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平成29(2017)年5月号 自動翻訳機能対応テキスト版(4面から7面)

ID番号 1021025 更新日  平成29年5月16日  印刷

特集(4面から7面)

※市外局番の記載のないものは(0797)です。

【4~7面】

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共生のまち たからづか
生物多様性ってなんだろう?
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<FM宝塚83.5メガヘルツ>市職員と宝塚市自然保護協会の足立会長が出演してお話しします。5月11日(木曜日)10時半~11時

「生物多様性」という言葉を聞いたことはありますか?なんだか難しそうに感じるかもしれませんが、実は意外と簡単なことです。それはたくさんの生き物がつながり、支え合っているということ。自然の恵みなくして、私たち人間も生きていくことはできません。
今回の特集では「生物多様性」について、宝塚市の自然に触れながら紹介していきます。

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生物多様性ってなんだろう?
ツメレンゲの妖精「ツメレット」のQ&Aコーナー
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宝塚市の生物多様性シンボルマスコットのツメレットです。「ツメレンゲ」という植物と幸せの象徴「キューピット」から、幸せな未来を作ってくれるように願いを込めて名付けてもらいました。これからよろしくね。
今回は、難しそうな「生物多様性」のことをみんなに分かりやすく、Q&Aで教えるよ!

Q1.生物多様性とは?
A.いろんな生き物がたくさんいること
「それだけ?」と思うかもしれないけど、本当にそれだけ!
生き物たちは空や海、山などそれぞれが住みやすい場所に住み、またそれぞれ食べるものが違うから、けんかしないで共生することができるんだよ。これらは「すみ分け」「食い分け」という、生物多様性を守るためにとても大切なことなんだ。もし、環境が急変したり、特定外来生物が侵入したりすると、「すみ分け」「食い分け」ができなくなって生き物の種類が少なくなってしまうの。
Q2.なぜ「今」生物多様性が大切なの?
A.みんなの暮らしに大きな影響があるから
今から200年くらい前と比べると、ものすごいスピードでたくさんの生き物が絶滅しているの。その原因は人間による乱開発や汚染、外来生物の侵入、そして地球温暖化などと考えられているよ。
このまま絶滅が進むと、自然の恵みを享受している人間も生きていくことができなくなってしまうんだ。だから、自分の生活を守るために、生物多様性を守ってほしいの。
Q3.宝塚には珍しい生き物がいるの?
A.実は希少な生き物がいっぱい
次の項目で紹介している希少な生き物たちは、実は市内で見られるよ。今回はその希少性を「レア度」で表現してみたよ。★5は絶滅寸前、★4は絶滅の危険性が高いことを意味していて、★3は将来的に絶滅するかもしれないことを表しているよ。
ほかにもオオクワガタなども市内で見ることができるけど、絶滅の危険性が高いの。

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生物多様性の恵み
私たちのいのちや暮らしは、生き物からのさまざまな恵みに支えられています。
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◆食糧や燃料、薬品などの供給
食べ物はもちろん、石油などの燃料も生き物から得ています。例えば、薬の成分は5~7万種類の植物からもたらされています。また、ハスの葉の撥水(はっすい)機能や痛くない注射針など、生き物から生活を豊かにするヒントを得ています。
◆自然の調節
山に樹木が根を張ることで、土砂災害を防ぐ役目をしているほか、都市部の緑のカーテンは日差しを和らげ、節電効果も期待できます。さらに、植物の光合成によって二酸化炭素が吸収されるため、地球温暖化の抑制にもつながるなど、さまざまな調節機能があります。
◆いのちの源
酸素や土壌は生き物たちが作り、水はその森や大地を循環し、多くの生命を育みます。私たちが生きていく上で決して欠かすことのできないいのちの源です。
◆文化創造
宝塚ダリア園、花のみちの桜並木や武田尾の紅葉といった四季の彩りは、私たちの心に癒しを与える場、文化創造の場となっています。

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宝塚市の貴重な生き物図鑑
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※レア度は兵庫県版レッドリストに基づいて、Aランク(絶滅寸前)=★5 Bランク(絶滅危惧種)=★4 Cランク(準絶滅危惧種)=★3と表現しています。

