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平成30(2018)年6月号 自動翻訳機能対応テキスト版(2面から5面)

ID番号 1026388 更新日  平成30年6月13日  印刷

特集(2面から5面)

【2面~5面】特集

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音から隔てられた世界の
コミュニケーション ~文字で伝える大切さ~
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<FM宝塚 83.5メガヘルツ>市職員が出演してご説明します。
6月27日(水曜日)10時半~11時
(再放送)6月29日(金曜日)12時~12時半
皆さんは、音を消してテレビを見たことがありますか?出演者が何を言っているのか分からず、内容が理解できなかったのではないでしょうか。相手の言っていることが理解できない時や自分の言いたいことがうまく伝わらない時、誰もがこのように物足りなくもどかしい気持ちになるでしょう。聴覚に障がいがある人は毎日をこのように「聞こえない、聞こえにくい」という、音から隔てられた状態で過ごしています。
私たちが暮らす世界は「音」であふれていますが、突然、音の世界から隔てられた時、私たちには何ができるでしょうか?
障がいを「隔たり」と感じない、すべての人が生きやすい社会になるよう、一人ひとりができることを考えてみませんか。

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聴覚障がいとは?
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聴覚障がいとは、音の情報を脳に届けるまでの部位に障がいがあるために、音が聞こえない、または聞こえにくい状態を指します。
聴覚に障がいがある人は全国に約600~800万人いると言われています。その多くは生まれつきではなく、生まれた後に障がいを抱えることになった中途失聴・難聴者です。65歳以上の3人に1人が加齢性難聴だと言われている今、聞こえにくくなることは身近に起こりうる問題です。

一口に難聴と言っても、聞こえ方はさまざまです。音は聞こえても何を言っているのか分からない、音がひずんで聞こえる、高い音が聞き取れないなど、症状により違いがあります。

<聞こえ方の目安>
軽度(25~40デシベル程度)
聞こえ方:小さなささやき声が聞き取りにくい
音の例:秒針の音
中度(40~70デシベル程度)
聞こえ方:普通の会話が聞きづらい
音の例:犬の鳴き声
高度(70~90デシベル程度)
聞こえ方:大きな声でも聞きづらい
音の例:掃除機の音
重度(90デシベル程度以上)
聞こえ方:耳元の大きな声でも聞きづらい
音の例:自動車の警笛

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聞こえの仕組み
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耳の蝸牛(かぎゅう)という部分には、音を感じるのに必要な有毛神経細胞があります。耳の穴から入った音の情報が、有毛神経細胞を経て脳に達することで音が聞こえます。この細胞が加齢に伴い、壊れたり減ったりすることで、聴力低下などの症状が起こります。

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中村耳鼻咽喉科の中村先生に、
聴力を保つための方法をお聞きしました。
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普段から耳の細胞を傷つけないようにすることが大切です。大音量で音楽を聞かないように注意することや、カロリーの取りすぎに気を付けるなど、生活習慣病を予防することも大切です。耳の細胞は一度壊れると元に戻りませんが、発症直後は完全に壊れていないので、異変を感じたら早期に医療機関を受診しましょう。


日常生活で聞こえない・聞こえにくい状態ってどういうこと??
~実際の声をお聞きしました~

・子どもの泣き声が聞こえないので、表情を見て悟るようにしていますが、ちょっとした変化に気づいてあげることができないので不安を感じています。歩き始めたら転んだりぶつけたり、音で危険を感知できないため悩みは尽きません。ママ友の交流にも憧れますが、集団での会話が難しいためなかなか参加できません。

・職場では、会議や電話応対に困ります。仕事の範囲が狭まり昇進の機会を失ったり異動させられたりすることもあります。

・電車やバスのアナウンスが聞こえないために困ることも多く、電光掲示板など視覚で確認できる情報があると本当に助かります。筆談で対応できる所が増えてきてうれしいです。

