平成29年1月号 便器の取替え工事にご注意を!
便器の取り換え工事にご注意を!
【事例】
便器のタンクから水漏れがするのでインターネットで調べた業者に、タンクの状態を見に来て欲しいと伝えた。訪れた水道修理業者は「古い便器なので修理をしてもまた壊れる。新しい便器に取替えた方がよい」と言った。急を要するので、便器一式の取替工事を22万円で契約した。後日、マンションの指定水道修理業者が分かったので尋ねると「便器一式を取り換える必要はないのではないか」と言われたので、契約をした水道修理業者にすぐにキャンセルを伝えた。しかし「便器の発注をしたのでキャンセルできない」と言われて困っている。
相談者は状態を見に来て欲しいと伝えているだけで、便器一式の取替工事をするために業者を呼んだわけではありません。このような場合は、クーリング・オフができると特定商取引法で規定されています。業者が便器の発注をしていても、契約に関する書面を受け取ってから8日以内であれば、クーリング・オフができます。
突然トイレが詰まると、慌ててしまって冷静な判断ができない場合が多いものです。そのためにも、事前に市指定の水道修理業者を確認したり、マンションや賃貸住宅にお住まいの場合は、管理会社に指定水道修理業者の連絡先を問い合わせておきましょう。急ぎではない修理工事は、複数の業者から見積もりをとり、よく検討をしてから契約をするようにしましょう。
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