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平成29(2017)年11月号 自動翻訳機能対応テキスト版(2面から5面)

ID番号 1022474 更新日  平成29年11月7日  印刷

特集(2面から5面)

【2~5面】

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今がその時!糖尿病予防
健康センター(電話番号 86・0056 ファクス番号 83・2421)
市立病院(電話番号 87・1161 ファクス番号 87・5624)
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<FM宝塚83.5メガヘルツ>市職員が出演してご説明します。11月30日(木曜日)10時半~11時

病気なんて自分には無縁、目立った症状がないから大丈夫、仕事が忙しくて健診に行く時間がない…。こんな理由で自分の「健康」から目を背けてはいませんか。
今月号の特集テーマである糖尿病は、自覚症状がないうちに進行し、さまざまな合併症を引き起こす恐ろしい病気です。あの時こうしていれば…と後悔することのないよう、病についての正しい知識と予防方法を知り、「健幸」な生活を送りましょう。

◆糖尿病疑い1千万人
平成28(2016)年に厚生労働省が実施した国民健康・栄養調査によると、糖尿病が強く疑われる成人が推計1千万人に上り、平成9(1997)年の調査開始以来最多となりました。また、糖尿病の可能性を否定できない糖尿病予備軍の人を合わせると2千万人と推定されています。さらに、同調査によると、糖尿病が強く疑われる人のうち約23.4パーセントが未治療のまま糖尿病を放置しているとされています。
◆9割は生活習慣が関与
糖尿病とは、体のエネルギー源となるブドウ糖を血液中から細胞に取り込む働きをするインスリン(体内で分泌されるホルモンの一つ)の不足や働きの低下によって、血液中のブドウ糖濃度「血糖値」が高くなる(高血糖)疾患です。この状態が放置されることでさまざまな合併症を引き起こします。
インスリンの作用不足が起きる原因によって「1型」と「2型」に分類され、食事や運動などの生活習慣が関係して発症する「2型」が約9割を占めるとされています。
◆気付かないうちに忍び寄る合併症
糖尿病は初期段階には自覚症状がほとんどありません。しかし、高血糖状態を放置しておくと血管が傷つけられ、網膜症による失明、腎症による透析導入を引き起こし、心臓病や脳卒中、肺炎、がんなどのリスクを高め、死亡にもつながる恐ろしい病気です。
◆健診による早期発見がカギ
糖尿病の早期発見には、定期的な健診で自身の血糖値を把握することが重要です。空腹時血糖値が正常でも、食後血糖値が高い場合は糖尿病です。健診の結果、病気のリスクがあると診断された場合は、食事や運動などの生活習慣を改善することで重症化を防ぐことができます。年に一度は健診を受けるようにしましょう。
◆健診や相談、講座なども利用してください
市内実施医療機関や健康センターでは、特定健診や後期高齢者健診、各種検診などを行っています。また、健康センターでは「食事で健康づくり相談」「成人健康相談」など相談事業も行っていますので、ぜひご利用ください(広報たからづか38・39面参照)。
その他、市立病院では糖尿病患者やその家族を対象とした「糖尿病教室」(毎年6月~12月ごろ開催)を無料で実施しています。

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こんなことはありませんか?
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・尿の回数が増えた
・のどがよく渇くようになった
・空腹感が強く、たくさん食べているのに体重が減った
・体がだるい、疲れやすい
このような症状がいくつか当てはまるのは、糖尿病が進行している可能性があります。気になる症状があれば、すぐに医療機関を受診しましょう。

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全身におよぶ合併症 ◎は糖尿病に特有な合併症
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◎糖尿病網膜症
視力の低下や眼球内での出血が起こり、進行すると失明する場合がある。成人の失明原因の上位。
◎糖尿病腎症
腎機能が低下し、悪化すると人工透析や腎臓移植が必要になる。透析患者の4割以上を占め、透析原因の第1位。
◎糖尿病神経障害
手足にしびれが生じ、悪化するとけがややけどに気付かず患部が壊死(えし)して切断しなければならない場合もある。
○脳梗塞
○認知症
○歯周病
○狭心症、心筋梗塞
○下肢閉塞性動脈硬化症
○感染症
など

◆表紙写真はピピアめふ4階ダイニングキッチンにて撮影。調理器具や食器が揃っており、料理教室や食事会など気軽に利用できます。料理を作ってくださったのは、市内在住で健康料理研究家のマリー秋沢さん。糖尿病を発症したお父様のために数々の手作りメニューを考案。多数の本を出版するほか、市内で低糖質のスイーツやパンの販売も行っています。

