特別活動 公開研究会

ID 6010274 更新日  2024年2月13日

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公開研究会
 2月9日(金曜日)に本校で「特別活動公開研究会」が行われました。光明小学校では「特別活動」を通して、子どもたちの子どもたちによる子どもたちのための「よりよい学級・学校作り」を研究しています。そのため全国から「特別活動」を研究している小学校の先生方や大学の方々、教育委員会の方々が本校の児童の様子を見に来られました。
 今年は6年生による「光明太鼓集会」からスタートしました。「特別活動」の一つとして「児童会活動~集会活動~」があります。ここでは、異年齢の児童同士で協力したり、交流したり、協働的に学校生活をより良くするための活動だとしています。そこで光明小学校の伝統である「光明太鼓」を6年生から全児童へ、どのように練習しているかについて「伝える」ことと卒業を目の前にした今の6年生の演奏を「聴いて」もらうことで継承をしていきたいという願いから「光明太鼓達人集会」を行いました。
 6年生は全校生へ「光明太鼓」の合いの手「そ~れ!」のタイミングを教えたり、太鼓のリズムを教えたりしました。そのあとはみんなで一緒に光明太鼓に合わせて「そ~れ!」の音頭に合わせて6年生が演奏をしました。また6年生は素晴らしい司会進行で児童集会を盛り上げてくれました。全校児童は目をキラキラさせながら「光明太鼓」の「そーれ!」の掛け声をみんなで合わせたり、実際に太鼓のバチに合わせて腕を動かしてみたり、児童集会を楽しんでいました。ふりかえりでは「自分たちが6年生になった時には光明太鼓が今の6年生のようにかっこよくたたけるようになりたい。」「自分が実際に和道クラブで光明太鼓を教えてもらっているけれど、もっとたくさんのリズムを覚えたい。」など、6年生の姿にあこがれを持ち、いつか自分がそのような6年生になりたいという言葉が多く聞かれました。
 本校の研究に指導を頂いている 國學院大學 杉田 洋教授 も児童と一緒に「ふりかえり」に参加してくださいました。「今日はたくさんの先生方がみんなの姿を見に来られていますよ。光明小学校いいところは低学年が6年生を大好きなんだなと思いました。そして一人一人が生き生きと生かされていると感じます。伝統は守るものでもあるけれど、新しく創っていくものでもある。それを君たち6年生が今創っているのだと感じました。次の6年生(5年生に)これからは君たちが受け継いでそして創っていくんだね。これからも光明小学校に期待したい。どんどん伝統を創っていってください。」とお話ししてくださいました。
公開研究会
 そして、それぞれの学級で「公開授業」が行われました。どのクラスも「学級活動」を見てもらいました。それぞれのクラスの「議題(話し合う内容)」は
 1年生 「1の1おに退治をしよう!」 ~どんなおに退治鬼ごっこをするか 話し合おう~
 2年生 「もちつきゲームしゅう会」 ~どうやってもちつきをするのか 話し合おう~
 3年生 「3年1組 おもてなしランドをしよう集会」 ~6年生にどうやったら恩返しができるのか どんなお店にするか 話し合おう~
 4年生 「みんなで楽しい旅行に行こう集会(フィリピンへGO!)」 ~フィリピン旅行でしたいことは何か 話し合おう~
 5年生 「3年生と協力して一緒にレベルアップしよう集会」 ~来年は6年生と4年生になり協力することが増えるから交流を図りたい どんなことをしたらよりよい交流ができるか 話し合おう~
 6年生 「卒業プロジェクト第2弾 いいな、いいな、光明っていいな集会」 ~卒業前にみんなに感謝の気持ちを伝えたい 全校生とどんな活動ができるか 話し合おう~
 という議題で話し合い活動を行いました。
 子どもたちがすべてを考え、計画、立案するのが「学級活動」です。子どもたちの意見や考えが出るのを待ち、停滞したら教師が助け舟を出しますが、最終的に決定するのは子どもたちです。決して多数決は行いません。声の大きいものや力の強いものの言動に左右されることがないように子どもたちの言葉、話し合いの力で意思決定していきます。それがこの光明小学校の子どもたちの力であり、みんな一人一人が生き生きとしている理由です。
 これからも「特別活動」を通して子どもたち一人一人が自分の声で思いで考えで学級や学校を創っていけるような光明小学校を目指します。おうちの方々もまた学校へお越しの際には、このような力が児童一人一人が学校社会の中で発揮できているところをたくさん見つけてほしいと思います。
 この「公開研究会」に向けて多くの保護者の方々、地域の方々には「校内・校外清掃・環境整備・当日の受付・駐車場整備」など大変お世話になりありがとうござました。また研究会当日のお弁当もおうちの方々には、朝早くからご協力いただきありがとうございました。