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平成30(2018)年2月号 自動翻訳機能対応テキスト版(2面から5面)

ID番号 1023344 更新日  平成30年2月7日  印刷

特集(2面から5面)

【2~5面】

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 認知症
 ~向き合い、寄り添い、支え合う~
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<FM宝塚83.5メガヘルツ>市職員が出演してお話しします。
2月16日(金曜日)10時半~11時
(再)2月25日(日曜日)15時~15時半

 現在、高齢者の約4人に1人が認知症かその予備群と推計されています。年をとるほど認知症になりやすく、85歳では4割、95歳では約8割の人が認知症と推定されています。認知症とは、さまざまな原因で脳の機能(認知機能)が徐々に低下し、日常生活に支障をきたす状態のことをいいます。自分には関係ないと思いがちですが、家族や身近な人がなる可能性もあり、誰もが関わることの多い病です。

【年齢別にみた推定認知症有病率】
歳を重ねるにつれ、認知症を発症しやすくなります。
〈年齢階級/有病率(推定値)〉
・65-69/2.9パーセント
・70-74/4.1パーセント
・75-79/13.6パーセント
・80-84/21.8パーセント
・85-89/41.4パーセント
・90-94/61.0パーセント
・95+/79.5パーセント
厚生労働科学研究「都市部における認知症有病率と認知症の生活機能障害への対応」による(平成25年3月発表)

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 認知症キッズサポーターの証として、
 オレンジリングをもらいました。(長尾小学校4年生)
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 認知症キッズサポーターとは、講座を通して子どもたちが認知症の人との接し方を考え、サポート方法を学ぶ取り組みです。大人向けの認知症サポーター養成講座も開催しています。

※オレンジ色は温かさを感じさせる色で、「お手伝いします」という意味を持つと言われています。

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 早期発見が重要!
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◆認知症のサインはどんなもの?
 認知症の前段階では下記の認知症チェックリストにあるような症状が繰り返し現れます。軽い記憶障がいはあっても、日常生活は大きな支障なく送れる状態です。この段階で発見して適切に対処すれば、認知症の発症や進行を抑えられることがあります。ちょっとした異変のサインを見逃さないようにしましょう。

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 認知症チェックリスト
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□直前にしたことや話したことを忘れてしまう。
□同じことを何度も言ったり、聞いたり、したりする。
□置き忘れやしまい忘れが増えて、いつも探し物をしている。
□知っているはずの人や物の名前が出てこない。
□つじつまの合わない作り話をする。
□以前に比べ、ささいなことで怒りっぽくなった。
□おしゃれや清潔感など身だしなみに気をつかわなくなった。
□今まで好きだった趣味などへの興味や関心がなくなった。
□外出したり、人と会ったりするのがおっくうになった。
□今までできていた家事、計算、運転などのミスが多くなった。
□日付や時間を間違えたり、慣れた道で迷ったりする。
□財布が見当たらない、盗まれたなどと人を疑うようになった。

◆加齢による物忘れとの違いはありますか?
【加齢によるもの】
・体験の一部を忘れる
・ヒントがあると思い出せる
・人や時間、場所などが分かる
・日常生活に支障がない
【認知症によるもの】
・体験全体を忘れる
・ヒントがあっても思い出せない
・人や時間、場所などが分かりにくい
・日常生活に支障がある

◆認知症かなと思ったときは?
 認知症かもしれないと思った時は、まずはかかりつけ医にご相談ください。どの医療機関に相談したらいいか分からない場合や、ご本人が受診拒否をする場合はお近くの「認知症相談センター(下記参照)」へご相談ください。必要に応じて医療機関につなぐなどの支援を行います。また、近所に気になる高齢者がいる場合なども同センターへご相談ください。

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 認知症相談センター〈まずはご相談ください〉
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・高齢福祉課:電話番号 77・2068/ファクス番号 71・1355
・小林地域包括支援センター:電話番号 74・3863/ファクス番号 74・3922
・逆瀬川地域包括支援センター:電話番号 76・2830/ファクス番号 77・3461
・御殿山地域包括支援センター:電話番号 83・1336/ファクス番号 83・1337
・小浜地域包括支援センター:電話番号 86・3707/ファクス番号 83・1123
・長尾地域包括支援センター:電話番号 80・2941/ファクス番号 80・4110
・花屋敷地域包括支援センター:電話番号 072・740・3555/ファクス番号 072・740・5087
・西谷地域包括支援センター:電話番号 83・5080/ファクス番号 83・5011

