権がありません。  ただし、表決において賛成・反対が同数つまり「可否同数」になった場合、議長には可決か否決かを決定する裁決権が認められています。 ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 【6面】 --------------------------------------------------------------------------- 口腔保健相談センターがアピア3(さかせがわ)に移転へ [全員一致可決] --------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆ ■たからづか市立口腔保健センター条例の一部を改正する条例の制定について 令和4年12月1日から、口腔保健センターの機能の一部である口腔保健相談センターがアピア3(さかせがわ)に移転することに伴い、条例の一部を改正するものです。 ◆主な審議内容◆ 問い 歯科診療所と口腔保健相談センターが分かれるデメリットは。 答え 啓発イベント等は、実施方法の工夫で対応できる。歯科医師会との連携面でも大きなデメリットはない。 問い 今回の移転は市内公共施設内に場所が確保できるまでの一時的なものとのことだが、確保のめどは。 答え 健康センターの長寿命化や他施設との機能の複合化等、公共施設マネジメントの中で検討していきたい。 --------------------------------------------------------------------------- 総合福祉センターの空調設備更新工事中は5カ月間休館に [全員一致可決] --------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆ ■工事請負契約(総合福祉センター空調設備更新工事)の締結について 総合福祉センターの空調設備更新工事を実施するため、請負金額2億1714万円で、株式会社たにい水道工業所を請負業者として契約を締結するものです。 ◆主な審議内容◆ 問い 休館中の代替施設は。また、その場合の会場使用料の対応は。 答え 利用団体から相談があれば、近隣施設等と調整したい。使用料の補填は考えていない。 問い 総合福祉センターに事務所を置く社会福祉協議会の業務体制はどうなるのか。 答え 工事中も使用可能な場所があるので調整する。光熱水費や清掃、警備委託などは減額が見込まれるので、指定管理料について協議する予定である。 --------------------------------------------------------------------------- 都市計画道路あれちにしやま線 新設改良工事契約の締結と変更 [全員一致可決] --------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆ ■工事請負契約(都市計画道路あれちにしやま線道路新設改良工事(その1))の締結について ■工事請負契約(都市計画道路あれちにしやま線道路新設改良工事(その2))の変更について (その1)ちぐさ1丁目外地内において、掘割区間の鉄筋コンクリート製場所打擁壁を整備するため、工事請負契約を締結するものです。 (その2)鋼材価格の著しい上昇に伴う差額の増額等により各費用に増減が生じたため、契約金額を増額するものです。 ◆主な審議内容◆ 問い 警報が出るなど非常事態の場合、工事の安全対策は。 答え まずは請負業者で対策してもらう。夜間等、業者が不在の場合は、市の職員が対応する。 問い 落札した業者の入札価格だけが安いと思われる。工事の質は担保されるのか。 答え 品質を担保するため最低制限価格を設けている。それを上回る価格での落札者は、適切に施工ができると考えている。 【7面】 ◆◆新ごみ処理施設等整備・運営事業について◆◆ ◆背景・目的は◆  現在のごみ焼却施設は昭和63年(1988年)の運転開始以来34年が経過し、施設の老朽化が進んでいます。  市では、このほど、現在のクリーンセンター敷地での新ごみ処理施設整備を決定。市議会に工事請負契約締結の議案が提出されました。  新ごみ処理施設は、公設民営方式のひとつであるDBO方式により整備する方針が示されています。 ◆議会の対応は◆  議案を審査する産業建設常任委員会では、 ・事業内容、選定方法、契約のリスク等についての所管事務調査 ・DBO方式を採用したやまぐち県いわくに市への視察(視察報告は14、15面に掲載)などを実施したのち、9月定例会に提出された工事請負契約について慎重に審査を行いました。  なお、工事と運営が一括した事業のため、議決対象外の運営委託費についても議論を行いました。 ◆DBO方式とは◆  公共(市)が資金を調達し、民間事業者と下記図中の3つの契約(基本契約、工事請負契約、運営委託契約)を締結することにより、設計、建設から運営までを一括した事業として実施することができます。 <メリット>  民間事業者が自ら運営することを前提として施設整備を行うため、全体コストの削減が期待できる。 <デメリット> 経営モニタリングに金融機関が関与しないため、経営面のチェックを市側で行う必要がある。 ◆事業の全体像は◆  本事業は総合評価一般競争入札にて選定され、整備工事費と23年6か月の運営委託費の総額を597億9800万円(税抜額)として落札されました。  事業者はSPC(特別目的会社)を設立し、施設の設計、建設から運営までを一括して行うこととなります。  事業期間:令和4年10月〜令和29年9月  整備期間:令和4年10月〜令和14年9月  運営期間:令和6年4月〜令和29年9月  (仮設リサイクル施設稼働含む) ◆9月定例会での議案審査の内容◆ ■工事請負契約(たからづか市新ごみ処理施設等整備・運営事業 整備工事)の締結について [全員一致可決] 【議案の概要】  こはま1丁目地内において、DBO方式により新ごみ処理施設等の整備工事などを実施するため、請負金額463億1880万円(税込額)で、かわじゅう・しんめいわ・あおきあすなろ・たかまつ建設特定建設工事共同企業体を請負業者として工事請負契約を締結するもの(本契約に運営委託は含んでいません)。 【主な質疑】 ・SPC設置のメリットは建設から運営まで全て任せることだが、市の関わりは ・運転・SPC経営モニタリングについて ・売電・リサイクル収入について ・運営費の支払い時期・金額について  委員会では、質の高い整備や安定的な運営が行われることを要望する附帯決議を付しました。