《宝塚市議会報かけはしテキスト版》 第248号 令和2年(2020年) 12月1日(火曜日) 編集発行 宝塚市議会 *宝塚市議会報かけはしテキスト版は、宝塚市議会報かけはしの写真や画像、一部表グラフなどを省いてテキスト形式で編集しています。 文書読み上げソフトによっては、正しく読み上げできないこともあります。 誌面へのご意見やご感想は、議会事務局までお気軽にお寄せください。 宝塚市議会事務局 〒665-8665 宝塚市東洋町1番1号 電話 0797-77-2168(直通) ファックス 0797-74-6902 【1面】 ○特集記事(2〜5面)  「市議会Q&A」  「新型コロナ対策のなか、議会は今・・・」 ○9月定例会概要(6面〜) 【2〜3面】 ************************************************** 市議会Q&A ************************************************** 最近、議会報「かけはし」の表紙が変わって親しみがもてるね。 市内の高校の写真部が協力してくれてるんだよね。 私もちょっと市議会に興味がわいてきたわ。 市議会ってなぁに? 【市議会の役割】  宝塚市のお金の使い方やルールなどを、市民全員で決めるのはむずかしいですね。 ですから私たちは選挙で代表者を選びます。 それが市議会議員です。 26人の市議会議員の集まりが市議会です。 市議会は議案を審議し、決定するために本会議を開催します。 【市民・市議会・市長の関係】 ◆市民 選挙で、市議会議員・市長を選ぶ 市議会・市長へ、意見・考えを伝える ◆市議会 市民の声を聞く 市長と予算、条例などを決める 市長と市の仕事に市民の声を反映させる ◆市長 市議会と予算、条例などを提案する 市議会と税金を使って仕事を行う 本会議っていつやってる? 【本会議について】 本会議には定例会と臨時会があります。 定例会は年4回開きます(3月、6月、9月、12月)。 臨時会は必要に応じて開きます。 今年はコロナ対策に必要な補正予算など、緊急の議案があったため、これまでに2回、臨時会を開催しました。 市役所のあの煙突みたいなところが市議会の議場なんだね。 傍聴席は4階。市役所は4階まであるんだね。 知らなかった。 9月の定例会ではどんなことが話し合われたんだろう? 興味がわいてきたね。 3つの常任委員会に分かれて審議するんだよ。 ほら、6ページからくわしく書いてあるから行ってみようよ。 傍聴席へは? 傍聴席は4階です。 ご不明の場合は3階の議会事務局へお立ち寄りください。 【4〜5面】 ************************************************** 新型コロナ対策のなか、議会は今… ************************************************** ●議場では 議員は議会に来るとまず検温をします。 マスクも忘れず着用。 議場に入るときは手指消毒をしています。 扉を開け、扇風機を使い、換気に努めています。 議席には資料を置けるスペースがあり、コロナ対策として水分の持ち込みもOKに。 議席の後方に椅子を配置。議員は隣り合わないよう議席と後方の椅子に交代で着席し、3密を回避しています。 ●傍聴席 市議会の本会議や委員会は一般に公開されています。 傍聴席も間隔を空けて。 ●委員会室 議場以外の委員会室も窓を開け、換気に努めています。 ●おうちで議会  ◆各常任委員会もネット中継に◆ 本会議は議場で行われ、インターネットによるライブ中継、録画配信をしていましたが、各常任委員会も3密を避けるため議場で開催し、ネット中継も可能に。 コロナ対策期間中に限って、常任委員会当日は臨時的にライブ中継をご覧いただくことができます。 *各常任委員会の録画配信はありません。  ◆オンラインで議会報告会を初開催◆ 11月7日(土曜日)にオンラインによる議会報告会を開催。 市内外から27名の方が参加されました。 Zoomで議会報告会を開催 【6面】 ************************* 9月定例会の議案審議から ************************* 9月定例会では、市長から提出された議案や、市民の皆さまから提出された請願など計79件について審議しました。 ここでは、主な議案審議の概要を報告します。  なお、提出された議案のうち令和元年度宝塚市一般会計および各特別会計の決算議案については、慎重審議を行うため、決算特別委員会を設置し、閉会中の継続審査としましたので、次号の12月定例会号(2月1日発行)で報告します。 --------------------------------------------------------------------------- 令和元年度宝塚市病院事業会計決算を認定 [賛成多数認定] --------------------------------------------------------------------------- 【決算の概要】 収益的収支は、仮受仮払消費税を含む決算額で収入総額125億1887万1091円、支出総額125億6886万9950円、差し引き4999万8859円の赤字となり、消費税などに伴う経理処理をした結果、当年度の純損失は5132万5015円となりました。 資本的収支は、収入総額6億734万9千円、支出総額15億8115万4119円、差し引き9億7380万5119円の資金不足が生じましたが、損益勘定留保資金などで補填しました。 【主な質疑】 委員会では、市から4億円の基準外繰り入れが必要となった理由、病院事業の経費削減策、国が示す公立病院の再編・統合を進める方向性に対する市立病院の考え、公立病院の在り方と地域の医療ニーズ、消費税率増による病院事業への影響、安定的な医師確保体制、築後三十数年経過する建物の施設保全計画、今後の経営改善策などについて質疑があり、委員3人から反対討論、1人から賛成討論がありました。  