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 Q&A
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◆認知症になったらどうなるの?
 認知症になると徐々にもの忘れがひどくなり、今が「いつ」で、ここが「どこ」で、目の前の人が「誰」なのか、分からなくなります。料理をすることや計画を立てることなど、複雑なことも苦手になります。人格や感情は、認知症がかなり進行するまで残っていますが、自分が病気だという認識はありません。しかし、分からないことやできないことが増えるため、認知症の人は不安な気持ちになりがちです。
◆認知症の人への接し方で気を付けることは?
 認知症の人は分からないことやできないことが増え、不安な気持ちになっています。できないことを責めるのではなく、できることを褒める、失敗しないようにさり気なく手伝う、不安な気持ちを和らげるよう笑顔で接することなどを心掛けましょう。関わり方で認知症の人の反応も大きく変わっていきます。
◆予防のための生活の工夫は?
 生活習慣を整えましょう。運動やバランスのよい食事をするなど生活習慣病の予防に努めることが大切です。また、認知機能を刺激するために、興味の持てる「知的活動」を増やすことや、人とのふれあいなど「社会参加」の機会も大切にしましょう。
◆若い人でも認知症になるの?
 認知症は高齢者だけでなく、若い世代でも発症することがあります。65歳未満で発症する認知症を「若年性認知症」と言います。働き盛りで仕事や子育てなどのキーパーソンとなる世代に起こるため、本人だけでなく、周囲も含めた生活への影響が大きいことも課題となっています。

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 正しく理解!
 認知症の種類・症状
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 認知症といっても、脳が障がいを受けた部位や原因によってさまざまなタイプがあります。代表的な4つの症状について説明します。

◎アルツハイマー型認知症(認知症全体の約6割)
症状:鍵や財布などをどこに置いたか分からず探すことが増える、同じ質問を何度もするなど。
特徴:記憶力(最近の記憶が曖昧になる)や生活を実行する機能などが徐々に低下する。
◎脳血管型認知症
症状:もの忘れがあるわりにはしっかりしている、外出が少なくなり家でぼんやり過ごすことが多くなる、感情の起伏が激しくなる、手足のまひがあるなど。
特徴:男性に多く、脳血管障がいにより脳の神経細胞の働きが損なわれる。
◎レビー小体型認知症
症状:実際にはいない人や物が見えると話す、夢を見て反応し大声を出すなど。
特徴:初期は記憶障がいが目立たない。幻視(目の前にないはずのものが見える)、視空間認識の低下(道に迷う、方向が分からないなど)、睡眠の乱れ、小刻み歩行、手足のこわばりが現れる。
◎前頭側頭型認知症
症状:穏やかな性格だったがささいなことで苛立つようになる、身なりに関心がなくなる、同じ時間に同じ行動をとるなど。
特徴:初期ではもの忘れの症状は軽い。意欲や理性、感情をコントロールすることが難しくなる。万引きや無銭飲食などの行動障がいが現れる場合がある。

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 介護〈地域の仲間〉
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谷 節子さん
 認知症を患った母親を10年ほど自宅で介護する。現在は介護を終え、認知症の理解普及活動をしている。
金嶋(かなしま)昭子さん
 施設に入居する母親の介護をしながら、認知症の理解普及活動をしている。

 「宝塚認知症オレンジロバネットワーク」でボランティアとして認知症の正しい理解を普及する活動をするとともに、自身も認知症を患うご家族を介護した谷節子さんと金嶋昭子さんにお話を伺いました。
◆正しく知ること
谷さん 当時は認知症に対する情報が乏しく、今のようなサポート体制も充実していなかったので、とにかく目の前のことを必死にこなす日々でした。今思うと、知識があればもっと柔軟に対応できることがたくさんあったので、「知る」ということはとても大切です。正しい知識は、介護する側もされる側にも役に立つことだと思います。例えば徘徊(はいかい)癖がある人で、夕方暗くなってから一人歩きに出かけようとした場合、「行ってはダメ」と頭から否定するのではなく、「もう暗いから明日一緒に行こう」と声掛けをするなど、話を聞き、方法を考えてあげることが大切です。このような対応や伝え方一つにしても、知っているといないでは大きく違います。
金嶋さん 家族が認知症になってから学ぶのは難しいので、予備知識として、若いうちから認知症について学び、どう対応すれば良いのか知っていただければと思います。
◆オープンにできる社会に
金嶋さん 認知症というと予防にばかり目が向きがちですが、なった時に過ごしやすい環境を作ることが大切だと思います。風邪と同じように誰にでも起こりうる病気なので、恥ずかしいことではないということを皆さんに知ってもらいたいです。認知症であることをオープンにできるようになると、地域での見守りや支え合いなどもできるので、暮らしやすい社会になると思います。正しい理解が広まることで、認知症の人にも普通に接し、手を差し伸べてあげる、まさに「お互いさま」のまちになるといいですね。
◆一人で抱え込まないで
谷さん 介護は一生懸命していても自分がやってきたことに対していろいろな思いが残ります。自分の子どもには、こうしたら良いという道筋を伝えておきたいと考えています。今介護をしている人は、これから後の自分の人生もあるのだから、一人で抱え込まずにいろいろな施設やサポートなどをうまく利用して、周りに助けてもらいながら、自分がホッとできる時間を作ることはすごく大事です。