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患者さんの声
米倉 稔雄(よねくら としお)さん 51歳
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◆病と向き合って20年以上
29歳の時に体調に異変を感じて病院に行ったところ、糖尿病と診断されました。父や祖母が糖尿病だったので、遺伝は仕方がないと思いましたが、今思えば当時は体重が90キログラムあり、食事の量も多かったですね。
その後、インスリンの注射を打って血糖値をコントロールしながら生活していましたが、40歳を過ぎて、腎不全と診断されました。もともと腎臓に石ができやすく、腎臓に負担があったと思うのですが、感染症で寝込んでから一気に体調が悪くなり、人工透析が必要になりました。まだ若かったですし、制約のある生活を強いられる今後のことを考えると、かなりショックでした。今は週に3回、夜間に8時間かけて人工透析を受けながら、仕事を続けています。薬は飲み続けていますし、半年に1回は検診も受けています。
◆少しの危険信号も見逃さないで
今思うと、糖尿病を発症した時に「糖尿病になったら、どんなリスクがあるのか?」ということをしっかりと認識できていたら、悪化が防げたかもしれないと思うことがあります。私自身、腎友会(じんゆうかい)に所属して患者同士の意見交換や啓発活動に参加し、病に関することをいろいろと勉強しています。皆さんには正しい知識を持って予防を行い、少しの危険信号も見逃さないでほしいですね。

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コラム(1)
日本人は糖尿病になりやすい!?
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日本を含むアジア人は、欧米人に比べてもともと膵臓(すいぞう)からのインスリンの分泌量が少ないとされています。そのため、食生活の欧米化によって病を発症するリスクが高まったと考えられています。


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医師に聞く
岸本医院院長 糖尿病専門医
岸本 通彦(きしもと みちひこ)さん
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◆糖尿病の遺伝子は節約遺伝子
人間は飢えに耐えて生き抜くための進化の過程で、少ないカロリーで身体を維持することができる有能な遺伝子を受け継いできました。これが糖尿病の遺伝子です。そのような遺伝子をたくさん持っている人が、普通の人と同じ量を食べると、カロリーが余って糖尿病になってしまうのです。
◆糖尿病が縮める寿命
糖尿病になると、さまざまな合併症を引き起こし、日本人の死因ベスト4(がん、心疾患、肺炎、脳血管疾患)になるリスクを2~4倍高めます。また、糖尿病患者の平均寿命は、女性75.1歳、男性71.4歳と、通常より10歳以上も下回っています。
◆患者数増加の原因は食事量と運動量のアンバランス
欧米食(洋食)などで脂肪摂取が増えたことと、生活が便利になって運動量が減ってきたことが原因です。患者数と肥満者数や自動車の保有台数には相関関係があります。
また、高血圧の人、血縁に糖尿病患者のいる人、40歳以上の人などもリスクが高くなります。40歳を過ぎると、体の基礎代謝が低下してくる一方、食事量はあまり変わらないため、内臓脂肪がたまって太り、インスリンの効きが悪くなって血糖値が上がってしまうのです。
◆肥満予防が基本 食事と運動
年に1回は健診を
糖尿病の予防には脂肪を控えた多様な食品をバランスよく、腹八分目に食べることと、個々に合った運動を行うことが大切です。運動には血液中のブドウ糖を消費して血糖値を下げる、インスリンの効きをよくする、肥満を予防するなどの効果があります。この機会に生活習慣を改め、糖尿病を未然に防ぎましょう。
そして、年に1回は必ず健診を受けるようにしましょう。
◆正しい知識を得るために
糖尿病とは「食べ過ぎて太ったらなる」程度のイメージで、どんな病気につながるか、どれほど寿命が縮まるかということを知らない人も多いと思います。宝塚市では市民向けの講演会などを実施していますので、ぜひ参加して知っていただきたいです。
また、11月14日は国連が定めた世界糖尿病デーです。全国各地で建物などがブルーにライトアップされますので、注目して見てください。

