《宝塚市議会報かけはしテキスト版》 第264号 令和6年(2024年) 8月1日(木曜日) 編集発行宝塚市議会 宝塚市議会報かけはしテキスト版は、宝塚市議会報かけはしの写真や画像、一部表グラフなどを省いてテキスト形式で編集しています。 文書読み上げソフトによっては、正しく読み上げできないこともあります。 誌面へのご意見やご感想は、議会事務局までお気軽にお寄せください。 宝塚市議会事務局 〒665-8665 宝塚市東洋町1番1号 電話 0797-77-2168(直通) ファックス 0797-74-6902 【1面】 宝塚市議会って何してるの? NEW市議会構成 6月定例会概要 かけはし50周年 議会報「かけはし」初期の誌面をコラージュしました(詳細16面) 【2面】 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆  宝塚市議会って何してるの?  「素敵なまちにしたい!」  という皆さまの声に耳を傾け、日々活動しています ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 『市議会』ってどんなイメージなのでしょうか? 「難しそうでよく分からない…」というかたも多いのではないでしょうか? 市議会では、市民の皆さまに選挙で選ばれた議員が、市民の代表として話し合い、日々の暮らしに関わる大切なことを決めています。 今回は、皆さまに市議会のことを身近に感じていただきたい!という思いで、特集記事をまとめてみました。 ■市民・市議会・市長の関係は? 市民  選挙で市議会議員、市長を選ぶ  市長へ公共サービスについて要望する  市議会へ要望を伝える 市議会  市民の声を聴く  予算、条例などを決める  市長へ政策提言をする 市長  市民へ公共サービスを実施する  市議会へ予算、条例などを提案する ■市議会はどんな活動をしているの? 議案審査・審議の流れ 本会議  市長 議案の提案理由説明  議員 議案に対する質疑請願(市民から提出された意見や要望)の趣旨説明議員提出議案の説明 委員会  3つの常任委員会(総務常任委員会・文教生活常任委員会・産業建設常任委員会)に分かれて、議案等を詳しく審査する。 本会議  委員会での審査を基に、議案や市民の請願などについて、市議会として賛否を決する。 ■議会活動 【本会議・委員会】  市議会の大事な活動は本会議や委員会を開催することです。  本会議には定例会(宝塚市は3月、6月、9月、12月)のほか、必要に応じて開く臨時会があります。  常任委員会では、議案・請願を、本会議での議決に先立ち、専門的かつ詳細に審査します。議員は必ず常任委員会に所属します(議長は除く)。  また、必要に応じて特別委員会も設置します。 【代表質問・一般質問】  宝塚市では、年に1回、市長の施政方針に対して会派を代表する議員が代表質問を、その他の3回は各議員が一般質問をしています。 ■議員活動  ほかにも議員として次のような活動をしています。  ・政策提言のために研究会や議員連盟を結成し活動する。  ・市民からの相談を受け調査する。  ・市内外での研修会や視察に参加する。  ・県や国に要望活動を行う。  ・式典等に来賓として出席する。 【3面】 ■市議会議員はどんな人?  日本国民は18歳になると地方公共団体の長や議員を選挙で選ぶことができる権利(選挙権)が与えられ、25歳になると選挙に立候補できる権利(被選挙権)が与えられます。市議会議員の任期は4年です。宝塚市議会の議員定数は条例により26人と決まっています。  議員は毎日決まった時間に市役所に来ているのではなく、本会議や委員会が開催されない日は、市民の相談に乗ったり調査研究をしたり、それぞれの活動をしています。性別、年代、経歴、家族構成、ライフスタイルや趣味、想いが異なる多様な議員が議会にいることが、さまざまな立場からの意見を市に届けることにもつながります。 ■市議会をもっと知りたい  □傍聴   本会議、委員会などは一般に公開され、どなたでも傍聴できます。  □議会報「かけはし」   議会報「かけはし」を年4回発行し、各家庭に配付しています。  □議会報告会   定例会ごとに議案等の審議概要や結果を報告し、質問にお答えします。  □ホームページ   会議日程、議案審議の結果などをご覧いただけます。過去の会議録の検索もできます。  □インターネット配信   本会議と一部の委員会は、インターネットでライブ中継と録画配信を行っています。  □意見交換会   議員と参加者のかたがさまざまに意見交換を行う場を設け、政策立案能力等の強化と政策提案の拡大を図ります。 【4面】 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆  NEW市議会構成 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆  5月20日の本会議において、議会運営委員会および常任委員会の委員が選任され、議会構成が新しくなりました。 ■議会運営委員会 □主な担当内容  議会の運営に関すること  議会の会議規則に関すること  委員会に関する条例に関すること など  委員長 きたのさとこ  副委員長 くわはらけんざぶろう  委員名 あさたにあき、いけだみつたか、おおしまときこ、ふじおかかずえ ■総務常任委員会 □主な担当内容  市の施策や方針に関すること  市の広報に関すること  財政、会計、税金に関すること  人事管理、庁舎管理、財産管理に関すること  人権、男女共同参画に関すること  委員長 むらまつあんな  副委員長 たなかこう  委員名 あさたにあき、いずみゆき、かじかわみさお、きたやまてるあき、すえながやよい、みやけこうじ ■議会改革検討委員会 議会改革の取り組みを検証し継続させるため、宝塚市議会基本条例に基づき設置されています。 □主な任務  市議会基本条例の運用、検証、見直しに関すること議会改革に関すること  委員長 とみかわこうたろう  副委員長 かじかわみさお  委員名 いずみゆき、かわぐちじゅん、きたやまてるあき、くわはらけんざぶろう、たなかこう、なかやまゆうすけ、ふじおかかずえ ■広報広聴委員会 議会の広報活動、広聴活動を行います。宝塚市議会基本条例に基づき設置されています。 □主な活動  議会報かけはしの編集、発行に関すること  インターネット中継・録画配信に関すること  議会報告会・意見交換会に関すること  議会ホームページの運用に関すること など  委員長 いばさとし  副委員長 もちだちえ  委員名 おおしまちとせ、おおしまときこ、さかもとあつし、てらもとさなえ、みとみちえこ 【5面】 ■文教生活常任委員会 □主な担当内容  福祉、国民健康保険、後期高齢者医療制度、介護保険、市立病院に関すること  教育に関すること  市民協働、コミュニティ、市の広聴に関すること  窓口サービスに関すること  委員長 かわぐちじゅん  副委員長 くわはらけんざぶろう  委員名 いばさとし、おおしまちとせ、きたのさとこ、さかもとあつし、なかやまゆうすけ、みとみちえこ ■産業建設常任委員会 □主な担当内容  道路、都市整備、市営住宅に関すること  消防、上下水道、ごみ施策、市営霊園事業に関すること  産業振興に関すること  文化政策に関すること  委員長 いけだみつたか  副委員長 おおかわひろゆき  委員名 おおしまときこ、おだたかこ、てらもとさなえ、なかのただし、ふじおかかずえ、もちだちえ、 【会派の構成】 ■たからづか真政会  会派代表者 おおかわひろゆき  所属議員 あさたにあき、いずみゆき、おおしまちとせ、くわはらけんざぶろう、とみかわこうたろう、もちだちえ ■無所属・にっぽん維新の会宝塚市議団  会派代表者 いけだみつたか  所属議員 いばさとし、すえながやよい、なかやまゆうすけ、むらまつあんな ■公明党議員団  会派代表者 ふじおかかずえ  所属議員 さかもとあつし、なかのただし、みやけこうじ ■ともに生きる市民の会  会派代表者 おおしまときこ  所属議員 かじかわみさお、かわぐちじゅん ■市民ネット宝塚  会派代表者 てらもとさなえ  所属議員 きたのさとこ、きたやまてるあき ■日本共産党宝塚市会議員団  会派代表者 たなかこう  所属議員 みとみちえこ (無所属) おだたかこ 【6面】 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆  6月定例会の議案審議 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 6月定例会では市長から提出された議案、市民の皆さまから提出された請願など27件を審議しました。主な議案審議の概要についてご報告します。 提出された議案は一部を除き、3つの常任委員会(総務・文教生活・産業建設)に付託し、慎重に審査しました。  市長提出議案 17件  議員提出議案 4件  意見書    5件  請願     1件 ◆常任委員会への主な付託議案等◆ 総務常任委員会  ■令和6年度宝塚市一般会計補正予算(第2号)  ■宝塚市教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについて  など 8件(7面) 文教生活常任委員会  ■兵庫県後期高齢者医療広域連合規約の変更に関する協議について  など 3件(8面) 産業建設常任委員会  ■工事請負契約(都市計画道路あれちにしやま線道路新設改良工事(その1))の変更について  など 2件(8面) 【7面】 ----------------------------------------------------------------------------------------  たいじょう疱疹ワクチン接種への助成や地域児童育成会の夏季臨時保育の開設など [全員一致可決] ---------------------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆ ■令和6年度宝塚市一般会計補正予算(第2号) 令和6年度宝塚市一般会計の歳入歳出予算を6億9845万5千円増額し、補正後の歳入歳出予算の総額を913億3629万1千円とするものです。 ◆主な審議内容◆ 問い たいじょう疱疹ワクチン接種の助成額が4千円で1回のみだが、効果が高いとされる不活化ワクチンは2回接種で4万円から6万円かかる。助成額を上げる考えは。 答え 国において定期接種化の検討がされているため、その動向を注視 ていく。 問い スクールネット活用事業で、国の補助金を受けて校務支援システムの更新を行うが、多額の費用がかかる。宝の持ち腐れとならないよう取り組んでほしいと考えるがどうか。 答え 活用について学校現場に周知し、校務の軽減になるよう教員にも働きかける。 問い 地域児童育成会の夏季臨時保育の開設は評価するが、人員確保が進んでいないのではないか。 答え 現在のスタッフへの意向調査、新たな求人を行い、教育委員会の協力も頂きながら、強い思いを持って取り組む。 問い 財政調整基金の取り崩しが続く。緊張感を持って予算を編成しているのか。市立病院、クリーンセンター建て替えなどが重なり厳しい財政状況であることを、市民に説明していくべきではないか。 答え 当初予算編成においては、原則として財政調整基金を取り崩さず歳入の範囲内に収まるよう事業の見直しも検討しなければならない。職員一人一人の力を集め、危機を乗り切りたい。 ----------------------------------------------  あかいみのる氏の教育長任命に同意 [全員一致同意] ---------------------------------------------- ◆概要◆ ■宝塚市教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについて 6月30日づけで任期満了となる、いがらしたかし教育長の後任として、宝塚市理事を務めるあかいみのる氏を任命するものです。 ◆主な審議内容◆ 問い 今回は、過去の二人と異なり教育が専門ではなく、事務職、管理職として経験豊富な人だが、何を期待してのことか。 答え 教育行政に必要な識けんの中で、法規や組織マネジメントへの見識の深さを重視した。 問い 教育委員会の中で教育関係者が一人だけとなってしまう。できれば複数の教育関係者がいて教育論が語れる形が望ましいのでは。 答え もともと教育委員は教育の専門家でなくてもよいとされている。さまざまなかたから幅広い意見を頂きながら議論していく。 【8面】 ----------------------------------------------------------------------------------------  後期高齢者医療制度の被保険者証の廃止に伴い、規約の一部を変更 [賛成多数可決] ---------------------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆ ■兵庫県後期高齢者医療広域連合規約の変更に関する協議について 本年12月2日から、現行の後期高齢者医療制度の被保険者証の廃止に伴い、兵庫県後期高齢者医療広域連合規約の一部を変更するため、地方自治法の規定に基づき、議会の議決を求めるものです。 ◆主な審議内容◆ 問い 本市においてマイナ保険証のトラブルの報告がないのは、利用率の低さが原因ではないか。 答え 利用率が低迷している要因は、マイナンバーカードと保険証のひも付けミスなどにより、被保険者が運用に不安を持っているためと認識している。県広域連合と連携し、利用率向上に向け進めたい。 問い 現行の保険証がなくなって困る人はいないか。 答え マイナ保険証の利用が困難な高齢者や障がい者などの要配慮者には資格確認書の交付が可能。暗証番号の管理が難しいかたには、顔認証の運用も示されている。受診に支障が出ないよう取り組んでいく。 ◆◆各議員の賛否◆◆ 賛成 あさたにあき いけだみつたか いずみゆき いばさとし おおかわひろゆき おおしまちとせ おおしまときこ かじかわみさお かわぐちじゅん きたのさとこ くわはらけんざぶろう さかもとあつし すえながやよい てらもとさなえ なかのただし なかやまゆうすけ ふじおかかずえ みやけこうじ むらまつあんな もちだちえ (五十音順) 反対 おだたかこ きたやまてるあき たなかこう みとみちえこ (五十音順) ◇とみかわこうたろう議長の表決権について  議事は、原則として出席議員の過半数で決定しますが、議長はその表決に加わることができません。  賛成と反対が同数となったときは、議長が決定します。 ----------------------------------------------------------------------------------------  あれちにしやま線の道路新設改良工事請負契約金額を変更 [全員一致可決] ---------------------------------------------------------------------------------------- ◆概要◆ ■工事請負契約(都市計画道路あれちにしやま線道路新設改良工事(その1))の変更について 都市計画道路あれちにしやま線道路新設改良工事その1について、B工区における現場状況により、うめ戻し土量および処分土量の変更、覆工板設置の取りやめ、現地の状況を踏まえた施工業者との協議により、工事内容の変更が必要となったことから、契約金額を約180万6千円減額するものです。 ◆主な審議内容◆ 問い うめ戻しの土は現場の掘削土を使用しているのか、それとも、新たに土を購入しているのか。 答え 掘削土を使用している。 問い この辺りは、掘れば地下水が出ることは分かっていたと思うが、地下水の流入を防ぐ構造物の施工をすることを変更理由とするのは、今までの地下水の量よりも多いのか。 答え これまでも、地下水に対する対策は行っている。今回の箇所は、現場が阪急電鉄の軌道敷に近接していることから、軌道敷の構造物等への影響を考え、排水対策の構造物等の設置を検討することとした。 【9面】 ---------------------------------------------------------------------------  その他の賛否が全員一致した議案 --------------------------------------------------------------------------- ◆市長提出◆ ■名称/結果 専決処分した事件の承認を求めることについて(宝塚市市税条例の一部を改正する条例の制定について) [承認] 専決処分した事件の承認を求めることについて(宝塚市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について) [承認] 令和6年度宝塚市一般会計補正予算(第1号) [可決] 宝塚市市税条例の一部を改正する条例の制定について [可決] 宝塚市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について [可決] 宝塚市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について [可決] 宝塚市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について [可決] 宝塚市福祉医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について [可決] 宝塚市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について [可決] 兵庫県市町村職員退職手当組合規約の変更に関する協議について [可決] 宝塚市自治功労者の認定について(3件) [認定] ◆議員提出◆ ■名称/結果 宝塚市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について(2件) [可決] 宝塚市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について [可決] ◆選挙◆ ■名称/結果 阪神水道企業団議会議員の選挙について [選挙執行(指名推選)] ---------------------------------------------------------------------------  請願 --------------------------------------------------------------------------- ■名称/結果 豊かな教育を実現するための義務教育費国庫負担制度の堅持と未配置問題の解消を求める請願 [一部採択(項目1)] ---------------------------------------------------------------------------  意見書 --------------------------------------------------------------------------- ■名称/結果 災害発生時における信頼性の高い情報連携体制の構築への支援を求める意見書 [可決(全員一致)] 送付先/総務大臣、国土交通大臣、デジタル大臣 聴覚補助機器等の積極的な活用への支援を求める意見書 [可決(全員一致)] 送付先/総務大臣、厚生労働大臣、内閣府特命担当大臣(共生社会担当) 地域における「こども誰でも通園制度」の制度拡充等を求める意見書 [可決(全員一致)] 送付先/財務大臣、内閣府特命担当大臣(こども政策 