※認知症についてもっと知りたい学びたいと思った時は、広報たからづか3面 認知症相談センターへご相談ください。

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 本人〈本人・家族〉
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片岡尚武さん・明子(はるこ)さん

明子さん:約3年前に夫が認知症と診断されました。食事内容が思い出せないなど、少しの異変を見逃さずに病院を受診したことが病気の発見につながりました。診断当初は信じられない気持ちでいっぱいでしたが、認知症について学ぶ中で、同じ悩みを抱える人とのつながりが広がりました。現在では夫婦で「認知症予防ゲームの会そよ風」の仲間と一緒にサロンや施設にボランティアとして出掛けたり、趣味のテニスをするなど、病に負けず楽しく日々を過ごしています。
 出掛ける場所や話せる場所など、自分たちの居場所があることや、理解してくれる人がいることは本当にありがたいです。認知症は目に見て分かる病気ではないので、気づかない人もいます。気づいていても接し方が分からなかったり、煩わしいという思いから避けてしまう人もいます。認知症に対する理解はここ数年でとても広がりましたが、気持ちはあってもどうしたらいいのか分からないという人が多いのではないでしょうか。もし声を掛けようかどうか迷った時には、勇気を出して声を掛けてください。小さな声掛けからやさしさの輪が広がり、社会全体で認知症の人を支える大きな力になればいいなと思います。

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 医療〈認知症サポート医〉
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三上内科クリニック 林崎 緑先生(「崎」の字は“大”の部分が“立”の字)
 認知症サポート医とは、地域における認知症医療・介護などがスムーズに連携し機能するようにサポートする高い専門性を持った医師です。

◆規則正しい生活を
 認知症予防のために、「これをしたら絶対大丈夫!」と言えるものはありませんが、食生活や運動など普段の生活スタイルを整えていることは大切です。また、人と接することや楽しめる趣味を持つこと、生活の中に笑いを取り入れることなども効果的です。
◆優しく接して
 攻撃的になったり、被害妄想を抱いたり、徘徊するなど、困った症状が起きるのには理由がある場合があります。ご本人は、怒られることによって負の感情が残ります。なぜ怒られたか理解できないまま感情だけが残るので、不安な気持ちが高まります。毎回優しく接することで、ご本人は気分よく過ごすことができ、症状が落ち着いていきます。ご本人自身が不安な気持ちでいることが悪い症状につながるので、まずは不安にならないような環境を整えることが大切です。困った症状が起きないように、周りが段取りをしてあげられるといいですね。このようなケアはとても大切で、薬物療法を始める前に、適切な介護の環境を整えてから治療を行います。そうすることでケアと服薬の相互が作用して、認知症の症状の緩和と進行の抑制につながると考えられています。しかし介護するご家族も大変だと思います。認知症カフェなどで情報交換や息抜きをすることも必要ですね。
◆少しの異変を見逃さないで
 認知症は早期発見が大切な病気です。定期的に病院を受診していても同居しているご家族など、身近な人の気づきが早期発見につながることが多いため、少しでも異変を感じたらまずはかかりつけ医などに相談してみてください。

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 映画で知識を深めよう
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 認知症をテーマにした映画をご紹介します。市立図書館の視聴覚コーナーでもご覧いただけます。

◆映画『ペコロスの母に会いに行く』
©2013『ペコロスの母に会いに行く』製作委員会
公式サイト http://pecoross.jp/
 認知症の母親とその息子の、笑いと涙にあふれた日々をつづった作品。

◆映画『アリスのままで』
©2014 BSM Studio. All Rights Reserved.
公式サイト http://alice-movie.com/
 若年性認知症患者の苦悩や葛藤、家族の絆を描いた作品。

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 welcome! オレンジカフェ
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 「オレンジカフェ(認知症カフェ)」は、認知症の人やその家族、地域の人、知識のあるスタッフなど、誰もが気軽に集い、情報交換や相談をしたり、交流することができる場です。気軽にお茶を飲みながらお話しませんか? 詳細はお問い合わせください。
高齢福祉課(電話番号 77・2068 ファクス番号 71・1355)

 

このページに関するお問い合わせ

市民交流部 きずなづくり室 広報課
〒665-8665 宝塚市東洋町1番1号 本庁3階
電話:0797-77-2002 ファクス:0797-74-6903
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