《たからづか市議会報かけはしテキスト版》 第261号 令和5年(2023年) 12月1日(金曜日) 編集発行 たからづか市議会 *たからづか市議会報かけはしテキスト版は、たからづか市議会報かけはしの写真や画像、一部表グラフなどを省いてテキスト形式で編集しています。 文書読み上げソフトによっては、正しく読み上げできないこともあります。 誌面へのご意見やご感想は、議会事務局までお気軽にお寄せください。 たからづか市議会事務局 〒665-8665 たからづか市とうようちょう1番1号 電話 0797-77-2168(直通) ファックス 0797-74-6902 【1面】 姉妹都市提携55周年 〇9月定例会の概要 〇まつえ市・たからづか市姉妹都市提携55周年記念事業 【2面】 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 9月定例会の議案審議 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 9月定例会では市長から提出された議案、市民の皆さまから提出された請願など58件を審議しました。主な議案審議の概要についてご報告します。 なお、提出された議案のうち、令和4年度たからづか市一般会計および各特別会計の決算議案計15件については、慎重審議を行うため、決算特別委員会を設置し閉会中の継続審査としましたので、次号(2月1日発行)でその内容を報告します。 市長提出議案 49件 議員提出議案 5件 意見書 3件 請願 1件 --------------------------------------------------------------------------- エネルギー価格高騰対策支援事業等、一般会計予算を増額補正 [全員一致可決] --------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆ ■令和5年度たからづか市一般会計補正予算(第4号) 令和5年度一般会計の歳入歳出予算を、約7億円増額するものです。歳入予算では出産・子育て応援交付金、保育施設等への一時支援金などを増額、歳出予算では出産・子育て応援交付金事業、エネルギー価格高騰対策支援事業などを増額するものです。 ◆主な審議内容◆ 問い LPガスをエネルギー価格高騰対策支援事業の対象とした理由は。 答え 今まで支援がなかったエネルギー価格高騰の影響を受ける市内事業者を支援するため。 問い たからづか歌劇市民全席貸切公演招待の対象の一つに18歳以下の生活困窮世帯の子どもとあるが、対象となるかは関係協力団体が判断するのか。 答え 関係協力団体は福祉窓口として相談を受けているため家庭状況を考慮し声をかけてもらう。 --------------------------------------------------------------------------- たんば少年自然の家事務組合の解散や財産処分等の協議を議決 [全員一致可決] --------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆ ■たんば少年自然の家事務組合規約の変更に関する協議について ■たんば少年自然の家事務組合の解散に関する協議について ■たんば少年自然の家事務組合の解散に伴う財産処分に関する協議について 令和6年3月31日をもって解散するたんば少年自然の家事務組合の規約の一部変更、解散および財産処分に関する協議について議会の議決を求めるものです。 ◆主な審議内容◆ 問い 今後、たんば市が施設を引き受ける考えを示したとのことだが、本市が引き続き施設を利用できるかなど協議を行う予定はあるのか。 答え 施設運営が可能となった場合は、積極的に利用を検討していきたい。 問い 財産処分に伴う本市負担額の2750万円は、施設を解体し返却した場合と比べ安価なのか。 答え 令和3年に行った解体費用の簡易見積もりは2億8千万円以上と見込まれていた。 【3面】 --------------------------------------------------------------------------- 令和4年度たからづか市病院事業会計決算を認定 [全員一致認定] --------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆ ■令和4年度たからづか市病院事業会計決算認定について 収益的収支は、仮受仮払消費税を含む決算額で収入総額約135億円、支出総額約129億円、差し引き約5億8820万円の黒字となりました。資本的収支は、収入総額約14億円、支出総額約27億円、差し引き約12億7098万円の資金不足が生じました。 ◆主な審議内容◆ 問い 令和4年度の黒字は新型コロナの補助金が大きい。今後、補助金がなくても黒字化を目指すためにどうするのか。 答え 紹介入院患者を増やす、救急受け入れを増やす等、取り組んでいく。 問い 老朽化した配管設備の更新はどういう状況か。 答え 現在設計中のため、令和4年度の配管関係の支出はない。令和6年度から令和7年度上半期の期間で工事を実施する。 収益的収支 収入総額 135億3544万1243円 支出総額 129億4723万1905円 差し引き 5億8820万9338円 当年度純利益(消費税など経理処理後) 5億8697万1428円 資本的収支 収入総額 14億4335万3134円 支出総額 27億1433万6470円 差し引き マイナス12億7098万3336円 ※生じた資金不足は、損益勘定留保資金などで補填しました。 --------------------------------------------------------------------------- ながおだい小学校(のり面)の急傾斜地対策工事 [全員一致可決] --------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆ ■工事請負契約(土砂災害特別警戒区域(急傾斜地)対策工事(その5))の変更について 崩壊土砂防護柵工事で、現地の状況を踏まえ防護柵の設置延長を減らす一方、作業構台工事の追加変更やそれに伴う樹木伐採と処分の追加、また学校関係者との協議で交通誘導員の増員等が必要となったことなどにより、変更契約を行うものです。 ◆主な審議内容◆ 問い 来客等駐車場の仮移設により、通行ルートが子どもたちの動線と重なることから交通誘導員を増やすが、事前に想定しなかったのか。 答え 通常、現場作業のない日は交通誘導員を置かないが、校長の申し出から児童の安全確保のため置くことになった。 問い 樹木伐採の仕方により、のり面の強度が弱くなる恐れがあると思うが。 答え 必要最小限の範囲の樹木を伐採するが、根は残している。 --------------------------------------------------------------------------- 市立スポーツセンターおよびすえひろ体育館の指定管理者を指定 [賛成多数可決] --------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆ ■おおやけの施設(たからづか市立スポーツセンター及びたからづか市立すえひろ体育館)の指定管理者の指定について 令和6年4月1日から令和11年3月31日までの間におけるたからづか市立スポーツセンターおよびたからづか市立すえひろ体育館の指定管理者として、公益財団法人たからづか市スポーツ振興公社を指定するものです。 ◆主な審議内容◆ 問い 今後も非公募で選定するのであれば、条例の改正も考えるべきでは。 答え 今回は非公募としたが公募で事業者から広く提案を受けることは大切なので、現行条例の改正は想定していない。 問い スポーツ振興について、たからづか市スポーツ振興公社だけでなく市も共に役割を果たすべきでは。 答え 市民が求めるサービスを高い質で効率的にできているかを考え、市も十分検討していくべきと考えている。 ◆◆各議員の賛否◆◆ [たからづか真政会] 賛成 おおしまちとせ 反対 あさたにあき、おおかわひろゆき、くわはらけんざぶろう、もちだちえ(五十音順) [にっぽん維新の会たからづか市議団] 反対 いけだみつたか、いばさとし、たなかみゆき、なかやまゆうすけ、むらまつあんな(五十音順) [公明党議員団] 賛成 さかもとあつし、なかのただし、ふじおかかずえ、みやけこうじ(五十音順) [市民ネットたからづか] 賛成 きたのさとこ、きたやまてるあき、てらもとさなえ(五十音順) [ともに生きる市民の会] 賛成 おおしまときこ、かじかわみさお、かわぐちじゅん(五十音順) [にほん共産党たからづか市会議員団] 賛成 たなかこう、みとみちえこ(五十音順) [無所属] 賛成 おだたかこ 反対 いずみゆき、すえながやよい(五十音順) ◇議長(とみかわこうたろう議長)の表決権について  議事は、原則として出席議員の過半数で決定しますが、議長はその表決に加わることができません。  