校長雑感2021/02~

ページ番号6001265

印刷大きな文字で印刷

2/26 あと少し…。

うめのはな

 グラウンドに出る倉庫の横にある「梅」の花。もう少しで咲くところを昨夜からの冷たい雨粒に阻まれて開くことができずに固まっているようですね。しかし、硬い蕾(つぼみ)が解(ほど)けていく様子が実に梅らしく、今後の香り立つ姿が楽しみになってきます。

 今日で「期末考査」も終わり、廊下に響く生徒の声、部活動で出す大きなかけ声が戻ってきました。来週からはいよいよ「弥生三月ひなまつり」です。来週早々に返却するべく、この週末も先生たちは採点に追われます。その後は「評価」の成績処理に移り「通知表」の作成へとつながります。そして、それぞれの学年・学級の締めくくりの時期を迎えることとなります。本当にあっという間ですね…。

2/25 人の流れ…。

空

 1月13日から出されていた「緊急事態宣言」について、兵庫、大阪、京都は2月末で解除されそうな状態にまでなりました(感染者減とは言いながら、残念ながら亡くなられる方がいることは忘れてはなりません)。生徒たちはマスクはもちろんのこと、手洗いや消毒、不要不急の外出自粛等々、とりわけ3年生は「入試」という大きなチャレンジの中で、日々緊張感をもって生活してきたことでしょう。1、2年生も同じく生活に不自由しながら日々の学校活動に協力して取り組んでくれたことに感謝したいと思います。宝塚市内では、感染者や濃厚接触者が一時増加して心配されたものの、今のところ学校でのクラスターは防ぐことができています。

 しかし、これからの行動が一番問われてくると感じます。季節は「春」本番を迎えます。ステキな陽気に誘われてついつい羽を伸ばしたくなるのは当然。梅や桜の花が咲き、穏やかな陽ざしのもと野に山に海にと…。リモートが増えたと聞きますが、まだまだ、毎日動かなければならない人間は極めて多いと思います。ワクチン接種までまだまだ時間がかかる中で、今まで我慢してきた人たちの流れがどっと増えると、必ず前回と同じことが予想されます。海外の「ロックダウン」は感染拡大防止にはとても効果的ですが、経済を回すことについては困難を極めます。その狭間で生きる我々一人一人の行動が再び問われることになりますね。

 ここ「うぐいす台」にある本校から望む朝の空には、毎日、伊丹空港より多くの航空機が次々に飛び立つ姿がうかがえます。一日も早く楽しく安心して移動できる日々が来ることを心より願うばかりです。

2/24 「定期考査」を考える。

試験1

 今年度最後の定期考査【期末考査】(2/24~2/26)が始まりました。

 来年度からの「学習指導要領」本格実施にむけて、各教科の「指導と評価の在り方」が見直されています。市教育委員会の指導のもと、市内の中学校各教科部会で共通理解していく中で、定期考査の在り方も今後大きな課題となっていくでしょう。全国的に見ればまだまだ定期的な一斉テストにて評価をつけていますが、今後は各教科・単元ごとに時期を集中させない方法も研究されています。生徒たちにとってどんな評価が望ましいのかも課題となります。必ずしも100点満点のテストではなく、課題への理解を確認する小テストであったり、単元ごとの確認テストであったりと今までも各学年・教科で行ってきたことを年間を通じて負担なく行うことへの研究が続きます。

 いずれにしてもこれからは与えられた学習ではなく「自ら課題を見つけ、自ら解決していく能力」が問われてくる時代です。今の2年生が大学受験のころには全国的に大きくシステムが変わる予定ですから…。

2/22 不思議なこと…。

web

 本校HPメインページの「お知らせ」欄にリンクがある「公立高等学校入学選抜について」から昨日の推薦等の状況が確認できますのでお知らせいたします。

 ところで…。同「お知らせ」欄にリンクしている本校の旧HPについて、この3月31日まで閲覧できますと示しております。コロナで一変した学校生活は、昨年はどのような雰囲気だったのか久しぶりに見てみると、右上の「アクセス履歴」にカウントがありました。日々のカウント数を見てみると50件ほどの閲覧数があります。HPが市役所のシステムに統合されて見にくくなったというお声を伺ったことがありますが、旧HPからこちらのHPへのリンクも貼っていることもあり、そこから閲覧していただいているのかもしれませんね。

 まもなく閲覧ができなくなる旧HPも感慨深いものがあります。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。 

