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平成30(2018)年4月号 自動翻訳機能対応テキスト版(2面から6面)

ID番号 1025612 更新日  平成30年4月9日  印刷

特集(2面から6面)

【2~6面】

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宝塚市立病院にがんセンターがオープン
~標準的ながん治療を市内で~
市立病院(電話番号 87・1161 ファクス番号 87・5624)
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<FM宝塚83.5メガヘルツ>市職員が出演してご説明します。
4月13日(金曜日)10時半~11時
(再)4月21日(土曜日)20時半~21時

4月2日、宝塚市立病院にがんセンターがオープンします。がんセンターができることで、標準的ながん治療を市内で行うことができるようになります。
今回の特集では、前立腺がんを経験された宝塚市大使の間寛平さんにご登場いただき、がんセンターの機能などをご紹介します。

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がんセンターの設立に携わった明石章則病院事業管理者に話を聞きました。
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明石 章則(あかし あきのり)
宝塚市病院事業管理者
大阪大学医学部附属病院での勤務を経て、平成3年から宝塚市立病院で勤務。平成27年4月から病院長、平成29年4月からは病院事業管理者を務める。

◆標準的ながん治療を市内で行えるように
がん治療には、放射線治療、抗がん剤などの薬物治療、手術という3つの治療法があります。これまで、宝塚市立病院はがん患者さんに薬物治療と手術を行い、放射線治療は市外の医療機関にお願いしていましたが、がんセンターの開設に伴い、3つの治療法を当院で行う設備が整いました。専門的かつ標準的ながん治療が宝塚市内で完結できるようになりました。
◆構想は6年前から
がんセンターの構想は、今から6年前の平成24年にさかのぼります。以前から、医師をはじめとしたスタッフ、宝塚市医師会や地域の医療機関から当院での放射線治療実施の要望が出ていました。そのため、放射線治療装置導入に向けた調査を開始し、平成26年度にはがんセンターの基本計画を策定しました。また、兵庫医科大学放射線医学教室と連携して、放射線治療装置の機種選定等、全面的にご指導いただきました。このような経緯でオープンしたがんセンターは、放射線治療センターの他、薬物治療を行う化学療法センター、がん診療支援センターの機能を有しています。
◆心のこもったサポートと治療
今や国民の2人に1人ががんになる時代です。早期発見、早期治療が重要です。誰もががんになることに不安を覚え、「がんの疑いがある」と言われた時は目の前が真っ暗になるという声をよく耳にします。そんな患者さん自身ががんをよく理解し、積極的に治療に取り組むことができるように、心のこもったサポートと治療に努めてまいります。


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間寛平さんの質問に対して、がんセンタースタッフや設立関係者がお答えしました。
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◆がんセンターがオープン
寛平さん:立派ながんセンターができましたね
今中:特に放射線治療に関しては、何年も前から多くの市民の皆さんの声をいただいていました。私たちもがんセンターの開設を心待ちにしていました。
寛平さん:ぼくもがんを患いましたんで、宝塚市立病院にがんセンターができると聞いて駆けつけました
今中:ありがとうございます。がんセンターには3つのセンターを持たせました。放射線治療センター、化学療法センター、がん診療支援センターです。放射線治療センターには放射線治療装置の最新機種を入れました。化学療法センターは治療面積を広げ、より多くの方に利用していただけるようにしました。がん診療支援センターは多様ながんの悩みや不安にお応えできるようにしました。

◆放射線治療を導入
寛平さん:市民にとっては待ちに待った放射線治療ですね
今中:そうですね。化学療法室と相談機能は以前からありますが、放射線治療は初めての試みです。そのため、放射線治療センターの立ち上げに際し、知識、経験とも豊富な兵庫医科大学の上紺屋(かみこんや)教授に支援していただきました。
寛平さん:なるほど。放射線治療のことをもう少し教えてください
上紺屋:放射線治療は、手術、化学療法に並ぶがん治療の3本柱のひとつです。体への負担が少なく、高い根治性を目指せる治療法です。症状を和らげる緩和治療としても良い結果をもたらします。アメリカではがん患者さんの65パーセント以上が放射線治療を受けていますが、日本では30パーセント程度にとどまっているのが現状です。しかし、国のがん対策推進基本計画(第二期)で重点課題に取り上げられたこともあり、日本での割合も年々増加しています。超高齢社会の中で、体に優しい放射線治療の割合はさらに増加することが予想されます。
今回がんセンターには、放射線治療装置「トモセラピー」の最新機種が入りました。「トモセラピー」とは放射線治療装置の一種で、一般的な放射線治療装置よりピンポイントの照射に優れた装置です。「トモセラピー」での治療を、一般的な放射線治療装置での治療とは全くの別物と思っている人が多いと聞きますが、患部に放射線を照射するという点は同じです。
寛平さん:「トモセラピー」と一般的な放射線治療装置はどう違うんですか
上紺屋:「トモセラピー」はピンポイントの照射に優れているので、がん周囲の正常組織におよぼす影響が少なく、どんな場所のがんにも照射することができます。正確さが要求される前立腺がんには特に威力を発揮し、手術と同等の効果が得られます。また、全身に広がった複数のがんに一度にピンポイント照射を行うことができるなど、「トモセラピー」は一般的な放射線治療装置に比べ多くの利点があります。
寛平さん:どんながんでも治療できるんですか
上紺屋:放射線治療が効くがんと、そうでないものがあります。放射線治療は、まず患者さんの主治医と放射線治療医が情報を共有することから始まります。その後、私たち放射線治療専門医ががんの状況を判断し、患者さんと相談しながら最適な治療の計画を立てます。月曜から金曜の週5日の治療を4週から6週間、つまり20回から30回程度の治療を連続で実施するのが一般的です。

