スペイン料理
スペイン料理の特徴
スペインは地方によって気候や風土などが大きく異なるため、それぞれの地方で採れる食材を生かした伝統料理がたくさんあります。それぞれの伝統料理は食材そのものを味わい、味付けとしてニンニクやオリーブオイルを用いたものが多いのが特徴です。スペイン人は1日に5回も食事をするといわれており、間食として小皿料理「タパス」を食べる習慣があります。
ガスパチョ
ガスパチョはスペイン南部のアンダルシア地方が発祥とされている冷製スープで、酷暑のスペインやポルトガルでは夏に好まれて飲まれています。元々ガスパチョはパン、オリーブオイル、酢などを混ぜただけのもので、後々トマトなどの野菜が食材として加わりました。
材料(4人分)
・トマト 2個(※トマト缶 2缶でも代用可能)
・オリーブオイル 50グラム
・バゲット 100グラム(※食パン1枚でも代用可能)
・ニンニク 1片
・塩 少々
・卵 1個
・ベーコン 1枚(粗みじん切り)
・バジル 少々
つくり方
(1)お湯を沸かし、沸騰したら卵を入れ、12分ほど茹でて固茹でにする
(2)卵を冷水に取って殻をむき、包丁で細かく刻む
(3)ベーコンは粗みじん切りにし、さっと炒める
(4)トマトはへたを取り、角切りにする
(6)トマトをミキサーにかけた後、裏ごしにする
(7)裏ごししたトマトに塩、オリーブオイルを入れ、ミキサーにかける
(8)バゲットは細かくちぎり、複数回に分け入れてとろとろになるまでミキサーにかける
(9)スープを器に入れ、飾り用の卵とベーコン、バジルを中央に飾る
トルティージャ
トルティージャは小ぶりのフライパンでつくられるスペインの卵料理で、スペイン語では他の料理と区別するために「トルティージャ・デ・パタタス」と呼ばれています。基本的な食材としてジャガイモや玉ネギを用いますが、家庭によって様々なものを加えてつくられます。
材料(6人分・直径20センチメートルのフライパンサイズ)
・卵 4個
・ジャガイモ 3個
・玉ネギ 1個
・塩 小さじ1
・オリーブオイル 適量
つくり方
(1)ジャガイモの皮をむき、角切りにして、塩をふる(※水気をしっかりと取っておく)
(2)深みのあるフライパンにオリーブオイルをジャガイモがひたひたにつかるくらいの量を入れ加熱する
(3)オリーブオイルが熱くなったら、ジャガイモ、玉ネギの順に入れ、時々混ぜながら中火で15~20分加熱する
(4)その間に卵を割っておき、塩をふって混ぜる
(5)ジャガイモなどの油をしっかりと切り、(4)の卵液に入れてよく混ぜる
(6)直径20センチメートルのフライパンにジャガイモなどを揚げた油を大さじ4~5程度入れ、中火で加熱する
(7)油が熱くなったら卵液を入れ、20秒ほどヘラで大きく混ぜ、表面と淵をならす
(8)くっつかないように時々フライパンをゆすりながら、5分ほど焼く
(9)卵の周りをヘラで整えて、大きめの皿を使って裏返す
(10)形を整えながら、中火で5分ほど焼く
タラのサルサ・ベルデ
スペイン語で「サルサ・ベルデ」の「サルサ」はソース、「ベルデ」は緑を意味します。スペイン北部のバスク地方では魚介類がたくさん消費されており、現地ではメルルーサという白身魚を用いた「メルルーサ・エン・ラ・サルサ・ベルデ」という伝統料理が食べられていますが、今回は日本で入手しやすいタラを使って調理します。
材料(2人分)
・タラ 2切れ
・ニンニク 2片(薄切り)
・玉ネギ 1個
・アサリ 10~14粒
・白ワイン 125ml
・魚だし 300ml(※ブイヨン1個+水300mlでも代用可能)
・小麦粉 大さじ1
・パセリ ひとつかみ(※乾燥パセリ 大さじ3でも代用可能ですが、グリーンソース感が薄れます)
・オリーブオイル 少々
・塩コショウ 少々
つくり方
(1)アサリは事前に塩水につけ、冷蔵庫に入れて砂抜きをしておく
(2)タラに塩コショウ、小麦粉をまぶしておく
(3)オリーブオイルを鍋に入れ、タラの両面を軽く焼く
(4)ニンニクを薄切りに、玉ネギ、パセリをみじん切りにする
(5)フライパンにオリーブオイルを入れ、ニンニクを入れて香りが立ったら、玉ネギを入れて弱火で混ぜる
(6)玉ネギがしんなりしたら、魚だしを入れて沸騰させる
(7)沸騰したら、白ワインを入れ、中火にしてアルコールを飛ばす
(8)アルコールを飛ばした(7)に塩、パセリを入れて煮込む
(9)(8)に皮目を上にしたタラとアサリを入れ、アサリが開くまで蓋をして煮込む
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