少子化対策) 地方財政の充実・強化に関する意見書 [可決(全員一致)] 送付先/衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣財務大臣、厚生労働大臣、国土交通大臣、デジタル大臣、内閣府特命担当大臣(こども政策 少子化対策 若者活躍 男女共同参画) 豊かな教育を実現するための義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書 [可決(全員一致)] 送付先/内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、文部科学大臣、内閣官房長官 ---------------------------------------------------------------------------  陳情 --------------------------------------------------------------------------- ■名称/結果 宝塚市職員への「地域貢献活動休暇」創設への条例化に関する陳情 [結論を得ず] 所管委員会/総務常任委員会 ◆◆◆◆◆◆◆  議員研修会 ◆◆◆◆◆◆◆ 令和6年(2024年)5月20日 月曜日 議会第1会議室にて、一般財団法人公務人材開発協会業務執行理事の、うかいゆきお氏をお招きして、議員研修会「議員によるハラスメント行為防止について」を開催しました。 昨今、他自治体で議員等によるハラスメント事例が頻発し、防止条例を制定する例が増えている中、宝塚市議会がどう取り組んでいくべきかについて、講師からは、議員のハラスメント行為は公私問わず議会全体の信用失墜につながるため許されないこと、その防止のためには、他市の先例にとらわれず、宝塚市議会の目指す理念を明確にし、実効性のある仕組みを慎重に作っていくことが重要とのアドバイスを受けました 講師 うかいゆきお氏 【10面】 ◆◆◆◆◆◆◆  一般質問 ◆◆◆◆◆◆◆ 一般質問とは、議員が市政全般におけるさまざまな課題を積極的に取り上げ、市の考え方や取り組み姿勢、今後の方向性などについて、報告、説明を求めることや質問をすることです。 6月定例会では、23名の議員が一般質問を行いました。ここでは、その要旨を掲載します。 ■市民の理解が得られる地域自治の推進を たからづか真政会 くわはらけんざぶろう 【宝塚の“突き抜けた”価値と魅力の創造】 問い だんじりパレードの意義をどう考えるか。 答え 古くから受け継がれる貴重な財産であり、宝塚のだんじりを広く知っていただく機会と捉えている。 問い だんじりパレード基金をつくることは制度上可能か。 答え 財源の明確化などの意味で基金に積み立てるということは理解できるが、原資に充てる収入が見込めないため検討は難しい。 問い 市民のかたが集まって実施した第1回宝塚きずな花火の評価は。 答え 市民活動の一つとして、花火が約3分間打ち上げられたと聞いている。 意見 宝塚市は魅力ある資源にあふれているが故に、絞り込めないことが弱さだ。今こそ、政策判断として、注力するものを決断していくべき。 【人口減少時代における地域自治の必要性】 問い 人口減少に伴い拡大する行政サービスの空白領域でまち協や自治会の担う部分を拡大するために組織を育成する必要性は。 答え 職員も指導しながら、地域の皆さまが残念な思いにならず、希望を描ける市民協働にしていきたい。 ■改正障害者差別解消法で発想の転換を ともに生きる市民の会 おおしまときこ 【社会生活における障壁】 問い 事業者による合理的配慮の提供が義務化されたが、周知の取り組みは。 答え リーフレットを作成した上で出前講座の実施など、主に事業者へ周知する。 問い 相談支援専門員等専門職員不足の解消は。 答え 新たに相談支援専門員を増員した事業所に人件費の2分の1を補助、相談体制の充実を図っている。 【子どもの権利サポート委員会の活用を】 問い 活動の周知啓発は。 答え 市内の公・私立小・ちゅう・こう・養護学校を通じて、全児童生徒に委員会だよりと啓発グッズ等を定期的に配布、報告会に加え出前講座の開始など、幅広い世代への広報、啓発に努める。 【公の役割は】 問い 業務委託や指定管理の功罪をどう考えるか。 答え 民間事業者のノウハウを生かした多様化・複雑化する住民ニーズへの対応、管理経費や事業コストの縮減などのメリットと、継続的な事業運営や地域との関係構築、人材育成やノウハウの蓄積がしにくいなどのデメリットが考えられる。 意見 本来民間に置換可能な処遇はない。政治的理由による置換の功罪を考え、職員の存在意義の再確認を。 ■財政難、財源確保に向けて正念場 無所属・にっぽん維新の会宝塚市議団 すえながやよい 【公じょの防災への取り組み】 問い 学校現場における災害時の備蓄食糧の準備は。 答え 市内9カ所の備蓄倉庫で保管し、災害時に必要数を各学校へ搬送する。 問い 兵庫県の学校防災マニュアルには、学校の備蓄について、救援物資が配給されるまでの間、児童生徒に支給する備蓄が必要とある。備蓄に対して積極的に取り組む考えはあるのか。 答え 学校での備蓄について防災部局と連携し、研究していきたい。 【行財政行動計画】 問い 令和7年度の目標効果額10億円の妥当性と実現可能性は。 答え 財政見通しで持続可能な財政運営の実現に向けて見込んだ来年度の収支改善目安額の数値である。収支改善は容易ではない。 問い 見直し基準に、イベントや各種啓発事業のうち効果が一過性のものとあるが、70周年記念事業は一過性のものではないのか。    答え 一過性のイベントであるが、今後のまちづくりや活性化につなげるため今年度、節目の年に実施する。 意見 歳入歳出の見通しは予断を許さない状況で、収支を悪化させる要因が山積している深刻さが市民に伝わっていない。 【11面】 ■子どもたちの安全のために万博の下見を 市民ネット宝塚 きたのさとこ 【大阪・関西万博への校外学習】 問い 学校行事として実施する場合、子どもたちの安全を守るために必要不可欠な下見は行えるのか。 答え 下見が可能か判断するための十分な情報を把握できていない。 問い 尼崎市長が学校単位の行事ありきで進むのを懸念している。本市の見解は。 答え 子どもの安全安心の確保が一番。集団で行く場合、バスの確保でさえ困難な状況の中、安全をどう確保できるか考えている。 【ウェルビーイングを高める学校づくりを】 問い カリキュラム・オーバーロードにより、子どもたちに過大な負担がかかっている。解消策の進捗は。 答え 授業時数が標準授業時数を大幅に上回っていないか、各校に点検や見直しを依頼している。 