賛成と反対が同数となったときは、議長が決定します。 【4面】 --------------------------------------------------------------------------- 令和4年度上・下水道事業会計決算を認定 [全員一致可決] --------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆ ■令和4年度たからづか市水道事業会計決算認定について ■令和4年度たからづか市下水道事業会計決算認定について たからづか市水道事業会計および下水道事業会計における令和4年度決算について、地方公営企業法の規定により、議会の認定に付するものです。 ◆主な審議内容◆ 【水道事業会計】 問い 令和4年度は動力費と光熱水費が急激に上がり、最終的には25パーセント程度増額になった。令和5年度の見通しは。 答え 令和4年度は単価の大幅な上昇が見られたため、令和5年度の平均単価も同等と予測し、当初予算を設定していた。今後のことは予測し難いが、昨年の上昇カーブと同様の下降カーブを描いており予算内に収まると考えている。 【下水道事業会計】 問い 水道事業からの借入金の現状は。 答え 令和4年度の借入金残高は12億7千万円である。今後も流域下水道維持管理費負担金や市からの他会計補助金の減額により借り入れが必要なため、令和6年度には最大17億3千万円になるが、令和7年度以降は返済が可能となり、令和12年度には借入金を全て返済できる予定である。 --------------------------------------------------------------------------- 令和6年度から水道料金を平均19パーセント値上げ [賛成多数可決] --------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆ ■たからづか市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について 水道水の供給単価が給水原価を下回る状況が続いており、たからづか市上下水道事業審議会から水道料金の改定が必要である旨の答申が提出されたことを受け、水道料金の改定を行うため、条例の一部を改正するものです。 ◆主な審議内容◆ 問い 改定率の考え方は。 答え 今後3年間に見込まれる経費に資産維持費を加えたものから利益を差し引き、勘案して見込まれた不足分19パーセントが平均改定率となるよう改定案を提出した。 問い 40年以上料金改定していない。もっと早い段階で検討すべきではなかったのかという市民の声もあるが、市はどう考えているのか。 答え 今後は、客観的に料金の適正な水準を検証し、進めていきたい。 ◆◆各議員の賛否◆◆ [たからづか真政会] 賛成 あさたにあき、おおかわひろゆき、おおしまちとせ、くわはらけんざぶろう、もちだちえ(五十音順) [にっぽん維新の会たからづか市議団] 賛成 いけだみつたか、いばさとし、たなかみゆき、なかやまゆうすけ、むらまつあんな(五十音順) [公明党議員団] 賛成 さかもとあつし、なかのただし、ふじおかかずえ、みやけこうじ(五十音順) [市民ネットたからづか] 賛成 きたのさとこ、きたやまてるあき、てらもとさなえ(五十音順) [ともに生きる市民の会] 賛成 おおしまときこ、かじかわみさお、かわぐちじゅん(五十音順) [にほん共産党たからづか市会議員団] 反対 たなかこう、みとみちえこ(五十音順) [無所属] 賛成 いずみゆき、おだたかこ、すえながやよい(五十音順) --------------------------------------------------------------------------- ベガ・ホール、ソリオホールなどの施設の指定管理者を指定 [全員一致可決] --------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆ ■おおやけの施設の指定管理者の指定について たからづか市立文化施設およびたからづか市立たからづか文化創造館(たからづか音楽学校旧校舎)などの施設について、別表のとおり指定管理者を指定するものです。 ◆主な審議内容◆ 問い たからづか市立文化施設およびたからづか市立たからづか文化創造館の指定管理者が非公募でなければならない理由を、市としてどう考えているのか。 答え 施設の持つ特殊性や文化施設としての必要性と、長きにわたり施設を運営してきたたからづか市文化財団の活動とを総合し、たからづか市文化財団が引き続き管理運営していくことが市の文化芸術振興の推進につながるものとして、非公募とした。 指定管理者を指定する施設 (指定管理期間 令和6年4月1日から令和11年3月31日まで) 施設名 たからづか市営住宅 指定管理者に指定するもの にほんかんざい株式会社【選定方法:公募】 施設名 たからづか市公益施設(さららにがわ、ピピアめふ) 指定管理者に指定するもの 国際ライフパートナー株式会社【選定方法:公募】 施設名 たからづか市立文化施設(ベガ・ホール、ソリオホール)、たからづか市立たからづか文化創造館(たからづか音楽学校旧校舎) 指定管理者に指定するもの 公益財団法人たからづか市文化財団【選定方法:非公募】 【5面】 --------------------------------------------------------------------------- 議員報酬および費用弁償等を約5パーセント削減 [全員一致可決] --------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆ ■たからづか市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 令和5年11月1日から令和9年4月29日までの間に限り、たからづか市議会議員の議員報酬および費用弁償等を約5パーセント削減するため、関係する条例の一部を改正するものです。 ◆提出理由◆ 市の財政状況が厳しい中にあって子育て支援をより進めていこうとする市の姿勢に応えるため、令和5年11月1日から令和9年4月29日までの間に限り、議員報酬を現行の月額から自主的に約5パーセント削減する。 ◆議員報酬の現行と削減後の比較(月額) 議長  現行 702400円  削減後 667200円 副議長 現行 631100円  削減後 599500円 議員  現行 579400円  削減後 550400円 ◆令和9年4月29日までの削減効果見込み額  4478万7242円 --------------------------------------------------------------------------- 決議 --------------------------------------------------------------------------- 9月定例会では、2件の決議案が提出され、いずれも全員一致で可決しました。 ◆安心を実感できる子育て施策の推進を求める決議 たからづか市はいま、「第2期夢・未来 たからづか創生総合戦略」に示した「子どもがいきいきと育ち、子育て世代に選ばれるまちづくり」を実現しようとしています。そのために、財源を確保し、乳幼児等医療助成費の拡充等を進めていくことは、とても大切なことですが、「何のために、誰のために」という想いは忘れないでください。近隣市を意識しすぎた結果、一方通行の取り組みをしていては、子育てを頑張っている人の心には届きません。たとえ多くの制度が作られたとしても、ベビーカーに赤ちゃんを乗せ、小さな子どもの手を引いている母親や父親が、バスや電車などの公共交通機関で、周囲の目を気にして肩身の狭い思いをしているようでは、「安心して子育てができるまち」とは言えません。私たち市民一人ひとりが、子育てしている人を温かく見守り、応援していける、そんなたからづか市にしたいと考えています。 財源が限られたものである以上、最後は「何に財源を割り当てていくか」の決断でしかありません。たからづか市として「こどもまんなか応援サポーター宣言」をした今だからこそ、子ども施策を前に進める決断をしてください。 以上決議する。 ◆水道料金改定について、市民の理解を深めるためにさらなる説明を求める決議 今議会に、水道料金値上げの議案が上程された。 市はこの40年間、値上げではなく、施設の統廃合等経営努力に取り組んで来たが、大きな経営改善には繋がっていない。