また、本会議にも決議案が提出され、全員一致で可決しました(8面に掲載)。  【8面】 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 決議 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 9月定例会には決議案1件が提出され、全員一致で可決しました。 ◆たからづか市新ごみ処理施設等整備・運営事業 整備工事に対する決議  現施設の老朽化が進んでいる現在、新ごみ処理施設等の整備運営は、近年におけるたからづか市の最大の課題の一つと言っても過言ではない。この課題に対し、DBO方式を採用することによって、民間のノウハウを活用し、より質の高い整備や安定的な運営が行われることを目指していると考えられるが、そのためには、事前にリスクに対応したスキームを作り上げておくこと、継続的なモニタリングを行い、問題を即座に改善することが重要である。  また、DBO方式は、金融機関の監視・介入がないため、PFIと比べると市が自ら対処しなければならないリスクも多く保有しており、それらを洗い出して、対応策を用意しておく必要があることを忘れてはならない。  本事業は25年間にもわたる長期の事業であるため、現在想定していないリスクが顕在化することや事業者の提案どおりにいかないこと、人為的なミスから起こるトラブルなど、様々な事態が起きるであろうことは容易に想像できる。  よって以下の3項目について対応を求める。   1 現施設の解体作業並びに建設作業が実施される際には、周辺住民への周知徹底や作業による影響を確認する体制をつくること。   2 不測の事態における対処能力やモニタリングに必要な専門性が低下しないよう、組織としてノウハウが蓄積され、かつ継承されていく体制を構築すること。   3 今後の本事業の進捗や推移を監視するため、議会もしくは委員会に対し、定期的な報告を行うこと。以上決議する。 --------------------------------------------------------------------------- その他の賛否が全員一致した議案 --------------------------------------------------------------------------- ◆市長提出◆名称◆審査結果◆ 令和4年度たからづか市特別会計国民健康保険事業費補正予算(第2号) [可決] 令和4年度たからづか市特別会計国民健康保険診療施設費補正予算(第2号) [可決] 令和4年度たからづか市特別会計介護保険事業費補正予算(第2号) [可決] 令和4年度たからづか市病院事業会計補正予算(第2号) [可決] 執行機関の附属機関設置に関する条例の一部を改正する条例の制定について [可決] たからづか市建築事務及び住宅事務手数料条例の一部を改正する条例の制定について [可決] 工事請負契約(市営火葬場空調設備ほか更新工事)の締結について [可決] 財産(救急自動車)の取得について [可決] おおやけの施設(たからづか市立養護老人ホームふくじゅそう)の指定管理者の指定について [可決] おおやけの施設(たからづか市立あくら児童館並びにたからづか市立あくらにし身体障碍者支援センター及びたからづか市立あくらみなみ身体障碍者支援センター)の指定管理者の指定について [可決] おおやけの施設(たからづか市立たかつかさ児童館)の指定管理者の指定について [可決] 令和4年度たからづか市一般会計補正予算(第6号) [可決] 人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることについて [適任] --------------------------------------------------------------------------- 意見書・請願 --------------------------------------------------------------------------- ◆名称◆審査結果◆ 女性デジタル人材育成を強力に推進するための支援を求める意見書 [可決(全員一致)] ◆送付先◆ 財務大臣、経済産業大臣、デジタル大臣、女性活躍担当大臣、デジタル田園都市国家構想担当大臣 〇選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書の提出を求める請願は、継続審査となりました。 --------------------------------------------------------------------------- その他の結果 --------------------------------------------------------------------------- ◆名称◆審査結果◆ おきなわ戦戦没者の遺骨を含む土砂を埋め立てに使用しないことを求める意見書の国への提出を求める陳情 [採択(賛成多数)] ◆所管委員会◆ 総務常任委員会 【9面】 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 一般質問 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆  一般質問とは、議員が市政全般におけるさまざまな課題を積極的に取り上げ、市の考え方や取り組み姿勢、今後の方向性などについて、報告、説明を求めることや質問をすることです。  9月定例会における一般質問は、新型コロナウイルス感染症の対策のため、1人につき最大90分の発言時間を60分とし、4日間で実施しました。  この定例会において、21人の議員が行った一般質問の要旨を掲載します。 公明党議員団 えばらかずあき 【入札制度改善に向けて】  問い 7月に創設した社会貢献度による主観数値加算制度において、市と県の双方と災害協定を締結している場合、重複加点をしないことについての改善は。  答え 次回の更新に向け、さらによい制度となるよう検討していく。 【完成間近の新庁舎】  問い 12月竣工予定の新庁舎に設置される部署は。  答え 情報政策課、総合防災課、たからっ子総合相談センターを配置する。  問い たからっ子総合相談センターが、2月中にオープンすることの広報は。  