平成28年9月号 光回線の乗り換えは慎重にしましょう

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ID番号 1017116 更新日  2016年8月29日

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光回線の乗り換えは慎重にしましょう

【事例】 

 契約中の大手光回線業者から委託されたと名乗る業者から「光回線とプロバイダと電話を同じ会社で契約すると安くなる」と電話があり、教えられるとおりにパソコンで操作した。

 その後、光回線が切り替わったので、契約していると思っていた大手業者に確認の電話をすると、別の業者に乗り換えられていることが分かった。乗り換え先の業者に苦情の電話をしたら、知らないオプションまで付けられており、解約する場合は違約金がかかることも分かった。料金を支払ってオプションを外してもらったが、納得できない。元の契約に戻したい。

 昨年2月から、大手通信会社が光回線の卸売りサービスを始めました。これにより、多くの事業者が光回線サービスを消費者に提供できることになりました。光回線契約を乗り換える場合、「転用」という手続きが必要です。消費者が「転用承諾番号」を取得し、その番号を光回線卸先の事業者に伝えることで、両社間の転用の手続きが行われ、転用が完了します。

 事例の相談者は、業者から「転用」という言葉を聞いていましたが、業者から詳しい説明がなかったため理解していませんでした。

 当センターから相談者に問題点を挙げて交渉方法を助言したところ、相談者は業者に申し出をし、違約金や今後の工事費用を払うことなく、そしてオプション料は返金されることになりました。

 なお、事例の場合は、これからも電話番号を同じ番号で利用できるようになりましたが、変更しなければならない場合もあるため注意が必要です。

 暮らしに関する質問や相談は消費生活センター(☎81・0999)、消費者ホットライン(☎188)

このページに関するお問い合わせ

産業文化部 産業振興室 消費生活センター
〒665-0852 宝塚市売布2丁目5番1号 ピピアめふ1・5階
電話:0797-81-4185 ファクス:0797-83-1011
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