▲ツメレンゲ 【レア度★★★☆☆】
発芽から開花まで3年の月日を要する多年生植物。岩場などに好んで根をおろす性質があり、昔は石垣塀やかやぶき屋根などでも生えていた。武田尾渓谷などで見ることができる。
▲ヒメタイコウチ 【レア度★★★★★】
水田でよく見られるタイコウチに似ているが、とても珍しい昆虫。移動能力がとても低く、湿原が消失すると絶滅する恐れがある。兵庫県と香川県、愛知県など8府県でしか発見されていない。
▲サツキ 【レア度★★★★★】
高さ50~10センチメートルの半常緑低木で5~6月に開花する。山奥の岩肌などに自生する特徴があり、武田尾渓谷は兵庫県下でも極めて数少ない自生地。
▲ハッチョウトンボ 【レア度★★★★☆】
世界一小さなトンボで、体長は2センチメートル程度。平成24年、ボランティアグループ「宝塚エコネット」による保全活動により松尾湿原(大原野)で36年ぶりに発見された。
▲カワラサイコ 【レア度★★★☆☆】
日当たりのよい川原や砂地に生育する多年草で、6~8月に黄色い花を咲かせる。宝塚市自然保護協会の継続的な保全活動により、武庫川の河川敷で見ることができる。
▲ギフチョウ 【レア度★★★★☆】
日本にのみ生息する蝶。春先にしか成虫を見ることができないことから「早春の女神」と呼ばれている。3月下旬~4月上旬ごろに宝塚自然の家で観察会が開催される。


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インタビュー
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宝塚市には生物多様性に恵まれた自然環境がたくさんあります。特に、中山台、丸山湿原を含む西谷地区は環境省に「生物多様性の観点から非常に価値が高い」と認められています。また、南部の市街地にも長尾山地と六甲山地から注ぐ数多くの清流があり、これらの自然環境を守るため、たくさんの団体が環境保全に取り組まれています。
ここでは、丸山湿原、中山台のまち山、そして私たちにとって身近な逆瀬川で活動されている市民の皆さんをご紹介します。

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丸山湿原群
生き物の宝庫 兵庫県最大の湧水(ゆうすい)湿原
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◆県下屈指の生物多様性
宝塚西谷の森公園近くにある丸山湿原群は、5つの湿原で構成されている県指定の天然記念物です。県下の湧水湿原では最大規模で、日本全国の湧水湿原で確認できる湿原性植物54種のうち、約8割にあたる45種が丸山湿原で確認されています。代表的な植物としてはトキソウやサギソウ、食虫植物のミミカキグサ類などがあります。また、ハッチョウトンボやヒメタイコウチ(広報たからづか5面参照)なども確認されています。
◆放置すると消えゆく湿原
かつての丸山湿原は、人が薪炭などに利用する里山で、樹木の定期的な伐採などによって日光がよく入る明るい湿原でした。しかし、燃料が薪から化石燃料になり放置され、樹木が繁茂し日光が届きにくくなっていました。湿原性植物にとって日光は必要不可欠なものです。人が利用することで日光が確保され、湿原が維持されていたのです。
◆活動は学び・交流の場
貴重な湿原環境を守るため、平成18年に「丸山湿原群保全の会」が発足しました。湿原をどのように復元して活用していくのか、2年の研修を経てから発足・活動を開始しました。今では日陰の原因となる樹木は伐採され、以前の姿を取り戻しつつあるように見えます。
私たちは月2回の定期活動やサギソウの開花数・両生類調査などの活動をしています。自然が好きな人は一緒に活動してみませんか?ホームページやブログをぜひご覧ください。
(丸山湿原群保全の会 代表 今住 悦昌(いまずみ えつまさ)さん)

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中山台のまち山
協働で作る「生物多様性のまち山」
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◆花粉症対策から始まった
中山台はニュータウンでありながら森林に囲まれ、自然を身近に感じられる住みよい環境を持っています。
しかし、その森林には「ヤシャブシ」が約2万本もありました。子どもたちが食物アレルギーを併発する花粉症にならないように、ニュータウン自治会協議会は平成8年から緑化環境対策部を発足させ、地域の皆さんや行政の協力のもと、約10年かけてヤシャブシを伐採しました。
◆自分たちでまちを美しく
ヤシャブシ伐採に併せて環境整備に取り組み、住民が主体となって、まちの景観維持のために森林や桜並木、公園の整備をしています。手入れに参加した人からは「自分たちで手入れした景観を見るのが楽しみ」という声が聞かれます。
こうした手入れを続けた結果、生き物たちにとっても、私たちにとっても住みよい環境が形成されました。
◆この環境を大切に
まずは地域の自然豊かな景色に興味を持ち、好きになってもらえるとうれしいですね。その気持ちが、美しい環境を守り育てていく気持ちにつながっていくと思います。
(中山台コミュニティ 緑化環境対策部 部長 庄司 正光(しょうじ まさみつ)さん)

