《たからづか市議会報かけはしテキスト版》 第262号 令和6年(2024年) 2月1日(木曜日) 編集発行たからづか市議会 たからづか市議会報かけはしテキスト版は、たからづか市議会報かけはしの写真や画像、一部表グラフなどを省いてテキスト形式で編集しています。 文書読み上げソフトによっては、正しく読み上げできないこともあります。 誌面へのご意見やご感想は、議会事務局までお気軽にお寄せください。 たからづか市議会事務局 〒665-8665 たからづか市東洋町1番1号 電話 0797-77-2168(直通) ファックス 0797-74-6902 【1面】 〇12月定例会の概要 〇特集 市議会70周年 市民に開かれた議会を目指して! 【2〜3面】 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 市議会70周年 市民に開かれた議会を目指して! ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ たからづか市は昭和29年(1954年)、たからづか町(旧小浜村)と良元村との合併により誕生しました。本年4月に市制70周年を迎えるとともにたからづか市議会も70周年を迎えます。 平成23年(2011年)には、市民に開かれた議会を目指し、議会基本条例を施行しました。 今回は、さまざまな議論が行われている議場や、市庁舎について紹介します。 ■議事堂 たからづか市議会議事堂は市庁舎の4階・5階にあります。 昭和55年(1980年)の市庁舎新築移転に併せて、逆瀬川駅前から現在地に移転しました。市庁舎の上部にある円筒部分が議場で、スウェーデンのストックホルム市庁舎を意識したとも言われています。 □本会議場 議論しやすいように円形で議席は中央に向いており、階段状になっています。天井は高くクラシックな雰囲気です。 □傍聴席 傍聴席の一部は車いすが入ることができ、難聴者用のヒアリングループアンプも埋め込んであります。 □議会図書室 議員の専門性を高めるため行政資料や専門書が充実し、てづかおさむやたからづか歌劇に関する書物もそろっています。 市民の皆さんも利用できます。(閲覧のみ) □昇降機 車いすユーザーも利用できるようスロープが設置され、演壇には昇降機がついています。 □回廊 建物を取り巻く回廊はリゾートホテルのようで特徴的な設計です。(立ち入りは不可) □議長室・副議長室 議員との協議や職員からの説明などにも活用されています。 ■むらのとうごの建築 たからづか市庁舎はたからづかに住んでいたモダニズム建築家のむらのとうご氏(明治25年(1891年)〜昭和59年(1984年))が設計しました。東京の日生劇場や迎賓館本館、広島の世界平和記念聖堂など、多くの作品を残しています。 庁舎建築も手掛け、たからづか市以外にも目黒区庁舎・横浜市庁舎・尼崎市庁舎などがあります。 また、市内では、カトリックたからづか教会も有名です。 〈ロゴマークのコンセプト〉 市民と市の希望ある平和な未来を見守り、時空を超え過去から未来への歴史をつなぐイメージを持つてづかおさむのキャラクター「火の鳥」が未来へ羽ばたく様子を描いています。 その下には、市の中心を流れる武庫川をたからづか歌劇の大階段に見立てて描き、たからづか歌劇団の組カラーをイメージした彩りとしています。 ---------------------- たからづか市議会 今後の予定 ---------------------- ■意見交換会  申込不要  日時 2月3日 土曜日 午前10時〜12時  場所 たからづか市役所議会棟  コロナ禍を経て4年ぶりに開催します。さまざまなテーマで議員と意見を交わしましょう。  当日は議会ツアーもあります。ぜひご参加ください。 ■議員研修会  たからづか市の観光×まちづくりを考える  申込不要  市民の皆さまも傍聴できます  講師 おおこそみつる氏     芸術文化観光専門職大学教授     NPO法人デスティネーション総研     (DMO推進機構代表)     きょうと大学経営管理大学院     「デスティネーションマネジメント論」担当  日時 2月6日 火曜日 午後1時30分〜3時30分  場所 たからづか市議会 議場  ○傍聴ご希望の方は、当日、直接、市議会傍聴席(市役所5階)へお越しください。 ■3月定例会  日時 2月13日 火曜日 〜 3月27日 水曜日  初日(13日)は本会議開会前に4年ぶりの議場コンサートを開催します。  詳しくは16面をご覧ください。 【4面】 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 令和4年度 一般会計・特別会計決算を認定 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ■審査の流れ■ 【決算特別委員会の設置】10月6日(9月定例会最終日)  市長より令和4年度の一般会計および特別会計(14件)の計15件の歳入歳出決算議案が提出されました。  議会は、詳細に審査するため、12名の委員で構成する決算特別委員会を同日に設置しました。 ◆決算特別委員会 おおかわひろゆき委員長 かわぐちじゅん副委員長 いずみゆき いばさとし おだたかこ きたやまてるあき さかもとあつし たなかこう たなかみゆき てらもとさなえ みやけこうじ もちだちえ 【委員会での審査】10月20日〜30日(うち5日間)  市から決算概要の説明を受け、事業の実施状況や効果等の質疑を行いました。また、5日目には総括質疑および委員会としての採決を行いました。  委員会での採決の結果、計15件の令和4年度決算議案についていずれも全員一致で認定をしました。 【本会議での議決】11月20日(12月定例会初日)  決算特別委員会委員長が審査の概要および結果の報告を行いました。  本会議での採決の結果、計15件の令和4年度決算議案についていずれも全員一致で認定をしました。 ■現地視察■  審査に先立ち、荒地西山線および競馬場高丸線の工事現場の現地視察を行い、現状や課題について確認しました。 ■決算概要■ ◆一般会計(歳出)目的別構成比 民生費45.3% 総務費12.6% 衛生費10.3% 教育費10.0% 土木費9.3% 公債費8.0% 消防費2.7% 商工費0.8% 議会費0.5% 農林業費0.3% 諸支出金0.1% 労働費0.1% ◆各会計別決算概要 会計別[一般会計]  歳入決算額      914億5461万7千円  歳出決算額      899億5423万4千円  実質収支       12億734万1千円 ※実質収支とは、歳入歳出決算額の差引額から翌年度へ繰り越すべき財源を控除した額 会計別[特別会計] <国民健康保険事業費>  歳入決算額      234億7787万円  歳出決算額      229億7407万9千円  実質収支       5億379万1千円 <国民健康保険診療施設費>  歳入決算額      1億1164万4千円  歳出決算額      1億1164万4千円  実質収支       0円 <介護保険事業費>  歳入決算額      220億9073万4千円  歳出決算額      216億8489万5千円  実質収支       4億583万9千円 <後期高齢者医療事業費>  歳入決算額      47億5916万7千円  歳出決算額      46億1197万6千円  実質収支       1億4719万1千円 <財産区(9件)>  歳入決算額      1億1831万3千円  歳出決算額      8703万9千円  実質収支       3127万4千円 <たからづか市営霊園事業費>  歳入決算額      19億344万4千円  歳出決算額      19億344万4千円  実質収支       0円 【5面】 ■主な質疑■ ◆一般会計 <総務費> 【総合窓口化推進事業】 問い 窓口アンケート結果の満足度を上げるために必要なことは何か。 