問い 教員未配置の解決に必要な財源や人材の確保は。 答え 正規職員の必要数配置などを、国や県に強く要望していく。 問い コロナ禍で短縮された長期休業を元に戻すべき。その規則改正時に、新年度準備に時間がかかる春休みの延長をはかれないか。 答え 適正な授業時数の確保を確認し、検討したい。 ■子どもたちに「生きる力」を たからづか真政会 もちだちえ 【生きる力を育むには】 問い 子どもたちに必要な生きる力とは。 答え 課題や難局にぶつかっても解決し乗り越えていく力。その力を身につけることを、社会全体で応援したい。 問い 総合計画に「生きる力」を掲げる意図と効果は。 答え 社会環境の急速な変化に対応するため、生きる力を身に付けることは重要。まち全体で子どもたちの育ちを応援していきたい。 問い 自然の中で過ごす、豊かな生きかたをしている人と出会う等、直接的な体験ができないか。 答え 事業実施時に、そのようなことを意識することが大切だと考える。 意見 大人の生きる力の向上が不可欠。その空気感の中で子どもは生きる力を育んでくれる。 【子どものための教育】 問い 先日、小学校から教育課程編成についての手紙が配布されたが、保護者には理解が難しいと思うが。 答え 機会を捉え、説明会等を行っていきたい。 問い 子どもを真ん中に据えた教育課程編成、働きかた改革を。例えば、給食時間を延ばすことはできないか。 答え 子どもを真ん中に置いて考えていきたい。 ■香害・化学物質過敏症患者への配慮を 市民ネット宝塚 てらもとさなえ 【香害・化学物質過敏症】 問い 在宅療養者が事業者に香料対策を依頼したことによる訪問拒否が各地で発生。本市はどう対応するか。 答え 適切に診療等が受けられるよう、関係機関への啓発などで理解を促進する。 問い 幼い子どもと接する保育現場での対策の徹底を。 答え 市立保育所長会で香害等について再確認し、職員会議で資料を配付。私立保育所を含め、市内保育施設全体で取り組みを進める。 問い 災害時には香害対策された避難所が必要では。 答え 特化した避難所確保は困難だが、部屋の確保やテントの活用など配慮し、避難所運営を行っていく。 問い 避難所マニュアルに当事者への配慮の明記を。 答え 追記し、従事する職員にも周知していきたい。 意見 誰一人取り残さない防災、福祉を進めたい。 【気候危機対策】 問い 無作為抽出された市民による気候市民会議を設置する考えは。 答え 本市では再生可能エネルギー推進審議会などの意見で施策を推進している。 意見 気象予報士が気候危機を報じる声明を出す事態。市民の縮図の気候市民会議を設置し、身近にできることを考えることが有効。 ■学びの個別最適化に向けて常に改善を 無所属・にっぽん維新の会宝塚市議団 なかやまゆうすけ 【広報戦略】 問い 本市を選んでもらうためのポイントはどこか。 答え 本市の魅力は数多く、一つには絞れない。ただ一つ声高に言うなら、一番の魅力は「市民」である。 意見 市長の思いが強く伝わる広報戦略を。 【PTAの在り方】 問い 本市におけるPTA入退会の仕組みは。 答え 非加入者に差が生じる事案は一部あると聞く。不合理な差が生じないよう配慮する必要性がある。 意見 スピード感を持ち一刻も早い解決を。 【児童生徒への評価基準】 問い 本市の小・中学校において、児童生徒への評価基準は透明な形で外部へと公開されているか。 答え 小学校では「あゆみ」の見方、中学校では通知表の見方を、文書やホームページで周知している。 意見 成績のつけかたについて、1点単位での公開を。 【学びの個別最適化】 問い 本市の取り組みは。 答え 国が示す概念には、児童生徒が自己調整しながら学習を進められるよう指導することが重要とあり、指導の個別化と学習の個性化に整理されている。一人一人の興味、関心に応じられるよう調査研究していく 【12面】 ■厳しい財政状況、市長自ら市民に発信を 市民ネット宝塚 きたやまてるあき 【狭隘な市立中央図書館やまもと南分室の拡張を】 問い 市立図書館協議会の分室拡張に係る意見書を受けて以後の取り組みは。 答え 図書検索機の位置など工夫し入り口周辺を拡張。分室外側の本棚増設で蔵書を千冊増やす予定。今後もより良い利用環境を目指す。 問い 子育て世代来館者のニーズに応える重要事業を予算計上しなかった理由は。 答え 提案内容に課題を感じ、フロア全体での整備を検討すべきと判断した。引き続き適切に対応したい。 意見 今年中に補正予算に計上してでも対応を。 【令和6年度行財政経営行動計画の改定について】 問い 今後10年間の収支不足が112.8億円。見直し作業による来年度の取り組み目安額10億円、その後の2年を各7億円にしたことについての考えは。 答え 見直しの取り組みにより10億円の収支改善を目指す。以降は、今後の決算、予算内容、財政見通しなどの状況により取り組み目安額への対応を検討する。 問い 今の財政状況を市長が先頭に立ち、市民に理解を求める必要があるのでは。 答え 厳しい財政状況と同時に、それを乗り切る手法も併せて市民に伝えていく。 ■信頼関係を再構築し協働で地域づくりを 公明党議員団 みやけこうじ 【花屋敷グラウンド周辺整備基本構想】 問い 市民との協働に必要なのは信頼関係。市が示した基本構想の実現が見通せない今、市に何ができるのか本気で考える必要があるのではないか。 答え 市として、これから地域の方々とまず丁寧に対話し、何ができるか、地域が抱える課題に寄り添って対応するようにしたい。 【障碍者日常生活用具給付】 問い 物価高騰により販売価格と給付基準額に乖離がある用具について、給付基準額の見直しが必要では。 答え 現在の給付基準額は、国の事業であった当時の基準を踏襲しており、これまで見直しを行っていない。今後、物価高騰や新製品による定価上昇への対応などの観点から、実態を把握する必要があると考えている。 【大規模災害に備える】 問い 携帯トイレの備蓄等について、市民や事業者への積極的な周知が必要では。 答え 令和6年1月に発生した能登半島地震では、断水や下水道管の被害などの影響により、避難所に限らず、トイレが使用できない状況が長期化し衛生環境に大きな問題が生じた。今後、携帯トイレ備蓄の重要性について、改めて啓発したい。 ■新たな財源の確保 無所属・にっぽん維新の会宝塚市議団 いけだみつたか 【本人通知制度について】 問い 4月に発生した第三者の不正請求事案の対応は。 答え 委任状に記載すべき本人情報の誤りなどから不審に感じた職員が本人に確認し、証明書発行前に発覚、警察に通報している。 問い 第三者が証明書を取得した場合に、本人に全件通知を行う自治体がある。