《宝塚市議会報かけはしテキスト版》 第249号 令和3年(2021年) 2月1日(月曜日) 編集発行 宝塚市議会 *宝塚市議会報かけはしテキスト版は、宝塚市議会報かけはしの写真や画像、一部表グラフなどを省いてテキスト形式で編集しています。 文書読み上げソフトによっては、正しく読み上げできないこともあります。 誌面へのご意見やご感想は、議会事務局までお気軽にお寄せください。 宝塚市議会事務局 〒665-8665 宝塚市東洋町1番1号 電話 0797-77-2168(直通) ファックス 0797-74-6902 【1面】 ○特集記事(2〜5面)  「宝塚市議会初・オンライン議会報告会を開催!」  「令和元年度一般会計・特別会計決算を認定しました」 ○12月定例会概要(7面〜) 【2〜3面】 【2面】 ************************************************** 11月7日 宝塚市議会初 オンライン議会報告会を開催! **************************************************  11月7日(土曜日)に宝塚市議会初、オンラインによる議会報告会を開催しました。  市内の方11名、市外の方16名、合計27名の方が参加されました。 議会報告会ってなあに? 議会定例会終了ごとに審議の内容や結果、出た意見など、議会として決定したことを、市議会議員が直接報告するものだよ。 どうしてオンラインで議会報告会を始めたの? 新型コロナウイルス感染症の拡大がきっかけで、今までのように公共施設で人が大勢集まって話し合うことが難しくなっても、報告ができる方法を考え、試験的にやってみたの。 みんな、どうやって参加したの? ウェブ会議ツールの「Zoom」を使ったよ。 議会ホームページ、広報たからづか、市広報板、チラシ、LINEなどで参加の募集があったよ。 質問も事前に受け付けしてたね。 【3面】 ◆当日の内容◆ 1 開会 2 報告会の進め方について 3 新型コロナウイルス感染症に対する市議会の取り組みについて 4 今年度実施された各常任委員会の審査概要報告  (1)総務常任委員会  (2)文教生活常任委員会  (3)産業建設常任委員会 5 事前受付した質問の回答 6 閉会あいさつ 事前受付した質問 ・いじめ問題について ・文化芸術センターについて ・学校給食について ・DX推進について ・議会WEB中継について ・教員について ・ワクチン接種について ・西宮市との協力について ※回答内容や詳細はホームページに掲載 【参加者の声】 今まで議会の傍聴に参加した事がなかったので、このような方法ならば参加しやすい 報告も質疑への回答も、内容もテンポもよく、ちょうどよい情報量をご紹介いただけたように感じました いくつか興味のある話題があったのですが、よくありがちな通り一遍の回答だったのは少し残念でした 家で聞くと身近に感じられ、市民と行政が近くなる気がしました いじめ問題、コロナ対策、助成金などこれからも市民のために、市民の声をしっかり聞いて頂けたら嬉しいです 質問をあらかじめ提出されたものに限るとともに、回答もあらかじめ用意するという形で行ったのは、Zoomという同時双方向型の会議システムを活用して行われた報告会であっただけに残念でした コロナ後も会場での報告会と並行してインターネットでの議会報告会を続けてくださると遠方の方も参加しやすいと思います 最後の質疑の時間がもう少しある方が充実すると感じました これからの宝塚市に期待してます 今後につながるよう検討・検証していきます! (開催日程については決まり次第お知らせします) ※1月30日(土曜日)に第2回オンライン議会報告会を開催!この様子は次号で報告いたします。 【4〜5面】 令和元年度(2019年度)一般会計・特別会計 決算を認定しました --------------------------------------------------------------------------- 主な議論 --------------------------------------------------------------------------- 文化芸術センターの完成 「市民の憩いの場ができた。今後は手塚治虫記念館、文化創造館と合わせた一体的な整備や運営を」 公共施設マネジメント 「施設の老朽化や事業の廃止等について、将来を見据えた施策が行えているのか」 行財政運営アクションプラン 「成果指標などの数字が目的ではない。市民に、どれだけの成果をもたらすことができたのかが重要だ」 市立病院への支援 「コロナ禍で増収益が見込めないが、どのように支援していくのか」 水害や土砂災害への対策 「危険箇所の整備や住宅移転、改修補助などの進捗状況は」 都市計画道路等の整備、補修など 「他都市とつながる重要な路線の整備が進んでいない理由は」 生活保護費返戻金不納欠損 「記録が残っていない、何年も放置しているなど、債権管理が不十分」 消防職員の事故、教職員の不祥事 「管理職が責任を果たしていない」「組織が自ら変革していく必要がある」 GIGAスクール構想 「児童生徒にタブレットを配布し、授業をどう変えていくか、というイメージなどはできているのか」 ひとり親家庭の子どもへの学習支援 「貧困の連鎖を断ち切るための素晴らしい取り組みを評価する」 --------------------------------------------------------------------------- 視察 --------------------------------------------------------------------------- 文化芸術センターや花のみちなどの現地を視察して、事業の成果を確認しました。 --------------------------------------------------------------------------- 決算審査とは ---------------------------------------------------------------------------  市が執行した歳入歳出の予算について、認定するかどうかの審査を行うのが、決算の審査です。  今回、市議会は令和2年10月5日に決算特別委員会を設置し、10月20日〜26日にかけて、どのように執行されたか、期待された効果は達成できたかなど、幅広い視点から将来を見据え、慎重に審査を行いました。  その後、11月16日の本会議で議決しました。  市議会が決算審査で指摘した事項等は市で精査され、次年度の予算や市政運営に反映されていきます。 --------------------------------------------------------------------------- 各会計別決算概要および審議結果 --------------------------------------------------------------------------- [一般会計]賛成多数認定 平成30年度 歳入決算額  77859408000円 平成30年度 歳出決算額  77021644000円 令和元年度歳入歳出予算額 79420000000円 令和元年度 歳入決算額  80852652000円 令和元年度 歳出決算額  79761567000円 対前年度比率(歳出)103.56% 実質収支(歳入歳出の差引額から翌年度へ繰り越すべき財源を控除した額) 500653000円 単年度収支(当該年度の実質収支から前年度の実質収支を差し引いた額) 121607000円 [特別会計] <国民健康保険事業費>全員一致認定 平成30年度 歳入決算額  23733274000円 平成30年度 歳出決算額  23300402000円 令和元年度歳入歳出予算額 22061100000円 令和元年度 歳入決算額 22941090000円 令和元年度 歳出決算額 22476918000円 対前年度比率(歳出)96.47% 実質収支(歳入歳出の差引額から翌年度へ繰り越すべき財源を控除した額) 464172000円 単年度収支(当該年度の実質収支から前年度の実質収支を差し引いた額) 31300000円 <国民健康保険診療施設費>全員一致認定 平成30年度 歳入決算額 105482000円 平成30年度 歳出決算額 105482000円 令和元年度歳入歳出予算額 106800000円 令和元年度 歳入決算額 99909000円 令和元年度 歳出決算額 99909000円 対前年度比率(歳出)94.72% 実質収支(歳入歳出の差引額から翌年度へ繰り越すべき財源を控除した額) 0円 単年度収支(当該年度の実質収支から前年度の実質収支を差し引いた額) 0円 <農業共済事業費>全員一致認定 平成30年度 歳入決算額 78444000円 平成30年度 歳出決算額 71298000円 令和元年度歳入歳出予算額 216500000円 令和元年度 歳入決算額 75366000円 令和元年度 歳出決算額 75366000円 対前年度比率(歳出)105.71% 実質収支(歳入歳出の差引額から翌年度へ繰り越すべき財源を控除した額) 0円 単年度収支(当該年度の実質収支から前年度の実質収支を差し引いた額) マイナス7146000円 <介護保険事業費>全員一致認定 平成30年度 歳入決算額 19857081000円 平成30年度 歳出決算額 19661419000円 令和元年度歳入歳出予算額 21047300000円 令和元年度 歳入決算額 20414937000円 令和元年度 歳出決算額 20009870000円 対前年度比率(歳出)101.77% 実質収支(歳入歳出の差引額から翌年度へ繰り越すべき財源を控除した額) 405067000円 単年度収支(当該年度の実質収支から前年度の実質収支を差し引いた額) 209405000円 <後期高齢者医療事業費>賛成多数認定 平成30年度 歳入決算額 4212641000円 平成30年度 歳出決算額 4071455000円 令和元年度歳入歳出予算額 4244400000円 令和元年度 歳入決算額 4328038000円 令和元年度 歳出決算額 4192322000円 対前年度比率(歳出)102.97% 実質収支(歳入歳出の差引額から翌年度へ繰り越すべき財源を控除した額) 135716000円 単年度収支(当該年度の実質収支から前年度の実質収支を差し引いた額) マイナス5470000円 <財産区(9件)>全員一致認定 平成30年度 歳入決算額 100078000円 平成30年度 歳出決算額 69617000円 令和元年度歳入歳出予算額 150735000円 令和元年度 歳入決算額 168365000円 令和元年度 歳出決算額 88143000円 対前年度比率(歳出)126.61% 実質収支(歳入歳出の差引額から翌年度へ繰り越すべき財源を控除した額) 35423000円 単年度収支(当該年度の実質収支から前年度の実質収支を差し引いた額) 4962000円 <宝塚市営霊園事業費>全員一致認定 平成30年度 歳入決算額 267004000円 平成30年度 歳出決算額 267004000円 令和元年度歳入歳出予算額 204300000円 令和元年度 歳入決算額 194538000円 令和元年度 歳出決算額 194538000円 対前年度比率(歳出)72.86% 実質収支(歳入歳出の差引額から翌年度へ繰り越すべき財源を控除した額) 0円 単年度収支(当該年度の実質収支から前年度の実質収支を差し引いた額) 0円 <計> 平成30年度 歳入決算額 126213412000円 平成30年度 歳出決算額 124568321000円 令和元年度歳入歳出予算額 127451135000円 令和元年度 歳入決算額 129074895000円 令和元年度 歳出決算額 126898633000円 対前年度比率(歳出)101.87% 実質収支(歳入歳出の差引額から翌年度へ繰り越すべき財源を控除した額) 1541031000円 単年度収支(当該年度の実質収支から前年度の実質収支を差し引いた額) 354658000円 --------------------------------------------------------------------------- 一般会計(歳出)目的別構成比 --------------------------------------------------------------------------- 民生費 45.3% 総務費 12.3% 教育費 10.5% 公債費 9.8% 衛生費 8.4% 土木費 8.4% 消防費 3.2% 商工費 0.8% 議会費 0.6% 農林業費 0.3% 諸支出金 0.2% 労働費 0.1% 災害復旧費 0.1% ◆本会議での各議員の賛否  議決日:令和2年11月16日 ※なかのただし議長は表決に加わりません。 --------------------------------------------------------------------------- 一般会計 --------------------------------------------------------------------------- 賛成 いけだみつたか、いばさとし、えばらかずあき、おおしまときこ、かじかわみさお、かわぐちじゅん、きたのさとこ、たなかこう、たなかだいしろう、たぶちしずこ、てらもとさなえ、となきまさかつ、ふじおかかずえ、みやけこうじ、むらまつあんな、よこたまさのり(五十音順) 反対 あさたにあき、いしくらかよこ、いわさまさし、おおかわひろゆき、かざはやひさお、きたやまてるあき、くわはらけんざぶろう、とみかわこうたろう、やまもとけいこ(五十音順) --------------------------------------------------------------------------- 後期高齢者医療事業費 --------------------------------------------------------------------------- 賛成 あさたにあき、いけだみつたか、いしくらかよこ、いばさとし、いわさまさし、えばらかずあき、おおかわひろゆき、おおしまときこ、かざはやひさお、かじかわみさお、かわぐちじゅん、きたのさとこ、きたやまてるあき、くわはらけんざぶろう、たなかだいしろう、てらもとさなえ、とみかわこうたろう、ふじおかかずえ、みやけこうじ、むらまつあんな、やまもとけいこ、(五十音順) 反対 たなかこう、たぶちしずこ、となきまさかつ、よこたまさのり(五十音順) --------------------------------------------------------------------------- ※その他の会計の決算については全員一致で認定しています。 ※なかのただし議長の裁決について  過半数議決の場合、議員には賛成・反対の表決権がありますが、議長には表決権がありません。  ただし、表決において賛成・反対が同数、つまり「可否同数」になった場合、議長には可決か否決かを決定する裁決権が認められています。 決算審査を踏まえて、市議会は全員一致で決議案を可決しました。