2/21 電話の向こうでは…。

0221

 本日2月21日(日曜日)14:00

 兵庫県公立高校「推薦・特色・多部制」等の発表が始まりました。14時過ぎから続々と職員室の電話が鳴り、待機していた3年生の職員が出ると「そうか!よかったね!」「おめでとう!」という声が響き渡っていました。時間が少しずれながら残念な結果も届いてきましたが、その後の一般受検への手続き確認のためにちゃんと登校し、顔を見せてくれる生徒も…。

 これからも公立高校一般入試へと続きますが、私立と同じく今回一足先に「春」がやってきた人は、あとから必ず続く「仲間」のために熱いエールを送れる人であってほしいと願っています。ともにコロナと戦ったこの一年の仲間ともあと一か月、自らの志に向かって一中の生徒であることの誇りをもって決してあきらめることなく挑んでほしい。

 まだまだ始まったばかりの君たちの「人生」。どんなことでも限りなく挑戦し続けてもらいたい。

2/19

ワクチンって…。

白線

 いよいよ日本国内での「新型コロナウイルス感染症」予防のワクチン接種が始まりました。

 ところで、普通に使っている「ウイルス」や「ワクチン」がどこの言葉か知っている生徒は少ないようです。大人ですら英語と思っている人も多いらしいのですが、とりわけ医学用語はドイツ語に由来するとわかっていながらも、普通の「外来語」として使われている「日本語の一部」になっていますね。ビジネス用語で難解な横文字が横行する中、これから社会に出ていく生徒たちには普通に使われてる「外来語」の由来ぐらい知っておいて損はないでしょう。(そんなことよりも「アサイン」や「サマリー」「バジェット」に「フィックス」が大事かも…)

 「ウイルス」は「Virus」《vάɪ(ə)rəs(米国英語)》「ワクチン」は 「Vaccine」《væksíːn(米国英語)》が英語の発音ですのでなかなか通じませんからね。そして、一般的な治療薬に使われる「副作用」ではなく「副反応」という言葉もニュースでは使われています。

 それにしても「-70℃」を保つ「保冷庫」や「輸送」には厳戒態勢が取られているようですね。ニュース映像では、どこの運送会社かもわからないようにモザイク(何語かな?)がかけられているのも「襲われる」可能性が否定できなからかもしれません。早く国民に普及し、感染症が「収束」ではなく「終息」することを願うばかりです。

 「おたより」欄に「保護者の皆さまへ」という宝塚市教育委員会からの新たな通知を添付しております。本日、生徒たちに配布しておりますので、再度、ご確認願います。

2/18 変わる、変える、変えていく。【2年生】

学年集会2

 今朝は六甲連山から吹きおろしてくる厳しい風に、登校してくる生徒たちも私も「おはようございます!」のあとに「寒いねぇ」「寒いわぁ」「さっぶぅ~」の言葉がつい出てしまう時間帯です(でも中にはポロシャツで登校する生徒もいるんですよ)。来週後半にある今年度最後の期末テスト前ということもあり、朝の部活動がなく練習する声や楽器の音が聞こえず、どことなくどんより静かな学校はしばらく寂しい朝が続きます。

 さて、今週の学年集会は2年生の順番でした。各委員会からの連絡のあと、先生からの話は「校則」について。現3年生の生徒会執行部が中心となり、みんなの声をまとめ頭髪について変えていきました。しかし、最初に各委員会から「教室移動時がうるさく他のクラスに迷惑をかけている」「掃除中さぼっている人がいる」等の注意があり、さらに放課後の部活動停止期間になると、下校時に集団でかたまって騒がしいと、幾度となく地域の方からお叱りの電話が入る、ということも…。このようなことが生徒手帳にも校則にも書かれていないのは、互いに気持ちよく生活する当たり前の「心構え」ではないか、もう少しで最高学年になることの自覚を、と。

 「校則」についてはマスコミが多く取り上げはじめている中、いろいろと変わる部分も出てくると思いますが、人に迷惑をかけない、人を物を、そして自分を大切にすることは、どこへ行ってもどんな人でも同じことですよね。そして、君たちの「ふるさと宝塚」を大切にできる人になってほしいと願っています。

 不自由な生活が続きますが、感染症対策のマスク、手洗い、消毒、換気を忘れずに。

 「自分は大丈夫だから」ではなく、今は「みんなのために…」ですよ。地域の方もお願いします。

2/17 綺麗を保つ

綺麗を保つ

 今朝は少しだけですが吹雪く時間帯があり心配しましたが、登校してくる生徒の姿は元気そのもので若いエネルギーってやはりすごいなぁと感じました。今しばらくは寒気が降りてくる日があるようですが、徐々に「春」は近づいてきているんだと感じたいですね。