今後は、ICTやAI等新技術の活用や広域連携推進でさらなるダウンサイジングにも取り組むと聞く。 市民への周知は、昨年末から度々公共的市民団体代表や市議会に説明をし、10万8千軒配布の広報誌も3回発行した。しかし、一般の市民への説明は3公民館で各1回、参加者は合計31名にとどまった。 エネルギーや原材料価格の高騰で市民や事業者の生活・経営状況が大変厳しいこのタイミングの値上げである。これらに鑑み、市は水道料金値上げへの理解を求める努力を真摯に重ねるべきである。 以上、市は持続可能かつ健全な水道を次世代へ引き継いで行けるよう、市民の理解を深めるためのさらなる説明を強く求めるものである。 以上決議する。 【6面】 --------------------------------------------------------------------------- その他の賛否が全員一致した議案 --------------------------------------------------------------------------- ◆市長提出◆ ■名称/結果 専決処分した事件の承認を求めることについて(損害賠償の額の決定について) [承認]  令和5年度たからづか市特別会計介護保険事業費補正予算(第1号) [可決] 令和5年度たからづか市特別会計たからづか市営霊園事業費補正予算(第1号) [可決] 令和5年度たからづか市病院事業会計補正予算(第1号) [可決] 執行機関の附属機関設置に関する条例の一部を改正する条例の制定について [可決] たからづか市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について [可決] たからづか市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について [可決] たからづか市職員の災害派遣手当等の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について [可決] たからづか市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について [可決] 工事請負契約(としけいかくどうろあれちにしやま線道路新設改良工事(その1))の変更について [可決] 財産(救急自動車)の取得について(2件) [可決] 損害賠償の額の決定について [可決] おおやけの施設(たからづか市立たかつかさグラウンド)の指定管理者の指定について [可決] おおやけの施設(たからづか市立めふきたグラウンド)の指定管理者の指定について [可決] おおやけの施設(たからづか市立はなやしきグラウンド)の指定管理者の指定について [可決] おおやけの施設(たからづか市立中央公民館、たからづか市立東公民館及びたからづか市立西公民館)の指定管理者の指定について [可決] たからづか市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて [同意] 令和5年度たからづか市一般会計補正予算(第5号) [可決] 財産(議場放送設備等一式)の取得について [可決] 人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることについて [適任] ◆選挙◆ ■名称/結果 たからづか市選挙管理委員選挙について [選挙執行(指名推選)] たからづか市選挙管理委員補充員選挙について [選挙執行(指名推選)] --------------------------------------------------------------------------- 請願 --------------------------------------------------------------------------- ■名称/結果 教育条件整備のための請願 [趣旨採択]   --------------------------------------------------------------------------- 意見書 --------------------------------------------------------------------------- ■名称/結果 下水サーベイランス事業の実施を求める意見書 [可決] 送付先/厚生労働大臣、国土交通大臣、内閣官房長官 ブラッドパッチ療法(硬膜外自家血注入療法)に対する適正な診療上の評価等を求める意見書 [可決] 送付先/文部科学大臣、厚生労働大臣、国土交通大臣 脱炭素と自然再興に貢献するサーキュラー・エコノミー(循環型経済)の推進を求める意見書 [可決] 送付先/経済産業大臣、国土交通大臣、環境大臣 【7面】 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 一般質問 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ■図書館を、より愛される建物施設に たからづか真政会 あさたにあき 【未来に向けた少子化対策】  問い こども誰でも通園制度(仮称)への取り組みは。  答え 国の動向を注視し、適切に対応していく。  意見 子育て中の多くの方は孤立感がある。ニーズに応えた安心できる場の提供に向け、しっかり準備を。  問い 社会総がかりのいじめ防止対策において、迅速ないじめ対応を講じる上で、対応に当たる子どもの権利サポート委員会と地域の多様な団体との接点を広げる必要性について市の考えは。  答え 委員会の認知度を高め、子どもの権利救済に取り組むことは重要。地域とのつながりがさらに深まるよう、検討していく。 【より愛される図書館施設】  問い 図書館の利用人数が少ない原因は、駐車場がない、閲覧室が狭いなど、ハード面にあることは利用者アンケートからも明らか。市民の意見に寄り添う検討を始めてはどうか。  答え 現在の施設の維持保全を前提に、少しでも快適に過ごせるよう努力する。  意見 他施設の改修等に合わせて機能を移転し融合すれば、人と人がつながる場所として利用され、愛される図書館になる。これまでもチャンスはあった。チャンスを生かせる議論を。 ■誰もが生き生きと暮らせるように にほん共産党たからづか市会議員団 みとみちえこ 【不登校対策】  問い 学校での取り組みは。  答え 各学校で不登校対策チームをつくっている。また、教育委員会から別室登校指導員やスクールカウンセラー等が派遣され、有効に活用している。  問い 悩んでいる保護者同士の交流の場が必要では。  答え PalやCoCoの支援センターで保護者会を開催し、交流している。市の他の施設でも研修等で交流する場を設けている。 【ひとり親家庭への支援】  問い ひとり親家庭に十分な支援が必要では。  答え 国の基準に従った児童扶養手当支給以外の経済的支援を行っている。市独自で、資格取得を目指す方への給付金支給、離婚前後の子育て家庭に対する法律相談、養育費の取り決めにかかる費用の補助等を実施している。  問い 最低賃金が上がることで、手当を受けられない人が増えると思うが、就学援助の対象拡大が必要では。  答え 学校長が保護者から話を聞き、特別な事情がある場合は、配慮して支援をしていく制度になるので、十分に活用していきたい。  意見 そっと寄り添い、背中を押せるたからづか市であってほしいと思う。 ■たからづか花火大会再開に向けた市長の真意は たからづか真政会 くわはらけんざぶろう 【観光花火大会の再開に向けて】  問い 市長が定例記者会見で花火大会に関して「多くのお金が一晩で飛んでいく」などと発言した真意は。  答え 新聞記事には一部が大きく書かれており、花火が好きなど、私の思いの部分が書かれておらず残念だ。  問い 花火大会復活の実現可能な方策について。  答え 保安距離の確保や高額な費用など課題やリスクを整理する必要がある。同じ予算規模でできる事業との施策の選択をしている。  問い 定例記者会見のネット配信についての考えは。  答え 情報を伝える有効な手段の一つと考え、他市の実施状況を調査研究する。  意見 質問の中で、条件が整えばあの場所で花火が見られる可能性も確認できた。多くの市民の夢でもあるので、市民からの相談にはポジティブ思考で対応を。 【市庁舎と学校の防犯対策強化について】  問い 従来型より有効性の高い、足を狙う「さすまた」の導入をどう考えるか。  答え 時間稼ぎという点でも可能性が示された。今後も検討したい。  意見 実効性の高い訓練計画と防犯能力の向上につながることを期待する。 ■子どもの命を守るために たからづか真政会 もちだちえ 【教育委員会・学校からのメッセージ】  問い 本市は職員一丸で命と向き合うというメッセージを伝えたいが、夏休み明けの登校日前の一斉メールは保護者に送られるのが現状。子どもたちにダイレクトに伝えるための工夫は。  答え 児童生徒に貸与しているタブレットパソコンの活用などを検討している。  問い 小学校・中学校とも同じ文面で、保護者と児童生徒と共通の宛先である。命を絶とうとしているたった一人のその子に向けたメッセージであるべきでは。  答え 次回からは学校独自のメッセージ配信に努める。 【たからっ子総合相談センター「あのね」】  問い 存在意義は。   答え 子どもや子育ての悩みを丁寧に聞き取り、悩みの背景の課題を専門的に分析し必要な支援につなげ、問題発生や深刻化を予防する役割を担うと考えている。  問い 相談が必要な市民に届くよう情報提供の工夫は。  答え ホームページ上で速やかに「あのね」にたどり着くよう工夫していく。 【一時預かりを幅広く】  問い 特に1歳2歳時期の一時預かりで子育て支援を。  答え 保護者の一時的な休息目的の利用も認めている。 【8面】 ■災害に備え地域と市の協働を 公明党議員団 みやけこうじ 【防災資機材の管理】  問い 防災資機材を適正に管理するための市の支援は。  答え 指定避難所の敷地内に地域防災倉庫を整備している。  問い 在宅避難の人は避難者カードを避難所に出さなければ食料や物資がもらえないのか。  答え 避難所が地域の拠点となり、避難者カードの記入により避難者の全体像を把握していく。  問い 防災体制や連携において地域との協働が大事だと思うが、市の考えは。  答え 在宅避難者への支援など課題は山積しているが、地域の方々と一緒に考えていきながら進めていきたい。  問い 学校に避難所が開設された場合、体温計などの学校にある備品は利用可能か。  答え 日常的な教育活動で使用している備品等は、災害時には全て災害対策として使われることを想定している。 【新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴う対応】  問い 避難所開設時の対応は。  答え 受付時に避難者の健康チェックを行い、体調不良者と健康な人の避難スペースを分けるなど、十分な感染症対策を講じている。 ■実施理由が希薄な家庭訪問は廃止を 無所属 いずみゆき 【家庭訪問】  問い 市内で家庭訪問を実施していない学校の理由は。  答え 授業時数の確保や夕方遅くに希望される家庭訪問などの対応が検討課題であった。コロナ禍で対面がかなわず実施しなくなった学校もあり、学校運営に大きな支障がなかったことでやめる判断に至ったと考えている。 【ライドシェア】  問い 導入に至った場合の、想定される事象と考慮すべきことについて市の見解は。  答え 運転者不足に対する課題解決や環境負荷の軽減が期待される一方、安全確保や運行管理、車両整備の責任の所在、利用者の保護などさまざまな課題がある。  問い 民間バス事業者は、業績悪化により不採算路線を廃止する可能性がある。市民の移動手段確保のため、協議の必要があるのでは。  答え バス事業者と継続的、定期的に情報共有や協議を行っていきたい。  問い 赤字路線の廃止や減便の可能性も想定した施策が必要では。  答え 代替の移動手段確保について検討していきたい。  意見 代替の移動手段こそライドシェア。国の制度化まで時間を要する。想定される事象に先手で対策を。 ■障がい者の個別事情を聞き必要な援護を 市民ネットたからづか きたのさとこ 【視覚障がい者の同行援護】  問い 視覚障がい者が高齢化し要介護認定を受けると同行援護は利用不可となる。忙しい医療機関スタッフに気軽に介助を頼めない当事者の不安を解消する対策は。  答え 介護保険制度へ移行した際、以前のサービスの量を確保できない場合、不足分は福祉サービスでの支給決定を行う。また、特別な理由で医療機関内での介助が必要な場合、ヘルパーによる支援も認めている。 【エルジービーティーキュープラスの差別解消と人権擁護】  問い 無理解や偏見に悩む子どもたちの実態把握と課題解決への取り組みは。  答え 実態把握とともに、学校園と市教委が連携して見守りを継続している。性の多様性への正しい知識の指導のため、教員用手引書を改訂し学校園へ配布予定。 【中央教育審議会の特別部会提言を受けて】  問い 教職員の勤務環境の早急な是正とともに、各校の教育課程を見直し、カリキュラム・オーバーロードを改善することが急務では。  答え 部活動の地域移行をはじめ、教職員の勤務時間適正化に向け検討を進めていく。カリキュラム・オーバーロードについても具体的な改善策を検討してい ■対象者に寄り添った柔軟な支援を たからづか真政会 おおしまちとせ 【生活困窮者自立支援事業】  問い 生活困窮者が持つ困り事解消には、分野を問わない重層的支援の実施や柔軟な対応が必要とされるが、生活困窮者の情報や状況を早期に把握する対策は。また、生活困窮者自立支援事業についての学習会、庁内連携、職員周知等の実績は。  答え 情報把握や共有のため、関係課の課長級職員で構成する生活困窮者自立支援推進会議を開催している。また、年度当初には関係各課に異動した職員を対象に、せいかつ応援センターなどの事業説明を実施している。  問い 本市のひきこもりやニートの状況把握は。  答え 国や県の調査結果などを踏まえ、先進自治体の取り組みも参考にしながら、状況把握に努めていく。  問い 本市の不登校児童・生徒の状況把握と対策は。  答え 訪問指導員が毎月各学校の長期欠席児童・生徒の状況確認を行い、90日以上欠席が続くケースに対して、医療や福祉等専門機関につなげるとともに、市長部局とも連携して多面的な支援を検討している。さらに、今年度は関係機関との連携を強化するため、長期欠席児童・生徒への対応を示したフローチャートを作成し、各学校にも周知した。 【9面】 ■市民の安全安心のため正しい情報提供を ともに生きる市民の会 おおしまときこ 【市民へのハラスメント行為を許さないために】  問い 予防、対処のためのマニュアルの有無、委託先、指定管理者への徹底は。  答え 2017年11月に接遇マニュアルを策定。委託業者の業務が不適当な場合は必要な措置を取るよう請求できる旨を定めた。指定管理者に対しては評価基準を設定し評価を行い、苦情には適切に対処し、市に報告するよう定めている。  意見 接遇の話ではなく、人格や尊厳の侵害の問題だ。 【市民の安全安心の期待に応えるために】  問い 給食食材の放射能測定休止の理由は。  答え 新庁舎建設工事に伴う測定器設置場所への立ち入り制限による。近畿周辺の原子力発電所の事故発生に備え市独自で測定環境を整えるため、来年度の再開に向け調整を行っていく。  問い PFAS(有機フッ素化合物)による水道水汚染の不安への対処は。  答え ホームページに基本情報や検査結果が載った特設ページを作成した。高い値が出た地下水取水の減量、別系統の浄水との混合など、さらなる低減対策を図る。  意見 情報を見つけやすくするホームページの工夫と広報誌で全世帯へ周知を。 ■小規模でもたからづかで花火大会の復活を にっぽん維新の会たからづか市議団 いばさとし 【たからづか花火大会の実施】  問い たからづか観光花火大会について市の考えは。  答え 保安距離が確保できないため、安全が担保できず、実施が困難である。  問い 従来の規模の花火は、保安距離に問題があるのか。  答え 業者からは従前行っていた花火より小型であれば、保安距離を確保できるという提案を受けている。  問い 花火の打ち上げ場所を変えたときの検証結果は。  答え 広いため、保安距離が大きく取れ、大きな花火の打ち上げが可能だが、観覧場所が広がり、警備費用の増大が課題である。  意見 一番の問題は費用面であるため、クラウドファンディング等の検討を。 【小・中学校体育館の冷房設置計画】  問い 国の支援制度の期限となる令和7年に向けての計画は。  答え 事業債や交付金の活用を見据えて動いている。 【オーガニックビレッジ】  問い オーガニックビレッジ宣言について市の考えは。  答え 耕作者の高齢化傾向等で、有機農業で安定した供給量の確保は困難であり、検討には至っていない。  意見 市は受け身ではなく、オーガニックのメリットを伝えていくべき。 ■統廃合ではなく少人数学級推進の議論を にほん共産党たからづか市会議員団 たなかこう 【県立高校の統廃合計画】  問い 統廃合計画の内容は。  答え 県教育委員会から、2025年度に対象の県立高校14校を6校に統合する再編計画が示された。  問い 本市の見解は。  答え 市内の4つの県立高校の存続について、県教委へ継続して要望していく。  問い 統廃合計画が地域に与える影響は。  