Mouth and Foot Painting Artists

ID 6009972 更新日  2023年12月12日

印刷大きな文字で印刷

福祉教育
 今日は福祉教育の講師として「口と足で描く芸術家」森田真千子先生にお越しいただきました。
 森田さんは最初に子どもたちを半分のグループに分け、一方のグループは伏せさせ、もう一方のグループには言葉を見せました。その言葉を話さずに体などのジェスチャーを使って相手のグループに伝えさせる活動をしました。子どもたちは身体を使ってその言葉(「まつばづえ」「車いす」など)を伝えようとしました。森田さんは子どもたちに「いろいろな人たちがいる。その人たちのことを知って、自分と違うことを笑わないでほしい。」という願いをお話してくださいました。
福祉教育
 実際に目の前で絵を描いてくださいました。子どもたちは森田さんが口に筆を持ったり、色の違う筆に持ち替えたりする様子をじっと見ていて、どうしてこんなに器用に絵が描けるのか、不思議だというように見入っていました。最後の写真は今日実際に子どもたちの目の前で描いていただいた色紙です。クリスマスの季節にぴったりのイラストでとても温かな気持ちになります。
福祉教育
 子どもたちからの質問では
 「いつから絵を描こうと思ったのですか?」・・・「小学校5年生から絵を描き始めました。」
「不自由だと感じるときはどんなときですか。」・・・「介助の方が帰られた後の一人の時間は不自由な事があります。」
「なぜ口で描こうと思ったのですか。」・・・「学校で勉強するときに追いつくため。」
とのお答えいただきました。こどもたちからは驚きの声が上がっていました。
 森田先生からは「今、学校生活や習いごとなどで悔しいと思う経験をしてください。その経験は「次こそ!がんばるぞ!」と思えるのでそれは大切な経験です。」と教えてくださいました。
 今日、森田先生と出会い教えていただいたこと、見せていただいたこと、をこれからの生活に生かしてほしいと思います。ご参加いただいた保護者の皆さまありがとうございました。

福祉教育