答え 庁内での待ち時間、滞在時間を短くすることが、最も市民のニーズに沿うということを踏まえ、ウェブ上で待ち時間を確認できるようにした窓口案内表示の見える化などを行っている。小さな改善を重ねて、満足度を上げる取り組みを行うことが重要だと考えている。 【阪急小林駅周辺整備事業】 問い 定期的に協議の場を持っているとのことだが、協議の状況は。 答え 土地所有者、地元委員会などと、駅前ロータリー等の交通結節点を含めた整備について協議を重ねている。 <衛生費> 【公害対策事業】 問い 航空機騒音調査等業務委託料を70万9500円計上しているが、いつから、どこで実施されているか。また、目標値より実績値の方が高いことはあったか。 答え 航空機騒音による環境基準達成状況を調査することを目的に、市内2カ所で航空機騒音を測定している。令和4年度は令和4年10月31日から令和5年1月27日の間で連続して4日間調査している。ここ近年、環境評価、環境基準を超える数値や調査結果はない。 <土木費> 【荒神川都市基盤河川改修事業】 問い 成果報告書に河川管理者との協議に時間を要しているため、完了することができず令和5年に繰り越すとあるが、担当者との協議はどのような状況か。 答え 今回の設計業務は、主に未整備区間の稼働計画の見直しを行っている。長期の事業期間の中で、計画の見直しを段階的に行ってきた関係上、過去の経緯等を整理し、兵庫県に確認調整しながら進めていく必要があるため協議に時間を要しており、現在も継続的に協議し、業務を進めている。 <民生費> 【思春期ひろば事業】 問い 内容と今後の事業計画は。 答え 不登校やひきこもりに悩む当事者、またその保護者が安心して参加できる居場所づくり、相談できる場所ということで実施しており、対象者はおおむね18歳以上を想定している。引き続き、社会に関わる第一歩のきっかけとして、来やすい場所を提供するとともに、事業の周知等工夫していきたい。 <教育費> 【スクールネット活用事業】 問い 監査委員より、活用が遅れているとの指摘がある。目標と実際の差を確認する進捗管理が必要だと感じるが、今後どのように取り組むのか。 答え 目標に至るロードマップが示されていなかったことに大きな問題があったと認識している。推進計画を見直して取り組んでいきたい。 問い 国は機器等の更新時期にGIGAスクール構想が進んでいる学校を優先して支援を行うと聞いている。なかなか成果が出ないとなると、支援を受けにくくなり、市の一般財源から機器等の更新費用を負担しなければならない状況になることも考えられる。教育委員会任せではなく、市としてどのような対応をしていくのか。 答え マネジメントの問題と考えており、市を挙げて今の問題について解決していき、他市の子どもたちに比べて遅れることがないように教育委員会と一緒に考えていきたい。 ◆特別会計 <後期高齢者医療事業費> 【後期高齢者医療保険料の減免件数】 問い 低所得による減免が2件のみの理由は。 答え 保険料減免の取り扱いは県広域連合の条例と規則に規定されており、市独自での運用ができないためである。 【6面】 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12月定例会の議案審議 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12月定例会では市長から提出された議案、市民の皆さまから提出された請願など66件を審議しました。主な議案審議の概要についてご報告します。 提出された議案は一部を除き、3つの常任委員会(総務・文教生活・産業建設)に付託し、慎重に審査しました。 なお、9月定例会において閉会中の継続審査としていた決算に関する議案15件の審議概要については、4〜5面をご覧ください。 市長提出議案…………………………………………………………………………63件 意見書…………………………………………………………………………………2件 請願……………………………………………………………………………………1件 ◆常任委員会への主な付託議案等◆ 総務常任委員会 ■令和5年度たからづか市一般会計補正予算(第7号) ■たからづか市副市長定数条例の一部を改正する条例の制定について ■たからづか市副市長の選任につき同意を求めることについて ■たからづか市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について など 31件(7面) 文教生活常任委員会 ■令和5年度たからづか市病院事業会計補正予算(第2号) など 4件(8面) 産業建設常任委員会 ■市道路線の認定について(4件) など 8件(8面) 【7面】 --------------------------------------------------------------------------- たからづかハーフマラソン大会実施事業補助金予算などを増額補正 [全員一致可決] --------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆ ■令和5年度たからづか市一般会計補正予算(第7号) 令和5年度一般会計の歳入歳出予算を、約21億4千万円増額するものです。歳入予算では自立支援給付費負担金などを増額、歳出予算ではハーフマラソン実施事業などを増額、債務負担行為に市民活動支援補助金などを追加するものです。 ◆主な審議内容◆ 問い 工事によるコース短縮、豚汁の提供がなくなるなどしたが、従来どおり実施できる努力を。 答え 経費削減で豚汁は提供しないが、キッチンカーでの飲食販売など魅力の上がる工夫を行う。 問い 市制70周年記念市民活動支援補助金の申請団体が政治的団体等でないと判断する方法は。 答え 申請時に誓約書の提出や活動実績等の提出を求め、その内容を調べて対応する。 --------------------------------------------------------------------------- 副市長にふじしまのぼる氏が就任 [賛成多数可決] [賛成多数同意] --------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆ ■たからづか市副市長定数条例の一部を改正する条例の制定について ■たからづか市副市長の選任につき同意を求めることについて 第6次総合計画を着実に実施する体制を整備し、国などの機関との連携を強めて、市の重要施策を適切に推進するため、令和6年1月から副市長の定数を1人から2人以内に改めるよう条例の一部を改正し、新たな副市長としてふじしまのぼる氏を選任するものです。 ◆主な審議内容◆ 問い 新体制は新年度からとなることが通例だが、今回、令和6年1月から変更する理由は何か。 答え これからの時代にふさわしい行財政経営の実現が急務であり、この時期に的確な意思決定を進めていくため。 ◆◆各議員の賛否◆◆ 賛成 いけだみつたか いずみゆき いばさとし おおしまちとせ おおしまときこ おだたかこ かじかわみさお かわぐちじゅん きたのさとこ きたやまてるあき くわはらけんざぶろう さかもとあつし たなかこう たなかみゆき てらもとさなえ なかのただし なかやまゆうすけ ふじおかかずえ みとみちえこ みやけこうじ むらまつあんな もちだちえ (五十音順) 反対 すえながやよい 棄権 あさたにあき おおかわひろゆき (五十音順) ◇とみかわこうたろう議長の表決権について  議事は、原則として出席議員の過半数で決定しますが、議長はその表決に加わることができません。  賛成と反対が同数となったときは、議長が決定します。 --------------------------------------------------------------------------- 市民に分かりやすい組織とするため組織改正を実施 [全員一致可決] --------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆ ■たからづか市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について たからづか市行財政経営方針に掲げる変革や協働・共創などの取り組みにより、第6次総合計画を着実に推進していくため、必要な組織体制を整備することを目的に条例の一部を改正するものです。 ◆主な審議内容◆ 問い 現在の室制度にデメリットがあったのか。 答え 室制度を見直す目的は行政ニーズの多様化・複雑化に対し、分野横断的に業務を執行することである。室制度のメリットとデメリットは裏腹で、メリットとして事務分掌および所管範囲の明確化が挙げられるが、逆にデメリットとして業務に対し横断的に対応する意識が薄くなると考えている。 【8面】 --------------------------------------------------------------------------- 令和5年度上半期実績を基に病院事業会計予算を減額 [全員一致可決] --------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆ ■令和5年度たからづか市病院事業会計補正予算 (第2号) 年間患者数および一日平均患者数を上半期の実績および下半期の予測を基に減らし、医業収益の予定額を8億6878万円減額する一方、市補助金および県補助金1億5270万2千円の受け入れなどをするものです。 ◆主な審議内容◆ 問い 上半期実績に比べ下半期見込みが多い理由は。 答え コロナ禍では傾向が違ったが、恐らく今年度は例年どおり冬場に患者が増えると見込むため。 問い 当初予算の見込みと実績値の乖離が大きいが、どう認識しているのか。 答え 当初予算では看護師を確保し病棟を全て稼働させる見込みであったが、令和5年3月から4月にかけて看護師はあまり増えず稼働病床を増やすことができない状況であったと認識している。 【令和5年度入院収益・外来収益等の上半期の実績と下半期の見込み】 区分 入院  上半期(実績)  患者数 268人  単価  69277円  収益  34億87万4千円  下半期(見込み)  患者数 286人  単価  70000円  収益  36億6366万円  通期  患者数 277人  単価  69650円  収益  70億6453万4千円  当初予算  患者数 315人  単価  70000円  収益  80億7030万円  補正  患者数 マイナス38人  単価  マイナス350円  収益  マイナス10億576万6千円 区分 外来  上半期(実績)  患者数 876人  単価  19897円  収益  21億7761万円  下半期(見込み)  患者数 900人  単価  19897円  収益  21億4887万6千円  通期  患者数 888人  単価  19897円  収益  43億2648万6千円  当初予算  患者数 900人  単価  19000円  収益  41億8950万円  補正  患者数 マイナス12人  単価  897円  収益  1億3698万6千円 ※患者数は一日平均患者数 --------------------------------------------------------------------------- 4路線を市道路線に認定 [全員一致可決] --------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆ ■市道路線の認定について(4件) 都市計画法に基づく土地の帰属により市道路線を新規に認定するものです。 ◆主な審議内容◆ 問い 認定しようとする道路に、最大幅員が4.5メートル、最小幅員が4メートルと狭くなっているものがあるのはなぜか。  答え 開発に伴う道路整備は開発ガイドラインで形状を定めている。突き当たりとなる袋路状道路で、延長が35メートル以下、終端に転回広場が設けられる場合は、全幅4.5メートル以上かつ有効幅員4メートル以上としているため、今回は基準に合致している。 【9面】 --------------------------------------------------------------------------- その他の賛否が分かれた議案 --------------------------------------------------------------------------- ◆市長提出◆ ■名称/結果 たからづか市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について [可決(賛成多数)] たからづか市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について [可決(賛成多数)] ◆◆各議員の賛否◆◆ 賛成 あさたにあき おおかわひろゆき おおしまちとせ おおしまときこ かじかわみさお かわぐちじゅん きたのさとこ きたやまてるあき くわはらけんざぶろう さかもとあつし たなかこう てらもとさなえ なかのただし ふじおかかずえ みとみちえこ みやけこうじ もちだちえ (五十音順) 反対 いけだみつたか いずみゆき いばさとし おだたかこ すえながやよい たなかみゆき なかやまゆうすけ むらまつあんな (五十音順) --------------------------------------------------------------------------- その他の賛否が一致した議案 --------------------------------------------------------------------------- ◆市長提出◆ ■名称/結果 令和5年度たからづか市特別会計国民健康保険事業費補正予算(第1号、第2号の2件) [可決] 令和5年度たからづか市特別会計国民健康保険診療施設費補正予算(第1号、第2号の2件) [可決] 令和5年度たからづか市特別会計介護保険事業費補正予算(第2号、第3号の2件) [可決] 令和5年度たからづか市特別会計後期高齢者医療事業費補正予算(第1号、第2号の2件) [可決] 令和5年度たからづか市特別会計各財産区補正予算(第1号)8件 [可決] 