・最近は字幕付き番組も増えてきていますが、テレビを皆と一緒に楽しむことができないことがつらいです。一人でいたら分からないことだらけです。同じような悩みを持つ仲間を見つけ、なるべく外出したり人と関わるよう努めています。


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聞こえにくくなるとどうなる?
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音による状況察知がしにくくなる。
コミュニケーションが難しくなる。
孤独感を感じる。

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どんな悩みが生まれる?
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◆難聴であることをカミングアウトしづらい。
見た目には分からない障がいなので、周囲に理解されにくい。
◆話の内容を理解できず、質問にきちんと答えられない。
話の流れを止めたり何度も聞き返すことが申し訳なく、分かったふりをしてごまかしたり、人との関わりを避けるようになる。
◆状況把握や心理把握ができないので、コミュニケーションが苦手になる。
礼儀を知らない、空気を読めないなど、誤解を招いたりする。
◆たくさんの声が飛び交う場所において聞こえづらい。
遠足や集団での集まりなど、楽しいはずのことが楽しくない。

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難聴学級の取り組み
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難聴学級とは、特別支援学級の一つで、聞こえにくい子どもたちのための学級です。宝塚市では市内の小中学校8校に難聴学級を設置しています。一人ひとりの聞こえに合わせて個別の学習や集団学習での情報保障(ノートテイク等)を行っています。

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担任の先生に話を聞きました
    後藤 仁子(ごとうさとこ)先生  光明小学校 難聴学級担任
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難聴学級は、難聴児にとって安心できる場となっています。聞き取りやすい静かな環境で、子どもと教師が一対一で学習を進めています。通常の学級での集団学習では、文字による情報保障(ノートテイク)を行い、友だちと一緒に学んでいます。集団の中で、教師の言葉や友だちの発言を瞬時に情報として得ることができ、学習内容の理解につなげています。
難聴児が将来を見通した生きる力を身につけるためには、聞こえにくいことを受け止め、自ら発信できることがとても大切です。自分の聞こえに向き合い、たくましく成長することを目指しています。集団の中での関わり合い、支え合う経験を通して、難聴児も健聴児も共に育つことを願っています。
子どもの聞こえの相談などのお問い合わせは、教育委員会学校教育課(電話番号 77・2028 ファクス番号 71・1891)へ。

※宝塚市では、平成17年度から学習支援員(支援ボランティア)が難聴の子どもに対して情報保障をしています。週に数時間でもお手伝いいただける支援ボランティアを随時募集しています。お問い合わせは、教育委員会教育支援課(電話番号 87・1718 ファクス番号 85・2282)へ。

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一人ひとりにできるコミュニケーション
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視覚情報を活用しよう
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耳からの情報を得にくい聴覚に障がいのある人が、円滑にコミュニケーションを取るために必要な手段として、筆談や手話、要約筆記などがあります。ここでは、活用しやすいコミュニケーションの方法をご紹介します。

筆談…1対1で意思を伝える方法
要約筆記…第3者が話すことを要約して伝える方法
手話…手指の動きや表情を使って伝える方法

(1)配慮(はいりょ)をする
真正面に顔を向けて、ゆっくり、はっきりと話しましょう。唇の動きが見えることは、難聴者の言葉の理解や聞き取りに役立ちます。
(2)筆談(ひつだん)をする
筆談は、一対一で自分の意思を伝える方法です。手書きだけでなく、パソコンやスマートフォンを使って文章を入力する方法があります。短い言葉を使い、難しい言い回しは避けたり、読みやすい文字で書くと相手に伝わりやすくなります。
(3)アプリを利用(りよう)する
スマートフォンの音声認識アプリを利用して会話をしてみましょう。音声を認識して文字に起こしてくれる機能を使うことでスムーズにコミュニケーションが取れます。複数人での会話も可能なので、会議などのビジネスの場面でも活用できます。
(4)意思疎通支援事業(いしそつうしえんじぎょう)の制度を使う
宝塚市では、意思疎通支援事業として、手話通訳者や要約筆記者の派遣を行っています。市内在住で、聴覚障がい者等と円滑な意思の疎通を図る必要がある人や団体は、どなたでも利用することができます。また、手話通訳者・要約筆記者の養成講座も開設しています。これらの知識や技術を学びたい人は、障害福祉課(電話番号 77・2077 ファクス番号 72・8086)までお問い合わせください。
(5)手話(しゅわ)を覚える