(10面に掲載) 【6面】 ************************************************** 所管事務調査の報告をします ************************************************** 「所管事務調査」とは  市長から提出された議案の審査ではなく、各常任委員会等が、それぞれ所管する事項(市の施策や業務)についての課題や問題点などを見つけ出し、自ら調査するものです。 今回は、全議員で「宝塚市いじめ問題再調査委員会調査報告書」の説明を受けたのちに、文教生活常任委員会で開催した所管事務調査の内容を報告します。  ※「宝塚市いじめ問題再調査委員会調査報告書」は、いじめ問題再調査委員会から市長に対し、令和2年6月22日に提出されました。 --------------------------------------------------------------------------- 市内の学校におけるいじめや体罰についての市議会の調査 --------------------------------------------------------------------------- ■所管事務調査(文教生活常任委員会) 令和2(2020)年12月31日現在 それぞれの事案について担当部局から詳細な説明や報告を受け、確認を行いました。 □「宝塚市いじめ問題再発防止に関する基本方針」について  ※「宝塚市いじめ問題再発防止に関する基本方針」は、再調査委員会調査報告書を踏まえ、令和2年10月に策定されました。 令和2年10月30日 令和2年11月16日、19日 開催 〈主な質疑〉 ・平成28(2016)年12月以降、4年間の学校および教育委員会の取り組みは ・基本方針策定に至るまでの課題認識は ・調査報告書で問題があると指摘された、学校の風土とは など □市立小・中学校教職員の「不法侵入事件」「体罰事件」について 令和2年10月30日 令和2年11月27日 開催 〈主な質疑〉 ・事件の詳細は ・学校および教育委員会の関係は。連絡体制、対応に問題はなかったのか ・教職員の勤務形態は ・子どもたちへのフォローは など  いじめ問題再発防止策については、今後上記の基本方針に基づき、教育委員会および各学校で具体的な取り組みについての行動計画が策定されますので、引き続き調査を行う予定です。  ※これらの問題については決算特別委員会、定例会一般質問でも多くの議員が取り上げました。 ・どうすれば市内の学校からいじめや体罰がなくせるか ・いじめや体罰が起きるのは学校のどこに原因があるか ・市議会の調査は続いています 【7面】 ************************* 12月定例会の議案審議から *************************  12月定例会では、市長から提出された議案や、市民の皆さまから提出された請願など計56件について審議しました。  提出された議案は一部を除き、3つの常任委員会(総務・文教生活・産業建設)に付託し、慎重に審査しました。  ここでは、各常任委員会で審査された主な議案審議の概要を報告します。 --------------------------------------------------------------------------- 新型コロナ対策支援に関する補正予算などを可決 [全員一致可決] --------------------------------------------------------------------------- ■令和2年度宝塚市一般会計補正予算(第9号) 【概要】 令和2年度一般会計の歳入歳出予算の総額にそれぞれ6億6370万7千円を増額し、補正後の総額を1064億185万3千円とするものです。 【主な審議内容】 市内事業者支援事業として、9月にPayPayを使い、キャッシュレスポイント還元を行ったが、2億円の予算に対して約5400万円の余剰金が発生している。 これは想定内なのかとの問いに対し、事業者との事前シミュレーションでは、本市の規模でそれなりの売り上げを達成した場合の予算は1億円程度だったが、上振れを想定し2億円の予算措置とした。 当初1億円を突破できればと考えていたため、想定以上の効果があったと認識しているとの答弁がありました。 新型コロナウイルス感染症の影響を受け、各種イベントを中止した結果、6274万円の残業代が減額となったが、令和3年度予算はイベントの見直しをするのかとの問いに対し、現在、各部局の予算要求を財政当局が取りまとめており、全体を踏まえて経営戦略本部で議論をし、イベントを含めた事業の見直しについて判断していくとの答弁がありました。 2年連続で都市計画税に余剰金が発生し、都市計画事業基金に積み立てがされたことについてどう考えているのかとの問いに対し、今後は新ごみ処理施設整備事業を都市計画事業に位置づけ、都市計画税を充てようと考えており、現在、県にその申請をしているところである。 今後は余剰額が出ないようにしたいとの答弁がありました。  その他、市職員のマイナンバー取得率、まいたに人権文化センターとひらい人権文化センターの雨漏り、新型コロナに関する路線バス事業者への補助金、特別定額給付金、修学旅行の中止に伴い支払う企画料などについて質疑がありました。 【8面】 --------------------------------------------------------------------------- 宝塚市立病院の診療科目に乳腺外科を追加 [全員一致可決] --------------------------------------------------------------------------- 【概要】 従前から外科医師による乳がん治療を行っていましたが、2020年4月に乳腺専門医を新たに配置したことに伴い、診療体制が整いました。 市立病院における乳がん治療の取り組みを積極的に周知することを目的に、新たに乳腺外科を診療科目に追加するため、宝塚市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正するものです。 【主な審議内容】 乳腺専門医の資格を持つ常勤外科医が2名体制になったことに関して今後の診療体制、乳がん手術特有の乳房温存および再建、カウンセリングなどについて質疑がありました。 --------------------------------------------------------------------------- 市立子ども発達支援センターが福祉型に一本化 [全員一致可決] --------------------------------------------------------------------------- 【概要】 令和3年度から福祉型児童発達支援センターのやまびこ学園、医療型児童発達支援センターのすみれ園、児童発達支援事業のあそびっこ広場の3つの通園事業を再編して福祉型児童発達支援センターとし、併設の診療所事業を単独事業とするため、宝塚市立子ども発達支援センター条例の一部を改正するものです。 【主な審議内容】 センターが医療型から福祉型に変わることについての保護者等への説明や意見聴取、利用料金が変更になる場合の利用者負担、拡充する診療所事業の内容や市の財政に与える影響などについて質疑がありました。 --------------------------------------------------------------------------- 教職員用のGIGA用タブレット機器等を先行購入 [全員一致可決] --------------------------------------------------------------------------- 【概要】 国が提唱するGIGAスクール構想を実現するため、教職員用のGIGA用タブレット機器540台その他付属品一式を購入するものです。 