本市でも検討できないか。 答え 人員面やコスト面で非常に課題が大きく難しい。 意見 本人通知制度を周知し、不正な目的による個人情報の取得の未然防止を。 【公契約における公共施設工事・修繕契約について】 問い 入札した市内事業者が直工していない契約について再委託などの状況は。 答え 元請業者が受注した工事の全ての一括下請負は建設業法で禁止されており、適切な工事施工体制の確認によって、一括下請負の防止に努めている。 問い 適正な施工確保のための技能労働者の育成は。 答え 市は施工内容の不備などには指導や是正を行う。下請をせず直工したい事業者は自主的に専門的な技術取得を目指すと考える。 意見 一定の制限をかけ、指定管理者による直工や修繕を行うなどして費用削減の仕組みを整えてほしい。 ■安全ではない万博子ども招待参加中止を 日本共産党宝塚市会議員団 みとみちえこ 【訪問介護について】 問い 市内事業者の充足状況は。 答え 昨年2月に実施した調査によると61の訪問介護事業所で91人の介護職員が不足している。 問い 介護崩壊を起こさないために、国や県に対して、訪問介護報酬引き下げ撤回と介護報酬引き上げの再改定を求めるべきでは。 答え 本市が加盟している近畿ブロックの都市福祉事務所長連絡協議会を通じて厚生労働省に要望を上げていきたい。 【安全ではない万博子ども招待プロジェクト】 問い 万博メイン会場の危険性についての認識は。 答え 県の推進本部や各推進局をはじめとする複数の機関からの情報を基に現状把握に努める。 問い 参加の最終判断は学校にあるのか。 答え 子どもの安全性が担保できないということなら教育委員会が意見して指導するが、基本的には学校が判断する。 意見 本当に子どもたちのことを思うのであれば、子どもたち限定の万博の期間を設けて、楽しんでほしいが、それには安全が第一。今のままでは中止しかないと言わざるを得ない。 【13面】 ■地域ごとのまちづくり計画の推進を たからづか真政会 あさたにあき 【総合計画の一部である地域ごとのまちづくり計画】 問い 地域施設等設置に関する予算は計画的に確保される体制にあるのか。 答え 整備手法、財源確保、全体的な優先順位など考慮し検討していく。 問い 具体的な取り組みは77%達成されているというが、大きな予算が必要な施設整備などは来年までにどの程度達成するのか。 答え 未達成の中に、施設整備や道路の渋滞解消などが多数あるのが実情である。 問い コミュニティすみれの最大の基本目標は地域施設建設だが、市は何も進めていない。地域の現状を受け止め、真摯に向き合うべきでは。 答え 現状は理解している。地域との協議を進めていく。 【遅れているギガスクール構想の推進を】 問い どのように教員のICT習熟度の違いを見極め、支援体制を確保するのか。 答え アンケートにより教員のICTスキルの獲得状況を確認し、指導主事による各校への訪問型研修会やオンラインサポート体制等を整え、構想実現に努める。 意見 新たな推進計画は、完成が遅れ、素案の状態。子どもたちのために早急に決定し、計画的な運用を。 ■メタバースを活用した不登校支援を 公明党議員団 ふじおかかずえ 【2050年カーボンニュートラルの実現】 問い 廃食油を回収し持続可能な航空燃料(SAF)として活用することについての見解は。 答え 大変有益なものと認識。有益性を啓発していく。 意見 実証実験からでも始めていくことを要望する。 【就学前教育の在り方】 問い 幼稚園・保育所共通カリキュラム、就学前教育と小学校をつなぐジョイントカリキュラムの更新は。 答え 現在策定中の就学前教育振興基本計画に併せて整理し、見直していく。 問い 教職員の資質向上についての取り組みは。 答え 研修での学びを生かすため、現場に教育・保育アドバイザーを派遣して具体的な指導・助言を行う。 【不登校支援】 問い 不登校に関するフリースクール等民間施設のガイドライン策定の予定は。 答え 今年度末の策定を目途に取り組む。 問い 体験イベントの効果を踏まえ、メタバースの本格導入に向けて推し進めていくべきでは。 答え 課題を検証し、導入に向けて取り組みを進める。 意見 家庭、地域、社会総がかりで、子どもたちの幸せのために力の総結集を。 ■市民の「いのちとくらし」を守るために 日本共産党宝塚市会議員団 たなかこう 【バス路線】 問い 今後の公共交通にはクロスセクター効果の分析が必要。これは公共交通の利便性の高まりで高齢者の健康促進や就労機会が確保されるなど、ある分野が赤字でも他分野の黒字効果を考えるということ。本市の取り組みは。 答え 今後、計画内の施策や事業を進めていく中で、運行欠損に対する補助金支出の効果などについて、クロスセクター効果の分析を検討していきたい。 問い バス停のベンチ設置についての計画は。 答え 市ではバスの待合環境改善のため地域住民との協働によるベンチの設置を行っている。要望があれば、積極的に整備に努めていく。 【スポーツ施設整備】 問い 障がい者のスポーツ環境は健常者以上に問題が山積している。障がい者のスポーツする権利を守り、身近でスポーツできる環境づくりが求められている。スポーツセンタートレーニング室の障がい者割引は。 答え 他市の状況を把握し、指定管理者と検討する。 意見 施設整備費を抜本的に増額し、誰もが気軽に使える公共スポーツ施設の増設、拡充を国に強く求める。 ■子どもの声を反映した環境整備に全力を ともに生きる市民の会 かわぐちじゅん 【本市が誇る学校給食】 問い 食育の観点から昼食時間について本市の考えは。 答え よくかんで食べることは食育の観点からも重要。十分な時間確保に努める。 意見 楽しく食べることで副交感神経が優位になり、消化機能が十分に働いて栄養の吸収率も上がる。楽しく食べられる工夫を。 【教育現場の熱中症対策】 問い 猛暑を前に荷物が重いと切実な声がある。各学年に1台あるタブレット充電庫の運用状況は。 答え 確認を進めたい。 意見 低学年に配慮した運用の工夫を。 問い 冷水機設置の検討は。 答え 現在進めている屋内運動場への空調整備状況も踏まえて検討していく。 【飼い主のいない猫の対策】 問い 不妊・去勢手術等助成金の個人申請は可能か。 答え 地域猫活動に協力するNPO団体と連携して申請することを可能としたが、市民一人からの申請にはまだ対応していない。 意見 市外の病院も助成対象にするなど、より使いやすい制度に向けて研究を。 問い 動物愛護活動に対しての寄付の受け皿は。 答え ふるさと納税や動物愛護基金などの制度の創設について研究していきたい。 