答え センター開設を知らせるパンフレットを学校、幼稚園、保育所、児童館等に12月ごろから配布予定。 【AIを活用した管路の劣化度調査導入】  問い 進捗状況は。  答え 令和5年度の導入に向けて、検討を進めている。 日本共産党たからづか市会議員団 となきまさかつ 【国葬は憲法違反】  問い あべ元首相だけ特別扱いすることは憲法の「法の下の平等」に反する。国民全体に弔意を強制することは「思想及び良心の自由」を侵す。市の認識は。  答え さまざまな意見があることは認識しているが憲法違反かどうか確認できないため、答弁を差し控える。 【統一協会について】  問い 統一協会および関連団体の行事等への出席、後援、メッセージ送付は。  答え 2006年に、関連団体の行事へメッセージを1件送付した記録があった。  問い 非常に問題だと思うが、市の考えは。  答え 社会的な問題が指摘をされている旧統一教会関連団体の行事へのメッセージは送るべきでなかった。今後、さまざまな団体と関わる際には、どのような団体か確認した上で、慎重に取り扱っていく。 公明党議員団 なかのただし 【特殊詐欺のアポ電対策】  問い 詐欺を許さない、被害者を出さないことが大事だと考えるが。  答え 警察や自治会、民生児童委員の方々の力を借りながら市民を守る取り組みを進めていきたい。 【帯状疱疹ワクチン助成】  問い 定期予防接種を県と連携して国に要望を。  答え 検討したい。 【自治体システムの標準化】  問い 2045年には生産年齢人口と老年人口がほぼ同数となる予測がある。職員の業務負担を軽減し、質の高いサービスを持続的に提供できる環境整備が不可欠。市の見解は。  答え サービスの利便性だけでなく職員の働き方も含めて効率化を目指すことが大事。DXを推進していく。 【2027年開催の国際園芸博覧会】  問い 本市の対応は。  答え 情報収集に努める。 公明党議員団 ふじおかかずえ 【官民連携による魅力ある公園づくり】  問い 目指すべき方向性は。  答え たからづか市パークマネジメント計画を策定し、地域に沿った民間活力の導入による利活用促進を図りたい。 【切れ目のない妊娠・出産・子育て期の包括支援】  問い 取り組み状況は。  答え 本年4月から妊婦健康診査の助成費用を増額した。産後ケア事業の宿泊型、産婦健康診査や新生児聴覚検査の公費負担など、優先順位を勘案し検討していく。  意見 トータルプラン策定と、妊娠届提出時から切れ目のない支援体制構築を。 【救急安心センター事業 (#7119)】  問い 必要性と効果は。  答え 導入すれば年中無休で救急医療について相談ができるため、119番通報受信の負担軽減、不急の救急出動の抑制など救急医療体制の円滑化が期待できる。 令和安全の会 やまもとけいこ 【ソーラー発電】  問い 本市は近隣市と組んで共同購入を勧めている。設備火災や破損への対策は。  答え 今後、保守点検の重要性やメーカーの保証期間、太陽光パネルの設置形態の確認等の啓発を行っていく。  問い 過去に旧型テレビで事業者の不法投棄もあった。発電設備も今から厳しく指導する必要があると思うが。  答え 市内32カ所に監視カメラを設置し、ホームページで使用済み太陽光パネルの適切な処理を周知する。 【市内交差点名標識の文字】  問い 文字の剥がれた交差点名標識が非常に多い。早急に予算をつけてほしいが。  答え 庁内関係部署や県とも連携し、財務面でもできるだけ対応していきたい。 【観光拠点であるたからづか大橋】  問い 早く元の美しい姿を。  答え 修景に配慮し観光プロムナードの一部にふさわしい整備を県と市で目指す。 【10面】 日本共産党たからづか市会議員団 よこたまさのり 【ファミリーシップ制度】  問い 同性カップルと暮らす子どもも含めて家族と認めるファミリーシップ制度導入の検討は。  答え 先月、はんしん7市1町の連絡協議会で制度導入について意見交換を行った。今後、研修や先進市調査、利用者のメリット、デメリットの研究を進める。  意見 制度導入に当たってはさまざまなケースを考慮し、「家族」としてカバーできる範囲を広く捉えてほしい。緻密な制度設計とスピード感を持った対応を。 【特殊詐欺被害の防止】  問い 特殊詐欺被害防止についてもっと広く市民の皆さんに知っていただけるよう、たからづか警察署が作成した啓発動画「サンバ デ 防止」を、市のホームページから視聴できるよう工夫はできないか。  答え 市のホームページにリンクを貼って対応する。 にっぽん維新の会たからづか市議団 いばさとし 【ワクチン接種後の副反応】  問い 5歳から11歳の新型コロナウイルスワクチンは2回接種が努力義務とされるが、市の広報が副反応や危険性にほとんど触れていないのは問題。広報の考えは。  答え 公平で客観的な科学的知見に基づく情報を収集し、適切に掲示していく。  問い 副反応や中長期の身体的影響が不明確なことはよく周知するべき。その発信方法について、検討は。  答え ホームページに専用ページを設け具体的に掲載中で、今後も充実させる。 【学校給食の食材の安全性】  問い 無農薬野菜は栄養面で優れるとのデータがある。学校給食で目指す食材は。  答え 有機野菜の使用実績はあるが供給量が課題。調達の手段を模索していく。 【健康ポイントの取り組み】  問い 本市も取り組むべき。  答え 他自治体事例を参考に効果的な方法を研究する。 市民ネットたからづか きたのさとこ 【人権課題の解決】  問い インターネット・モニタリングの取り組みは。  答え さまざまな人権課題について人権男女共同参画課と各人権文化センターで実施。昨年度はプロバイダーに78件の削除要請を行い、60件が削除された。 【第一小学校の教育環境】  問い 旧たからづかホテル跡地でマンション開発が進むが、超過大規模校であるたからづか第一小学校の課題解決は。  答え 過去に校区再編が白紙撤回となった経緯もあり、慎重な取り扱いが必要。児童の転入見込み予測も困難であり、情報収集に努めている。早期に適正化検討委員会を開き、地域の皆さんと検討を進めたい。  問い 校区再編は教育問題ではなく、まちづくりの問題ではないか。  答え 庁内でたからづかホテル移転対策委員会を設置し、検討を重ねている。 たからづかしんせいかい とみかわこうたろう 【新ごみ処理施設資金計画】  問い 全体事業費657億円余の資金計画は。  答え 整備事業費463億円余は国の交付金と起債および一般財源を充当し、運営事業費194億円余は全て一般財源を充当する。  