本会議では、反対討論として、実質的な資金不足比率は深刻な状況で、今後の実効性ある収支改善及び資金不足改善計画が必要とする討論と、医師の退職等、赤字の根本的な原因が昨年と同じであるとする討論がありました。 一方で、賛成討論として、感染症対策や救急医療など公立病院としての役割を再評価し、できる限りの支援を求めるとする討論と、市立病院の明るい将来展望を示し、早期に将来計画を決め、具体的な取り組みをする必要があるとの討論がありました。 ◆本会議での各議員の賛否 ※議長は表決に加わりません。 賛成 えばらかずあき、おおしまときこ、かじかわみさお、かわぐちじゅん、きたのさとこ、きたやまてるあき、たなかこう、たなかだいしろう、たぶちしずこ、てらもとさなえ、となきまさかつ、ふじおかかずえ、みやけこうじ、やまもとけいこ、よこたまさのり(五十音順) 反対 あさたにあき、いけだみつたか、いしくらかよこ、いばさとし、いわさまさし、おおかわひろゆき、かざはやひさお、くわはらけんざぶろう、とみかわこうたろう、むらまつあんな(五十音順) ※なかのただし議長の裁決について 過半数議決の場合、議員には賛成・反対の表決権がありますが、議長には表決権がありません。 ただし、表決において賛成・反対が同数、つまり「可否同数」になった場合、議長には可決か否決かを決定する裁決権が認められています。 【7面】 --------------------------------------------------------------------------- 新型コロナ対策に関する補正予算案を308万円分減額修正 [賛成多数修正可決] --------------------------------------------------------------------------- ■令和2年度宝塚市一般会計補正予算(第7号) 【概要】 令和2年度一般会計の歳入歳出予算の総額にそれぞれ3億1001万5千円を増額し、補正後の総額を1057億7942万9千円とするものです。 【主な審議内容】 今回の補正予算案には、5月臨時会で国からの新型コロナ対策臨時交付金を財源とし可決された、市内事業者支援事業(コロナ禍における個人事業主へのテナント賃料補助)の1億8千万円の予算のうち、事業終了で不用となった約1億600万円を減額し、その分を病院事業会計補助金に約6700万円、末広中央公園へのスピーカーの増設に108万円、武庫川河川敷へのベンチの設置に308万円、市民への園芸体験パックの配布に398万円を充当するものがありました。 質疑の中では、なぜベンチの設置に充当されたのかとの問いに、今般多くの市民が河川敷で運動活動を行っている現状や、地元の意向を踏まえ、健康支援の一環として、休息施設であるベンチの設置を行うという答弁がありました。 また、防災上の観点から河川敷にベンチを設置することに問題はないのかとの問いには、原則として河川敷に構造物の設置は認められないが、今回は国の施策と合致したため、設置可能な構造物となるように県と事前協議が進んでおり、この機会に設置したいとの答弁がありました。  その他、市内事業者支援事業の予算に多くの執行残が出た理由、末広中央公園へのスピーカーの増設や市民への園芸体験パックの配布が充当先に選ばれた理由、GIGA用タブレット導入に伴う研修等費用の妥当性、新型コロナの影響により延期された幼稚園および小・中学校の改修工事等についてなどの質疑がありました。 【自由討議】 武庫川河川敷へのベンチの設置については、緊急性のない事業で、新型コロナ対策として実施する必要がなく減額するべきとの意見や、コロナ禍だからこそ、今まで認められにくかったものに補助金を活用できることもあり、減額すべきではない等の意見がありました。 【修正案の提出】 委員から、武庫川河川敷へのベンチの設置に関する予算308万円部分を減額する修正案が提出され、委員会で賛成多数で可決されました。 また、修正部分を除く原案については全員一致で可決されました。 ◆本会議での各議員の賛否 ※議長は表決に加わりません。 【修正案】賛成多数可決  賛成 あさたにあき、いけだみつたか、いしくらかよこ、いばさとし、いわさまさし、えばらかずあき、おおかわひろゆき、おおしまときこ、かざはやひさお、かじかわみさお、かわぐちじゅん、きたのさとこ、くわはらけんざぶろう、たなかこう、たなかだいしろう、たぶちしずこ、てらもとさなえ、となきまさかつ、とみかわこうたろう、ふじおかかずえ、みやけこうじ、むらまつあんな、やまもとけいこ、よこたまさのり(五十音順) 反対 きたやまてるあき 【修正案を除く原案】全員一致可決 【8面】 --------------------------------------------------------------------------- 令和元年度宝塚市水道事業会計・下水道事業会計決算を認定 [いずれも全員一致認定] --------------------------------------------------------------------------- 【概要】 (1)水道事業 収益的収支は、仮受仮払消費税を含む決算額で、収入総額46億6717万4314円、支出総額55億2793万5375円、差し引き8億6076万1061円の赤字となり、当年度は、9億7436万1192円の純損失となりました。資本的収支は、収入総額25億3581万2356円、支出総額28億2391万7927円、差し引き2億8810万5571円の資金不足が生じましたが、損益勘定留保資金などで補填しました。 (2)下水道事業 収益的収支は、仮受仮払消費税を含む決算額で、収入総額46億778万5399円、支出総額41億8149万3884円、差し引き4億2629万1515円の黒字となり、当年度は、4億1065万6164円の純利益となりました。