【14面】 ■国も推進する米飯給食、週5回実施を 無所属・にっぽん維新の会宝塚市議団 いばさとし 【米飯給食の拡充】 問い 物価高騰による給食費値上げも考えられるが、パンと米飯のコスト差は。 答え パンの方が1食の単価が20円から27円高い。 問い 国も推進する米飯給食だが、自校炊飯に取り組む本市の学校給食で週5回実施ができていない理由は。 答え パン業者や近隣自治体との調整、給食室の業務体制見直し等の課題がある。 意見 小麦アレルギーが増えている。米飯給食の週5回実施の実現を。 【牛乳の選択制告知を】 問い 乳糖不耐症やアレルギー等の原因にもなり、前立腺がん発生率が1.5倍になるという研究もあるが、学校給食で牛乳の選択制を告知しない理由は。 答え 現在の給食費で規定量の栄養価確保が困難となるため、積極的な告知は行っていない。 意見 アレルギーではなくても、牛乳を飲むと調子が悪くなる子もいる。そのような声もしっかり拾い上げてほしい。 【クラブ活動の地域移行】 問い 自分の入りたいクラブに入れるよう広げてほしい。校区外のクラブ活動にも加入可能となるか。 答え 市内の中学生であれば加入することが可能。 ■AIバス路線拡充が通院難民を救う鍵に 無所属 おだたかこ 【魅力発信 「出張!なんでも鑑定団」お宝応募を】 問い 以前質問した公開収録が決定。お宝の内容は。 答え 美術品からお菓子のおまけまで広く応募できる。 問い 観覧者の応募状況は。 答え 2千件を超え抽選に。 問い 出演する鑑定依頼人の応援は、団体でも可能か。 答え 7、8人は来場可能。 【公共交通 AIオンデマンド交通バスの実証実験】 問い 携帯電話やスマートフォンのないかたへの対応は。 答え 自動音声による電話予約で24時間対応が可能。 意見 運行ルートや時刻表がなく、予約制で便利。公共交通の不便な地域へ可能性が広がる。ぜひ成功を。 【ライフライン 市民の命の水を守る水道職員確保】 問い 適正化計画で技能労務職削減。非常時の対応は。 答え 近隣市や民間と連携を図り、非常時に備える。  意見 人手不足の時代に、即戦力である技能労務職は大変貴重。計画の再考を。 【社会貢献 企業版ふるさと納税】 問い 今後の戦略は。 答え 歳入確保の有効手段と認識し、獲得に努める。 意見 企業にとっては社会貢献と節税対策の二刀流。今後も市民のための政策実現と市民目線の事業計画を ■市民の防災意識向上のため取り組みを 公明党議員団 さかもとあつし 【災害への備え】 問い 能登半島地震への職員の派遣状況と健康管理は。 答え 緊急消防援助隊、水道施設応急復旧等の技術職員、災害派遣医療チームディーマットなどの職員を派遣してきた。健康管理については、本庁の健康相談室で常時相談体制を整えている。 問い 市ホームページに支援活動内容や派遣された職員のコメントを掲載しているほか、報告会を実施したと聞く。報告会に市民は参加できたのか。本市の防災に生かせることはあるか。 答え 民生委員の総会での活動報告やマスコミ取材の機会はあった。現場での経験・課題を市民や職員と共有することは必要。報告会の在り方を検討し本市の災害対策に生かしていきたい。 問い 民生委員・児童委員連合会の協力を得て作成する個別避難計画の状況は。 答え 昨年度は災害時要援護者のうち1849人の計画を避難支援組織に提供。 【住み続けたいまち】 問い 公民館で健康相談は。 答え 看護師不足のため実施は困難と考える。 問い 市立病院の市民公開講座を公民館で行う予定は。 答え インターネットを活用し、多くのかたが見られる仕組みを検討する。 ■空き家の苦情解決へ向けた取り組みを 公明党議員団 なかのただし 【空き家の放置防止のために】 問い 空き家の軒数は。 答え 昨年末で把握している一軒家の空き家の軒数は1333軒であった。 問い 空き家に係る近隣からの苦情件数は。 答え 昨年度で150件、過去5年では毎年約140件の苦情が寄せられている。 問い 老朽化のひどい特定空家の軒数と対応は。 答え 3軒認定しており、うち1軒は既に除去され、2軒は指導を継続している。 問い 空き家を放置しないように、広報できないか。 答え 固定資産税の納付の通知と併せて周知している。 意見 改正空家対策特別措置法によって特定空家になる前の管理不全空家の所有者等に対し、修繕等の措置が勧告されると固定資産税の住宅用地特例が受けられなくなる。この制度の活用も含め知恵を出して、空き家対策にしっかり取り組んでもらいたい。 【DX とギガスクール構想】 問い 子ども1人1台の端末を利用した全庁的なDX の取り組みを。 答え 子どもたちのために何ができるか、教育委員会だけではなくて市長部局も共に考えていく。 【15面】 ■市にないのはお金ではなくやる気 たからづか真政会 いずみゆき 【保育所の空き枠】 問い 今年度のゼロ歳児の空き枠は。 答え 認可保育所は4月1日時点で90人で、昨年度より21人増加した。 問い 近隣市やマタニティークリニックなどへ待機児童ゼロの保育所が多数あることをPRしないのか。 答え PRは難しいが、入所希望者に案内したい。 意見 私立保育所の空き枠を埋めるよう働きかけるのは行政側の役割である。 【市営住宅】 問い 今後の建て替え予定と市営住宅の在り方は。 答え 公共施設の老朽化の進行や更新時期の集中等により、建て替えへの投資が困難なため、老朽改修を行い既存の住宅ストックを最大限に活用する。民間住宅の活用も視野に入れ、効率的な整備や管理方法を検討していく。 問い 入居者の応募時期の決めかたは。 答え 入居率や退去の状況も踏まえて上期と下期の年2回としている。人口減少による退去者の増加などを踏まえ必要に応じて応募回数の見直しを検討していく。 意見 長ければ約半年待機となる。随時募集などで一刻も早く入居してもらうことが大事。 ■行財政経営の基盤整備にどう取り組むか たからづか真政会 おおかわひろゆき 【仁川駅南側踏切の改良】 問い 大規模な改良はホーム移設が伴い困難とのことだが、歩行者スペースを広げ、車道を3メートル、歩道を1メートルにする提案はできないか。 答え 検討課題もあるが、阪急電鉄と協議したい。 問い 阪急電鉄は包括連携の協定先。トップからの申し入れも必要ではないか。 答え 副市長から上層部に面談を申し入れたい。 【3つの基盤整備の総括】 問い 行財政経営推進部門が、企画経営部から総務部に移されたが、その狙いは。 答え 財政面だけでなく、職員、組織という経営資源を踏まえて変革する必要がある。それらを所管する総務部と企画経営部が一体となり経営改革に取り組む。 問い 今後の職員数の減、一人当たり業務量の増について、見える化すべきでは。 答え 人口減少社会の中で職員数を維持するのは困難であり、市民サービスをどう提供するかは大きな課題。 