令和5年度たからづか市特別会計たからづか市営霊園事業費補正予算(第2号、第3号の2件) [可決] 令和5年度たからづか市水道事業会計補正予算(第1号) [可決] たからづか市特別会計条例の一部を改正する条例の制定について [可決] たからづか市新型コロナウイルス対策思いやり応援基金条例を廃止する条例の制定について [可決] 地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について [可決] たからづか市国民健康保険出産費資金貸付基金条例を廃止する条例の制定について [可決] たからづか市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について [撤回] たからづか市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について [可決] たからづか市都市公園条例の一部を改正する等の条例の制定について [可決] 生活衛生等関係行政の機能強化のための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について [可決] 阪神水道企業団規約の変更に関する協議について [可決] たからづか市監査委員の選任につき同意を求めることについて [同意] 令和5年度たからづか市一般会計補正予算(第6号、第8号の2件) [可決] 令和5年度たからづか市病院事業会計補正予算(第3号) [可決] たからづか市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について [可決] たからづか市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について [可決] 財産(胃部エックス線撮影装置一式)の取得について [可決] たからづか市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について [可決] 人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることについて [適任] --------------------------------------------------------------------------- 請願 --------------------------------------------------------------------------- ■名称/結果 健康保険証の存続を求める請願 [不採択] ◆◆各議員の賛否◆◆ 賛成 おおしまときこ おだたかこ かじかわみさお かわぐちじゅん きたのさとこ きたやまてるあき たなかこう てらもとさなえ みとみちえこ (五十音順) 反対 あさたにあき いけだみつたか いずみゆき いばさとし おおかわひろゆき おおしまちとせ くわはらけんざぶろう さかもとあつし すえながやよい たなかみゆき なかのただし なかやまゆうすけ ふじおかかずえ みやけこうじ むらまつあんな もちだちえ (五十音順) --------------------------------------------------------------------------- 意見書 --------------------------------------------------------------------------- ■名称/結果 食品ロス削減への国民運動のさらなる推進を求める意見書 [可決] 送付先/文部科学大臣、厚生労働大臣、農林水産大臣、経済産業大臣、環境大臣、内閣府特命担当大臣(こども政策)、内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全) 医療・介護・障害福祉分野における処遇改善等を求める意見書 [可決] 送付先/財務大臣、厚生労働大臣、国土交通大臣 【10面】 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 一般質問 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 一般質問とは、議員が市政全般におけるさまざまな課題を積極的に取り上げ、市の考え方や取り組み姿勢、今後の方向性などについて、報告、説明を求めることや質問をすることです。 12月定例会では、23名の議員が一般質問を行いました。ここでは、その要旨を掲載します。 ■先延ばしできない市立病院の建て替え 市民ネットたからづか きたやまてるあき 【市立病院の建て替え】 問い 令和5年度中に「たからづか市立病院経営強化プラン」の策定はできるのか。 答え 令和6年1月から2月にかけてパブリック・コメントを実施し、市民の意見を反映した上で、予定どおり令和6年3月末に経営強化プランを策定する。 問い 建て替え時期と新病院開院の時期の想定は。 答え 構想・計画段階で約2年、設計段階で約2年、建築工事段階で約3年を要し、新病院が開院するまで約7年の期間が必要。令和6年度から基本計画に着手した上で令和13年度に開院する想定としている。 【小林・亀井浄水場】 問い 両浄水場跡地を有効活用するには全ての構造物の解体が必要。土壌汚染対策法に基づく調査・対策は。 答え 現時点では調査の要否、その範囲や内容も不明である。調査が必要な場合は必要な対策を実施する。 問い アスベストの調査・対策は。 答え 両浄水場とも平成2年度から2年間、アスベスト除去工事を実施したが、壁や柱などに残っている可能性がある。解体撤去工事の際は事前調査を実施し、関係機関とも十分に協議しながら適切に進めていく。 ■「歌劇のまちたからづか」のまちづくり たからづか真政会 くわはらけんざぶろう 【花のみちやたからづか駅周辺商業について】 問い さきのたからづか歌劇の休演による周辺商業への影響を数字で把握できているか。 答え 1公演2500人の来場、1人当たり4千円程度の消費と把握している。 問い 市内観光スポットそれぞれの経済波及効果を調査する予定はあるか。 答え 他市の実例を参考に今後検討していく。 意見 地域にも選択と集中の視点を入れ、市域全体の活性化につながる支援を。 【低予算で高い効果を得る防犯カメラ設置補助を】 問い 現在の補助対象は、一定の条件を満たす団体。対象を、各家庭に変更することで、よりコストが低減され、評判のよい伊丹市の防犯カメラ施策と同じ効果が、低予算で実現可能と考えるが市の考えは。 答え そのような提案が担当課からあった場合は、事業内容を精査し、市民や地域の安全安心への効果を検討した上で適切に対応する。 意見 市民を挙げて子どもや高齢者を見守る環境があるまちづくりを。 【北朝鮮による拉致問題】 問い 啓発の取り組みは。 答え 国民的課題として関心と認識を深めるため、国、県等と連携し啓発を進める。 ■成長・発達を大切にするICT教育へ 日本共産党たからづか市会議員団 みとみちえこ 【痴漢対策について】 問い 入試に遅れることができない受験生を狙う痴漢被害がある。警察とも連携して対策するべきでは。 答え たからづか警察署に対策を望む意見があることを伝え、関連機関を含め協議する。 意見 被害者への注意喚起を促す掲示物があるが、痴漢は加害者が悪いのであって、被害者には非がない。被害に遭ったとき「通報しよう!」と思える環境づくりが大切だと考える。 