 先日紹介した梅の花はなかなか開きませんが、ここ「うぐいす台」は野鳥に恵まれています。いつもとは異なるさえずりが聞こえてきましたのですが、姿が見えずさえずりを頼りに校門周辺の木々を見て回ったところ、鮮やかな「メジロ」の姿を発見。愛くるしい顔立ちにバードウォッチャーの気持ちがわかる気がしました。

 すれ違う生徒の「声」も聞いていると楽しそうな話題がちらほら…。私立に合格した安堵感からかもしれませんが、公立一般の入試はこれからが大切。

 心も体も、そして身の回りも「綺麗を保つ」習慣を大切に。

 ちなみに「綺麗」の「綺」は、「あやぎぬ(綾織の絹)」を表す言葉で、本来の意味からすると、こちらの表記が正しいと言えます。戦後の常用漢字の改定により、「綺」は常用外となりました。そのため、小説などの場を除き、一般的には「奇麗」「きれい」の表記が公用文として使われるようになっています。2/15の「整える」という意味の強い「綺麗」ですね。

2/16 夜來風雨聲

梅

 中学校漢詩の定番、孟浩然の『春暁』第三句。「夜来風雨の声」と返り点もなく読める句ですね。

 昨夜は台風を思わせる猛烈な爆弾低気圧が日本上空へ移動してきて、遅くまで風の音が唸(うな)るように響き渡っていました。もしかしたら今日(16日)の公立高校の試験に影響があるかもしれないと感じながら「春眠不覚暁」とはいかず、かなり心配な朝を迎えましたが、空は晴れ渡り、気温も穏やかになったようです。

 33人の無事を確認して今日も始まりましたが、残っている生徒たちも応援する気持ちは同じ。みんなを見守ってきた校庭のそばにある梅も膨らみはじめ、今にもはじけて咲きそうです。

 そう「15の春」はもうすぐですね。

2/15 心を整える。

推薦事前指導

 東北地方で震度6弱の地震…。再び、いや幾度となく襲う地震に我々はどうすればいいのか。公共施設として避難訓練や阪神・淡路大震災から広がった防災教育など、あちらこちらで実践されていることとは思いますが、コロナを含めて人々が安心して暮らせる日々はいつになることか。被災された皆様の心労を思うばかりです。

 また、本日「学校関係者評価委員会」を開催いたしました。学校評議員の皆さま、PTA役員の皆さまにご出席いただき、「保護者・生徒アンケート」や「学校自己評価アンケート」をもとに学校の取り組みを評価していただくものです。コロナ禍に翻弄されながらの一年を振り返りながら改めて学校の役割、家庭の在り方、地域のめざすものなどを考える時間となりました。委員の皆さまには緊急事態宣言下にもかかわらずお集まりいただき、貴重なるご意見をいただきました。本委員会のまとめにつきましては改めて報告いたします。

 さて、地震で思い出した言葉があります。数年前にサッカー日本代表の長谷部選手が執筆した「心を整える。」という本。「心は鍛えるものではなく、整えるもの。」というフレーズが印象的でした。私たちは学校の役割としてどうしても「鍛える」という意識が強く出てしまう時があります。最近では「心を燃やせ!」なるセリフが全国区になりましたが、英語にすると「Keep your heart burning!」で、テストによく出る「keep+~ing」の構文ですね。「(心が折れそうになっても)心を燃やし続けろ!」ということになりますか…。

 明日からは公立高等学校の推薦・特色選抜・多部制の試験が行われます(面接の練習をした人たちです)。事前指導が放課後、視聴覚室で行われ、33人に細かな打ち合わせが行われました。打ち合わせを終えて帰る33人に、心を整えて挑むように願い、笑顔とともに「肘タッチ」でエールを送りました。(誇れる一中生たちです。)

2/12 新入生を迎える心の準備【1・2年生】

生徒会

 3年生は私立高校の受験を終え、少し疲れ気味の生徒も見られましたが、再び上靴を持参するなど元気に朝のあいさつを交わすことができました。早いところは本日から各ご家庭に書留速達等で届くと思いますが、多くは明日以降。公立高校推薦等の適正検査(小論文や面接・実技)も来週早々に…。まだまだ緊張する日々が続きますが、志を高く持ち続けてほしいと願っています。

 さて、1/20に行いました「新入生保護者説明会」でご案内した「制服等採寸・申し込み」が、明後日2/14(日曜日)14:00から本校体育館で行われます。今年は校区の小学6年生を対象とした中学校の「授業体験・部活動体験」が実施できず残念でしたが、説明会でこのHPのことを紹介し、少しでも中学校の様子を知っていただこうと努めております。