■要約筆記(ようやくひっき)とは
聴覚に障がいがある人とのコミュニケーション手段は「手話」と思われがちですが、人生の途中で聞こえなくなった中途失聴・難聴者が手話を覚えることは簡単ではありません。要約筆記とは、主に手話を習得していない中途失聴・難聴者が利用する情報保障の一つで、第三者が話す音声情報をその場で要約し、文字にして伝える方法です。
要約筆記者は、養成講座を108時間受講し、試験に合格した有資格者です。主に多くの人が集う講演会、病院や日常生活などの個別的な場面で活躍しています。聞こえたままをただタイピングするだけではなく、話を聞き取る力や言葉の置き換えのための語彙力、先を推測しながら書くなど、高度な技術が必要です。

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要約筆記を利用しよう
宝塚中途難聴者の会 竹沢啓子(たけざわけいこ)さん
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竹沢さん:手話を習得するのは難しいので、筆談してくれる人がいるととても助かります。宝塚市は障がい者に対する制度が進んでいるため、とても暮らしやすいです。私はいろいろな場で要約筆記を利用します。うまく要約筆記を使うことで自分の趣味も続けられます。難聴になっても社会参加できるということを多くの人に伝えたいです。同じ悩みを抱える仲間の集まりに参加するのも心安らぐひとときになっています。見た目には分からない障がいなので、相手を思い込みで判断することなく、聞こえにくい人もいるということを知り、難聴者に寛容であってほしいです。
宝塚中途難聴者の会は人生の途中で難聴になった人が集まってできた会です。聞こえが悪くなるとひきこもりがちになってしまいますが、社会参加することを目的とした活動をしています。お気軽にご連絡ください。
宝塚中途難聴者の会(ファクス番号 85・0719)

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宝塚市の取り組み
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市では、障がいのある人もない人も暮らしやすい社会を目指して、さまざまな施策を実施しています。その一部をご紹介します。
◆手話言語条例の制定
本市では、音声言語である日本語だけでなく、手指の動きや表情を使って表す手話も視覚的な言語として扱うことで、言語の多様性を認めています。平成28年12月に条例を制定し、手話への理解と促進活動を進めています。
◆障害者差別解消に関する条例の制定
障がいを理由に、サービスの提供を拒否したり制限したりすることを禁止した条例で、障がい者の社会的バリアを取り除くための合理的配慮を行うことが求められています。平成28年12月に条例を制定し、差別解消に向けた普及啓発の取り組みを進めています。取り組みの一環として、市が主催・共催する100人以上の講演会等のイベントには全て、手話通訳者および要約筆記者を配置する(100人未満の場合も申し出があれば配置)という基準を定めました。
◆手話通訳・要約筆記者の派遣
意思疎通支援事業として、手話通訳者や要約筆記者の派遣を行っています。

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耳マークとは
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聞こえが不自由なことを表すマークです。聴覚障がい者は見た目には分からないために、誤解されたり、不利益を被ったり、社会生活をする上で不安が少なくありません。耳マークを提示された場合は、相手が「聞こえない」ことを理解し、「はっきりと口元を見せて話す」・「筆談する」などのコミュニケーション方法への配慮をお願いします。市役所をはじめ、各公共施設や病院の窓口などで、右のような耳マークの表示板を設置する場所が増えてきています。

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ヘルプマークとは
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義足や人工関節を使用している、外から見えない障がいがある人など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている人が周囲の人に配慮を必要としていることを知らせるマークです。詳しくは広報たからづか6月号18面をご覧ください。

 

 

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