問い 整備事業費に係る一般財源は、起債の償還時を含め約205億円程度となるが、支払い方針は。  答え 都市計画事業基金、新ごみ処理施設建設基金等を活用し、平準化していく。  意見 都市計画税の活用については、道路整備等他の事業に影響がないことを望む。行財政改革の推進はもちろんのこと、今後、財政面では、市立病院建て替え計画も重要な課題となる。引き続き、しっかり検討を。 【本市のデジタル化構想】  問い 誰一人取り残さないという理念により推進を。  答え 常に重要なことだと念頭に置き、実施する。 無所属の会 たなかだいしろう 【市立病院は必要】  問い 「赤字の市立病院など必要ない」という意見も聞かれるが、今後とも市立病院の存在が必要な理由は。  答え 市民が住み慣れた地域内で医療を完結させるために必要。公立病院が地域内で中心的かつ調整的役割を果たす必要がある。 【市立病院は存続可能か】  問い 目指す病院像の経営強化策はあまりにも楽観的で、抜本的な改革も新たな取り組みもないが。  答え 経営強化の王道的取り組みとしてDPC(T+U)期間率を上げ、診療報酬の加算や係数を取ることで入院単価を上げていく。  問い 市立病院の存続のためには、病院の建て替えが絶対の条件となるが。  答え 建て替え実現には財源確保が課題。進行中の諸施策の確実な実施で経常黒字化を継続し、財政支援に頼らず健全経営に取り組む。 日本共産党たからづか市会議員団 たなかこう 【自殺防止に全力を】  問い 自殺者数削減目標を国と同じ30%減ではなく、本市はゼロにすべきでは。  答え ゼロがあるべき姿で、その姿勢を示すことが重要。  問い 自立支援医療制度の周知が必要だと考えるが。  答え 本制度は継続的な精神通院医療を必要とする人の医療機関窓口自己負担を原則1割とするもの。今後、市の広報誌やホームページで制度の周知を図っていく。 【インボイス制度の中止を】  問い 制度導入による市内事業者への影響は。  答え 免税事業者によっては資金繰りの悪化、利益の減少といった影響も考えられる。小規模な事業者ほど制度導入に向けた準備が進んでいない傾向にある。  意見 今、中小業者に必要なのは物価や原油価格の高騰に対応する施策。インボイスに反対する中小業者の声を国へ届けてほしい。 【11面】 たからづかしんせいかい くわはらけんざぶろう 【自衛隊との協力】  問い もっと協力的、積極的な自衛官募集活動を。  答え 参考になる他市の取り組みがあれば検討したい。 【朝鮮学校に係る補助金】  問い 高校無償化裁判で最高裁は、学校と朝鮮総聯との関係性が教育基本法で禁じる「不当な支配」に当たらないことや適正な学校運営が行われている確証が得られず、補助金が他の目的に流用される疑いがあると認定した。本市の補助金の在り方を見直す考えは。  答え 予算査定の中で今後、教育委員会と協議したい。 【故あべしんぞう国葬儀】  問い 元総理大臣が民主主義の根幹である選挙中にテロにより殺害された。その国葬儀に対し、市として弔意を示すべきだったのでは。  答え 自治体等へ弔意表明の協力要請はなかったことから、本庁舎等で半旗の掲揚などの対応はしていない。 市民ネットたからづか てらもとさなえ 【市議選38.42%など低すぎる投票率の向上】  問い 期日前投票の充実による効果および課題は。  答え 年々増えているが、全投票者数は横ばい。投票率向上に結びついていない。  問い 共通投票所の設置は。  答え 導入したいが、予算面などが課題。国の動きを注視しつつ検討を進める。  問い 投票所入場整理券へ点字シール貼付等の検討は。  答え 実施に向け関係課と調整し進めていきたい。  意見 シティズンシップ教育は喫緊の課題。教員の公正かつ中立な指導のため共通カリキュラムが必要。 【企業との包括連携協定】  問い 協定締結の現状は。  答え 10社5大学と締結。  問い はんきゅうはんしんホールディングスと目指すものは。  答え 本市の魅力を生かし幅広い分野で連携。旧たからづかホテル跡地開発ではにぎわいある空間創出を目指す。 日本共産党たからづか市会議員団 たぶちしずこ 【再生可能エネルギー】  問い にしたに地区における木質バイオマス有効利用事業の内容と今後の課題は。  答え 県有環境林を適切に伐採し、木質燃料として活用する県の2年間のモデル事業。課題は、事業として確立するために、木質チップの供給先やボイラーの導入先の確保が必要。 【教育について】  問い 急激に物価が高騰する中、早期に学校給食費無償化に取り組むべきでは。  答え 本市の財政状況では保護者負担分を公費で賄うことは困難。令和5年3月までは、国の交付金を活用し、保護者負担を抑える。  問い たからづか自然の家の現状と課題は。  答え 長期休所の冬季に魅力あるイベントを検討する。 【樹木葬墓地】  問い 進捗状況は。  答え 10月から工事開始。令和5年3月末に完成予定。 ともに生きる市民の会 かじかわみさお 【日額職員の雇用中断の早期解消を】  問い 法改正に基づき早急に雇用中断の解消を。  答え 業務量や人員体制を個別に判断。必要に応じ中断期間を設けている。  問い 人事担当者は法律の範囲内で職員により良い方法を考える責任があるはず。  答え 中断解消でデメリットが生じる職員もいる。今後も労働組合と対話し誠実に対応していきたい。 【にしやま小学校地域児童育成会における市の対応】  問い 待機児童の保護者が希望した幼稚園舎での保育を延長できなかった理由は。  答え 幼稚園舎は小学生の保育環境として不十分。7月から民間で開設ができた。  問い 4月から6月の3カ月間の空白期間により、児童1人での留守番や保護者が退職したことへの責任は。  答え 大変申し訳なく思っている。 ともに生きる市民の会 おおしまときこ 【子どもを取り巻く環境の充実を】  問い 未就学の医療的ケア児受け入れに係る課題は。  答え 看護師の安定的な雇用確保と、環境整備などに時間を要することが課題。  意見 看護師の確保には、訪問看護事業所の活用で、地域とのつながりを。  問い 子ども医療費助成制度等拡充に係る近隣市の状況と所得制限廃止の意義は。  答え 現在、県下41市町のうち23市町が高校生を助成対象としている。所得制限撤廃は、子育て支援施策に必要性が高いと認識。県に継続して要望を行っている。 【国葬に対する市の対応は】  問い あべ元首相の家族葬に際し、半旗掲揚の理由は。  