◆放射線以外の治療方法
寛平さん:放射線以外のがんの治療方法のことも教えてください
今中:手術と抗がん剤などの薬物による治療があります。手術については、宝塚市立病院は、肺がんをはじめ、胃がん、大腸がんなど、過去から多くの実績があります。主治医が患者さんに最適な治療方針を提案し、患者さんと相談しながら決めていくことは手術に限らず、どんな治療でも共通しています。
寛平さん:ズバリ聞きますが、抗がん剤は効くんですか
根來:近年、がんの薬物治療は急速に進歩しています。特有の分子レベルで変化が起きるがんを標的にする薬剤が開発され、治療成績の向上に貢献しています。
また、最近、免疫チェックポイント阻害薬が登場しました。がん細胞は免疫のはたらきにブレーキをかけて免疫細胞の攻撃を阻止していましたが、免疫チェックポイント阻害薬は、がん細胞によるブレーキを解除します。この薬剤により、免疫の主役であるリンパ球が元気を取り戻し、がんを再び攻撃するようになります。長期間にわたり、がんの進行を抑えることができた患者さんもいます。しかし、薬剤には特有の副作用があるので、がんの薬物療法に精通した腫瘍内科医の関与が望ましいと思います。
寛平さん:腫瘍内科って怖そうな名前ですね
根來:腫瘍内科は本来全てのがんを診療します。腫瘍内科医は外科医、放射線治療医、緩和ケア内科医などと連携してがん治療をする上で中心的な役割を担います。日本では腫瘍内科の歴史は浅いですが、欧米、特にアメリカではずいぶん前から活躍しています。がんの薬物治療を安全に実施するには、薬の効果や副作用に精通した腫瘍内科医の存在が非常に重要です。

◆相談機能を充実
寛平さん:ところで、がんと分かったときはショックでした
吉田:ショックですよね。衝撃が強すぎて頭の中が真っ白になる人もいますし、状況が受け入れられずに怒り出す人もいます。医師の説明がなかなか頭に入ってこない人もいます。私たちは病状の説明時に医師と同席し、医師の説明後に患者さん、ご家族のお話を伺い、医師の説明を分かりやすくお伝えするなどして、これからのことを一緒に考えていけるように支援をしています。
寛平さん:ぼくは海外でがん治療をしたこともあって、不安でいっぱいでした
吉田:がんと診断されるとさまざまな不安や悩みが生じます。がんに対する正しい知識を持てていないことや、感情の整理ができていないことから不安が高まることがあります。何に悩んでいるかご本人も分からなくて相談に来られる方もいます。私たちは患者さんやご家族の悩みを聞き、何に悩んでいるかを一緒に探して対策を考えています。がんの治療をしながらも自分らしく生活する方法を見つけていけるように努めています。
寛平さん:ぼくはアメリカで治療したんで費用がかなり高かったんです。がんセンターの治療は保険が使えるんですか
吉田:はい。がんセンターで行うほとんどの治療は保険適用です。高額療養費制度もありますが、がん治療の費用は生活費を圧迫します。私たちは経済的な悩みにもサポートできる体制を整えています。
寛平さん:それは本当にありがたいです。がんになる人は年々増えているでしょう。宝塚市民は安心ですね
今中:宝塚市は高齢者の割合が他市よりも高く、がん患者さんの割合も増加傾向にあります。がん患者さんは継続的な治療と長期にわたる経過観察が必要です。市内初の放射線治療設備、薬物治療、手術による専門的かつ標準的な治療を当院で提供できることは、「安心して暮らせるまち」宝塚市として大切なことだと思っています。

◆定期的ながん検診で早期発見
寛平さん:ぼくはがん検診を定期的には受けていなかったんです。検査を受けるのが怖くて…
今中:病気は早期発見、早期治療が大切です。がんが大きくなる前に治療をすれば治療成績は格段に向上します。例えば前立腺がんを見つける場合、血液検査のPSA(ピーエスエー)という項目で確認します。肺がんはレントゲン、乳がんはマンモグラフィー、胃がんや大腸がんについてもバリウムや胃カメラ、便検査や大腸カメラで確認できます。繰り返しになりますが、定期的ながん検診による早期発見が大切です。ぜひ、がん検診を受けていただきたいです。