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コラム(2)
糖尿病を防ぐ運動習慣
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◆おすすめの運動は?
筋肉の量を維持・増加する「筋力トレーニング」と脂肪燃焼効果が高い「有酸素運動」が効果的です。
▽筋力トレーニング:腕立て伏せ、腹筋運動、スクワットなど
  (例)各10回を1セット、3セットを目標
▽有酸素運動:ウォーキング、ジョギング、水泳など
  (例)20分間以上の運動を毎日続ける
◆無理なく続けるために
・「人と話しながら続けられる強度」「少し汗ばむくらいのスピード」の無理のない運動をしましょう。
・「階段を使う」「意識して早足で歩く」「車を使わず歩く」など、普段の生活の中でできることから始めてみましょう。
・適切な運動の種類や強度は、個人によって異なります。心疾患などで運動が禁忌の場合もありますので、かかりつけ医のアドバイスを必ず受けましょう。

スポーツセンターでは、体力づくりを目的とした教室や中高齢者を対象とした教室など、さまざまな教室を実施しています。詳しくは同センター(電話番号 87・5911 ファクス番号 81・0652)へ。


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栄養士に聞く
宝塚栄養士会 高木 千抄子(たかぎ ちさこ)さん
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◆便利になった食生活
コンビニや自動販売機で24時間食べ物が手に入ったり、飲食店で外食を楽しめたり…。私たちの食生活は便利になりましたが、食べ過ぎや不規則な食事などが原因で糖尿病を発症する人が増えています。
昔に比べ、糖の吸収を抑えてくれる食物繊維が豊富な野菜の摂取量が減ったことや、動物性脂肪や糖質、塩分の多い食事が増えたこと、アルコールの飲み過ぎや菓子の食べ過ぎも血糖値を上げる原因になっています。
◆糖尿病を防ぐ食事のポイント
一.3食規則正しくバランスよく食べましょう。
主食(ごはん、パン、麺類)、主菜(肉、魚、卵、大豆製品)、副菜(野菜、きのこ、海藻)を揃え、乳製品、果物を食べることでバランスが良くなります。
また、朝食や昼食を抜いて夕食にたくさん食べると、血糖値を急上昇させたり、肥満の原因にもなりますので注意しましょう。
二.腹八分目にし、ゆっくり、よく噛んで食べましょう。
時間をかけてよく噛んで食べることで満腹中枢が働き、食べ過ぎを防いでくれます。食べ過ぎや肥満は、インスリンの働きを低下させてしまい、糖尿病の発症につながります。
三.脂肪分は控え、食物繊維を多く摂りましょう。
肉類は脂肪の少ない部位を選びましょう。外食する時は揚げ物などを控えて野菜が多いものを選びましょう。食物繊維には食後の血糖値上昇を抑え、血中コレステロールの増加を防ぐ働きがあります。野菜類やきのこ類、海藻などをしっかり食べましょう。
四.間食に注意しましょう。
間食として摂る菓子やファーストフード、清涼飲料はエネルギーの摂り過ぎにつながります。スナック菓子やファーストフードは脂肪分が多く、つい食べ過ぎてしまいます。1日の量を決めて食べ過ぎないように注意しましょう。
◆毎日の食事を見直す
食事は毎日のことですから、極端な偏りのある食事や制限は長続きしません。まずは糖質や脂質の過剰摂取を避けて野菜を増やすなど、少しずつ変えていくことが大切です。健康センターでは一人ひとりに合わせた食生活のアドバイスなどを行っています。ぜひ気軽に利用してください。

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コラム(3)
食品表示の落とし穴
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◆わずかに含まれていても「ノンカロリー」「糖類ゼロ」と表記できる!?
食品や飲料に含まれる栄養成分表示は、下記の基準値未満または以下で強調表示ができると食品表示基準で決められています。
・「含まない旨」の表示:無○○、○○ゼロ、○○フリー、ノン○○など
・「低い旨」の表示:低○○、○○控えめ、○○ライト など

【「含まない旨」の表示】食品100グラム当たり ( )内は飲料100ミリリットル当たり
熱量(カロリー):5キロカロリー(5キロカロリー)
糖類※:0.5グラム(0.5グラム)
【「低い」旨の表示】食品100グラム当たり ( )内は飲料100ミリリットル当たり
熱量(カロリー):40キロカロリー(20キロカロリー)
糖類※:5グラム(2.5グラム)

 「カロリー控えめ」と記載のある飲料でも、1本(500ミリリットル)飲めば100キロカロリーとなる場合があり、そのカロリー消費には30分以上の運動が必要になります。カロリーが少ないと思っていても、思わぬ量を摂取していることになりかねませんので、栄養成分表示に気を付けるようにしましょう。
※糖類は糖質の一部です

 

このページに関するお問い合わせ

市民交流部 きずなづくり室 広報課
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電話:0797-77-2002 ファクス:0797-74-6903
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