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市長メッセージ(平成26年(2014年)8月1日)

    〜夜空に咲いた思い出の花火〜

     夏は暑いものだとわかってはいても、つい「暑いですねぇ」がごあいさつがわり の今日この頃です。お体おいといください。
     さて、8月6日は宝塚観光花火大会です。100年の時を越えた歴史ある花火大会に 大勢の方がお越しになるのをお待ちしています。
     テレビも普及していなかった昭和20年代から30年代、子どもたちにとって花火は 何よりの楽しみでした。線香花火の最後が腕の見せ所で、赤く丸い玉になってチリ チリしながらパッパッと弾ける状態をいかに長く保つことが出来るか、ドキドキし たものでした。クルクルと巻いた尻尾に火をつけたら動き回るネズミ花火も子ども たちに人気でしたね。
     今のように便利なものは何もない時代でしたが小さな楽しみを大切にして、大人 も子どもも他愛ない遊びに夢中になることの出来た幸せが今でも胸を熱くします。
     花火の思い出をもうひとつ。2003年12月、夫を亡くした私は痛いほどの悲しみの 中で、花を見ても、美しい夕焼けも大好きな海も心の慰めになりませんでした。 翌年の9月、新潟の友人に誘われて小千谷(おぢや)の“片貝(かたかい)花火”を見 に行きました。刈り取りを終えた田んぼに桟敷を作り、山の中での花火です。この 花火大会はさまざまな団体や個人が自分たちでお金を出し合って打ち上げる一風変 わった形式を取っていて、例えば、このような紹介がまずあります。「天国のおじ いちゃん。私たちは元気に暮らしています。いつまでも見守ってくださいね。○○ 家一同、スターマイン」シュルシュルパッ。「祝 還暦。○○小学校 昭和25年卒業 生一同。尺玉、スターマイン」見事な尺玉が打ち上げられ、大歓声と拍手と共に桟 敷も揺れてあたりは興奮に包まれます。片貝では長い年月をかけ、卒業生がお金を 積み立てて15分で1000万円くらいの花火の打ち上げをすることもあるということ。 ひとつの伝統になっているのですね。片貝花火は3時間近く続き、最後は4尺玉が打 ち上げられます。その時の地響きのすごいこと、これがやみつきになるという人も います。娘と2人で初めて見た一風変わった花火大会。私は凍えた心が少しずつ溶 けるように、涙を流し続け、「どれほど淋しくても生きていこう」と何度も花火に、 天に誓いました。花火は人を元気づける力を持っていると実感した夜でした。
     この片貝花火の翌月に中越地震が起き、私はご恩返しのような気持ちで小千谷へ の救護活動をしました。
     8月6日の宝塚花火の日は、69年前、広島で原子爆弾が投下された日でもあります。 祈りと共に…。
     今月号は平和特集です。8月15日に末広中央公園に設置する「平和の鐘」にはた くさんの方々からご寄付をいただきました。心からお礼申し上げます。戦争で幸せ になる人はいません。大人たちが子どもたちに手渡す最も大事なものは「平和な社 会」です。
     照りつける太陽と蝉時雨(せみしぐれ)、夏の日々は多くの思い出を鮮明にし、明 日への一歩を踏み出す季節であるような気がします。
     ご自愛ください。



過去のメッセージ


 平成26年(2014年) 7月1日 〜読書から広がる世界〜
 平成26年(2014年) 6月1日 〜つながる 花のまち 〜
 平成26年(2014年) 5月1日 〜未来へ紡ぐ宝塚60年の思い 〜
 平成26年(2014年) 4月1日 〜心躍(おど)る春の訪れ 〜
 平成26年(2014年) 3月11日 〜東日本大震災発生から3年 〜
 平成26年(2014年) 3月1日 〜夢を未来へ紡ぐまち 〜
 平成26年(2014年) 2月1日 〜誓いを新たに、未来へ〜
 平成26年(2014年) 1月1日 〜年頭のごあいさつ〜
 平成25年(2013年)12月1日 〜ゆく年くる年〜
 平成25年(2013年)11月1日 〜人も野山も秋の装い〜
 平成25年(2013年)10月1日 〜台風18号が過ぎ去って〜
 平成25年(2013年)9月1日 〜平和の誓いを胸に〜
 平成25年(2013年)8月1日 〜皆さまの支えに心からの感謝を〜
 平成25年(2013年)7月1日 〜季節の楽しみ〜
 平成25年(2013年)6月1日 〜たからづかのこれから 宝塚市施政方針2013〜
 平成25年度施政方針(PDFファイル.355KB)

 平成25年(2013年)5月1日 〜新たなる一歩〜

 平成25年(2013年)4月19日 〜ごあいさつ〜            

             

 

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