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逆瀬川
六甲山地から注ぐ「生物多様性の川」
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◆生物多様性の川
六甲山地から武庫川へ流れる逆瀬川は、かつては大雨のたびに氾濫することから「暴れ川」と呼ばれていました。昭和初期に行われた日本初の大規模な自然石積み砂防工事により、現在の清流の姿を保っています。
砂防工事で流れが安定した現在の逆瀬川は、兵庫県で有数のミヤマアカネの多産地となりました。
また最近では、絶滅危惧種のヒメタイコウチ(広報たからづか5面参照)を小学生が発見したほか、同じく絶滅危惧種である植物ヤガミスゲが宝塚市自然保護協会の会員により確認されるなど、まだまだ新たな発見があります。
◆ゲンジボタルを市街地で
逆瀬川は、宝塚市自然保護協会が平成5年に行った調査で、市内の市街地で最もゲンジボタルが見られることがわかりました。特に宝塚ゴルフ倶楽部内にある流域は、ゴルフ場と宝塚エコネットなどの市民団体による継続した保全活動が行われています。そのおかげで、市が毎年6月上旬に主催する「ホタル観賞の夕べ」(広報たからづか33面参照)は、多い年には2600人も訪れる大人気の風物詩となりました。たくさんの人がゲンジボタルを見ることができ、とてもうれしく思っています。
◆大自然の中で遊んでほしい
宝塚市育ちで「マンガの神様」と呼ばれている手塚治虫の自然観は、幼いころの昆虫採集や自然探検などで培われたものです。今の子どもたちにも、手塚治虫のように大自然の中で遊び、探検し、学ぶことを楽しんでほしいですね。
自然というものは、直接触れ合うことでしか理解することのできないことがたくさんあります。たくさん自然と触れ合い、自然の仕組みを理解してもらえるとうれしいですね。
(宝塚市自然保護協会 会長 足立 勲(あだち いさお)さん)

▲ミヤマアカネ 【レア度★★★☆☆】
「日本一美しい赤とんぼ」といわれ、透明な羽に茶色の帯が入っているのが特徴。

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外来生物について考えよう! ~オオキンケイギク駆除体験~
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生物多様性に富んだ逆瀬川にも、特定外来生物のオオキンケイギクが急速に繁殖し、在来種を駆逐しつつあります。今回、市と宝塚市自然保護協会が共催で駆除体験を実施しますので、ぜひ生物多様性に触れる第一歩として、参加してみませんか?
日時 6月3日(土曜日) 10時~12時半(雨天時は翌日に順延)
場所 ウェル西山(西山小学校内)、逆瀬川(西山橋付近)
服装 長袖、長ズボン、歩きやすい靴、軍手
定員 先着50人
申し込み 6月1日(木曜日)までに環境政策課に電話、ファクスまたは直接窓口へ
※小学校低学年の児童は保護者の同伴が必要

◆オオキンケイギク
北米原産の多年草。強い繁殖力を持ち、群生すると下の植物への日当たりを悪くしてしまう。黄色い花を一斉に開花させるため、地域の人たちに親しまれている場合もある。梅雨時の駆除が有効。

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ボランティアに参加するには?
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今回の特集で紹介した団体以外にも、環境保全に取り組まれている団体が市内にはたくさんあります。
自然保護活動のボランティアに参加したいと思った人は、まずは市役所1階の環境政策課にご相談ください!さまざまな自然の神秘に触れてみませんか?自分で手入れをした自然を楽しんでみませんか?

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生物多様性たからづか戦略を見直しました
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目標年次を2050年とする同戦略を、平成24(2012)年に策定しました。今回、市民の皆さんの意見を基に同戦略の行動計画を見直しました。
また、市の生物多様性の大切さを知ってもらえるように作ったシンボルキャラクター「ツメレット」をよろしくお願いします。

詳しくは、環境政策課(電話番号 77・2070 ファクス番号 71・1159)へ。

 

このページに関するお問い合わせ

市民交流部 きずなづくり室 広報課
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