【主な審議内容】 GIGAスクール用のタブレット機器が、児童生徒の手元に届くのはいつかとの問いに対し、2021年4月以降、新年度の学級名簿に基づいてIDとパスワードの設定を行い、使い方の説明書とともに配布を予定しているとのことでした。 その他教職員への研修や各教室でのタブレット機器の使用方法および故障や破損時の取り扱いなどについて質疑がありました。 【9面】 --------------------------------------------------------------------------- 山本南第6公園を都市公園に [全員一致可決] --------------------------------------------------------------------------- 【概要】 開発行為の完了に伴い、都市計画法に基づき本市に帰属した山本南第6公園を新たに都市公園とし、適正な管理を行うため、条例の一部を改正するものです。 【主な審議内容】 公園の防護柵の高さや、健康遊具の設置予定、道路への飛び出しなど子どもたちへの注意喚起の方法などについて質疑がありました。 --------------------------------------------------------------------------- 高機能消防指令システムを取得 [全員一致可決] --------------------------------------------------------------------------- 【概要】 宝塚市、川西市および猪名川町消防通信指令事務協議会の消防指令業務に用いる高機能消防指令システム一式を老朽化に伴い更新整備し、宝塚市・川西市・猪名川町消防指令センターのほか、宝塚市、川西市および猪名川町消防本部に配置するものです。  〇取得金額 13億1890万円  〇相手方  日本電気株式会社神戸支社 【主な審議内容】 2市1町における経費負担額について、案分率の根拠は何か。 システム更新時にシステムを停止する時間はないのか、などの質疑がありました。 --------------------------------------------------------------------------- 火災予防条例の一部を改正 [全員一致可決] --------------------------------------------------------------------------- 【概要】 対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに対象火気器具等の取扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部が改正されたことに伴い、省令に規定する急速充電設備に関する所要の整備を行うため、条例の一部を改正するものです。 【主な審議内容】 急速充電設備の安全対策についてのチェックや管理体制はどのようにするのか。市内に急速充電設備は何カ所設置されているか。充電時間はどれくらいかかるか、などの質疑がありました。 【10面】 ************************************************** 意見書 ************************************************** 12月定例会では4件の意見書案を全員一致で可決し、関係機関へ送付しました。 <意見書名> 不妊治療への保険適用の拡大を求める意見書 <送付先> 内閣総理大臣、厚生労働大臣 <意見書名> 犯罪被害者支援の充実を求める意見書 <送付先> 内閣官房長官、総務大臣、法務大臣、厚生労働大臣、国土交通大臣、国家公安委員会委員長 <意見書名> 住まいと暮らしの安心を確保する居住支援の強化を求める意見書 <送付先> 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、法務大臣、厚生労働大臣、国土交通大臣 <意見書名> 国の責任による「少人数学級」の実現を求める意見書 <送付先> 内閣総理大臣、文部科学大臣 ************************************************** 決議 ************************************************** 窮状を乗り越えていくために、自ら変革し、社会的変化に対応できる組織づくり、人材育成に取り組むことを求める決議 (全員一致・可決)  宝塚市役所は現在、将来が見通せないほどの苦境に立たされていると言っても過言ではない。 3年間、行財政改革を行った今でも予算編成は厳しい状況にあり、市立病院の資金不足は全国で類を見ないほど深刻である。 また、教育行政においては、学校での転落事故や教職員の不祥事が連続して発生し、市民からの信頼が揺らぎかねない状況にある。 このような窮状を乗り越えていくためには、自ら変革することが必須といえる。  そのためにはまず、「成果」について考えを改めていく必要がある。 先の決算特別委員会でも成果指標や目標値の設定に対し指摘があったが、本来、「成果」とは「外の世界にもたらした変化」を指し、市政においては「市民にとって、何がどのように良くなったのか」という問いに対する答えこそが「成果」で、事務事業ごとに設定することや数値化することに固執するあまり、「あるべき成果」で評価できていない施策が数多くあることに気づくべきである。  また、成果に対する責任を全うする組織となるべきである。 同委員会でも指摘があった道路整備の立ち遅れや消防訓練における事故、牡丹園での専門家の育成不足、昨年同様の決算数値等の間違いなどは、組織として責任を全うしたと言えるか疑問である。 市民から預かった税金で様々な事業を行う以上、「成果を出さなければならない」という責任に加えて、「成果を出すために全力を尽くす」という責任も果たさなければならない。 事業の選択と集中を進めるほど、これらはより重要になるはずである。  さらに、将来展望を持って事業を進めることも重要である。 公共施設マネジメントやDX(デジタルトランスフォーメーション)など長期に渡って行われる事業が本格化している。 公共施設マネジメントは「床面積削減」の事業ではなく、「機能の再検証・再定義」を行う事業であり、DXは「デジタル化」することに重点が置かれるのではなく、「これまでの構造や行動が変革される」ことに重点が置かれるべきである。 しかし、将来展望を持たずに事業を進めれば、いずれもこれまでの事業と同様になることは明白で、すでにその方向に進んでいることは、同委員会での質疑を通じて見えてきている。  来年度から第6次総合計画がスタートする。 2040年に向けての重要な10年である。 これまでの組織・事業のあり方を再検証・再点検し、これから起こるであろう社会的変化に対応できる組織づくり、人材育成に取り組むことを強く求める。  以上、決議する。 ************************************************** 請願 ************************************************** 12月定例会では、2件の請願が提出され、文教生活常任委員会で慎重審査の上、本会議で採決しました。 (1)国の責任による「少人数学級」の実現を求める意見書の提出を求める請願 概要  新型コロナウイルス感染拡大による臨時休校後の学校再開に当たり3密を避けるためクラスの2分の1程度で分散登校や時差登校が行われた。 子どもたちからは「いつもより勉強がよく分かった」等の声や教職員、保護者からも少人数学級を望む声が上がった。  現行の基準では社会的距離は保てず、感染リスクが高まる。 また教職員も感染防止対策をしながら授業時間の確保に追われており、教職員の増員も必要である。  教育の機会均等を保障するため、地方に負担を押し付けることなく、国が責任を持って少人数学級の前進と教職員の増員を行うことが極めて重要であるとして、国の責任による「少人数学級」の実現を求める意見書の提出を求めるもの。 (全員一致・採択) (2)福祉職場におけるコロナ感染症対策を求める請願  委員会および本会議において賛成および反対の討論があり、賛成少数で不採択となりました。 ◆本会議での各議員の賛否  ※なかのただし議長は表決に加わりません。 賛成 おおしまときこ、かじかわみさお、かわぐちじゅん、きたのさとこ、きたやまてるあき、たなかこう、たなかだいしろう、たぶちしずこ、となきまさかつ、よこたまさのり(五十音順) 反対 あさたにあき、いけだみつたか、いしくらかよこ、いばさとし、いわさまさし、えばらかずあき、おおかわひろゆき、かざはやひさお、くわはらけんざぶろう、とみかわこうたろう、ふじおかかずえ、みやけこうじ、むらまつあんな、やまもとけいこ(五十音順) 欠席 てらもとさなえ 【11面】 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- その他の賛否が全員一致した議案 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 公の施設(宝塚市立共同利用施設めふ会館)の指定管理者の指定について [継続審査] 令和2年度宝塚市一般会計補正予算(第8号、第10号の2件) [可決] 令和2年度宝塚市特別会計国民健康保険事業費補正予算(第2号、第3号の2件) [可決] 令和2年度宝塚市特別会計国民健康保険診療施設費補正予算(第2号、第3号の2件) [可決] 令和2年度宝塚市特別会計介護保険事業費補正予算(第2号、第3号の2件) [可決] 令和2年度宝塚市特別会計後期高齢者医療事業費補正予算(第1号、第2号の2件) [可決] 令和2年度宝塚市特別会計かわも財産区補正予算(第1号) [可決] 令和2年度宝塚市特別会計かしお財産区補正予算(第1号) [可決] 令和2年度宝塚市病院事業会計補正予算(第5号) [可決] 宝塚市市税条例の一部を改正する条例の制定について [可決] 市道路線の認定について(3件) [可決] 市道路線の認定変更について(2件) [可決] 宝塚市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について [可決] 宝塚市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について [可決] 宝塚市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について [可決] 財産(学校給食用食器具(PEN樹脂食器))の取得について [可決] 宝塚市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について(議員提出議案) [可決] 特別委員会の設置について(議員提出議案) [可決] --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- その他の結果 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ※国に対し「再審法(刑事訴訟法の再審規定)の改正を求める意見書」の提出を求める陳情は総務常任委員会で審査し、趣旨採択となりました。 ※宝塚市立共同利用施設めふ会館の指定管理者選定の見直しを求める陳情は、文教生活常任委員会において審査不要となりました。 ************************************************** 特別委員会を設置 ************************************************** 委員会名  行財政経営に関する調査特別委員会 任務事項  1 行財政経営の主要課題に関すること  2 中長期的な財政見通しに関すること  3 行財政経営改革の取り組みに関すること 委員(定数は13人)  委員長 おおかわひろゆき、副委員長 きたやまてるあき、  委員 いけだみつたか、いばさとし、かじかわみさお、かわぐちじゅん、くわはらけんざぶろう、たぶちしずこ、てらもとさなえ、となきまさかつ、とみかわこうたろう、ふじおかかずえ、みやけこうじ 設置日  令和2年12月18日 設置期間  任務の調査が終了するまで ************************************************** 委員構成変更 ************************************************** 議会運営員会の委員構成に変更がありました。 新しい構成は次のとおりです。 (令和2年12月15日付) 委員長 たなかこう、副委員長 かざはやひさお、 委員 いけだみつたか、おおかわひろゆき、きたのさとこ、ふじおかかずえ ************************************************** 会派の異動 **************************************************  たなかだいしろう議員の所属が市民ネット宝塚から無所属に異動しました。 (令和2年11月18日付) 【12面】 ************************* 一般質問 ************************* 一般質問とは、各議員が市政全般のさまざまな課題を積極的に取り上げ、それぞれの観点から、市の考え方や、取組姿勢、今後の方向性などを問いただすものです。 ◇通常の一般質問は、1人当たり90分を上限に20人以上の議員から発言通告がなされ、4日間かけて実施しています。  新型コロナ感染防止のため、6月定例会、9月定例会では、会派持ち時間制にしたり、質問上限時間を短縮して実施しました。  今回の12月定例会では、感染防止に努めながらも、さらに充実した一般質問になるよう、1人当たり50分の持ち時間を会派内で割り振り、3日間で23人の議員が実施しました。  全てをご紹介することはできませんが、その要旨を掲載します。 ■日本共産党宝塚市会議員団   よこたまさのり 【道路バリアフリー整備のための計画について】 問 市内の整備状況は。 答 計画どおりには進んでいない状況である。 問 バリアフリーの要望は高い。 当事者の声をどのように反映する予定か。 答 今後は計画の見直しの際、障害者団体や有識者の意見を聞き、重点部分を明確にしていきたい。 【空き家等問題の解決へ】 問 道路に面した危険な空き家の対策は。 答 建物の所有者が対応できない場合、道路管理者、警察と連携を取って対応している。 【図書館の利用促進】 問 ひとり親家庭など時間にゆとりが無い方が気軽に図書館へ行き本を選べる等のサービスの検討は。 答 令和3年度から試験的に西図書館で、日頃時間が無い子育て世帯のために一時保育を開始する予定。 ■公明党議員団   ふじおかかずえ 【認知症との共生を目指す社会づくり】 問 市民に接する職員の認知症対応への取り組みは。 答 職員全体へ認知症養成講座の受講を検討したい。 