3学期 始業式

1月1日から「能登半島地震」など画面から流れるニュースには,不安を隠せずただひたすら無事と平安を祈るばかりですが、私たち一人一人が「今できること」を考えさせられる1年のスタートになりました。
校長先生からは、2011年に起こった東日本大震災での釜石市内の鵜住居小学校と釜石東中学校で起きた「釜石の奇跡」のお話から,訓練での学びや経験を活かし、最善の判断をするというお話がありました。当時東北で地震が発生したときに鵜住居小学校の児童は校舎3階に避難しました。しかし隣の釜石東中学校の生徒が校庭へ逃げている様子をみて、子どもたち自らが判断して校庭へ逃げました。その結果,校舎は津波にのまれながらも570名の児童生徒全員が生き延びたということです。このことから今後,同じように地震が発生したときに放送機器が機能しないことも考えられます。その時には今までの訓練での経験を思い出し、自ら判断するということが必要になるかもしれません。1月17日(水曜日)には学校で、防災の学習と地震避難訓練を実施します。そこで地震や自然災害の恐ろしさを知ると共に,学んだことや避難訓練の経験をこれからの生活に生かしてほしいと思います。
写真は現在の釜石小学校の校歌です。始業式では全校生でこの校歌を聞きました。また本日発行の「学校だより1月号の1」でもお知らせしています。


「縄跳びの5分間跳びをがんばって続けたい。」「2学期に算数の概数が苦手だったので、3学期も算数をがんばりたい。委員会活動では先生に頼るのではなく自分の力でできることを増やしたい。」「6年生が卒業すると今度は自分たちが6年生になるので、それまでに6年生にいろいろ聞いて教えてもらいたい。低学年を引っ張っていけるような6年生になりたいと思います。」などの思いや考えを全校生へ発表しました。どの児童も一生懸命聞いていました。
3学期はまとめの学期です。今の学年での課題ややり残すことがないよう子どもたち一人一人が時間を大切に過ごしてほしいと思います。また全職員で子どもたちの頑張りをみとめ、さらに一人一人の力を伸ばしてけるよう支援・指導に取り組んでまいります。
2024年もどうぞ温かいご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。