答え 民主主義の根幹となる選挙期間中の蛮行による落命に、弔意を表したもの。  意見 個人の葬儀へ市が弔意を表すのは不適切と考える。一定の基準づくりを。 たからづかしんせいかい おおかわひろゆき 【やまてだいきた公園出入口付近】  問い 事故が多発している状況をどう捉えているか。  答え 物損事故も多く注視すべき箇所と認識している。  問い 地元からも要望されている、事故防止の対策は。  答え 防護柵や注意喚起の路面標示、看板の設置が完了。今年度は滑りにくいアスファルト舗装に打ち替え、運転者に減速を促すラインを引き直す。  意見 地元と協議し、原因の分析と継続的な対策を。 【新ごみ処理施設のDBO方式採用と官民連携】  問い SPCのパススルーを担保するための方法は。   答え バック・ツー・バック契約で提案事項の履行ができているかを確認する。  問い 組織でスキームの理解が必要。モニタリングも含めたノウハウ蓄積は。  答え 市全体で情報を共有し、ノウハウを学び蓄積することが必要と考えている。 【12面】 ともに生きる市民の会 かわぐちじゅん 【教育行政について】  問い 校則のホームページ公開が進まない理由は。  答え 方法等を調整中だが、公開は共通理解を図る上で必要なため早急に取り組む。  問い 中学校卒業式が公立高校入試前日である理由は。  答え 日程は本市の管理運営規則で定められている。翌日に受験を控えての卒業式実施については、子どもたちの気持ちを考えて、今後、日程を考え直したい。  意見 こうべ新聞のアンケートによると、望ましい卒業式の日程は「入試後から合格発表の間」と「合格発表後」が合わせて6割強。ぜひ本市から動いてほしい。  問い 連絡帳や電話で欠席連絡をしている学校数は。  答え 36校中25校がデジタル機能を活用。11校が連絡帳や電話での連絡。  意見 公平性を保つため、学校単位の運用から、一括導入を進めてほしい。 にっぽん維新の会たからづか市議団 いけだみつたか 【中学校通学時のかばん】  問い 大量の教科書を持ち帰る際に、学校指定かばん以外の使用をどう考えるか。  答え 文部科学省の通知にあるとおり柔軟な対応、適切な配慮を学校に通知し、保護者にも手紙を配布する。  意見 保護者が学校に要望を伝えやすい環境の構築と検証を。 【後期高齢者医療制度の窓口負担軽減】  問い 10月から、一定以上の所得があれば窓口負担が2割となる。救済措置は。  答え 令和7年9月末までは、1カ月の負担増加額が3千円までに抑えられる。  問い 限度額適用認定証、限度額適用・標準負担額減額認定証の周知状況は。  答え 被保険者証更新時に、制度全般のパンフレットを同封するとともに、市ホームページに掲載している。   意見 とても優れた制度。より丁寧な周知を。 にっぽん維新の会たからづか市議団 むらまつあんな 【小・中学校の修学旅行費】  問い 旅行業者選定の競争性は担保されているか。  答え 各学校で毎年複数業者から見積もりを受ける等、適切に選定を実施している。  問い 小学校では23校中18校が5年間同一業者と契約。競争性が働いているとは言い難い。是正すべきでは。  答え 検証し是正に努める。 【地域医療の現状と将来】  問い 市の人口10万人当たりの医師数は全国平均、県平均と比べ相当低い。市民にどのようなデメリットがあると考えているか。  答え 市の医師総数は全国平均より少ないが、診療所数、診療所医師数は全国平均程度。近隣市の診療所等も受診可能で影響は少ない。  意見 医師の高齢化が進み、将来的に生活圏域で医療受診が難しくなると予測できる。市の課題と強く認識し、対策を模索する、県に働きかけるなどの対応を。 令和安全の会 きたやまてるあき 【「桜の園」の整備】  問い しんすい公園手前の橋および入り口階段の手すりについて、早期の改修を。  答え 令和5年度に本格的な修繕工事を実施する予定。 【全世帯の子ども医療費を所得制限なく無料に】  問い 子育て世代がたからづか市に住もうと思ってくれるようにと、子ども議会で出された意見についての見解は。  答え 高校生までの医療費助成も含め、効果的な施策が必要と認識している。 【りょうげん小学校の修繕改修】  問い 壁のひび割れやペンキの剥がれ、雨漏りなどの修繕改修工事の予定は。  答え たからづか市学校施設長寿命化計画で2030年ごろの改築を見通している。  問い 改築には、学校の統合問題解決や周辺地域との調整が必要。工事に着手するまでこの状態なのか。  答え 現場を再度確認して、対応を検討していきたい。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 議員研修会 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 議会の役割と議員定数を考える  市議会では令和4年8月24日水曜日、議場において「議会の役割と議員定数を考える」と題した議員研修会を実施しました。  この研修会は、5月に設置した「議員定数の在り方に関する調査特別委員会」の議論を深めるとともに、議員自らが議会の役割と議員定数について認識を新たにするため開いたものです。  講師にお招きしたのは、樺n方議会総合研究所代表取締役のひろせかずひこ氏です。  ひろせ氏は長年、全国市議会議長会法制参事の職にあったことから、日本全国の市議会の状況について熟知されておられます。  研修会では、議員定数を考える上で必要と考えられる視点として、次のようなことが示されました。  ・全国的な議員定数と報酬の状況(推移)  ・選挙制度の現状  ・地方議会の議員数や投票率の推移  ・議員の年齢構成や兼業の状況、女性議員の割合  ・議員の成り手不足問題  ・地方自治法の定数規定の推移、諸外国の議員定数  ・議会の権能を発揮するために必要な定数  ・常任委員会の適正人数  ・定数に対する住民の意見  ・議員定数改正の目的  ・定数改正のタイミング  ・定数と報酬の関連性  ・適正な議員定数を導き出すための考え方  市議会では、これらの内容を踏まえながら、特別委員会での議論をさらに深めていくことにしています。 【13面】 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 【特集】データでみるたからづか ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 一人ひとりが自分らしくより豊かに暮らし幸せに生きていく ウェルビーイング(身体的、精神的、社会的に良好な状態)なまちを目指して 日々の暮らしに身近な医療(病院)やごみ処理において、本市は大きな課題に直面しています。 