【子ども最優先の教育環境を構築するために】 問 学校の鍵締めを主に教頭が担う。 管理職の負担軽減のため是正が必要では。 答 管理職固定の業務ではない。 最終退勤者が行い、管理職が最後まで居残らないよう学校に周知したい。 問 全校で教頭が授業を担当している。市の考えは。 答 来年度からは教頭の担当を無くすよう取り組む。 問 長年、教職員の希望を優先する人事異動が行われてきたと思われる。 なぜ改善しなかったのか。 答 学校運営を円滑にする思いだった。異動方針に基づいた人事異動に努める。 意見 守るべきは子ども。心して組織、風土改革を。 ■日本維新の会宝塚市議団   いけだみつたか 【契約について】 問 市内業者での入札の場合、実施できる業者が限定され、高額での落札が多くなることはないのか。 答 最低制限価格と近似値となり、受注者の所在地による落札率に大差はない。 問 最低制限価格は市場価格に適合しているのか。 例えば、指定管理料に修繕費を含め、市が関与をする前提で、指定管理者が発注すれば、契約額は市場価格に近づき、歳出削減につながるのではないか。 答 大規模修繕は企業側の資産形成に当たる場合もあり、そうなると市へ寄付手続きが必要となる。 導入できるかどうかも含め、今後検討が必要と考えている。 【公共施設の工事・修繕】 問 経年劣化で修繕箇所が増加しているが、修繕費の減額傾向をどう考えるか。 答 令和3年度から一定額を確保し、対応していく。 ■日本維新の会宝塚市議団   むらまつあんな 【産後うつ病の早期発見】 問 赤ちゃん訪問はどんな体制で実施しているのか。 答 保健師、助産師、保育士、民生児童委員で対応。 問 訪問前アンケートの返送がない場合、保健師以外が訪問。 専門性のある保健師の訪問でこそ産後うつ病を早期発見できるのでは。 答 継続して支援が必要なケースもあるため、限られた保健師で毎月新たに訪問を実施することは難しい。 意見 保健師が全戸訪問し、支援の取りこぼしを防ぐ体制づくりの検討を。 【キャッシュレス化推進】 問 市税収納で導入すれば市民の利便性向上と職員の負担減や経費削減が期待できる。今後の取り組みは。 答 国の税・公金のキャッシュレス化の動きを見ながら対応していきたい。 意見 まず市税から進め、将来的に市のあらゆる利用料もキャッシュレス決済に。 ■日本共産党宝塚市会議員団   たぶちしずこ 【第8期介護保険事業計画】 問 お金の心配なく安心して利用するには保険料等の軽減が必要。 市の見解は。 答 介護給付費準備基金を活用し保険料負担の軽減を図る。 市独自の生活困窮者減免も引き続き実施する方向で検討している。 【特別養護老人ホーム待機者解消への取り組み】 問 増設されず待機者が生じることで介護離職者が出る可能性があるのでは。 答 離職者が増えている認識はある。計画に基づき施設整備に取り組みたい。 【西谷小学校での複式学級】 問 今後の取り組みは。 答 来年度に向け検討会を立ち上げ、円滑に移行できるよう協議を行っていく。 【市樹木葬墓地について】 問 誰もが安心して終活を迎えられるお墓の実現を。 答 市営霊園の魅力向上のため、樹木葬墓地整備に向けた見直しも行っていく。 【13面】 ■たからづか真政会   あさたにあき 【学校現場環境の改善を】 問 いじめ問題再発防止に関する基本方針は、再調査報告書の提言から作成されており机上の空論。現場に出向き指摘を検証すべき。 答 できるだけ迅速に作成した。指摘は今後の行動計画作成で参考にしたい。 問 校長のリーダーシップ不足の原因は。 答 管理職の資質面のほか、学校を取り巻く環境にも一因があると考える。 問 教職員に不利益な案件が決まると、教職員が毎日順番に深夜まで残り現認を求め、連日管理職を帰さない「校長いじめ」もあったと聞いたが、本当なのか。 答 過去にはあった。 意見 教育委員会の責任の下で改善し、子どもたちが安心できる環境整備を。 【地域福祉施設の充実を】 問 すみれガ丘地域への、福祉活動の支援は。 答 探っていきたい。 ■市民ネット宝塚   てらもとさなえ 【旧宝塚ホテル跡地開発】 問 地元要望を受け申し入れた内容は反映されるか。 答 旧宝塚ホテルと周辺エリアの雰囲気や面影をできる限り残し、中心市街地のにぎわいを創出すべく、事業者と協議していく。 問 宝塚南口駅周辺における交通環境の改善は。 答 右折レーン設置など交差点の改良や歩道整備等、事業進捗に合わせ調整する。 問 サンビオラを含む駅周辺の活性化に市全体の課題として取り組むべきでは。 答 庁内で推進体制を十分検討していきたい。 【手塚治虫ゆかりの蛇神社】 問 市の宝、文化観光資源として継承できないか。 答 御殿山2丁目にあり、手塚作品に登場する特別な場所。保護樹のイチョウもある。 地域の理解を形成するため、市の役割を果たす。 意見 近所にある通称ねこ神社も併せて継承を。 ■日本維新の会宝塚市議団   いばさとし 【定期接種ワクチンと任意接種ワクチンについて】 問 各自の判断に任されているが、接種しないと選択した人への対応は。 答 一部の定期予防接種については個別通知による再勧奨を行うが、最終判断は対象者または保護者が行うものと認識している。 問 接種をしない人への医師からの行き過ぎた発言があるが、市の考えは。 答 医師の言葉には重みがあることを認識いただくよう、伝えていきたい。 意見 選択肢が一方的にならないよう、また接種しなかった人が差別されないよう、対応してもらいたい。 【いきいき百歳体操】 問 若い人たちを巻き込んでいく施策や方針は。 答 各年代での、健康づくりの大切さを啓発したい。 意見 健康・予防への取り組みを促して、幸せに暮らせるまちづくりを。 ■社会民主党議員会   かじかわみさお 【すみれ園診療所の医療】 問 担当医は小児リハビリ医の適性に欠けるのでは。 答 他の公立病院での勤務や開業など経験は豊富。 前任者と診療方法の異なる点はあるものの、役割は果たしていると認識している。 問 保護者とコミュニケーションを図るなど、信頼関係が築けていると思うか。 答 前任者は11年間の勤務実績があった。 信頼関係構築には、時間をかけて丁寧に向き合う必要があると考えている。 意見 本人の意欲無しに改善は困難。抜本的検討を。 【中川市政の総括】 問 市政の総括は。 答 成果は、原発に依存しないまちづくり、LGBT施策、就職氷河期世代の採用等。 課題は、教育と行財政改革など。次の市長選は立候補しないと決意した。 意見 残りの任期を全力で取り組んでいただきたい。 ■市民ネット宝塚   かわぐちじゅん 【校則について】 問 多様性を認め合う学校現場にするには、時代に合わせた校則の見直しが必要。 見直しをしているのか。 答 各市立中学校では、毎年度社会情勢を踏まえ校則案を作成し、職員会議で全教職員の共通理解を図りながら見直しを行っている。 問 下着の色や髪形の指定など人権侵害ではないか。 合理性のない校則は教育委員会が再点検を求めては。 答 現状では課題となる校則が残っている。 教育委員会として各学校の見直し状況を点検し、改善する。 意見 校則に子どもや保護者、地域の視点を入れてほしい。 生徒指導の在り方も併せて見直しを。 【学校連絡のデジタル化】 問 オンラインで欠席や遅刻の連絡を可能にしては。 答 オンライン化のメリットは大きく、今後課題を整理し導入を進めていく。 ■公明党議員団   みやけこうじ 【教育行政のデジタル化】 問 オンラインでの欠席連絡や学習などの実現は市民から大きく期待されているが、今後の方向性は。 答 タブレット端末を1人1台導入し、宿題で習熟度に応じた学習機会を提供したり、欠席連絡をシステム導入で行ったりするなど、デジタル化を進めていく。 