【ICT教育について】 問い ICT教育の先進国であった北欧では、画面上で読んだ内容の読解力と記憶力が紙の教科書に比べ劣るという研究結果から、ICTを活用する時間を減らしている。本市の考えは。 答え 先進諸国を参考にし、発達段階に応じたICT教育を推進していく。 問い 小・中学校の学習には、「紙と手書き」の効果が不可欠では。 答え 「手書き」は、脳機能を向上させるという結果がでている。ICT機器は、疑問点がすぐに解決できる利点もあるため、ハイブリッドで進めていく。 意見 ICT活用を否定するわけではなく、活用の方法を慎重に考え、検証することが大事だと考える。 【11面】 ■市営火葬場の火葬炉の入れ替えを 無所属 いずみゆき 【市営火葬場】 問い 多死社会について市の想定と対応は。 答え 今後の死亡者数増加に伴う火葬場利用の需要に対応するためには、火葬場の環境整備を行う必要がある。必要に応じて設備面、体制面の両面で検討を行う。 問い 火葬炉の入れ替え工事が急務とのことだが、増やす必要もあるのでは。 答え 増やす以前に適切な運営のため、運用しながらの修繕や入れ替えを、できる限り早期に着手したい。 意見 早期の入れ替えに対応し、十分な対策を。 【学校での避難訓練】 問い 災害は想定外で起こるため、事前通知を行うと訓練にならないのでは。 答え 避難経路や緊急時に自分の身を守る行動を確認するため、有効である。 意見 非常時に自主的に動けるように、市内の全小・中学校を対象に事前通知なしの訓練をすべき。 【高齢者の免許返納】 問い 民間交通会社に運転免許自主返納サポート協議会への加盟を働きかけないのか。 答え 以前依頼した経緯があるが、各社とも割引制度を設けており現時点では加盟に至っていない。引き続き加盟を働きかけていく。 ■時代に合わせ地域児童育成会の見直しを 公明党議員団 みやけこうじ 【地域公共交通計画】 問い 計画は、地域住民の感覚とずれがある。地域の声を聞くべきでは。 答え 地域にとって何が望ましいか、丁寧に声を拾い対応していく。 問い ある介護施設が以前行っていた、利用者用送迎車に、地域住民も乗車できる等の取り組みも必要では。 答え 交通事業者以外の所有する輸送手段も資源として検討が必要であり、地域公共交通協議会の中で協議すべき課題と考えている。 【地域児童育成会】 問い 時代の変化に対応した運営の見直しが必要では。 答え 子育て支援と児童の健全育成の観点を踏まえ、子育て環境や保護者ニーズの変化を捉えた見直しが必要だと考えている。 問い 学校施設の有効活用を図る観点から、教育委員会と関係部局が連携した総合的な放課後児童対策を総合教育会議で議題にしたか。 答え 議題にはしていないが、協議が必要な問題と認識している。関係部局と連携し、対応していきたい。 【エレベーターに名称を】 問い 市民に庁舎をスムーズに案内できるよう検討を。 答え 来庁者に分かりやすく、職員も案内しやすい庁舎となるよう工夫していく。 ■人材確保のため、待遇改善の推進を 市民ネットたからづか きたのさとこ 【地域児童育成会事業】 問い 正規支援員の複数配置に向けた人員確保が必要と考えるが、市の見解は。 答え 支援員の仕事の魅力を伝える広報誌の特集やネット広告の活用など、広く目に留まるよう工夫し、人材確保の取り組みを進める。 問い 特別支援児の在籍10人に専任支援員1人という配置基準を見直すべきでは。 答え 人員配置とともに適切なスペースも必要である。他市の状況も参考に、よりよい体制や環境づくりについて、引き続き検討したい。 【防犯・交通安全対策】 問い たからづか駅前ロータリー東側のタクシー待機場の柵は、角度によっては横断者を確認しづらい。構造上の工夫で、見通しの確保を。 答え 柵の改善や植栽の剪定などによる視認性の確保、注意喚起の啓発看板設置などについて検討していく。 【教育環境整備】 問い 教職員が年次休暇等を取得しやすい環境整備は。 答え 休暇制度周知によるワーク・ライフ・バランスの実現に向けた職場風土づくりなどに取り組んでいる。 意見 1学期中に産休に入る教員がいる場合、先読み加配制度により4月当初から代替教員を配置できる。より安定的な人材確保策を。 ■全方位から支える不登校支援を 公明党議員団 ふじおかかずえ 【新生児聴覚検査公費助成】 問い 対象を全新生児に拡大することについて見解は。 答え 重要性は認識しており優先順位を考え取り組む。 【不登校支援】 問い 居場所の確保については。 答え 民間施設との連携強化や実効性のあるガイドラインの策定を検討する。 問い 多様な学びの場としてメタバース空間を活用する自治体も増えているが。 答え 一定の成果が出ており、今後研究していく。 問い どこにもつながっていない児童生徒の保護者への支援が必要では。 答え 保護者向けの講演会を実施し、保護者同士がつながる機会を増やしたい。 意見 保護者を決して孤立させない支援が求められている。保護者同士が前向きに結びついていく工夫を。 【開かれた学校づくり】 問い 学校運営協議会への外部委員の参画の仕組みは。 答え モデル校から広げていくことを検討する。 問い 学校評価を市で集約・分析・公表し「学校風土の見える化」につなげ、次の計画に反映すべきでは。 答え 学校教育活動の改善点や方向性を示し公表する。 意見 人材育成をはじめ教育委員会の体制強化を。 【12面】 ■ひきこもり地域支援センターの設置を たからづか真政会 あさたにあき 【一人一人に寄り添えるひきこもり支援体制を】 問い ひきこもりに苦しむ8050問題は深刻。支援以前に現状把握さえされておらず実態調査が必要では。 答え 国の支援メニューを使いながら実態調査を進めるよう調査研究したい。 問い 現状のひきこもり支援は生活困窮支援の一部で、相談、アウトリーチや就労支援に特化した状態ではない。大幅に変革し、新たな支援体制を構築すべきでは。 答え 市と社会福祉協議会とで、どの役割を担うか整理していこうと考えている。 問い 令和4年度から市でも設置可能となった包括的なひきこもり地域支援センターを設置してはどうか。 答え 検討を進めたい。 意見 早期の支援で当事者や家族の将来が変わる。本市に住んでよかったと思える寄り添った支援を。 【地域児童育成会の充実を】 問い 以前より課題の長期休暇中の開始時間前倒しについて結論はいつ出るのか。 答え 人員確保などの課題整理を含め、できるだけ速やかに実現に向かうよう進めたい。 意見 保護者が安心して仕事に集中できない現状。重要な少子化対策と認識し、声を受け止めてほしい。 ■健康で安心・安全な生活を 公明党議員団 さかもとあつし 【介護従事者について】 問い 本市の充足状況は。 答え 事業所へのアンケート調査によると正規・非正規ともに不足している。 問い 本市の認識は。 答え 増大する福祉・介護ニーズには介護従事者の存在は必要不可欠である。 問い 介護従事者は専門性がありながらも適切な評価がなされていない。たからづか市技能功労者表彰の対象に加えてはどうか。 答え 検討する。 【予防接種事業について】 問い 子宮頸がん予防ワクチンの接種状況は。 答え 昨年度の接種率は39.5%。引き続き、接種率の向上に取り組む。 問い 子宮頸がん予防ワクチンのキャッチアップ接種状況は。 答え 21.7%の接種率となり、対象者へは個別通知を実施している。 問い 帯状疱疹ワクチン接種の費用助成の有無は。 答え 任意接種への助成はない。国で定期接種化が議論されている。 