問い コミュニケーションとリスクマネジメントの視点が欠けているのでは。 答え 組織基盤づくりに重要な視点であり、市民サービス向上のために必要となる。時代に合わせて変化していく計画としたい。 ■地域移行に向けて十分な協力体制を たからづか真政会 おおしまちとせ 【保育所での障がい児の受け入れ】 問い 受け入れかたは。 答え 入所申請時に保護者が記入する調書で、子どもの様子の把握に努めている。成長に伴い、発達面の課題などが顕著に表れてきた場合、発達相談を担う職員による年2回の訪問指導や研修の実施などを行っている。 問い 入所後に障がいがあることが分かった場合、その年度に加配保育士の配置はないのか。 答え 年度途中での配置は難しい。フリー保育士などの応援でフォローしている。 【中学校の部活動地域移行】 問い 進捗状況は。 答え 昨年度に各中学校で行った説明会での意見や、先行し地域移行した部活動の課題を踏まえた実施計画を上半期中に作成したい。 問い 教員や外部指導者に行った説明会の内容は。 答え 外部指導者には、国の方向性と本市の目指す地域移行の姿について、教員には、前述に加えて部活動の課題や継続して部活動の指導に当たる際の手続きについて説明した。 意見 外部指導者や教員の生の声を聞いてほしい。部活動を続けたい教員のため、兼職兼業の問題点の対策など具体的に説明を。 ■PTA入会手続き適正化へ伴走支援を 無所属・にっぽん維新の会宝塚市議団 むらまつあんな 【PTAの入会手続き】 問い 書面による入会届がない学校は、入学説明会後にPTA活動の説明と入会依頼をし、入会しないとの申し出があった者を除き入会したとみなしているのか。 答え ご指摘のとおり。 問い 学校がPTA会費を代行徴収する際、入会者情報と意思確認が必要である。拒否しない限り同意したとするオプトアウト方式により入会したとみなし、会費引き落としのため、PTAが提供する個人情報を学校が受け取る行為は個人情報保護法に抵触するのでは。 答え PTAとも連携しながら、見直しに取り組む必要があると考えている。 【保育所の延長保育料】 問い 近隣市では延長保育料の日額設定があり、利用状況を見てもニーズが高い。本市も公立幼稚園での日額制預かり保育の仕組みを応用し、保育所で導入しては。 答え 日額制導入については、保護者にニーズ調査を行うことも方法の一つではあるが、システム改修や事務負担増による人件費への影響なども予想されるため、費用対効果の面からも検討の必要があると考えている。 意見 実現すれば保護者にとって大きなメリットに。ぜひ、導入に向けた検討を。 【16面】 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆  かけはし50周年 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 議会報「かけはし」は昭和49年(1974年)7月31日に創刊され、今年、50周年を迎えました。今回の表紙は創刊当初の記事を集めてコラージュしています。 議会報は条例や予算、政策決定など重要な課題について、その時々の議会の審議内容などが記されています。 当初はタブロイド版でしたが、平成17年(2005年)に、読みやすく保管のしやすい「かけはし」を目指し、A4冊子版にリニューアルしました。 今後も、名実ともに市民と市議会の「かけはし」となるよう工夫をしてまいります。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆  9月定例会の予定 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 8月30日 金曜日 議会運営委員会 9月2日 月曜日 本会議(提案理由説明) 9月4日 水曜日 総務常任委員会(1)+協議会 9月5日 木曜日 文教生活常任委員会(1)+協議会 9月6日 金曜日 産業建設常任委員会(1)+協議会 9月9日 月曜日 総務常任委員会(2) 9月10日 火曜日 文教生活常任委員会(2) 9月11日 水曜日 産業建設常任委員会(2) 9月12日 木曜日 常任委員会(2)(予備日) 9月25日 水曜日 議会運営委員会 9月26日 木曜日 本会議(一般質問) 9月27日 金曜日 本会議(一般質問) 9月30日 月曜日 本会議(一般質問) 10月1日 火曜日 本会議(一般質問・予備日) 10月3日 木曜日 協議会+常任委員会(3) 10月4日 金曜日 議会運営委員会 10月7日 月曜日 本会議 10月8日 火曜日 本会議(予備日) 10月21日 月曜日 決算特別委員会 10月22日 火曜日 決算特別委員会 10月23日 水曜日 決算特別委員会 10月25日 金曜日 決算特別委員会 10月28日 月曜日 決算特別委員会(総括) ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆  市議会70周年記念 意見交換会 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 11月10日 日曜日 午後2時〜4時 市議会議事堂にて 【テーマ】 ◇子育てしやすいまち ◇医療と介護の充実したまち ◇女性が活躍するまち ◇にぎわいのあるまち 参加者募集 ◆◆◆◆◆◆  編集後記 ◆◆◆◆◆◆ ◆特集で議員の基本活動をあらためて見直し、気合いが入りました。質問や請願が行政課題の解決につながり、暮らしに反映されたときが至福です。酷暑を乗り切りましょう!(おおしまときこ) ◆かけはしに携わらせていただいて2年目になります。市議会により関心を持っていただけるよう、新しいメンバーでアイデアを出し合いながら、努めていきたいと思います。(みとみ) ◆議員がどんなことをしているか少しでも知ってもらえたらと記事を作りました。まちづくりや、より良い社会をつくる仲間として市民と議会がつながりを持てたらと思います。(もちだ) ●最後までお読みいただき、ありがとうございます。誌面へのご意見、ご感想は、議会事務局までお気軽にお寄せください。 宝塚市議会事務局 〒665-8665 宝塚市東洋町1番1号 TEL0797-77-2168(直通) FAX0797-74-6902 ●議会報「かけはし」は、全ての世帯と事業所のポストに宅配でお届けしています。発行日を過ぎても届かない場合は、下記へご連絡ください。 ジャパンメッセンジャーサービス株式会社 フリーダイヤル 0120-240-324(9時から18時まで) 次号は、令和6年(2024年)12月1日発行予定です。