【市長部局のデジタル化】 問 災害時、避難するタイミングを見誤らないため、避難所の混み具合がスマホで分かるよう取り組んでは。 答 コロナ禍で避難所の収容人数が減っている。 状況をスマホで分かりやすく発信できるか検討したい。 問 業務の流れを変え、市民も職員もメリットがあるデジタル化を目指す取り組みが必要と考えるが。 答 日常業務のデジタル化が大切と認識しており、利用者ファーストの視点で取り組むべきと考えている。 【14面】 ■たからづか真政会   かざはやひさお 【教育委員会の重大事案再発防止体制について】 問 教育委員会と学校は、多くの市民から不信感を持たれている。認識はあるか。 答 事件が続いたたからづかの教育に対して失望と怒りを持たれている。 信頼回復に向け、取り組んでいきたい。 問 教育委員会の決定を各校に伝える校長会の議事録は作っているのか。 答 臨時校長会では作っていなかった。教育委員会として考えていきたい。 意見 重要事項の決定過程は、オープンな形が必要。 【持続可能な市民サービスを守る宝塚市公共施設マネジメント】 問 中山五月台小の跡地活用は何課が担当するのか。 答 学事課で取りまとめる。施設を残す場合は、市長部局と協議していきたい。 意見 社会教育団体からも意見書が出ている。地域の人たちとも一緒に検討を。 ■たからづか真政会   いしくらかよこ 【市立病院のチーム医療】 問 2人に1人はがんになる時代。総合的に治療するには診療科間の支え合いが重要。 市立病院のチーム医療はどのようなものか。 答 多種多様な医療スタッフが高い専門性を前提に業務を分担しつつも、互いに連携、補完し合い、患者の状況に的確に対応した医療を提供すること。 問 市立病院にいる高度な知識、技能を有する薬剤師とは。 答 がん専門薬剤師、抗菌化学療法認定薬剤師、感染制御認定薬剤師がおり、新型コロナの治療にも協力している。 【フラワー都市交流】 問 新型コロナの状況等、開催しにくい状況。対応は。 答 加盟市町が安心して参加できるよう、新たな事業の在り方を整理する。 意見 いろいろな策を模索し、できる範囲で実施を。 ■市民ネットたからづか   きたのさとこ 【都市計画道路荒地西山線】 問 早期の全面開通が待たれる。今後の見通しは。 答 ちぐさ工区は県の社会基盤整備プログラム事業調整箇所となっている。 おばやし工区完了後の切れ目ない事業着手を県と調整していく。 【コロナ禍の学校現場】 問 授業の進度は。 答 おおむね計画どおり年度内に学習は終了予定だが、感染症対策で主体的・対話的な学びの場は少ない。 問 生活や学習の不安を抱える子どもの心のケアは。 答 積極的な声掛けや観察、相談対応等に努める。 問 教職員の長時間勤務による疲弊や教職員不足が深刻化。働き方改革実現は。 答 在校時間の上限等に関する規則を制定。SC、SSWなど専門人材の参画や総業務量削減に取り組む。 問 部活動改革の実現は。 答 休日の部活動の段階的な地域移行を研究したい。 ■令和安全の会   きたやまてるあき 【待ったなし、崖っぷちの状況をどう乗り切るか】 問 令和3年度予算編成で市民生活に直接影響する事業を急に削減するのは無責任ではないか。 答 歳入が減り社会保障経費が増え、さらにコロナの影響で事業の継続は困難。 来年度での急な見直しは難しいが、令和4年度以降、一定の見直しが必要と認識。 問 市として身を切る改革無しに市民の理解を得ることは到底無理である。 まず、市長が経営の責任を踏まえ率先してされるべきでは。 約25億円も必要とする新庁舎の建設について、進度調整してはどうか。 答 新庁舎の整備については、耐震性の低い上下水道局の建て替えに併せ危機管理センターやネットワークセンター等を配置する。 意見 今の厳しい現状から、将来に「ツケ」を残さぬよう新庁舎の進度調整を。 ■社会民主党議員会   おおしまときこ 【学校教育での同調圧力】 問 学校教育での管理統制による指導や、教師から生徒への同調圧力の実態は。 答 かつては管理的校則だったことがあるが、現在は生徒の意見を集約して校則の見直しを図っている。今後も生徒の自主性を重んじた取り組みを進めていく。 問 子どもたちが学校運営に参画できる場はあるか。 答 生徒会活動等がある。より反映させる方法を学校現場と話していきたい。 意見 学校の全体主義化から、脱却してほしい。 【市立幼稚園の統廃合】 問 統廃合で小学校区外の園児が多くなると予想されるが、通園手段の確保は。 答 市による通園バスや駐車場の確保は、厳しい財政状況のため困難である。 意見 統廃合で、遠い園に行く人は車が必要。行革によるのなら、市が責任を持って通園手段の確保を。 ■公明党議員団   えばらかずあき 【市政運営に関して】 問 開設予定のおくやみ手続き案内コーナーについて、窓口応対時間短縮のため事前予約制導入の検討は。 答 利用者の声を聞き、導入に向けて考えたい。 問 国の進める新婚生活支援事業に対し市の見解は。 答 子育て世代の転入促進は重要。実施を検討する。 【教育行政】 問 教育長の任期は来年7月までと理解している。 今後の教育行政改革の議論はどうなるのか。 答 個人ではなく、教育委員会として取り組んでいる。 委員会、管理職、教職員が子どもたちのために頑張る姿勢を見せることで、保護者や地域の信頼を得ていくと考える。 【上下水道事業】 問 現庁舎は倒壊の危険がある。新庁舎の完成は。 答 2022年12月完成に向けて努めている。 【15面】 ■日本共産党宝塚市会議員団   たなかこう 【高過ぎる国民健康保険税】 問 コロナ禍で分納約束どおり払えない人が増える。 市税収納課の窓口対応が一歩間違えば自殺につながりかねないとの認識はあるか。 答 社会情勢を踏まえ丁寧な対応が基本。自殺につながることがあってはならない。 十分注意していく。 問 滞納者から保険証を奪ってはならない。留め置きなど、今後の考え方は。 答 滞納者の生活実態を踏まえ受診機会を抑制することがないよう対応したい。 意見 差し押さえ件数も金額も県で一番。市税収納課の時間外勤務の見直しを。 【情報公開の在り方】 問 一部の催告書発行件数を議会の委員会資料として提出し、一方で情報公開請求では情報存否応答拒否。情報公開請求に不誠実では。 答 より慎重に情報公開に対応しようと判断した。 意見 民主的な姿勢を。 ■日本共産党宝塚市会議員団   となきまさかつ 【保育所の充実を】 問 かわも保育所の新型コロナウイルス感染について、結果的に13名が感染。 関係者のPCR検査が発熱して5日後だったのは問題では。 答 医師の指示に基づき、適切な対応を行ったと思う。 問 指定保育所の2園が閉園。経営が苦しい保育所への支援策は。 答 コロナ禍による自粛期間中の減免、児童数が減少した施設への運営支援金および運営に係る固定費の補助等の支援を行っている。 【いじめ、体罰、不祥事】 問 先生たちの自主的な動きが見えないが、何らかの取り組みを既に始めているという学校はあるのか。 答 12月をいじめ防止月間と位置づけ、今、各学校で工夫して取り組んでいる。 意見 なぜこのアンケートなどを行っているのか、子どもたちが理解できるように先生から説明を。 ■令和安全の会   やまもとけいこ 【コロナ禍における諸問題への対策について】 問 市内事業者が疲弊しているが、自殺者対策は。 答 電話相談のやさしいたからづかほっとラインを開設。国や県の相談窓口も併せて周知しており、今後も自殺予防につなげたい。 問 市として、新型コロナ患者を受け入れる市立病院への支援体制をどう考えているのか。 答 議員報酬削減分を含めた、市のコロナ対策の基金が約5300万円あり、別途、県の基金より1175万円の配分も決定している。これらを有効活用し、医療体制の整備や医療従事者への支援をしていく。 