【AED使用時の環境整備】 問い 救助対象が女性の場合に使用を躊躇することがあると聞くが市の対応は。 答え 胸部を隠す三角巾を収納し、躊躇なく使用できるよう順次整備している。 ■パワハラのない組織運営を 市民ネット宝 てらもとさなえ 【犯罪被害者支援と啓発】 問い 支援につながる啓発用飲料自販機は県内113台、本市はゼロ。公共施設や商業施設等に置けないか。 答え 市の施設に設置を検討し他は検討を働きかける。 【市職員の採用】 問い 「司法試験を受験した者」を採用する意図は。 答え 教養・専門試験以外に、能力検査のみで受験可とした結果、法律を学んでいない職員が増加。市の法務能力の向上を図るため。 意見 司法試験合格後の辞退・退職や、社会経験不足の人を採用するリスクも。法学部卒で法的思考を身に付けた人からの選考が基本。 【ハラスメントのない役所】 問い パワハラ等の報道が後を絶たない。市長が起こさないことへの認識は。 答え 自らの言動や行為が職員に与える影響を自覚し、職員が能力を十分に発揮できる職場風土を築いていかなければと考える。 問い 不機嫌な態度や感情的な物言いで職員が萎縮、思考停止に陥る状況が続いてみえる。心理的安全性は守られているのか。 答え 意見や提案を上げやすい風通しのよい職場づくりに専念していきたい。   意見 やまさき市長の残任期で変わるよう期待する。 ■トライやる・ウィークの意図の共有を たからづか真政会 もちだちえ 【トライやる・ウィーク】 問い 受け入れ事業所の確保など、PTA役員は大変。負担軽減のため教育委員会が事業所把握等できないか。 答え 関係各課・機関とも連携し負担軽減に取り組む。 問い 多感な時期に地域に送り出す意義、受け入れる事業者の存在の大切さが理解、共有されていない。地域や事業者への周知は。 答え 今後は例年掲載の広報誌に事業の趣旨も追記し、市民、保護者、地域に広く理解してもらうよう努める。庁内関係課と課題を共有し、取り組みに生かしていく。 【これからの公園づくり】 問い 公園での経験は五感を刺激し非認知能力に大きく関わり、子どもの育ちに重要。現状、公園から離れている子どもを再び公園に戻す仕掛けや工夫が必要と思うが、目指すべき公園は。 答え 子どもがやりたいことが自由にできる公園の実現が一番望ましい。自由な発想で多くの人が集う、それぞれ特色がある公園の実現を目指すべきと考える。 【庁舎の昼休みの電気消灯】 問い 環境配慮とはいえ違和感がある。食事は明るいところでするべきと思うが。 答え 昼休みの消灯は各職場で判断し実施。臨機応変に対応していきたい。 【13面】 ■自立支援型介護で高齢者が元気なまちに たからづか真政会 おおかわひろゆき 【超高齢化社会の都市経営】 問い 高齢化が一層進む2040年には、市の介護給付費はどの程度になるのか。 答え 254億9500万円になると見込んでいる。 問い 要介護3から5で自立支援型介護を受けた人の約4割が、ある程度自立した生活を送れるよう状況が改善した実績がある。市全体で導入した場合の効果は。 答え 市として2億円程度の削減効果が見込まれる。 意見 当事者のQOLが改善し、家族の負担も減り、市の財政改善にも役立つ。自立支援型介護の導入に向け、市として取り組むべき。 問い 市内の回復期病床不足が市にもたらす影響は。 答え 市内医療圏域では、在宅医療や、訪問看護・リハビリ等、在宅サービスの需要の増加が考えられる。市立病院では、急性期を脱した患者の回復期病床への移行が進まず、特に、緊急入院を制限せざるを得ない状況が考えられる。 問い 回復期病床不足の解消など、市内の地域医療に取り組む部署がない。体制を構築すべきではないか。 答え 適正な病床数などを含めて、市内医療機関が情報共有する場が必要であり、地域医療の課題を解決できる組織体制を整えたい。 ■介護ファミリーサポートセンターの今後 ともに生きる市民の会 おおしまときこ 【介護ファミリーサポートセンター】 問い 民間への事業転換は。 答え 委託事業者であるたからづか市保健福祉サービス公社と継続して協議中。 問い 民間事業者ではなく公社と協議している理由は。 答え これまでの経験や利用者との関係から事業を手放せないという事業者の思いがあるため。 意見 介護保険制度の隙間を埋め、市民相互の支え合いで介護予防にも一役買う。市の事業で継続を。 【子ども食堂・地域食堂】 問い 現状と課題は。 答え 現在市が把握しているのは13か所。要支援家庭への情報提供、食材費や設備費等の運営資金の不足、スタッフの高齢化による将来的な後継者不足等が課題。 問い 助成に当たり明石市ではレシートの提出義務がない。本市でもできないか。 答え 提出書類の簡略化は難しいがスムーズな手続きのため募集要項を見直した。 意見 公共施設利用料は助成金ではなく減免を。 【医療的ケア児の受け入れ】 問い 看護師休暇時の学校間の連携体制は。 答え 今年度看護師を増やし、応援体制を取っている。意見 連携だけでなく、研修や情報共有の場を。 ■部活動地域移行のため地域団体と連携を たからづか真政会 おおしまちとせ 【中学校部活動の地域移行】 問い 部活動地域移行検討協議会の構成員は。 答え さまざまな立場から意見をもらうため、学識経験者、市内のスポーツ団体、文化・芸術団体の関係者、市立中学校の校長、教頭、部活動顧問、保護者、教職員の働き方改革検討委員会委員、市教育委員会事務局員、地域スポーツ団体代表者で構成されている。地域移行に係る諸課題を協議し、進めていく。 意見 今後はスポーツ協会など地域との連携が必須。部活動地域移行の趣旨、意向等の理解を求め、連携を。 問い 市から地域団体へ運営費等の補助はあるのか。 答え 原則、受益者負担での活動となるが、今までの部活動は生徒会やPTAからも補助が出ていた。継続した支援を求めるなど関係団体と協議していきたい。 【ワールドマスターズゲーム2027関西】 問い オープン競技ペタンク大会の市の準備体制は。 答え 同じ会場でプレ大会を行い、本大会への参加機運の醸成を図るとともに準備体制を検討する。 意見 経費削減の犠牲になるのはいつもスポーツイベント。本市への経済効果も考慮し市としても協力を。 ■校則・主権者教育・市営住宅の在り方は 日本維新の会たからづか市議団 なかやまゆうすけ 【校則について】 問い 制かばんのない中学校がある。家庭の経済的負担も考え、全ての中学校で制かばんをなくせないか。 答え 今後、他の中学校にも広まると予想している。 問い ある学校では整髪料をつけて登校した場合、直してから再登校との校則がある。学習権の侵害では。 答え 他の方法で指導していきたい。 意見 検討をお願いする。 【主権者教育について】 問い 本市における主権者教育の取り組み内容は。 答え 小学校では「国民主権」や選挙の仕組みについて学習し、中学校では、国会の仕組みや地方自治などについてより深く学習する。 意見 児童会・生徒会選挙を通した主権者教育には成果があるという研究結果がある。小学校でも、児童会役員選挙導入の検討を。 【市営住宅について】 問い 入居要件にDV避難者等の例外は認められるか。 答え 目的外使用による入居を認めている。 問い 伊丹市のように入居者募集の回数を、年3回に改められないか。 答え 入居率が高く退去率が低い現状では、年2回が適当と考えている。 意見 柔軟に対応を。 【14面】 ■ワクチン接種被害者のサポートを 日本維新の会たからづか市議団 いばさとし 【新型コロナワクチン接種の健康被害対策】 問い 本市での死亡事例は。 答え 報告は2件である。 