答え 現在の計画において、本市にある4つの県立高校は対象ではないが、仮に県立高校が統合されて地域からなくなった場合、学校選択の幅が狭まる、通学時間が長くなる、交通費などの保護者負担が増えるなどの直接的な影響が考えられる。また、地域と若者との接点が減ることで、まちの活力が失われたり、地域の昼間人口が減少することでバスの減便や店舗の撤退につながったり、通える学校が近隣になくなることで子育て世帯の流出を招くなどの間接的な影響も考えられる。  意見 県立高校統廃合の議論が教育的な立場ではなく、財政の観点から進められていることが問題。少人数学級の効果は国内外で既に示されている。今こそ、統廃合ではなく小・中・高における少人数学級の取り組みが重要だと考える。 ■市民が安心して過ごせる支援の推進を 公明党議員団 さかもとあつし 【単身高齢者の終活支援】  問い 本市の支援内容は。  答え 地域包括支援センターを総合相談窓口とした相談対応や高齢者・障碍者権利擁護支援センターで弁護士や司法書士が月2回行う相続・遺言などの終活相談、市役所等でエンディングノ―トの配布を行っている。  問い 孤立死を防ぐ対応は。  答え 自治会やまちづくり協議会、民生児童委員、老人クラブによる見守り活動、事業者の協力によるたからづか地域見守り隊。市や地域包括支援センターの職員による訪問、緊急通報装置の貸与事業を実施している。 【紙おむつ自動販売機】  問い 市の認知は。  答え 国土交通省の取り組みや他自治体の導入事例は把握している。関係部署で協議を行い、調査研究を進めていきたい。  意見 子育て世代や乳幼児が安心して外出できるよう、一層の環境づくりを。 【空き店舗の家賃補助】  問い 補助金の利用状況は。  答え 令和3年度は3件、令和4年度は11件の利用があった。今後も新規出店希望事業者だけではなく、各商店会に周知を図るとともに、事業者ニーズを把握し、より活用しやすい制度になるよう調査研究していく。 【10面】 ■子育て世帯のための手厚い支援体制を にっぽん維新の会たからづか市議団 たなかみゆき 【学校長期休業中の地域児童育成会】  問い お弁当作りが保護者の負担となっている。配食事業を導入できないか。  答え 市内23校への配膳サービスの提供、注文や集金システムの導入、温度管理設備、残飯処理の衛生面など課題がある。今後、他市の事例を参考に課題を整理し対応を検討していく。  意見 アンケートを行い、希望者数やニーズの把握を。  問い 開所時間が8時30分のため、保護者が先に家を出ると、子どもの登校までの空白時間に留守番させることに不安がある。開所を15分でも早められないか。  答え 人材確保、民間放課後児童クラブとの調整、人件費、補助金の財源確保など課題があるが、解決に向け取り組みを進めている。  意見 市民の声を聞き、子育て家庭や子どもたちのために、あらゆる支援制度のさらなる拡充を願う。 【防犯カメラ設置補助事業】  問い 単年度で取り組んでいるが、来年度以降も継続するのか。  答え 県と市が設置費用の一部を補助しているが、県の補助制度が来年度で終了予定のため、市の制度も近隣市町の動向を見ながら今後の在り方を検討している。 ■水道事業経営戦略の問題点の解明を 市民ネットたからづか きたやまてるあき 【自治会連合的組織の在り方について】  問い たからづか小学校区以外で自治会協議会などが結成された場合の市の対応は。  答え 諸課題の解決に向けて、自治会補助金についての見直しを検討する。 【上水道事業について】  問い 水道事業経営戦略策定の際に「公営企業の経営に当たっての留意事項について」(総務省通達)の策定の留意点を順守したのか。  答え 技術担当部局や一般会計部局と連携して策定することなどの5つの視点に留意して策定に当たった。  問い 市長部局とはどのような協議を行ったのか。  答え 公営企業の経営健全化について協議を行った。  問い おばやし浄水場とかめい浄水場を売却した場合の効果額を約11億円とし、解体費を約8千万円と積算したようだがその根拠は。  答え 両浄水場跡地の民間事業者への譲渡を想定し、周辺公示地価を基にした。 【旧なかやまさつきだい小学校の有効活用について】  問い 施設の活用状況は。  答え 体育館とグラウンドでは、スポーツクラブ21なかやまさつきだいが活動しており、学校農園はなかやまだい小学校が児童の環境教育の活動場所として利用している。 ■人工芝による環境汚染に対策を 市民ネットたからづか てらもとさなえ 【人工芝を巡る環境問題と人体への影響】  問い 人工芝は大量のマイクロプラスチックが発生し、海へ流出する。市立はなやしきグラウンド等での対策は。  答え 側溝にフィルター、出入り口にマット等を設置。ブラシがけや清掃等で芝生片の流出阻止を図っている。  問い 人工芝は発がん性や環境ホルモン作用のあるPFAS(有機フッ素化合物)検出の指摘もあるが。  答え 学会や製造元の情報、人工芝補修のガイドライン等を注視し実行していく。 【たからづかみなみぐち駅周辺の活性化】  問い 住民や来訪者が集え、必要なサービス機能がそろう場づくりが必要では。  答え たからづか駅からたからづかみなみぐち駅周辺エリアで官民連携のまちづくりを進める。河川敷等を活用し、まず市民やエリアに関わりたい人と楽しいと思えることを実現し、継続させてまちを活性化する。居場所づくりや多様な主体が協議できるプラットフォームの構築を期待する。  問い 地域住民や商業者、専門家との協議は。  答え 意見を基にワークショップと社会実験を始める。  意見 市は都市の将来の姿に明確なビジョンを持ち住民に示すべき。現実の課題にしっかり向き合って。 ■たからづかならではの文化芸術のまちづくりを 公明党議員団 ふじおかかずえ 【骨髄等移植ドナー助成事業補助金制度導入】  問い はんしん各市の現状は。  答え 本市は未実施だが、制度の創設に向けて検討中。はんしん間では、本市以外の全ての市で制度化されている。 【名実ともに文化芸術のまちを目指して】  問い 市立文化芸術センターの課題、方向性は。  答え 有料展覧会入場者数、パートナー会員数は低迷している。周辺施設と連携するなどエリア全体での相乗効果につなげることが必要。文化芸術振興の拠点施設としてさらなる発展を目指す。  意見 「管理運営の基本方針」の原点に戻り、庁内一丸となって取り組みを。  問い ストリートピアノの位置付けは。  答え 文化芸術都市・たからづかを発信する重要な取り組み。包括連携協定先と効果的な活用を協議している。 【ギガスクール構想の実現に向けて】  問い 課題と方向性は。  答え 教員間でタブレットの活用度に差がある。市全体で活用度を上げたい。  問い 成功体験を共有する場や意識改革が必要では。  答え 強いリーダーシップを発揮し、教員のマインド改革推進のため全教職員がスクラムを組み、取り組む 【11面】 ■地域で働き暮らすための支援拡充が必要 無所属 おだたかこ 【住環境 空家等対策】  問い 空き家は放置すれば危険で防火上にも支障を来し、地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼす。改正法施行を控え、市の対策は。  答え 空家相談窓口を開設し対応。適切な管理を促す。  問い 法改正で市は管理不全空き家所有者に勧告でき、勧告で固定資産税特例が解除されると軽減されていた税が一気に増える人もいる。空き家問題解決に向け、民間事業者と連携し、空き家の利活用促進が必要と考えるが、現在の連携状況は。  答え 6団体と提携し、植栽剪定や法律に関する相談対応などに取り組んでいる。  問い シェアハウス等に利用し地域活性化への考えは。  答え 建物を改修し、利活用する対策は非常に有効で、相談があれば各種法令を順守した上で柔軟に対応する。 【救命 救急車の更新】  問い 本市で寄贈者が救急車に命名する事例はあるか。  答え ないが、研究したい。  意見 増車する体制を。 【観光振興 市制70周年】  問い 市民参加番組誘致を。  答え 効果大。検討したい。 【福祉 障がい者雇用枠】  問い 市から企業へ、障がい者雇用枠の拡大促進を。  答え 包括連携協定先企業と連携を深めて取り組む。 ■労働供給不足が生活にもたらす影響は たからづか真政会 おおかわひろゆき 【行政サービスの需給ギャップ対策】  問い 少子化など人口構成の変化に伴い、利用できるサービスの量や頻度が低下する可能性がある。各分野における行政サービスの需要ギャップへの見込みは。  答え 保育士は確保がより困難となり、土木建築従事者は担い手不足が深刻化し、社会インフラなどのメンテナンスが行き届かない可能性がある。介護分野においては2040年度には全国で約69万人の人員が不足するとの見通しがある。  意見 週4日のデイサービス通いがスタッフ不足で3日に減少するなど供給不足が慢性化する。実感のあるミクロの視点でも議論を。 