 その様子の一つ…。朝の登校時は、生徒会執行部が「あいさつ運動」をしてくれています。他の委員会も加わり新入生が通う頃には元気な声で互いに気持ちのいい「あいさつ」できることを期待しています。また、出前授業で本校教師が小学校を訪問している中で、部活動の様子をVTRで流したいとの申し出もあり、各部長さんたちが現在取り組みを進めているところです。新入部員が加わるころには、活動にコロナの制限もなく、部員みんなが気持ちよく活動できる日が来ることを願っています。

2/10 私立高校入試当日

ひこうき雲

 私立高等学校入試1日目
 早朝より3年生の教員は、学校待機組(5:30)・駅前チェック組(6:00)と別れ、それぞれ対応にあたっていました。(「上履き忘れましたぁ~、○○さんがまだ来ない!」等の電話が鳴っていましたが…。)まだ暗いうちから試験会場に臨む彼らの無事を願い、どの中学校でも行っていることです。早朝よりお弁当を用意してくださった保護者の皆さま、笑顔で送り出していただいたご家族の皆さまにも、明後日からそれぞれ吉報が届くことを祈っております。

 そんな彼らを応援するかのように「うぐいす台」の空には美しい「ひこうき雲」がたくさん…。「五輪」関係者でモヤモヤしているTOKYOですが、一中から見える真っ青な朝の空に走る一筋の白いラインは、生徒たちの純粋な夢と希望、そして志と誇りを載せて突き進んでいる姿にも見えます。
 高等学校側も工夫したコロナの感染症対策をとっている様子で、それぞれ面接試験の中止や万が一の時の追試措置など十分な配慮を行っていただいていますが、現在、本校の生徒たちは全員無事に試験に臨んでいるようです。

 登校する3年生はわずかですが、彼らも心は一つ。
 場所は違えど、それぞれ教室でも同じ気持ちで頑張っています。

 受験生の、健闘を祈る…!

2/9 私立高校入試前日

桜

 入試前夜…。(昨年2/9のHPより)
 私が若い担任だった頃、受験前夜にはおせっかいだったかもしれませんが、「準備できたか?」「お風呂入ったか?」「忘れ物しても心配せずあわてるなよ」などなど、よく生徒の各家庭に電話をしていました。自己満足だったかもしれませんが、卒業生から「あの電話で落ち着きました」って聞いた時には、少しだけ役に立ったのかなぁと。
 最近は、固定電話も少なく、学校からこんな時間に電話をするなど失礼にあたるのでできませんが、保護者同様に心配はつきません。

 今夜はゆっくり休んで、明日はスッキリとしたさわやかな朝を迎えてください。
 そして家を出たとき、空を見上げて深呼吸して出発してくださいネ。
 一中生としての誇りを胸に…。

 上記のメッセージをUPしてから一年。今年はコロナコロナで本当につらい思いをさせた3年生たちに、必ずサクラ咲く「15の春」がやってくることを信じて応援しています。

 

   やがて新しい世界が始まる。

   学び続けるきみに力を。

2/9 体調管理とともに…。

玄関前

 昨夜の吹雪が凍り付き、かなり冷えた朝を迎えました。生徒玄関前の水たまりもカチカチで足を取られる生徒もいましたが、前回のように凍ったままの状態は続かず、陽が昇るにしたがってあっという間にとけていました。やはり「立春」を過ぎると、太陽の角度が変わっていくのが早く感じられ、玄関前にも陽の光がしっかりと当たるようになったことが写真からもわかっていただけますでしょうか。

 さて、クイズ番組で有名な東大王なる人物が自動車「運転免許」の筆記試験にかつて落ちていたらしいことがネットニュースで話題になっていました。(こんなことまでニュースになるんですね)そんなことはともかく「大学入試センター試験」から内容が変わったという今回の「大学入学共通テスト」に注目が集まっています。中でも気になったのが、ただ実務的な「処理能力を問う」問題が多いようだという人の感想。我々中学校でも「思考力・読解力」等は、答えの定まらない問題に皆で考えを巡らせたり糸口を探ったりして育てる部分があり、授業で得た知識を生かす思考力や判断力こそ求められる真の学力ではないかと考えます。

 今の生徒たちも3~5年後には大学入試に挑む人が出てくると思いますが、「大学」というものが、入試テクニックにたけた人だけの場所ではなく、それまでの初等教育、中等教育で培っている学力が正しく見極められ、将来の夢につながる最高学府であってほしいと願うばかりです。