問い 国の健康被害救済制度の申請に係る負担が大きいため断念するケースが全国で非常に多い。後遺症や副反応の相談、対応ができる施設、補助金等を今後市で検討する考えはあるか。 答え 現時点で未検討だが、他市の事例等は調査したい。 問い 新型コロナ感染やワクチン接種後の健康状況を把握するアンケート実施は。 答え 国の特例臨時接種のため一自治体での実施は難しい。情報提供は十分行う。 問い 救済制度利用時のカルテ開示も費用がかかるが、補助や申請費用の補填は。 答え 他市の事例があれば、検討研究するべきと考える。 問い 健康被害救済制度の特設ホームページが副反応と気づかない被害者を救う可能性があるが、作成は。 答え 特設ホームページ等で情報が正確に伝わり救済制度の利用者が増えるよう、検討していきたい。 【学級閉鎖時の対応】 問い 欠席率が2割未満での学級閉鎖はどれくらいか。 答え 令和5年12月時点で約15%である。意見 閉鎖連絡時に学校待機も可能な旨の周知を。 ■児童や高齢者に寄り添った取り組みを 日本維新の会たからづか市議団 たなかみゆき 【児童の熱中症予防と対策】 問い 近年の過酷な猛暑で、熱中症発症の危険性が高い。学校行事を見直すべきでは。 答え 国からの通知を受け、熱中症事故防止の徹底を図るよう周知している。暑さ指数の基準に従って活動を制限したり、活動する場合も小まめな水分補給や休憩を取るよう指導している。 意見 有事に備えて適切な対応準備が重要。加えて、学校ごとに対応の差が出ないよう情報発信を。 【認知症を発症した方と御家族への取り組み】 問い 認知症が原因の行方不明者数が全国的に増加傾向。認知症への理解を広めるための取り組みは。 答え 認知症の方の行動や心理、支援や対応する際の心配りについて学ぶ認知症サポーター養成講座を実施。健康づくりべんり帳で利用可能な制度を周知している。 意見 介護に関する手続きが必要になったとき、煩雑な手続きに悩むと聞く。引き続き、認知症や高齢者の方々に優しいまちづくりと持続可能な取り組みを。 【児童の目の健康】 問い 近年、児童の視力低下が問題だが、予防策は。 答え タブレット導入時に長時間の使用や使用時の姿勢について指導している。 ■適正な予算措置を 日本維新の会たからづか市議団 いけだみつたか 【非常備消防事業(消防団)】 問い 消防団活動は災害時の出動など消火活動以外にも広がり、役割は重要。職責に見合う報酬が必要では。 答え 令和4年4月に年額報酬を国基準に引き上げた。 問い 令和4年度消防団報酬の財政措置報酬額は。 答え 普通交付税のうち1500万円が団報酬に相当。 問い 団員報酬の決算額は1457万円と財源がないわけではない。年額報酬を上げられないなら、時限的な物価高対策はできないか。 答え 各部局で事業の最善策を検討しているが、経費については協議を重ねたい。 【エレベーター保守管理業務委託(特名随意契約)】 問い 特名随意契約となり13年。担当課は、どのように価格が不当にならないよう査定し、設計金額の妥当性を確保し、どの課が最終チェックをしているのか。 答え 1者の見積もりでは価格の高止まりリスクがある。共通仕様書で一定の縛りをかけ、国の共通仕様書と照らし業務を発注しているが、見積もり内容などの把握が十分でなく、横断的に行う必要があると考える。 意見 適正な契約締結により3〜8%の削減効果額が出ると考える。市としてしっかりと取り組みを。 ■多発する特殊詐欺被害を防ぐために 公明党議員団 なかのただし 【県の特殊詐欺緊急総合対策について】 問い 自動録音機能付電話機の購入補助事業であるため、本市実施の貸与事業には適用できない。今後本市は制度拡充を検討するのか。 答え 県事業の詳細を把握し対応可能か検討していく。 問い 今まで特殊詐欺対策は県と連携できていたのか。 答え 県と市の連携不足で市民の不利益となることがあってはならない。今後は県との連携を密にしていく。 【消費者サポートすみれ隊】 問い 消費者被害に遭わないよう見守るすみれ隊は12人と少ない。ハードルを下げ、若い方や自治会、まちづくり協議会等を対象に少人数でも出前講座を開き、認知症サポーターのように、高齢者等を見守るネットワークを構築すべきと思うが。 答え 一定の仕組みを作り、被害に遭わないように防止していくことは必要なことと考えている。 【投票率アップのために投票支援カードの導入を】 問い 高齢者等をサポートする方法として各地で導入されている。本市の導入は。 答え 投票所での投票に際して支援の必要な方に必要な支援が届くように、先進自治体の取り組みを参考にしっかり検討していきたい。 【15面】 ■手続き上適切ではない状況は是正を 日本維新の会たからづか市議団 むらまつあんな 【PTAについて】 問い PTAは任意団体で、保護者の意思確認をした上で加入するものとの認識か。 答え 加入には学校で意思確認をすると認識している。 問い 非加入でもその家庭の児童は学校内で差別されないと明言できるか。 答え 差別はされない。 問い PTA加入の意思確認が一切ない事例があった。PTA会費は各学校が学校徴収金と共に徴収している。会費徴収事務を行う根拠は。 答え 入学時の保護者説明で応諾と認識していた。今後は書面などで同意を取る。 問い 会費の徴収事務に当たり学校とPTA間で業務委託契約は結ばれているか。 答え 契約を結ぶ必要性は認識しており、各学校とPTA協議会に周知した。 問い 学校が登校班編成と連絡網作成以外には一切使用しない名目で預かった個人情報がPTAの登下校パトロールや旗当番の割り当てに使用される事例があった。個人情報の取り扱いは適切だったという認識か。 答え 取り扱いとしては不適切な状況。今後は細かな確認を取っていきたい。 意見 法律上是正すべき点全てを保護者と学校現場だけで取り組むのは難しい。教育委員会もサポートを。 ■市民の「いのちとくらし」を守るために 日本共産党たからづか市会議員団 たなかこう 【介護職員の処遇改善を】 問い 介護職員の処遇に関する認識は。 答え 来年度の報酬改定により介護職員の処遇改善が図られ、介護サービスの安定した提供体制の構築が重要と考えている。 意見 市として処遇改善に取り組むべき。 【仁川小学校区の諸課題】 問い 仁川小学校のグラウンドについて、土の入れ替え等、グラウンドの改修工事を検討すべきでは。 答え 来年度にグラウンド改修工事を実施する予定。 問い 小仁川を渡るみどり橋は、小・中学校の通学路としても利用されているが、安全対策は。 答え 県に確認すると、管理者が不明との回答だった。県では昨年度に県内の管理者不明橋に対し安全性の調査が実施され、みどり橋は河川の障害となる状況ではないと確認されている。 問い 市内の管理者不明橋数と安全性の把握は。 答え 53橋あり、今後、県と情報共有を図っていく。 意見 仁川団地近隣の課題として、環境や防犯も大切。そこに、小学校、幼稚園の近隣に駐車場が欲しいという保護者の要望も入れて、今後、URと協議を進めてほしい。 ■厳しい財政状況を伝え市民と共に歩もう 無所属 すえながやよい 【市長とのタウンミーティングについて】 問い 申込団体に、当日の要望を受け付けないなど、一方的な内容の事前案内メールを出した理由は。  答え 事前確認事項として送付した。内容に配慮が足らず申し訳なかった。 意見 一方通行ではなく、地域の叫びを受け止めて、市民が望むタウンミーティングの開催を。 【パークマネジメント計画】 問い 市内20小学校区を20公園区とし、その1公園区をモデル事業として詳細な計画を立てる内容なのか。 