【保育事業について】  問い 本市の加配の現状は。  答え 公立私立とも1施設当たり基準より6〜7人多く加配を配置。私立は加配1人当たり20万7千円の補助金を交付、公立は約30万8千円費用がかかっている。  問い 近隣市と比較して本市の保育士確保策の現状は。  答え 本市が実施できていない施策があることは認識している。  意見 国の保育士配置基準改定により、多少財源が生まれる可能性がある。保育士確保に向けて検討を。 ■令和6年度重点方針について 無所属 すえながやよい 【子育て世代に選ばれる人にやさしいまち】  問い 市として、選ばれるまちの定義や選ばれる要件についての考えは。  答え 子育てしやすい環境の整備や切れ目のない子育て支援体制の強化など、さまざまな施策を推進する必要があると認識している。 【小学校児童数の格差問題(たからづか第一小学校)】  問い 区域外通学など通学区域の弾力的運用の効果は。  答え 他校への入学希望者は少なかった。また、児童数を減らして近隣小学校の適正化も進めていきたかったが少し効果が薄かった。  問い 今後の解決策は。  答え 通学区域の変更について検討していきたい。 【ながお小学校の教育環境】  問い 児童数が多く緊急避難時に構造上問題がある体育館をなぜ改善しないのか。  答え 比較的新しいため早期整備は厳しく、非常口数の増加も対応が難しいため、別方向に避難動線が確保できるよう検討している。 【教育費予算】  問い 予算の考え方は。  答え 第2次たからづか市教育振興基本計画に基づき教育環境の整備を図っていくため、既存事業の見直しや国の交付金活用などにより、予算の確保に向けて取り組む。 ■教育のICT化等について にっぽん維新の会たからづか市議団 なかやまゆうすけ 【公共サイン(公的機関が設置する看板類)適正化】  問い 公共サイン設置に関するガイドラインはあるか。  答え ないが、まとまった地域を整備する際には、統一したデザインの公共サインを採用し設置している。  意見 管理台帳を作るなど古いサインの置き忘れ等が生じないよう取り組みを。 【放課後等デイサービス】  問い 本市において新規設立が規制されている理由は。  答え 適正なサービス量を確保し、質を担保するため。  意見 各施設が競争状態に置かれる方が、質が担保されると考える。規制に関し、見直しを含めた検討を。 【まちづくり協議会】  問い 本市のまちづくり協議会は、全ての市民に開かれたものになっているか。  答え 全てのまちづくり協議会において、活動に参加できる仕組みがある。  意見 自治会のない地域の方が、困ることのないよう体制の整備を。 【教育のICT化】  問い 授業動画の配信を行う予定はあるか。  答え 対面授業でのICT活用を重点的に進めていく。  意見 配信を行っていないとのことだが、さまざまなメリットがあるので授業動画の配信を進めてほしい。 【12面】 ■企業と協力し、まちの活性化を にっぽん維新の会たからづか市議団 いけだみつたか 【企業版ふるさと納税】  問い 包括連携協定先へのアプローチや所管課との組織横断的な連携への考えは。  答え 包括連携協定先にはこれまで以上に説明を行い、各所管課が持つ企業との接点を生かしてアプローチを行い、多くの寄付額を獲得できるよう鋭意努める。  意見 民間との協働共創のため、包括連携と企業版ふるさと納税に特化した専属部署を新設すべき。 【介護サービスを利用する在宅高齢者の個別避難計画】  問い 個人情報の提供に同意がない場合の対応は。  答え 避難計画作成の際、避難支援組織が要援護者宅を訪問し、要援護者と避難マップを見ながら、避難場所の確認や支援者などについて一緒に考えていく。 【市内踏切の整備状況等】  問い 市内踏切内に点字ブロックは未設置とのことだが、視覚障がい者の事故を防ぐために重要な課題では。  答え 必要な整備のため、障がい者団体の意見も聞き、財源も含め検討を進めたい。  問い 勾配差のある狭い踏切での車両底面擦傷対策は。  答え 今以上の道路舗装の高さすりつけが困難なさいみょうじ踏切道に年度内に最徐行を促す看板を設置。地域と話し路面標示も検討したい ■水道事業が国土交通省と環境省に移管 公明党議員団 なかのただし 【水道事業の国土交通省と環境省への移管について】  問い 水道事業が国土交通省に移管されるメリットは。  答え 道路や河川、下水道等と合わせ、社会インフラ全体でさらに対策が強化、加速される。激甚災害では財政援助対象となって迅速な復旧も可能になり、今後の予算獲得も期待できる。  問い PFAS(有機フッ素化合物)への市の対応は。  答え 本市では、現在国内で使用制限のある2つの有機フッ素化合物(PFOSとPFOA)を令和2年6月から水質基準に準じ検査し結果を公表している。この2つの物質の値が比較的高い地下水の取水を減らし、そうかわ浄水場の浄水と混合して低減対策を行っている。 【高齢者の緊急通報サービスの携帯電話での使用】  問い 今後、携帯電話で対応できるようにならないか。  答え 近隣市も携帯電話型のサービスを導入しており、本市でも固定電話以外での対応の検討を進めている。 【経済産業省の実証実験(お笑いと運動を合わせた高齢者の健康づくりプロジェクト)について】  問い 本市での令和5年度の実証実験後の取り組みは。  答え 認知機能の維持等に有効かどうか研究していく。 ■届け先にいる人たちを考えた情報発信を ともに生きる市民の会 かわぐちじゅん 【災害時のトイレ対策】  問い トイレの確保と管理は重要課題。使用控えによる健康被害や、犯罪が起こりやすいなどの問題も想定される。対策と取り組みは。  答え 指定避難所となる市内小・中学校に断水時のトイレ用水等に活用する防災井戸を設置。大規模災害時には協定企業から仮設トイレを借り上げるなどの対策を講じ、トイレの使用控えによって避難者の健康に影響がないよう努める。また、犯罪の未然防止のため、避難所運営マニュアルにおいて、仮設トイレの設置場所に配慮するよう定めている。  問い 在宅避難時に必要な簡易トイレの備えや、発災後のトイレ使用に必要なチェック項目などの周知は。  答え 広報誌を含め、さまざまな広報媒体で、ピックアップして伝えていきたい。 【子育て世代の声に寄り添った支援】  問い 不登校の児童生徒への情報提供の進捗状況は。  答え 関係機関と協議し、十分に周知できるよう取り組みを進める。  問い 学校健診時の服装は。  答え 内科検診時は原則衣服を着用しないで受診する。脱衣が難しい場合は、下着の着用を可とするなどとし、保護者にも通知している。 ■学校規模適正化を図るための議論を にっぽん維新の会たからづか市議団 むらまつあんな 【たからづか第一小学校の規模】  問い たからづかみなみぐち駅前の集合住宅開発で令和10年まで横ばいで各学年12名ずつ児童が発生するとの試算根拠は。  答え 校区内集合住宅の児童数割合の平均値で試算。既存の住宅地等では人口が減少しており、新たな集合住宅開発で、児童数は大きく増加に転じないと見込む。  問い 平成22年の校区変更説明会以降、子育て世帯の流入を妨げるのではという意見もあり、校区内の開発規制を実施しないと市が判断した結果、子育て世帯の増加につながったのか。  答え 集計はできていないが、他市からの転入は相当数あったものと考える。  意見 政策判断の答え合わせをすべき。推計に確たる根拠がなければ、地域の信頼や納得は得られない。 【放課後児童クラブの安全対策と待機児童対策】  問い 不慣れな職員の児童対応が事故発生要因の一つ。公立民間問わず現状を把握する責任が市にあるのでは。  答え 安全計画等、担当課でしっかり把握していく。  問い 待機児童が解消されないが見込み数の見直しは。  答え 令和4年4月から、データ利活用の専門家の力を借り、検討を進めている。  意見 早期の目標設定を。 【13面】 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ まつえ市・たからづか市 姉妹都市提携55周年記念事業 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ しまね県まつえ市との姉妹都市提携が55周年を迎え、10月21日、22日には本市において、姉妹都市提携55周年記念事業が行われました。記念式典等には、行政の関係者とともに市議会議員も出席し、まつえ市との親睦を深めました。 ■まつえ市・たからづか市姉妹都市提携 まつえ市と本市は、特急「やくも」と「まつかぜ」のたからづか駅停車が取り持つ縁で、昭和42年(1967年)8月1日に姉妹都市の協定を締結し、それ以後、観光、スポーツ、文化、教育等の幅広い分野で交流を進めてきました。 平成30年度(2018年度)から人事交流を開始し、毎年双方の市役所に職員を1名派遣しています。 