◆安心して相談してください
寛平さん:安心してがん治療ができる立派なセンターができて本当に良かったです。不安を抱えているがん患者さんを明るく迎えてくださいね
今中:お任せください。がんセンターは専門家のチームで成り立っています。放射線治療専門医、放射線診断専門医、がん薬物療法専門医、緩和ケア内科医、放射線治療専門技師、医学物理士、薬物療法専門薬剤師、がん看護専門看護師、がん化学療法認定看護師など、がん治療のスペシャリスト集団が責任を持って対応させていただきます。安心してご相談ください。


今中 秀光(いまなか ひであき)
宝塚市立病院長
大阪大学、国立循環器病研究センター、徳島大学の集中治療室での勤務を経て、平成28年から宝塚市立病院で勤務。平成29年4月からは病院長を務める。

上紺屋 憲彦(かみこんや のりひこ)さん
兵庫医科大学教授
兵庫医科大学放射線医学教室教授で放射線治療部部長。がんを切らずに治す放射線治療が専門。がんセンターの立ち上げに当初から携わる。

根來 俊一(ねごろ しゅんいち)
がんセンター長
大阪府立羽曳野病院、大阪市立総合医療センター、兵庫県立がんセンターでの勤務を経て、今年2月1日から宝塚市立病院で勤務。がんセンター長を務める。

吉田(よしだ) こずえ
がん診療支援センター 師長
六甲アイランド甲南病院、関西労災病院、神戸市看護大学での勤務を経て、平成23年から宝塚市立病院で勤務。がん看護専門看護師。がんセンター内のがん診療支援センターの師長を務める。

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地球一周「アースマラソン」の道中、前立腺がんで中断を余儀なくされた
宝塚市大使 間 寛平さん
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宝塚市大使を務めるタレントの間寛平さん。マラソンを趣味としており、平成20(2008)年12月から2年1か月かけて、ランニングとヨットで地球を1周する「アースマラソン」を達成しました。
前立腺がんが見つかったのは、アースマラソンの道中のトルコでした。アースマラソンの中断を余儀なくされ、アメリカで2か月間の放射線治療を受けました。
患者の声に全力を尽くして応えてくれる医師のことを「神様です!」と寛平さんは話します。しかし、病気を発見するタイミングが手遅れになってしまっては、神様の手も届きません。
「最後にこれだけは言いたい!発見するのがちょっとでも早かったら助かる命もある!だから皆さん、検診は受けなあかん!」と寛平さんは自身の思いを語ってくれました。

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コラム
放射線治療とは?
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放射線治療とは、がん細胞に放射線を照射してがん細胞を死滅させる治療です。手術と異なり、病巣部の形やはたらきを保つことができる点が最大の特長です。がんの治療やがんの再発に対しても有効な治療となり、症状の改善に向けた緩和治療まで幅広い役割を担っています。がんセンターでは、ピンポイント照射と言われている定位放射線治療や強度変調放射線治療など、高精度な照射技術で治療を行います。


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安心のがんセンターをご利用ください
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◆住み慣れたまちでの治療
宝塚市立病院には、がんセンターの開設で、放射線治療、薬物治療、手術の3つの治療を行う設備が整いました。専門的かつ標準的ながん治療が宝塚市内で完結します。
放射線治療や薬物治療は、例えば仕事をしながらなど、普段どおりの生活をしながら、通院治療が可能です。がん患者さんに安心して受診していただけるよう、専門医師、専門技師、専門薬剤師、専門看護師を中心にスタッフ一同、心のこもったサポートと治療に努めます。

◆がん相談を予約するには
予約方法:電話または窓口
予約受付時間:月曜~金曜 9時~17時(祝・休日を除く)
電話での予約:市立病院へ電話(代表電話番号 87・1161)し、「がん相談」と言っていただけるとスムーズに予約できます。
窓口(来院)での予約:がん診療支援センター(がんセンター2階)にお越しください。

◆受診する際には紹介状を忘れずに
〈放射線治療センターの受診〉
必ずかかりつけ医からの紹介状をお持ちください。宛先は放射線治療科または疾患に応じた診療科のどちらでも構いません。
〈化学療法センターの受診〉
必ずかかりつけ医からの紹介状をお持ちください。疾患に応じた診療科医師が化学療法センターと情報を共有します。

◆がん検診を受診しましょう
がんを早期発見、早期治療するため、がん検診の受診をお願いします。各種がん検診について詳しくは、広報たからづか4月号39面をご覧ください。

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がんに限らず 充実している患者総合相談をご利用ください〈無料〉
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「病気や療養上の不安がある」「相談したいけど、どこに相談してよいか分からない」などの悩みを抱えていませんか?
患者さん、ご家族の心に寄り添うため、宝塚市立病院では、患者総合案内(外来棟1階・総合案内)を設けています。予約は不要で、どなたでも相談いただけますので、がんに限らず、困ったことや知りたいことがある場合は、お気軽にご相談ください。
相談方法:電話(電話番号 87・1161)または窓口
受付時間:月曜~金曜 9時~16時(祝・休日を除く)

 

このページに関するお問い合わせ

市民交流部 きずなづくり室 広報課
〒665-8665 宝塚市東洋町1番1号 本庁3階
電話:0797-77-2002 ファクス:0797-74-6903
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。


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