これらの課題における本質的な問題をデータで可視化しました。 さまざまな課題をふかんし、その本質を市民や地域の視点で探求する。そして、一人ひとりの「らしさ」でつながり、人や地域において価値を創り続けていく。 それが、これからの時代における議会と議員の存在意義だと考えます。 ◆◆市立病院経営(医療)◆◆ ◆現状と課題◆ ■本市 2024年に開設40年を迎える市立病院 今後の病院経営、地域医療の在り方 ■社会 医師・看護師不足・医師の高齢化 医療需要の変化、高度化など ◆◆クリーンセンター(ゴミ処理)◆◆ ◆現状と課題◆ ■本市 稼働後34年のクリーンセンター建て替え ごみ収集などの持続可能性など ■社会 ごみの分別、処理方法が多様化 循環型社会の形成と温室効果ガスの削減 医療や環境への価値感が大きく変化する中、「連携」「協働・共創」をキーワードとして、市民・地域が中心となり、様々な主体が地域や暮らしの事業へ参画することによって、地域の新たな価値の創造と暮らしの質の向上を目指す。 ・安全、安心な医療による身体の健康 ・暮らしやすさによる心の健康 ・一人ひとりが「自分らしさ」でつながり、生きがいを感じられるまち 社会の健康 ◆◆たからづか市の総人口推移(将来予測)◆◆ 率(%)は、2020年を100とした時の増減率 2020年 226432人 100% 2025年 216908人 95.79% 【年少人口(0〜14歳)】 82.09% 【生産年齢人口(15〜64歳)】 94.52% 【老年人口(65歳以上)】 110.24% 2030年 210206人 92.83% 【年少人口(0〜14歳)】 74.43% 【生産年齢人口(15〜64歳)】 88.63% 【老年人口(65歳以上)】 115.24% 2035年 202609人 89.48% 【年少人口(0〜14歳)】 68.48% 【生産年齢人口(15〜64歳)】 80.65% 【老年人口(65歳以上)】 122.31% 2040年 194439人 85.87% 【年少人口(0〜14歳)】 65.07% 【生産年齢人口(15〜64歳)】 71.26% 【老年人口(65歳以上)】 130.18% 2045年 185968人 82.13% 【年少人口(0〜14歳)】 62.01% 【生産年齢人口(15〜64歳)】 65.25% 【老年人口(65歳以上)】 130.54% ■人口減少やコロナ禍により、医療需要や価値などが変わる一方で。 2025年には、 ・団塊世代が後期高齢者となり、たからづか市民の約2割を占める見込み。 ・医療や介護需要がさらに増加し、医師や看護師の確保が課題に。 2036年までには、 ・65歳以上の医師数が2016年に比べ2倍になることが予想され、医師の高齢化が深刻に。 ・医療の提供方法にも変化が必要。 一人ひとりがより豊かに暮らし続けるためには、健康寿命を延伸し、平均寿命との差を縮小することが重要です。 ■少子高齢化により一人暮らし高齢者が増加する一方で。 ◆ごみ(一般廃棄物)の変化による課題◆ ・紙おむつの使用量は子ども用は減少、大人用は増加(吸水量は子ども用のおむつの約4倍という分析結果もあります)。 ・使用済み紙おむつの再生利用等の取り組みが始まります。 ・限りある資源を効率的に利用し、持続可能な形で循環させ、環境への負荷が低減された社会としていくことが重要です。 ◆ごみ収集における課題◆  ゴミステーションまでごみを持ち出すことが困難なひとり暮らしの高齢者や障がい者を対象に、自宅前までごみを収集する「きずな収集」や粗大ごみを屋外に運び出す「粗大ごみ運び出し収集」は増加傾向にあり、その持続可能性が課題です。 ◆◆たからづか市の要支援・要介護認定者数および人口の推移(将来予測)◆◆ 2025年 【要支援・要介護認定者数】  15797人 【75歳以上(後期高齢者)】  43661人 【65歳〜74歳(前期高齢者)】 26547人 【0歳〜4歳】         7055人 2030年 【要支援・要介護認定者数】  17619人 【75歳以上(後期高齢者)】  45889人 【65歳〜74歳(前期高齢者)】 27508人 【0歳〜4歳】         6595人 2035年 【要支援・要介護認定者数】  18633人 【75歳以上(後期高齢者)】  45841人 【65歳〜74歳(前期高齢者)】 32054人 【0歳〜4歳】         6308人 2040年 【要支援・要介護認定者数】  18682人 【75歳以上(後期高齢者)】  46926人 【65歳〜74歳(前期高齢者)】 35984人 【0歳〜4歳】         6016人 2045年 【要支援・要介護認定者数】  18678人 【75歳以上(後期高齢者)】  50317人 【65歳〜74歳(前期高齢者)】 32821人 【0歳〜4歳】         5659人 ◆きずな収集および粗大ごみ運び出し件数の推移       2010年   きずな収集    47人   粗大ごみ運び出し 0人   2012年   きずな収集    202人   粗大ごみ運び出し 128人   2015年   きずな収集    440人   粗大ごみ運び出し 317人   2018年   きずな収集    660人   粗大ごみ運び出し 438人   2021年   きずな収集    776人   粗大ごみ運び出し 451人 【データの出典】  総務省「国勢調査」、国立社会保障・人口問題研究所「にほんの地域別将来推計人口」  2020年以降は、推計値要支援・要介護認定者数は、将来人口及び厚労省「介護保険事業状況報告」2020年9月月報を基に推計 【14〜15面】 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 視察報告 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 市議会では、調査・研究活動の一環として先進自治体を視察調査し、政策提案等につなげています。 新型コロナ感染症の影響のため控えていた視察を、今年は2年ぶりに再開しました。 各常任委員会が行った視察の内容を、調査に参加した議員が報告します。 ◆総務常任委員会◆ デジタル化への取り組みとふるさと納税 8月8日 かながわ県おだわら市  おだわら市へは「デジタル化によるまちづくりの取り組み」と「ふるさと納税の広報戦略」の二項目を学ぶため視察に伺いました。  おだわら市は、人口約18万人と、たからづか市に比べやや規模は小さいものの、都市のデジタル化へと先んじてかじを切っている自治体です。  今年度、国交付金の採択を受け、総事業費約4億円を投じ、市役所窓口のスマート化、おだわら市の所有する歴史・文化財産のデジタルミュージアム創設等に着手しています。市民生活に身近なところでは、市内に250ある全自治会の会長にタブレット端末を配布、防災アプリを活用し、災害リスクに備える仕組みの構築に取り組んでいます。また、たからづか市と同様に市立病院の建て替えを控えており、それを契機に、にほん一デジタル化した市立病院とすることを目指しています。  ふるさと納税に関しては、おだわら市はたからづか市に比べ、5倍の寄付額を集めています(令和2年度)。おだわら市は5つのポータルサイトを活用して寄付の入り口を広く設けており、返礼品のラインナップを倍に増やし、寄付者の多い地域や時期を絞ってポスティング広告を実施するなど、地道な工夫を積み重ねています。  (むらまつ) デジタル・スマートシティ構想 8月9日 しずおか県はままつ市  おだわら市の視察を終えたあと、次の視察地として、はままつ市に向かいました。はままつ市は、みかたがはらの古戦場にも近く、いえやすゆかりの地ですが、現代では、世界に名だたるホンダ、ヤマハ、スズキなどの大企業を育んだ産業都市でもあります。ものづくりを中心とした産業が盛んであるばかりでなく、面積や人口の点でも県庁所在地のしずおか市と並び立つほどの大都市です。  ところが、はままつ市でも近年急激な人口の減少や高齢化に見舞われるなど地域コミュニティーの崩壊が懸念されるようになり、この事態への対応として2020年より「はままつ市デジタル・スマートシティ構想」への取り組みが開始されました。  AI・ICTの先端技術やデータ活用など、デジタルの力を最大限に活用し、サステナブルな地域社会や都市づくりを推進することがその目的です。  第一期の重点取り組み分野としては、(1)ものづくり産業など、はままつ市の強みを唯一無二のものにすること、(2)はままつ市らしいニューノーマル社会の実現を目指すこと、(3)デジタルの力で持続的・包摂的社会を構築すること、(4)共創の基盤を構築し、より強固なものにすること、が掲げられています。  (たなかだいしろう) ◆文教生活常任委員会◆ にほん一の図書館シリウス 7月21日 かながわ県やまと市  2016年11月にオープンした「文化創造拠点シリウス」は地下1階、地上6階の建物に芸術文化ホールや生涯学習センター、貸しスタジオや会議室、屋内子ども広場などが配置されており、1階から5階までの全ての階が図書館として壁一面にたくさんの本が並んでいました。  全館の蔵書数は約58万冊で、例えば児童書コーナーでは大型絵本や紙芝居も豊富にそろっていました。  一日の来館者数は約8千人で、市民交流ラウンジとなっている有料座席を確保するため長蛇の列ができるほどだ、と館長から説明を受けました。  子ども図書館のある3階には1時間5百円で最大4時間まで利用できる保育室もあり、一日およそ7〜8人の利用があるとのことでした。  この施設のコンセプトは「市民の居場所づくり」。まさに幼児から高齢者まで、それぞれの年齢に応じた居場所が見つかる空間となっており、来館者数の多さが納得できました。  駅から図書館までの道には「図書館城下町」「図書館の道」などの文字が目立ち、街に文化が浸透する風景をたからづか市でも生かせたらと思いました。  (よこた) 子どもの声を活かしインクルーシブ公園 7月22日 とうきょう都しながわ区  「インクルーシブ公園」とは、障がいの有無に関わらずみんなで一緒に遊ぶことのできる公園のことです。  今回視察したしながわ区立おおいさかした公園の特徴は、「子どもたちのアイデアを活かした」インクルーシブ公園という点です。    全6回のワークショップには、小学校3、4年生30人に加え、障がいのある子どもたちや特別支援学校の教員も参加、障がいの疑似体験なども行いながら、公園のアイデアや意見を出し合いました。  公園には、車いすのまま登れるスロープがある複合遊具、体幹が弱い子にも安全な背もたれ付きブランコ、車いすに乗ったまま遊べる高さの砂場、音に敏感な子どものためのドーム型の休憩スペース、イラストの指差しで気持ちを伝えられる「お話ボード」など31個のアイデアが採用されています。  またプレオープンには、ワークショップのメンバーと区内の障がいのある子どもたちが招待され、遊具の安全性の確認もしたそうです。  2020年3月に国内初のインクルーシブ公園がとうきょう都せたがや区に誕生してから、全国に広がっているインクルーシブな視点での公園づくり。まずは、遊具の更新時にこの視点を、本市にも求めていきます。  (かわぐち) ◆産業建設常任委員会◆ クリーンセンターの整備 8月9日 やまぐち県いわくに市  やまぐち県いわくに市に、ごみ焼却施設整備と運営事業の件で、視察に伺いました。  たからづか市クリーンセンターは、デザイン・建設・運営を一括で民間業者に委託するDBO方式を採用し、約23年間の運営を委託する予定です。家庭ごみ等の焼却施設と資源ごみのマテリアルリサイクル施設等を、現在のクリーンセンター敷地に建設します。  同じくDBO方式を採用し、今年運営5年目となるいわくに市で、その経過と共に、メリット・デメリット等を含めてお聞きしました。  いわくに市は、焼却施設のサンライズクリーンセンターのほか、別途資源化処理施設のリサイクルプラザや最終処分場等を備えています。焼却処理施設は海側の埋め立て地のため、高潮対策、風水害対策計画を取り入れています。啓発施設は別に設けてはいませんが、美しい海の景観を生かしたバリアフリーの見学者導線があります。新施設の発電効率が高いことから、余熱利用や売電収入も強化されました。また、請負事業者は、繁忙期を含めたバックアップ体制、委託期間終了後のアフターケアや、地域貢献として、人材活用、大規模災害時の復旧計画等が高く評価されたそうです。  (やまもと) まちぶらプロジェクト 8月10日 ながさき県ながさき市  本年9月に西きゅうしゅう新幹線が開業。ながさき市では、ながさき駅周辺整備に向けて、平成25年度からの10年間を計画期間とした「まちぶらプロジェクト」を進めています。   