答え 全ての公園区で計画を策定するが、まず1カ所をモデル事業とする。 意見 残りの19公園区もスピードを持って進め、園芸のまちにふさわしいまちに戻してほしい。 【令和4年度決算公表姿勢】 問い 広報への記載方法は、財政の厳しさを伝えきれていない内容なのではないか。 答え 厳しいと認識の下、財政上の課題もできる限り掲載している。 問い 今後、新ごみ処理施設、病院の整備による財政への影響は。 答え 建物施設保全により実質公債費比率が増加、新ごみ処理施設建設により将来負担比率は増加していく。 ■市民のため、幸せ創造株式会社をめざす 無所属 おだたかこ 【高齢福祉 バス・タクシー運賃助成券活用について】 問い 利用促進のため券面に随時申請可能など記載を。 答え 通知文等で周知する。 問い 減便防止政策でバス利用啓発と高台地区路線延伸での乗客倍増が必要では。 答え 公共交通として効果的な利用促進策を検討する。 問い 高齢者の社会参加が目的なら市文化財団主催の寄席などへ割引適用しては。 答え 事業の方向性も検討。 意見 高齢化高台地域の路線維持にも利用促進を。 【観光 70周年イベントに花火を添えてと市民の声】 問い 花火実施の可能性は。 答え 煙火選定と安全体制を整え所定の認可が必要。 問い 費用の問題解決に、ふるさと納税等の活用は。 答え 全国的な事例の増加は認識している。 意見 宝来橋周辺なら甲子園大学の協力を得、月見山で実施可能では。商店街に募金箱を置き資金調達を。 【産業振興 企業版ふるさと納税で西谷の施設整備を】 問い 内閣府サイトの掲載内容が寂しい。資料追加を。 答え 具体的な事業内容のPRチラシを検討したい。 意見 縦割りでなくチームたからづかで企業版ふるさと納税を獲得し、都市計画法の弾力運用で西谷の活性化を。 【16面】 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 議場コンサート ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ たからづか市交響楽団のメンバーによる弦楽四重奏 2月13日 火曜日 午前9時30分〜10時<開場は午前9時> 市議会議場 ※申し込み不要、入場無料です。直接、市議会傍聴席(市役所5階)へお越しください。 ※定員82名です。定員を超えた場合はご入場いただけませんので、あしからずご了承ください。 ※当日は、議場コンサートに引き続き、本会議を開会します。 出演 ヴァイオリン/ひがしけい、むらかみじゅんこ ヴィオラ/うえのまさひろ チェロ/のむらあきら プログラム ヴィヴァルディの四季より「春」ほか ※プログラムは変更になる場合があります。 【お問い合わせ】  議会事務局総務課 電話 0797−77−2034 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 3月定例会の予定 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 2月9日 金曜日 議会運営委員会 2月13日 火曜日 議場コンサート、本会議(施政方針) 2月26日 月曜日 本会議(代表質問)、議会運営委員会 2月27日 火曜日 本会議(代表質問) 2月28日 水曜日 本会議(代表質問予備日) 2月29日 木曜日 総務常任委員会(1)+協議会 3月1日 金曜日 文教生活常任委員会(1)+協議会 3月4日 月曜日 産業建設常任委員会(1)+協議会 3月5日 火曜日 総務常任委員会(2) 3月6日 水曜日 文教生活常任委員会(2) 3月7日 木曜日 産業建設常任委員会(2) 3月8日 金曜日 常任委員会(2)(予備日) 3月11日 月曜日 予算特別委員会 3月12日 火曜日 予算特別委員会 3月13日 水曜日 予算特別委員会 3月15日 金曜日 予算特別委員会 3月18日 月曜日 予算特別委員会(総括) 3月21日 木曜日 協議会+常任委員会(3)、予算特別委員会 3月25日 月曜日 議会運営委員会 3月26日 火曜日 本会議 3月27日 水曜日 本会議(予備日) ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 市議会 ホームページ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 会議日程や議案審査の結果等をご覧いただけます。また、本会議や委員会の会議録検索もできます。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ インターネット 中継・録画配信 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 本会議の模様を動画で配信しています。スマートフォン・タブレットでも視聴可能です。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ フェイスブック ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 本会議や委員会の開催日程のほか、議会報告会や意見交換会など市議会主催イベントの情報をお知らせしています。フォローをお願いします。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 83.5メガヘルツ FMたからづか ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 毎週2回(月曜日・木曜日)11時55分から5分間、市議会の話題をお届けしています。一般質問(録音)や議長インタビューなども放送しています。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 傍聴のご案内 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 市議会の本会議や委員会は原則として公開となっており、どなたでも傍聴することができます。 議員の活動や市政の動向等を知る機会でもあります。ぜひ傍聴にお越しください。 ■本会議場の傍聴受付 市庁舎5階、本会議場傍聴席入り口。傍聴席数は84席(車いす席、磁気ループ席あり)。 ■手話通訳・要約筆記 ご希望の方は、障がい福祉課(ファックス 0797-72-8086)へお問い合わせください。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 編集後記 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆広報広聴委員は1回お休みしましたが、フレッシュなメンバーの皆さんの斬新なアイデアに活を入れてもらって、特集を作りました。村野建築細部のこだわりも体感しに来て!(おおしまときこ) ◆立春を目前に控えた今日ではありますが、まだまだ寒さに震えています。たからづか市制70周年を迎える本年を天かける竜のよう、さらなる飛躍の年とすべく頑張ってまいります。(さかもと) ◆来年度が議会70周年であることをたくさんの方に知っていただきたくて、表紙を目を引くデザインにしました。特集記事の議場のこだわりをぜひ見にいらしてください。(もちだ) 次号は、令和6年(2024年)5月1日発行予定です。