資本的収支は、収入総額10億3158万8613円、支出総額29億7697万4427円、差し引き19億4538万5814円の資金不足が生じましたが、損益勘定留保資金などで補填しました。 【主な審議内容】 (1)水道事業では、料金改定の可能性について、小林・亀井浄水場跡地利用について、浄水場の夜間等運転管理業務委託についてなどの質疑がありました。 (2)下水道事業では、下水道使用料の不納欠損処理について、管路維持管理業務包括委託の可能性について、マンホールカードの配布についてなどの質疑がありました。 --------------------------------------------------------------------------- 災害対応特殊はしご付消防ポンプ自動車・救急自動車を取得 [いずれも全員一致可決] --------------------------------------------------------------------------- 【概要】 (1)中高層建物火災での消火や救助を迅速かつ的確に行うなど、消防活動体制の充実強化を図るため、災害対応特殊はしご付消防ポンプ自動車1台を更新整備し、西消防署に配置するものです。 (2)近年、増加を続ける救急需要に対応するとともに、救急体制の充実強化を図るため、救急自動車1台を更新整備し、西消防署に配置するものです。 災害対応特殊はしご付消防ポンプ自動車 取得金額 2億6389万円 相手方 株式会社モリタ関西支店 救急自動車 取得金額 2233万円 相手方 兵庫トヨタ自動車株式会社特販営業所 【主な審議内容】 (1)下部への屈折の活用はどういう場面を想定しているのか、車両更新をすることによる実務的なメリットなどについて質疑がありました。 (2)救急車の搬送可能人数、救急隊や救急車内での感染症対策などについて質疑がありました。 【9面】 --------------------------------------------------------------------------- 協働のまちづくり推進条例を制定 [全員一致可決] --------------------------------------------------------------------------- 【概要】 宝塚市協働のまちづくり促進委員会で検討を重ね、まちづくりに携わる各種団体との意見交換を行ってきました。 それを踏まえて、宝塚市まちづくり基本条例第3条の規定に基づき協働に関する原則を、また、市民の主体的なまちづくり活動や地域コミュニティの活動を促進するために必要な事項を定め、市民と市の協働のまちづくりを推進し、個性豊かで活力に満ちた地域社会を構築することを目的として、新たに条例を制定するものです。 条例のポイント (1)協働を円滑に進める上で守るべきルールである「協働の原則」を規定 (2)市と「自治会」「まちづくり協議会」「市民活動団体等」との連携を規定 (3)「まちづくり協議会」の定義、構成、運営等の基本的な事項を規定    【主な審議内容】 まちづくり協議会役員の選出方法、構成メンバーの男女比や政治的中立、条例制定に当たって市の周知やサポート、同一小学校区で複数のまちづくり協議会に分かれている地域に対する課題認識および市の対応について質疑がありました。 --------------------------------------------------------------------------- 地域(共同)利用施設、大型児童センターなどの指定管理者を指定 [いずれも全員一致可決] --------------------------------------------------------------------------- 【概要】 令和3年(2021年)4月1日から令和8年(2026年)3月31日までの間において、中山台コミュニティセンターや末成集会所、各地域利用施設および各共同利用施設(計29施設)、宝塚市総合福祉センター、宝塚市立大型児童センター、宝塚市立老人福祉センター、宝塚市立にしたに児童館などの指定管理者をそれぞれ指定するものです。 【主な審議内容】 委員会では、論点を「市の関わりについて」と設定し、指定管理者選定の際の評価項目のうち「適正な管理運営実績」の基準、利用料金の減免事項、利用者からの相談や要望および苦情に対する専門的な解決の必要性、災害時の体制における行政側の責任、過去の実績のモニタリングなどについて質疑がありました。 ※宝塚市立共同利用施設売布会館については、審査を継続しています。 【10面】 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- その他の賛否が全員一致した議案 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 令和2年度宝塚市特別会計国民健康保険診療施設費補正予算(第1号) [可決] 令和2年度宝塚市特別会計介護保険事業費補正予算(第1号) [可決] 令和2年度宝塚市病院事業会計補正予算(第4号) [可決] 執行機関の附属機関設置に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について [可決] 宝塚市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例及び宝塚市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の利用者負担等に関する条例の一部を改正する条例の制定について [可決] 公の施設(宝塚市立国際・文化センター)の指定管理者の指定について [可決] 公の施設(宝塚市立農業振興施設)の指定管理者の指定について [可決] 公の施設(宝塚市立宝塚園芸振興センター)の指定管理者の指定について [可決] 公の施設(宝塚市立長谷牡丹園)の指定管理者の指定について [可決] 人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることについて [適任] ************************************************** 意見書 ************************************************** 9月定例会では5件の意見書案を全員一致で可決し、関係機関へ送付しました。 