DV(ドメスティック・バイオレンス)とは
配偶者などからの暴力は、DV(ドメスティック・バイオレンス)と呼ばれ、犯罪となる行為をも含む重大な人権侵害です。
暴力の様々な形
- 身体的暴力
叩く、蹴る、物を投げつける、引きずりまわす、突き飛ばす - 心理的暴力
怒鳴る、無視する、バカにする、殴る振りをする、大事なものを壊す、家から閉め出す - 社会的暴力
外出や友人との交際を制限する、働くことを許さない、メールや電話をチェックする - 経済的暴力
生活費を渡さない、借金をさせる、収入をとりあげる、使途を細かくチェックする - 性的暴力
性行為を強要する、避妊に協力しない、中絶を強要する - 子どもを利用した暴力
子どもに危害を与えると言って脅す、子どもを取り上げる、離婚したら渡さないなどと言う
暴力の原因は、あなたにはありません。
DVは、個人的な問題ではなく、男女の固定的役割分担意識、経済力の格差などの問題が背景にあります。
暴力を振るう人は、特別な人?
年齢、学歴、職種、年収に関係がないと言われています。加害者の多くは、被害者以外との人間関係(職場や友人関係など)では、暴力を振るいません。
DVの子どもへの影響
子どもの目の前で行われるDVは、児童虐待です。
子どもがDVを目撃することで、心に大きな傷を負うことも多く、暴力が子どもに及ぶなど、深刻な影響を与えます。