問 家庭内のDVが昨年より増加している。子どもへも影響があるのでは。 答 子どもがいる家庭からDVの相談があれば、これまで同様、丁寧に寄り添った対応で解決を図りたい。 ■たからづか真政会   おおかわひろゆき 【公共施設マネジメント】 問 基本は削減ではなく、残す施設の有効活用。保全状態を見える化すべきでは。 答 理論的にも実践的にも検討まで至っていない。 意見 全てに予防保全はできない。情報の整理を。 【市教委のマネジメント】 問 校長と職員団体の間で、職員会議を決定機関とする確認行為があるのでは。 答 確認行為か類似した行為があると認識している。 問 校長の権限を超える。教育委員会が交渉する内容で必要なら規則改正すべき。 答 情報や窓口を一元化し、教育委員会としての対応が必要と考えている。 【中川市政12年間の総括】 問 市長自らが、宝塚の教育の古い体質を吐き出し、先頭に立って信頼回復を。 答 信頼回復のため一つ一つ諦めずに行動し、保護者も地域も一緒になって学校を変えていくと約束する。 ■たからづか真政会   くわはらけんざぶろう 【清荒神5丁目訴訟事案】 問 土砂災害などの住民の不安に対し、どのように対応し取り組むのか。 答 宅地防災パトロールや防災措置の相談に乗るなど不安の解消に努めている。 【教育委員会・学校に保護者や地域など外部の声を】 問 信頼回復のため定期的なアンケート実施が必要。ネット上での意見集約を含め、広く学校に関わる内容で常時開設のアンケートや投書箱的な運用の検討は。 答 回答の内容確認、分析の作業は膨大になることもあり、今後どのような形で保護者や子どもの意見を聴いていくか検討したい。 問 たからづか型コミュニティ・スクールでは本来の役割や機能発揮が不十分では。 答 たからづか版を導入し最終的には国制度に近づけたい。 意見 今こそ教育行政に外部の目を入れる好機。具体的な一歩を。 ■無所属   たなかだいしろう 【産業・観光・文化政策】 問 市民が市内で働くことができるための施策は。 答 新たな事業へのチャレンジによる就労機会創出、コワーキングスペースを活用したテレワーク等を促進。 問 文化芸術施設、観光資源として、文化芸術センターに期待できる効果は。 答 美術館や博物館としての効果ではなく、幅広い世代間交流による豊かな心の醸成と、新たな宝塚文化の創造を目的としている。 【職員の安全衛生管理】 問 市立病院での有機溶剤による公務災害の原因は。 答 第三者調査が進んでおり現時点の発言は控える。 問 第三者調査の目的は。 答 組織的な問題もあり、中立的立場での調査を依頼。 意見 なぜ不適切な作業環境を放置したのか。この程度の問題解決を第三者に委ねるとは、市立病院の当事者能力を疑う。 【16面】 --------------------------------------------------------------------------- 表紙の写真 ---------------------------------------------------------------------------  市内の高等学校写真部が撮影した写真がリレー形式で「かけはし」の表紙を飾る企画。  第2弾は兵庫県立宝塚東高等学校写真部から写真をご提供いただきました。作品に関する学校からのコメントをご紹介します。 作品について (1)「東高栄あれ!」  テーマは我が校自慢=A常に全力を出しているアメリカンフットボール部の練習風景です。ファインダー内からでもとても迫力がありました。 (2)「青春の1ページ」  テーマは夢=A当たり前に過ごしている高校生活ですが、これがかけがえのない思い出になると思い、撮影しました。 (3)「最後の夏」  テーマは助け合い=A緊張感が高まる中でスタートした瞬間を撮った写真です。離れた場所から撮りましたが、熱意がとても伝わりました。 (4)「黄昏に染まる校内」  テーマは我が校自慢=A多くの生徒が下校し、日の入り間近の時間に撮った一枚です。オレンジ色の光線がとても綺麗で感動しました。 次号は兵庫県立宝塚西高等学校の予定です。 ************************* 3月定例会の予定 ************************* [2月] 22日<月曜日> 本会議、予算特別委員会 25日<木曜日> 総務常任委員会(1)+協議会 26日<金曜日> 文教生活常任委員会(1)+協議会 [3月] 1日<月曜日> 産業建設常任委員会(1)+協議会 2日<火曜日> 総務常任委員会(2) 3日<水曜日> 文教生活常任委員会(2) 4日<木曜日> 産業建設常任委員会(2) 5日<金曜日> 常任委員会(2)(予備日) 8日<月曜日> 予算特別委員会 9日<火曜日> 予算特別委員会 10日<水曜日> 予算特別委員会 16日<火曜日> 協議会+常任委員会(3)予算特別委員会 17日<水曜日> 議会運営委員会 19日<金曜日> 本会議 22日<月曜日> 本会議(予備日) ※日程については変更する場合があります。 ◆市議会ホームページ 会議日程や議案審査の結果等をご覧いただけます。 また、本会議や委員会の会議録検索もできます。 [宝塚市議会]で検索 ◆インターネット中継・録画配信 本会議の模様を動画で配信しています。 スマートフォン・タブレットでも視聴可能です。 ◆フェイスブック 本会議や委員会の開催日程のほか、議会報告会や意見交換会など市議会主催イベントの情報などをお知らせしています。 フォローお願いします。 ◆FMたからづか 83.5メガヘルツ 毎週2回(月曜日・木曜日)11時55分から5分間、市議会の話題をお届けしています。 一般質問(録音)や議長インタビューなども放送しています。 ************************* 傍聴のご案内 ************************* 市議会の本会議や委員会は一般に公開されており、どなたでも傍聴できます。 ※傍聴の際はマスク着用、検温、手指消毒をお願いします。 状況により、座席数を減らしてご案内します。 ■本会議場 受付は、市庁舎4階本会議場です。 傍聴席は84席(内、車いす席2席、磁気ループ席26席)あります。 ■委員会室 受付は、市庁舎3階議会事務局です。 傍聴席は10席程度ですので、満席の場合は、音声情報のみを提供している別室にご案内することがあります。 ■手話通訳・要約筆記 ご希望の方は、障碍福祉課へご相談ください。 ファックス0797−72−8086 ************************************************** 編集後記 ************************************************** ◆特集記事「オンライン議会報告会」いかがでしたか?イラストもバージョンアップしています。  また、市内高校写真部撮影の表紙に反響があり、広報広聴委員会の励みになっています。 あなた≠煖c会報告会をのぞいてみませんか?(おおしま) ◆最後までご覧いただき、ありがとうございます。 今号では、宝塚市議会初の「オンライン議会報告会」についてご紹介しました。 コロナ禍において、これまで当たり前にできていた聴くこと、伝えることの大切さ、そして有難さをかみ締めています。(むらまつ) ※議会報かけはし定例会号は、年4回発行しています。 次号は、令和3年5月1日発行予定です。 議会報「かけはし」は、すべての世帯と事業所のポストに宅配でお届けしています。 発行日を過ぎても届かない場合は、下記のフリーダイヤルへご連絡ください。 ジャパンメッセンジャーサービス株式会社 フリーダイヤル 0120-240-324(9時〜19時まで)