意見書名 地方自治体のデジタル化の着実な推進を求める意見書 送付先 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、厚生労働大臣、経済産業大臣、内閣官房長官、内閣府特命担当大臣(行政改革担当)、内閣府特命担当大臣(情報通信技術(IT)政策担当) 意見書名 コンビニ交付サービスを活用した罹災証明書の交付を求める意見書 送付先 内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、内閣官房長官、内閣府特命担当大臣(防災海洋政策) 意見書名 PCR検査等の拡充を求める意見書 送付先 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、厚生労働大臣、内閣官房長官、内閣府特命担当大臣(経済再生担当 全世代型社会保障改革担当) 意見書名 気候危機・気候非常事態を前提とした地球温暖化対策のさらなる強化を求める意見書 送付先 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、環境大臣 意見書名 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書 送付先 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、経済産業大臣、内閣官房長官、内閣府特命担当大臣(まち・ひと・しごと創生担当)、内閣府特命担当大臣(経済再生担当) 【11面】 ************************************************** 請願 **************************************************  9月定例会では、6件の請願が提出され、3つの常任委員会でそれぞれ、慎重に審査が行われました。 教育条件整備のための請願(文教生活常任委員会:採択・全員一致) ◆請願項目(概要) (1)豊かな教育を創造する教育予算の充実と保護者負担の軽減を、(2)障害児教育の充実を、(3)中学生の卒業後の進路保障を、(4)文化厚生施設の充実を、(5)地域の教育発展を 気候危機に対して宝塚市の適切な対応を求める請願(産業建設常任委員会:採択・全員一致) ◆請願項目(概要) (1)「宝塚市気候非常事態宣言書」を策定し、国内外への発表の検討を、(2)「パリ協定」の実現など、安全で、健康的で、持続可能な世界を引き継ぐなどの環境行政を、(3)市の気候危機に対する取り組みの啓発活動を、(4)子どもたちが自ら温暖化防止への貢献を考える教育機会を ダリアを市花にすることを求める請願(総務常任委員会:採択・全員一致) ◆請願項目 市のさらなる魅力づくりを推進するため、ダリアを『宝塚市花』に指定することの検討を 街ぐるみで子どもを孤立から守り育む体制づくりについての請願(文教生活常任委員会:趣旨採択・全員一致) ◆請願項目(概要) (1)配食や市内の飲食店・子ども食堂等で使える弁当券を配布する等、具体的な支援体制づくりを、(2)子どもに関わる相談をする時、適切な課に案内できる“子ども総合窓口”等の組織整備を 種苗法改定案の廃案を国に求める意見書採択を求める請願(産業建設常任委員会:不採択・賛成少数) ◆本会議での各議員の賛否 ※議長は表決に加わりません。 賛成 おおしまときこ、かじかわみさお、かわぐちじゅん、きたのさとこ、きたやまてるあき、たなかこう、たなかだいしろう、たぶちしずこ、てらもとさなえ、となきまさかつ、よこたまさのり 反対 あさたにあき、いけだみつたか、いしくらかよこ、いばさとし、いわさまさし、えばらかずあき、おおかわひろゆき、かざはやひさお、くわはらけんざぶろう、とみかわこうたろう、ふじおかかずえ、みやけこうじ、むらまつあんな、やまもとけいこ ※新型コロナウイルス感染症拡大を「災害」と捉えた対応を求める請願は、審議未了となりました。 【12面】 ************************* 一般質問 ************************* 一般質問とは、各議員が市政全般のさまざまな課題を積極的に取り上げ、それぞれの観点から、市の考え方や、取り組み姿勢、今後の方向性などを問いただすものです。 ◇通常の一般質問は、1人当たり90分を上限に20人以上の議員から発言の通告がなされ、4日間かけて実施しています。  前回の6月定例会では、新型コロナ感染防止のため、会派持ち時間制とし、質問時間短縮に努め、2日間で16人の議員が実施しました。  今回の9月定例会では、感染防止に努めながらも、さらに充実した一般質問になるよう、1人当たり45分を上限に、3日間で23人の議員が実施しました。  全てをご紹介することはできませんが、その要旨を掲載します。 [日本共産党宝塚市会議員団] ■たぶちしずこ 【子どものこころに寄り添う学校へ】 <問い>宝塚自然の家の本格的な再開は。 <答>2022年4月1日を目指している。 <問い>教育現場での感染症対策と改善は喫緊の課題。きめ細やかな教育を推進するために、少人数学級や教員の加配が必要では。 <答>少人数学級は3密を避ける点でも効果的で、児童生徒の実態に合わせた対応も可能になる。35人学級の実現に向け、引き続き国や県に要望していく。 <問い>夏休みの短縮で、今年度にできなかった大規模改修は来年度にできるのか。 <答>財源となる国の交付金について、令和3年度への事故繰越や再採択を、県を通じて要望している。 <意見>教育環境の改善等、安全機能性の確保は必要不可欠。引き続き改善に向けて取り組んでもらいたい。 [令和安全の会] ■きたやまてるあき 【訓練中の転落死亡事故】 <問い>消防署は再発防止の原点に立っていないと考えるが、市長の判断は。 <答>原因究明は核心部分で結論に至ることはできなかった。再発防止対策の実践と万全の安全管理を指示、職員の尊い命を守っていく。 【大堀川の氾濫・浸水対策】 <問い>尼宝雨水幹線の流下能力強化のため自然流下方式を強制排水方式にしては。 <答>排水能力の向上に向け、検討を行っていきたい。 <問い>西ノ町橋下流湾曲部や米谷・国道水路合流部、黒鉾橋付近に大量の土砂が堆積。兵庫県へ、来春までにしゅんせつ実施の要求を。 <答>大堀川の第一小浜橋から上流区間の整備促進と併せて、要望していく。 【持続可能な行財政運営】 <問い>将来を見据え基金を積み増す必要があるのでは。 <答>予算見通しで情報を可視化し、鋭意取り組む。 [社会民主党議員会] ■かじかわみさお 【一部水道事業の民間委託】 <問い>2浄水場で夜間と休日業務を委託する理由は。 <答>1浄水場当たり年間約1千万円の経費削減、変則勤務体制の解消を見込む。 <問い>株式会社は株主配当が必要。その上で、1千万円削減できるなら、低賃金労働者が拡大するのでは。 <答>公共事業単価を用いて積算しており、問題ない。 <問い>災害時等に局職員と民間委託先の労働者間の連絡体制をどう確保するのか。 <答>仕様書で明確にすることで解決できる。 <意見>委託ありきではなく、労使での話し合いを。 【市立病院での公務災害】 <問い>シックハウス症候群と診断された職員たちは職場環境の改善要求をしていたが、上層部に伝わっていなかった。今後の対策は。 <答>職員間の意思疎通を図り問題を上司に報告できる環境をつくっていきたい。 [日本維新の会宝塚市議団] ■いけだみつたか 【企業版ふるさと納税】 <問い>厳しい財政状況の中、人口減少による生産年齢層の負担増など課題は多い。特に税収減は行政サービス低下の懸念がある。本市の企業版ふるさと納税制度で設定した、10億円の寄附金額を達成するための計画は。 <答>地域再生計画の内容を掘り起こし、企業の経営方針や意向の情報収集に努め、本市ゆかりの企業等に対し積極的に働きかける。 【民間との包括連携協定】 <問い>ふるさと納税の場合、本部長は市長。包括連携協定は誰が取りまとめるのか。 <答>包括にするか個別か、企画経営部主導で仕分ける。 <問い>包括連携協定の他市の動向や本市の検証は。 <答>今後、先進市の取り組みを参考に進めていく。 <意見>民間の力は今後の展望を開く大きなツール。予算をかけず市民のためになるものは進めてほしい。 [たからづか真政会] ■いわさまさし 【公平性・透明性のある公共工事の発注基準】 <問い>県では水防業務に協力した事業者は総合評価に社会貢献点数が加点される。本市はどうか。 <答>委託では社会貢献評価を取り入れているが、工事入札では行っていない。 <問い>水防業務に積極的に参加する土木事業者へのインセンティブを考えては。 <答>協力事業者を対象にした制度を間もなく完成させ、試行したい。制度完成後は事業者に案内する。 <問い>本市は工事採点を行う主任監督員の評価レベルが低いと聞く。育成をどう考えているか。 <答>中堅職員が講師となり、技術研修を行う部内研修会を立ち上げた。積算や工事成績の採点方法など、具体的なスキルアッププランを作成し、研修を繰り返すことで、技術力の向上を図っていく。 【13面】 [日本共産党宝塚市会議員団] ■よこたまさのり 【インフルエンザの予防接種に助成を】 <問い>新型コロナの拡大にインフルエンザの流行が重なることが予想され、他市ではインフルエンザの予防接種への助成が進んでいる。本市で試算したことは。 <答>1歳から小学6年生までを対象に実施した神戸市を例にすると本市では約2370万円の経費が必要。 <問い>それが実現に至っていない理由は。 <答>任意接種に対する財源確保は難しいというのが最大の理由。 <問い>受験生など対象を絞ってでも助成できないか。 <答>税収減の中、施策の優先順位を考え実施すべき。慎重に考える必要がある。 <意見>経済的理由により予防接種を受けたいと言えない子どもがいる。見えない、見せない貧困に手を差し伸べることが医療崩壊を防ぐ一助にもなるのでは。 [たからづか真政会] ■おおかわひろゆき 【市立病院経営改革に向けたマネジメント】 <問い>各改革プランで設定した収益目標が平成24年度以降未達成。原因の分析は。 <答>主な要因は入院診療収入の未達成で、病床稼働率と入院診療単価の低さ。 <問い>ここ5年間、入院単価は5万3千円程度で推移。今年度当初予算設定で約5万7千円に上げているが、達成可能と考えているのか。 <答>収支均衡を図るための単価。全職員で取り組む。 <問い>来年度以降、市から病院へ基準外繰り出しで支援を想定しているか。 <答>現在想定していない。 <問い>入院単価を上げても資金不足解消のため年1億3千万円の費用削減が必要と分析されているが、年1億円超の費用削減は可能か。 <答>至難の業と考える。 <意見>経営指標のモニタリングの仕組み構築が必要。実効ある計画で予算編成を。 [市民ネット宝塚] ■たなかだいしろう 【宝塚市の上下水道の深刻な状況について】 <問い>令和2年度以降も赤字が続く見込みだが、水道料金値上げの可能性は。 <答>上下水道事業審議会で水道料金の在り方についてもご意見をいただき、慎重に検討していきたい。 【宝塚市の深刻な財政状況について】 <問い>民生費の中で、国や県の基準より手厚いサービスを提供しているのは何か。 <答>大きなものに、私立保育所助成金、乳幼児等医療費助成事業、障害者(児)医療費助成事業がある。 <問い>新ごみ処理施設の建設は予定どおり可能か。 <答>市民の衛生的生活環境維持に必要不可欠のため、事業スケジュールを見直し、実施していく。 <意見>限られた経営資源を適正に配分し、未来の市民に大きな負担を回さないような行財政運営を。 [日本共産党宝塚市会議員団] ■たなかこう 【自殺防止に全力を】 <問い>分割納付中でもいつでも差し押さえをする、回避するには滞納税額を一括で払え、延滞金も完納してもらう、といった書きぶりの催告書が滞納者に届いた。減免制度がある中誤解を招くが、公文書と言えるのか。 <答>課名で発送しており、間違いなく公文書と認識。 <問い>今後も状況により発送するということか。 <答>今回も大分協議の上発送した。内容により市民が不安を抱えることもあり、十分留意して対応したい。 <問い>自殺対策で命を守ろうとする課がある一方、同催告書を出されて日々命を脅かされる状況が続いていく。本当にこれでいいのか。 <答>市として自殺対策にしっかり対応する必要がある。今回の内容も十分協議し、今後の対応に努める。 <意見>問題を抱える市民に対し真剣に考えてほしい。 [公明党議員団] ■えばらかずあき 【ドローンの配備】 <問い>今年度、消防に寄贈されたドローンの性能は。 <答>DJI社製で重さ約900グラム、4K動画が撮影でき、海抜約6千メートルまで上昇可。1時間半程度飛行できる。 【GIGAスクール構想】 <問い>GIGAスクール構想早期実現に向けて現状は。 <答>来年度から始まる児童生徒1人1台のタブレット端末の運用に向け、校内LANの無線化と通信環境の整備を進めている。 <問い>学習コンテンツの内容は。 <答>5教科を中心に家庭の通信環境に依存せず利用できる仕組みを取り入れる。 【PCR検査】 <問い>検査を受けるには。 <答>これまでの方法に加え、かかりつけ医からの紹介により10月に開設の検査センターで検査を受けられる。 [日本維新の会宝塚市議団] ■むらまつあんな 【放課後児童クラブ】 <問い>令和4年度までに待機児童解消という目標をどうやって達成するのか。 <答>低学年で供給不足の多い校区を優先して、施設確保のめどが立つものから実施していく。 <問い>余裕教室を放課後児童クラブの一時的な実施場所として活用できているか。 <答>学校運営に必要な部屋を確保した上で、慎重に検討していきたい。 <意見>目標年度での待機児童解消に向け、覚悟を持って取り組んでほしい。 【コロナ禍での妊婦支援】 <問い>妊婦を新型コロナから守る支援策が必要だと考える。インフルエンザワクチンの接種を希望する妊婦には優先的に接種する仕組みを検討すべきでは。 <答>ホームページや広報誌等で、産科がワクチン接種を勧めていることなどの情報提供を検討したい。 【14面】 [社会民主党議員会] ■おおしまときこ 【子どもへの性暴力被害をなくすためには】 <問い>性暴力は体だけでなく尊厳も深く傷つける。予防としての性教育の現状は。 <答>授業で体の発育等を学習する他、情報モラル講座、全小学校でのCAPプログラム、主に中学校での産婦人科医等による性に対する講義等を実施している。 <問い>障害のある子どもへの性教育の実態は。 <答>特性に応じ個別対応している。保護者と相談の上実施するよう努めている。 <意見>障害のある子どもたちの個別の指導計画に記載があるか調べてほしい。 【真の「開かれた教科書採択」とは】 <問い>現在使用中の教科書を図書館に置いてはどうか。 <答>図書館に常設場所の確保は困難。教育総合センター内で閲覧できることを掲示物等でPRし市民が触れる機会の増加を図りたい。 [令和安全の会] ■やまもとけいこ 【コロナ禍の市内経済対策】 <問い>予算2億円で実施するPayPayのポイント25%還元事業だが、公平公正に欠けるのではないか。他社のキャッシュレス支払いを導入しなかった理由は。 <答>民間の調査機関によるとPayPayのシェアは48・7%で圧倒的なため。 <問い>予算2千万円で実施するすみれ商品券の状況は。 <答>商店連合会実施のプレミアム付商品券事業で、市と県が協調して補助金を交付する。1万2千円の商品券を1万円で1人5冊まで購入できる仕組みである。 【宝塚市の花】 <問い>ダリアを市花にする場合、スミレの扱いは。 <答>スミレは他市にまねできない本市のシンボル。引き続き活用していく。 <問い>ダリア園の周知は。 <答>SNSの活用や開園時期に市内各所で切り花を活用した事業を展開する。 [市民ネット宝塚] ■かわぐちじゅん 【多胎児支援の充実を】 <問い>多胎児支援の現状は。 <答>保健師による妊娠中の家庭訪問や電話相談、産後ヘルパー派遣等継続的に支援。また、兵庫県内初の多胎ファミリー・健診サポートを開始。乳幼児健診時に、多胎育児経験者によるピアサポートを行っている。 <問い>保育所入所時に多胎児加点を設置してはどうか。 <答>前向きに検討する。 <意見>ラインや母子手帳アプリ等今の世代に寄り添った事業へアップデートを。 【部活動実態調査の進捗】 <問い>調査にはわいせつ行為等の質問は含まれるのか。 <答>調査項目は検討中だが、生徒が相談できる仕組みや体制を整えていきたい。 【安心して利用できる窓口】 <問い>窓口サービス課の混雑解消にメールによる番号呼び出しサービスの導入は。 <答>呼び出しシステム更新に合わせて導入を検討中。 [市民ネット宝塚] ■てらもとさなえ 【犯罪被害者に真に寄り添った支援を】 <問い>国は犯罪被害者給付制度の充実に向け、親族間犯罪被害関連なども見直してきている。宝塚市犯罪被害者等支援条例施行規則第42条の文中「犯罪被害者等の支援及び助成を行わないことができる」という文言を市はどう解釈しているか。 <答>適用除外の要件に該当した場合に、支給及び助成の可否に裁量があるものではないと解釈している。 <問い>三親等内の親族に対して、国は支援する方向。多くの専門家が、本市の条例は、市の裁量で今でも救済できると見ているが。 <答>国の制度見直しを研究し、支援制度の在り方について検討していきたい。 <意見>本当に苦しい立場の人たちを救うための条例。立法趣旨を読み取り、しっかりと支援の手を差し伸べてもらいたい。 [たからづか真政会] ■くわはらけんざぶろう 【大堀川沿川地域の浸水被害対策】 <問い>今後市が実施する雨水流入調査等の内水対策はどこが担当するのか。 <答>都市安全部と上下水道局が一体となって総合的な治水対策に取り組む。 <問い>市が大堀川改修を行うため、河川法に基づく申請や県との協議は行ったか。 <答>大堀川改修は県が既に事業化しており市は応援する形。事業費獲得に向け、国等へも要望活動している。 <意見>浸水被害を軽減する熱意が足りない。市長が市独自事業の検討の指示を。 【文化団体等への支援】 <問い>コロナ禍で文化芸術への具体的な支援策を国、県、市のいずれも出していない。長期的な視野を持った支援策が必要ではないか。 <答>積極的に市内の文化団体等へ呼びかけ、協働でオンライン等さまざまな文化芸術の発表の場を設ける。 [たからづか真政会] ■かざはやひさお 【コロナ禍における高齢者の健康対策】 <問い>地域包括ケア推進プラン第8期に新型コロナ対策を盛り込む予定は。 <答>感染症や災害の時でも高齢者を支援していけるよう、事業者との連携支援方法を含めて、現在検討中。 <意見>さまざまな想定をし、対策が遅れないように。 【EBPM(エビデンスに基づく政策立案)】 <問い>本市の課題を解決するには、質の高いデータを使い政策立案をし、効果の少ない政策の修正・廃止が必要。これからの行政運営にはEBPMが必要では。 <答>厳しい財政状況下で、各事業をより効果的に、実効性を持って行えること、市民に客観的根拠に基づく説明ができることから、EBPMを取り入れてやっていくのは必要と考えている。 <意見>職員一人一人がこの考え方で政策立案を。 【15面】 [日本共産党宝塚市会議員団] ■となきまさかつ 【武庫川河川敷公園】 <問い>利用者の増加により近隣にも影響が出ているが、迷惑行為や、必要な届け出を出さない団体等の対策は。 <答>啓発看板設置や職員の巡回指導等で対応しており、今後、近隣住民と利用団体、市による対話の機会を設け、関係構築を進める。 <意見>土ぼこりや利用団体のマナー等、トラブルが生じるサッカーコートを住宅地から離れた場所に移転し、トラブル解消の検討を。 【PCR検査体制の充実】 <問い>国や兵庫県で検査体制の拡充が発表されているが、不十分。市独自でも進めていく姿勢が重要では。 <答>第3波に備え、宝塚市医師会が県の委託による検査センターを開設。 県が今後さらに体制を拡充する場合、必要に応じ協力する。 <意見>国や県への追従ではなく、市が積極的に市民の命と健康を守る観点を。 [公明党議員団] ■みやけこうじ 【新たな避難方法】 <問い>自主避難場所を7カ所に絞った理由は。 <答>受付での検温や健康状態の確認、間仕切りの設営準備など感染症対策が必要となる。1カ所の職員数を増やし、効率的に対応するため、昨年までの22カ所から7カ所に絞った。 <問い>自主避難場所に中央公民館が追加された理由は。 <答>濃厚接触者や発熱などの症状がある方のみを受け入れる専用避難所とするため。 <問い>専用避難所の運営の担当部署は。また体制は。 <答>健康福祉部で事務職員1名と保健師2名を配置。 <問い>地域がリスクを低減し避難所開設を担うことができるよう、地域の防災組織と協議してもらいたいが。 <答>協議を進めて、コロナ禍でも安全に避難所の運営訓練などができるような環境を構築していきたい。 [日本維新の会宝塚市議団] ■いばさとし 【コロナ禍における子どもたちの食】 <問い>緊急事態宣言時の市の対応は。 <答>支援団体が弁当を届ける活動を実施し、市は支援団体に助成金を交付した。 <問い>今後、新型コロナの感染拡大があった際にはどのような支援をするのか。 <答>支援団体からの意見を踏まえ、支援団体がより利用しやすい形で、多くの子どもに届けられる支援を検討していきたい。 <問い>今まで学校給食で保たれていた栄養が、給食がなくなると不足してしまう。今後、分散登校等になっても、給食を実施すべきでは。 <答>感染予防対策を徹底した上で、給食の実施については検討したい。 <意見>  本市の給食は日本一だと誇っているが、提供する内容だけではなく、緊急事態時でも対応できるようなまちを目指してほしい。 [市民ネット宝塚] ■きたのさとこ 【ありのままに自分らしく生きられるまち宝塚】 <問い>パートナーシップ制度の拡充や近隣市との広域連携を検討してはどうか。 <答>阪神7市や導入を検討中の各自治体に呼びかけ、相互認証やサービスの相互適用等の連携も含めた情報共有の場づくりを行う予定。 <問い>子どもの権利擁護やジェンダー平等のために、研修の拡充等が必要では。 <答>教職員対象の研修を実施し、人権教育指導員1名を新たに登録。リーフレットの改訂も検討していく。 <問い>兵庫県内夜間中学入学の行政間連携の現状は。 <答>阪神7市1町で連絡会議を開き、協定書や費用負担の覚書等を協議中。 <問い>小林地域の抜本的な交通安全対策を。 <答>道路標識や標示、違反の取り締まりを警察に依頼したい。歩道は破損箇所を修繕し安全確保に努める。 [たからづか真政会] ■いしくらかよこ 【新設された患者サポートセンターについて】 <問い>市立病院は常に患者の日常生活と医療を切れ目なくつないでいる。新設の患者サポートセンターの相談体制や支援体制は。 <答>入退院、医療、介護、福祉、薬、栄養および医療安全などの相談や、幅広いよろず相談を行っている。さまざまな専門職を相談員として配置することで各種相談に応え、安心できる体制を整えている。 <問い>院内での部門や他職種との連携は重要だが、具体的な考えは。 <答>患者と病院をつなぐ役割を担い、さまざまな職種が関連しながら、患者が安心して入院でき、退院時もさまざまなフォローができるよう、この部門が病院のハブ的な役割を担っていくと考える。 <意見>しっかりとつないでいってほしい。 [たからづか真政会] ■あさたにあき 【まちづくりにおける「地域差」と公平性の担保】 <問い>「地域ごとのまちづくり計画」の「地域」には特性があり、教育や福祉など公共施設数の違いからサービスや地域活動に差が出ている。公平性はどうか。 <答>地域差が生じないよう努めているが、市内一律ではないと認識している。 <問い>すみれガ丘の公的施設は最も低い南側の小学校のみ。高低差があり移動が困難な高齢者への支援活動を今後どうしていくのか。 <答>地域活動をどう担保するかは大切な問題。市民ニーズを伺い考えていく。 <問い>きずなの家は高齢者の居場所であるが、公的支援がないため地域が担っている。今後どうしていくのか。 <答>今後も事業が継続できるよう協議を続けたい。 <意見>絶対につぶしてはならない場所。継続を。 【16面】 --------------------------------------------------------------------------- 表紙の写真 --------------------------------------------------------------------------- 市内の高等学校写真部が撮影した写真がリレー形式で「かけはし」の表紙を飾る企画。第1弾は兵庫県立宝塚高等学校写真部から写真をご提供いただきました。 作品に関する学校からのコメントをご紹介します。 作品タイトル  「弾ける笑顔」 (表紙上段) 今年10月に行われた体育祭の「部活対抗リレー」での1コマです。 各部活の代表4人が活動時に使うユニフォームを着て、リレー形式でトラックを走り、タイムを争います。 レース後、好成績を残せて思わず仲間と肩を組み、笑顔の溢れている様子がとても活き活きしていたのでカメラに収めました。 今年は新型コロナの影響で部活動の多くの対外試合が中止となって悔しい思いをしている部員たちですが、今日は皆、いい顔です。 本校では運動部以外にも文化系の部活部員も走ります。 茶道部は茶筅と茶碗を持って、競技かるた部は引き延ばした特大の札を掲げて、走っていました。こちらも思わず笑みがこぼれてしまいます。 作品タイトル  「登下校の生徒たち」 (表紙下段) 季節も秋へと移行し、衣替えした生徒たちの登下校の風景です。 本校は緑豊かな校地の中、自ら学ぶ姿勢を確立し、自主性を伸ばすことなどを目標に、皆がそれぞれに課題を持って日常生活を送っています。 先日、第1回学校説明会が実施されましたが、本校を訪れていただいた中学生の皆さん、保護者の方々の感想には「自然が豊かで環境がよい」「生徒が落ち着いている」「生徒が明るく楽しそう」「校舎内清掃ができていて良い」といったものが多く見られました。学校説明会の中でも、生徒自身による学校生活の紹介が好評でした。 次号は兵庫県立宝塚東高等学校の予定です。 ************************* 12月の予定 12月定例会開会中 ************************* [12月] 7日<月曜日>議会運営委員会 8日<火曜日>本会議(一般質問) 9日<水曜日>本会議(一般質問) 10日<木曜日>本会議(一般質問) 11日<金曜日>本会議(一般質問予備日) 15日<火曜日>常任委員会(3) 17日<木曜日>議会運営委員会 18日<金曜日>本会議 21日<月曜日>本会議(予備日) ※日程については変更する場合があります。 ◆市議会ホームページ 会議日程や議案審査の結果等をご覧いただけます。 また、本会議や委員会の会議録検索もできます。 [宝塚市議会]で検索 ◆インターネット中継・録画配信 本会議の模様を動画で配信しています。 スマートフォン・タブレットでも視聴可能です。 ◆フェイスブック 本会議や委員会の開催日程のほか、議会報告会や意見交換会など市議会主催イベントの情報などをお知らせしています。 ◆FM宝塚 83.5メガヘルツ 毎週2回(月曜日・木曜日)11時55分から5分間、市議会の話題をお届けしています。 一般質問(録音)や議長インタビューなども放送しています。 ************************* 傍聴のご案内 ************************* 市議会の本会議や委員会は一般に公開されており、どなたでも傍聴できます。 ※傍聴の際はマスク着用、検温、手指消毒をお願いします。 状況により、座席数を減らしてご案内します。 ■本会議場 受付は、市庁舎4階本会議場です。 傍聴席は84席(内、車いす席2席、磁気ループ席26席)あります。 ■委員会室 受付は、市庁舎3階議会事務局です。 傍聴席は10席程度ですので、満席の場合は、音声情報のみを提供している別室にご案内することがあります。 ■手話通訳・要約筆記 ご希望の方は、障碍(がい)福祉課へご相談ください。 ファックス0797−72−8086 ************************************************** 編集後記 ************************************************** ◆今回の特集記事、いかがだったでしょうか。  市議会に少しでも興味を持っていただけたらと思い、明るく楽しい誌面になるよう工夫してみました。これを機にぜひ市議会のホームページをのぞいてみてください。※QRコードもご活用を。(よこた) ※「QRコード」は、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。 ◆「かけはし」248号を作るにあたり、広報広聴委員会で話し合い、議会の紹介をして、皆様に分かりやすく興味を持っていただけるようにと、かわいいイラストが添えられました。 市民の議会ですので、お気軽にお立ち寄り下さいね。(やまもと) ※議会報かけはし定例会号は、年4回発行しています。次号は、令和3年2月1日発行予定です。