また、「災害時相互応援協定」を締結するなど、さらなる「絆」の構築に向けて取り組んでいます。 ■まつえ市とたからづか市 ◇まつえ市◇ 所在地    しまね県 人口     (令和2年国勢調査) 約20.3万人 面積     約573キロ平方メートル 市の木    松、桜 市の花    椿、牡丹 議員定数   34人 観光スポット まつえ城、しんじ湖、ゆうし園 など ◇たからづか市◇ 所在地    ひょうご県 人口     (令和2年国勢調査) 約22.6万人 面積     約102キロ平方メートル 市の木    サザンカ、ヤマボウシ 市の花    スミレ、ダリア 議員定数   26人 観光スポット たからづか大劇場、なかやま寺、てづかおさむ記念館 など --------------------------------------------------------------------------- 政策研究会 --------------------------------------------------------------------------- 市政の課題に対し、議会として共通認識の醸成を図り、条例案の策定や市長へ政策提言等を行うため、市議会基本条例第11条の規定に基づき、政策研究会を設置することとしました。 ◆デジタル化およびデータ利活用に関する政策研究会(10月1日設置) 【設置する趣旨】  社会ではDXの推進やAIの活用が進められている。行政や議会においてもデジタル化を進めていくこと、そこから生まれるデータを活用した新しいまちづくりの形を研究していく。 【具体的な研究課題】  データの利活用、行政・議会のデジタル化、チャットジーピーティーなどの生成AIの活用について 【調査研究に要する期間】  令和6年9月30日まで 【研究員】  <委員長>おおかわひろゆき  <副委員長>いばさとし   おだたかこ、かわぐちじゅん、くわはらけんざぶろう、さかもとあつし、てらもとさなえ、みとみちえこ、むらまつあんな(五十音順)   --------------------------------------------------------------------------- 議員研修会 --------------------------------------------------------------------------- 「市民に開かれた議会」「市民に信頼される議会」「市民に親しまれる議会」を目指して、平成23年4月にたからづか市議会基本条例が誕生してからすでに12年。 条例制定を経験していない議員の割合が半数を超えた現状を踏まえ、議員全員が基本条例の趣旨を再認識するため、10月10日に「たからづか市議会基本条例について」と題して研修会を開催しました。 当日は、制定時を知る議員からのコメントも交えながら基本条例の精神を学び直し、市民と共に歩む市議会であり続けることを、あらためて誓いました。 【14〜15面】 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 視察報告 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 市議会では、調査・研究活動の一環として先進自治体を視察調査し、政策提案等につなげています。  7月および8月に行われた各常任委員会の視察の内容を、調査に参加した議員が報告します。 --------------------------------------------------------------------------- 総務常任委員会 --------------------------------------------------------------------------- ■7月25日  ドローンを活用したまちづくり  いばらき県いしおか市 いしおか市では令和2年からドローンを活用した取り組みが開始されました。いばらき大学航空技術研究会、いばらき県西自動車学校と協定を締結して職員の人材育成や調査・研究を行っています。 ドローンの活用が見込まれる分野は(1)防災消防分野(2)農林業分野(3)インフラ分野(4)環境保全分野(5)情報発信分野となります。特に、橋梁点検等においてはドローンを使用することで点検費用縮減となり、点検の際の作業員のリスク回避・時間短縮効果もある点が分かりました。 現在、講習を受けた職員33名でパイロットチームを組み活動中です。管理運営を事務局と操作班で分け、安全な機体の管理飛行にも努められています。これまで、山火事の状況確認や山林部で遭難者の捜索、不法投棄・不法残土の被害発生時における現状確認、イベントで体験会の開催等、幅広くドローンが利活用されています。年々対応件数は増加傾向にあり、今後の需要が見込めます。 ドローンは成長段階ですが全国でも導入が広がっています。運営や課題など先進自治体の事例を調査することで、本市においても導入に向け、検討の余地があると思います。 (たなかみゆき) ■7月26日  ラインを活用したプッシュ型通知サービス  ちば県ちば市    地方自治体におけるDX  デジタル庁 午前中はちば市を訪問し、各種手当などの受給漏れ防止等を目的とした「あなたが使える制度お知らせサービス〜フォーユー〜」について学びました。 市が保有する住民情報を活用して、個人のラインアカウントへ各種制度をプッシュ型で通知するサービスです。必要な人に必要な支援を届け、検索の時間をゼロにし、受給漏れを防ぐ全国初のサービスとして、令和3年1月28日に開始されました。 通知対象制度は、健康診断、がん検診、予防接種、障がい・難病児童支援、ひとり親家庭支援など26制度あります。予防接種など期間が空いて忘れがちなもの、精神医療など家族に知られたくないものの通知方法として有効です。このサービスを多くの方に知ってもらうための広報戦略や通知対象制度の拡充など、今後の展開においてまだまだ課題があるそうです。 午後はデジタル庁へ視察に伺いました。 社会全体のデジタル化に向け、さまざまな取り組みをしており、「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化を」という言葉が印象的でした。 本市も一人ひとりに寄り添いながら、誰もがデジタルの恩恵を受けるまちづくりに取り組んでいきたいと思います。 (おおしまちとせ) --------------------------------------------------------------------------- 文教生活常任委員会 --------------------------------------------------------------------------- ■8月8日  校内フリースクール  あいち県おかざき市 大河ドラマ「どうするいえやす」で観光が盛り上がっているあいち県おかざき市へ「校内フリースクール(F組)」の視察に行きました。 「学校が子どもに適応する」という新たな価値観のもと、令和2年度にモデル校3校へ「F組」を設置。「通常学級と同じ、1つの学級として扱う」「教室復帰ではなく社会的自立を目指す」など「F組の理念」を浸透させながら、令和5年度に市内全中学校20校で設置が完了し、随時小学校にも着手していくとのことです。ソファや曲線の机等くつろげる空間に、校内でも信頼の厚い担任を中心とした支援体制、多様性を受け入れられる学級、いつでも子どもたちを温かく迎える体制で子どもたちにとっての心理的安全性の担保をしている「F組」。「適応するのは子どもでなく学校である」という理念をしっかりと軸に置き、教育委員会が先頭に立ち運用しています。 説明の言葉一つ一つに力強さとメッセージ性を感じることができました。全国的に長期欠席児童・生徒が増加している中、その子らしく学べる多様な環境が、選択肢が、本市の子どもたちにも当たり前のものとなるよう、委員会としても取り組んでいきます。 (もちだ) ■8月9日  ハイブリッド教育  アクティブ・ラーニング  しが県くさつ市 しが県くさつ市へ「学校教育情報化推進計画、第2期計画」を中心に、ICT教育の推進について視察に伺いました。 「1人1台端末を文房具として活用」をテーマに、子どもたちが自ら考えながらデジタル教材を活用し、情報活用能力をはじめ「21世紀型能力(基礎力、思考力、実践力)」を備えた能動的な学び手となるよう育成に取り組まれています。保護者と学校間の欠席遅刻連絡・情報共有アプリは、市の予算で全校一斉に導入しています。このアプリは、民生委員など地域の方とも共有し、保護者と地域から「信頼される・応援される学校」の実現を目指しています。 