対象区域はながさき駅から離れた中心部の5区域で、各エリアの魅力づくり、地域力によるまちづくりを推進しています。官民協働による事業であり、まちぶらプロジェクトに認定された事業は、初期費用50万円が補助され、次年度以降は地域で資金集めを行い、活動を継続していきます。  今回、はままち・どうざエリアの現地を視察しました。アーケードのある、はまんまち商店街では、各店舗の協力によりエアコンの冷風を通路全体に展開しており、まちピアノ、まちなかトイレ、情報発信のための大型ビジョンなどを見学しました。平日にもかかわらず、多くの買物客や観光客でにぎわっていました。  5区域に共通することは、公共トイレが整備されていること、まつりやイベントを開催すること、統一した花(バラ・あじさい)を植えていることです。  人口減少が進む今、観光都市では、より多くの交流人口を呼び込む計画を検討する必要があり、たからづか市も同じ課題に直面しています。  (えばら) 【16面】 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 議会報告会 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆報告◆  たからづか市議会では、定例会ごとに主な議案についての報告会を行っています。  6月定例会の議会報告会は、令和4年7月30日 土曜日にオンライン(ズーム)で開催し、12名の方にご参加いただきました。  新型コロナウイルス感染症拡大で会場開催が急きょ中止となり、会場参加を予定されていた方にはご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ありませんでした。  9月定例会の議会報告会は、11月12日 土曜日に中央公民館の会場とオンラインの双方で開催し、会場には5名、オンラインには1名、計6名の方にご参加いただきました。  次回の議会報告会は次のとおりです。新型コロナウイルス等の感染状況により会場開催は急きょ中止になる場合もあります。その際は市議会ホームページ等でお知らせいたします。 ◆次回のご案内◆  令和5年(2023年)1月28日 土曜日  午前10時〜11時45分  市立中央公民館(末広町3-53)  内容:12月定例会の報告  現地とオンライン(ズーム)で同時開催の予定です。  詳細が決まり次第、市議会ホームページ、広報たからづかでお知らせします。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12月定例会等の予定 (開会中) ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12月 8日 木曜日 議会運営委員会 9日 金曜日 一般質問 12日 月曜日 一般質問 13日 火曜日 一般質問 14日 水曜日 一般質問(予備日) 16日 金曜日 協議会+常任委員会(3) 19日 月曜日 議会運営委員会 20日 火曜日 本会議 21日 水曜日 本会議(予備日) ※日程については変更する場合があります。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 市議会ホームページ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 会議日程や議案審査の結果等をご覧いただけます。また、本会議や委員会の会議録検索もできます。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ インターネット中継・録画配信 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 本会議の模様を動画で配信しています。スマートフォン・タブレットでも視聴可能です。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ フェイスブック ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 本会議や委員会の開催日程のほか、議会報告会や意見交換会など市議会主催イベントの情報をお知らせしています。フォローをお願いします。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 83.5メガヘルツ FMたからづか ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 毎週2回(月曜日・木曜日)11時55分から5分間、市議会の話題をお届けしています。一般質問(録音)や議長インタビューなども放送しています。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 傍聴のご案内 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 市議会本会議や委員会は、どなたでも傍聴できます。 なお、感染症拡大防止のため、マスク着用、検温、手指消毒にご協力をお願いします。また、当面の間、委員会も議場にて開催しております。 ■本会議場  受付は、市庁舎4階にある本会議場傍聴席入り口。傍聴席は84席(うち車いす席2席、磁気ループ席26席)です。 ■手話通訳・要約筆記  ご希望の方は、障がい福祉課(ファックス0797−72−8086)へ。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 編集後記 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆20××年のたからづかはどんなまちになっているでしょうか?データを分析することで、未来の姿を予測することができます。特集記事では、身近なゴミ収集と医療について、データから見えてくる課題と議会の役割について考察しました。データって難しいと思わずに読んでいただけたら嬉しいです。(かわぐち) ◆このたび、新ごみ処理施設に関する議案を議決。また、開院から38年を数える市立病院について記事を掲載しています。どちらも市民の皆さまの生活に大きく影響する本市の課題です。議会に託された責任の重さを実感するとともに、より良い形でバトンを未来につないでいかなければと燃えています。(むらまつ) ※議会報かけはしは、年4回発行しています。 次号は、令和5年(2023年)2月1日発行予定です。