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市長メッセージ

ID番号 1001534 更新日  2020年5月29日  印刷

市長メッセージ(令和2年(2020年)6月1日)

風そよぐ初夏に

 信州白馬(はくば) に暮らす友人がタラの芽を送ってくれました。添えられた便りには、アルプスの雪が解けてきて毎年春の訪れを告げる雪形(ゆきがた)が姿を見せはじめたとのこと。それらの雪形はこう呼ばれています。「種まき爺さん」「花嫁さん」「つると獅子」。私は一度その友人と共に種まき爺さんを見たことがあるのですが、北アルプスの爺ヶ岳に腰の曲がったおじいさん(おばあさん?)が畑に種をまいているような姿が、まっ白の雪に囲まれて浮かび上がっていました。昔から山に囲まれて暮らす人々は、春の訪れを雪形で知り、田んぼや畑の準備の目安にしてきたのだろうと思ったことでした。便りには信州は今、山桜がとてもきれいだよ、来年はきっと見においでねと結ばれていました。
 桜の花が咲きはじめた頃に新型コロナウイルス感染症が広がり、満開の桜を楽しむことも出来ず、社会全体が出口の見えないトンネルに入り込んでしまったような日々が続きました。この3か月あまりの市民の皆さまの必死のご協力により、5 月22 日現在、市内では新たな感染者が13 日連続で確認されていません。やっと第一波を乗り越えようとしています。心から感謝申し上げます。しかし、まだこれからウイルスの解明に向けての研究、治療薬やワクチンの開発と続きます。専門家によると、今後第二波の感染拡大が予想されるとのことですので、引き続き手洗いやマスク、3密を避け、新しい生活様式を取り入れてくださいますようにお願いいたします。
 先日、私の元にお礼状が届きました。新型コロナウイルス感染症になり、市立病院に入院され、無事に退院された方からでした。医師や看護師の献身的な努力に対しての感謝が綴られていました。「私をこの世にとどまらせてくれて本当にありがとうございました」とありました。
 毎週金曜日の正午に、医療や介護現場の人々への感謝、そして苦労が続く事業者、すべての方々に共に頑張ろうという思いで拍手をしています。互いへの励ましの表現です。30秒間の拍手は、うねりとなって広がり、響き合い、そして今、トンネルを抜け出せる所まで来ました。医療用具が足りなかった4 月半ば、たくさんの皆さまからマスクや雨合羽がまたたく間に届きました。医師や看護師は優しさをまとって今も頑張っています。本当にありがとうございます。病院や施設入居の方々は面会が制限されています。子どもたちもいっぱい我慢しています。コロナウイルスに負けない最大の力は、市民の結束だと確信しました。
 さて、暮らしへの支援です。特別定額給付金につきましては、オンライン申請の方には5 月21 日から順次振り込みをしています。郵送申請は5 月下旬から6 月上旬に書類を郵送し、6 月9 日から順次振り込みを開始します。また、休業要請などに応じたことによって経営が悪化した事業者の皆さまには、県と市の協調により経営継続支援金を支給するとともに、市では個人事業主の皆さまに対して賃料の補助や新たな業態への転換、進出を支援していきます。引き続き新たな国、県、市の支援策は迅速にお知らせしてまいります。
 6 月に入れば学校なども徐々に再開していきます。多くの課題がありますので、子どもの思いや保護者の方々の不安にしっかり向き合っていくようにいたします。まだ先行きの案じられる日々が続きます。皆さまのご健康を祈っています。
 

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