教職員への研修は、ICTスーパーバイザー、ICT支援員等による訪問指導や全体研修に加え、教員のリクエスト内容に沿い20分程度の短時間研修を実施して、教職員の負担を最小限にする工夫をしながら実施されていました。 また、授業動画を市内学校間で共有することで授業の質が改善、向上。授業動画やオンライン授業の活用により、長期欠席の子どもたちが授業へ参加しやすい環境を整えるなど、参考にする点がいくつもありました。 (さかもと) --------------------------------------------------------------------------- 産業建設常任委員会 --------------------------------------------------------------------------- ■8月2日  自動運転サービス  ふくおか県みやま市 たからづか市の地域交通は、鉄道やバス(路線バス・コミュニティバス・ランランバス等)です。 しかし、令和4年4月、市内の路線バス事業者が利用者減少と運行経費増大に伴う市内全域の運行改正を行い、路線が廃止、減便された地域があります。 そこで、ふくおか県みやま市に伺い、山間地域の生活の足の確保・物流の確保に利用されている「自動運転サービス」について視察を行いました。 現地で、現状(車両・実施体制・経費・利用者への取り組み)と課題の情報交換を行ったところ、たからづか市として取り組むには、国のSIP事業に参入し、どれだけの交付金を獲得できるか、ランニングコストの財政的負担や交通事業者との連携等、幾つか問題があります。 しかし、公共交通機関が整備されていない地域・撤退地域も含め、住民生活の不便な環境に置かれている地域での活用が望まれます。 今後は、みやま市の実証実験を参考に、GPSを活用した自動運転実証実験やデマンド型交通としてさらに一歩進んだ取り組みを。自動運転サービスは、まだまだ発展できる分野であると考えます。 (すえなが) ■8月3日  パークPFI制度で公園再整備  ふくおか県 特例措置等の制度利用で民間活力を取り入れ、魅力的な公園になった県営のてんじん中央公園とおおほりテラス。パークPFI制度を使って再整備された公園施設2カ所について視察を行いました。 パークPFIとは、特例措置を駆使し民間店舗を公園内に誘致することで、トイレなど公共設備も更新でき、利用者にとって魅力的な公園を創ることができる方法です。 子ども・子育て支援をするなら公園の整備も必要。誰もが集える居場所、癒しの場としても整備が大切。この手法を使えば募集時の理念・構想が鍵となり魅力的なまちづくりや観光資源ともなり得る公園利活用と活性化、整備もできる! 民間事業者の自由な発想に基づく幅広い事業提案や、 市が想定している事業方針に対して民間アイデアを取り入れ施設も整備できると、事前勉強会を経て臨みましたが、カフェやバル等店舗の建築や誰でもトイレ刷新等に事業者決定から1年ほどかかることも分かりました。本市で実施する利点があるか等が課題です。 使える制度は使い、市内公園の再整備を。財政補填にもなる民間活力を生かし、市民のための魅力的な公園づくりを提案してまいります。 (おだ) 【16面】 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 議会報告会 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆報告 たからづか市議会では、定例会ごとに主な議案についての報告会を行っています。 6月定例会の議会報告会は、令和5年7月29日(土曜日)に市立国際・文化センターの会場とオンラインの双方で開催し、会場には16名、オンラインには14名、計30名の方にご参加いただきました。 9月定例会の議会報告会は、令和5年11月11日(土曜日)に市立男女共同参画センターの会場とオンラインの双方で開催し、会場には13名、オンラインには2名、計15名の方にご参加いただきました。 次回の議会報告会は次のとおりです。申し込みは不要です。お気軽にご参加ください。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 次回のご案内 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 開催日 令和6年(2024年)1月20日(土曜日) 時間  午前10時〜11時45分 場所  中央公民館(すえひろ町3-53) 内容  12月定例会の報告 会場とオンライン(ズーム)で同時開催の予定です。 手話通訳・要約筆記・一時保育を実施します。ご希望の方は1月10日(水曜日)までに議会事務局議事調査課へご連絡ください。 電話 0797-77-2168 ファックス 0797-74-6902 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12月定例会等の予定 開催中 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12月12日 火曜日 議会運営委員会 12月13日 水曜日 一般質問 12月14日 木曜日 一般質問 12月15日 金曜日 一般質問 12月18日 月曜日 一般質問・予備日 12月20日 水曜日 協議会+常任委員会(3) 12月21日 木曜日 議会運営委員会 12月22日 金曜日 本会議 12月25日 月曜日 本会議(予備日) ※日程については変更する場合があります。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 市議会 ホームページ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 会議日程や議案審査の結果等をご覧いただけます。また、本会議や委員会の会議録検索もできます。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ インターネット 中継・録画配信 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 本会議の模様を動画で配信しています。スマートフォン・タブレットでも視聴可能です。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ フェイスブック ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 本会議や委員会の開催日程のほか、議会報告会や意見交換会など市議会主催イベントの情報をお知らせしています。フォローをお願いします。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 83.5メガヘルツ FMたからづか ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 毎週2回(月曜日・木曜日)11時55分から5分間、市議会の話題をお届けしています。一般質問(録音)や議長インタビューなども放送しています。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 傍聴のご案内 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 市議会の本会議や委員会は原則として公開となっており、どなたでも傍聴することができます。 議員の活動や市政の動向等を知る機会でもあります。ぜひ傍聴にお越しください ■本会議場の傍聴受付 市庁舎5階、本会議場傍聴席入り口。傍聴席数は84席(車いす席、磁気ループ席あり)。 ■手話通訳・要約筆記 ご希望の方は、障がい福祉課(ファックス0797−72−8086)へお問い合わせください。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 編集後記 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆今年も残りわずか。これからもこの議会報で議会についてわかりやすく楽しく読んでもらえるように工夫していきたいと思います。ぜひご意見ご感想をお聞かせください。 (たなかみゆき) ◆「議会に市民も混ざりたい」。議会報告会に参加された方の一文が刺さる。コロナ禍で見送ってきた意見交換会は“ざっくばらんWに再開しよう。皆さまとの対話こそ議会活動の原点。リアルが一番! (てらもと) ◆委員になり、初めて特集記事を担当しました。進め方が分からず、委員・事務局の皆さんに助けてもらい感謝です。今後とも読みやすい誌面になるよう邁進してまいります。(みとみ) ※議会報かけはしは、年4回発行しています。 次号は、令和6年(2024年)2月1日発行予定です。