2/8 「エコバッグ」をつくる。【2年生】

エコバッグ

 2年生の家庭科では「エコバッグ」を製作中。

 巷(ちまた)で話題の「エコバッグ」。コンビニ(コンビニエンスストア)やスーパー(スーパーマーケット)で普通に商品を入れてくれていたビニール袋が廃止(一部有料化)され、(サザエさんのように)各自がマイバッグ(買い物かご)を持って行って自ら入れなければならないようになって久しい。

 では「なぜ」このような動きが生まれてきたのか。「太平洋ゴミベルト」という言葉が生まれたのが1985年ごろの話。以来、マイクロプラスティック問題を含めた海洋汚染など、様々な環境問題に世界各国がやっと動き始め「SDGs」の取り組みが可視化(ただバッジを付けているだけの人もいますが)されるようになりました。私たち消費者としては「とにかく環境に良さそうだから」と単純に思考を放棄することなく、「自分にとっては、どのような行動が環境によいのか」というところまで科学的、合理的に考えることが、本当の意味でエコロジーを考える第一歩となるのでしょう。

 写真は作業での「密」を避け、被服室と調理室に分かれてミシン(私の頃は「足踏みミシン」でしたが…)を使って作業している様子です。互いに協力し合う「調理実習」がなかなかできないのが残念ですね。

2/8 私立高校入試目前

 昨年のこの時期にもバランス栄養食のCMから「見せてやれ、底力。」のメッセージを紹介しましたが、今年は少し視点が異なり『見えないものと闘った一年は、見えないものに支えられた一年だと思う』という、新型コロナウイルスなど様々な影響を受け、見えないものと闘うなかで心を通わせ合う受験生と先生を描いている。

 もっぱら大学受験の応援CMとして高校生を主人公に構成されているものですが、今年の特徴は、やはりコロナの影響。大好きな部活動ができずに涙する生徒の姿や感染症対策で消毒に追われる先生の姿、オンライン授業の風景…等々。

 学校の先生たちも気持ちは同じです。「見えないものに支えられた一年」

 

2/5 入試カウントダウン

2月

 来週2/10(水曜日)に行われる私立高校の入試。

 いよいよカウントダウンの日々となりました。生徒たちには「やることはやった」と自信をもって望んでもらいたいと願っていますが、最後まで気を付けてほしいのが「体調管理」です。「緊急事態宣言」が延長され、緊張は増すばかりですが、マスクはもちろんのこと、家庭生活でも日々の手洗い、うがい、消毒、そして喚起には十分注意していただき、「その日」を迎えてください。ちょうど来週から「合格発表」です。

 彼らに「桜前線」が少し早く届くことを願っています。

2/4 夕映えのグラウンドにて

グランド

 2月に入り最終下校時間が30分遅くなりました。

 今まですぐに暗くなっていたグラウンドでの部活動は、少しずつ明るい時間が増えていきますが、西側のゴルフ場により陽が当たる場所は限られています。それでも私を見つけた生徒たちは、マスク越しに元気に大きなあいさつをしてくれる姿が一回りも二回りも大きく感じます。中学生のこの時期は知らぬ間に大きくなっていくものですが、ふとした瞬間に気づく「頼もしさ」という感覚は、大人に近づいていく証拠ではないでしょうか。ご家庭でもいつまでも子ども扱いをせず、事を託す気持ちを忘れたくないですね。

2/3 「立春」を迎へ思ふ。

イワシ

 昨日の「2/2の節分」。そして、本日の「立春」。

 どちらも平年から1日早くなるのは124年ぶりのことだそうな。それにしてもこのような世界中の「暦」の歴史をたどってみれば、必ず農耕などの「生活に密着」していることがわかります。当時の志ある人々が太陽や月の姿に興味を持ち、その変化に合わせて生活を変えていく。四季ある国々で「衣・食・住」が進歩していく中で互いに交流が生まれ伝播していく文化ってすごいですね。歴史をたどれば江戸時代には学校など行かなくて済む時代。我々の教育という分野が生まれてきた背景は、本来「文化の最先端」を担う場所だったはず。この中学校を卒業し、いずれ大きな社会に出ていく生徒たちには、様々な出会いを経験しながら社会人になっていくと思いますが、これからの文化の担い手として、コミュニケーション能力をはじめ、グローバル感やSDGsの考え方が必須になってきますね。

 さて、昨夜お召しになった「恵方巻」なるものはコンビニの戦略から一般化したものですが、「豆まき」「イワシ」等々の「邪気を払う文化」はパンデミックの今こそ大切にしたいですね。日々の給食は相変わらずの「黙食(こんな言葉が普通になってしまいましたが)」でも、やはり「食」の時間の彼らの「笑顔」はステキです。

2/2 好きなのはどちら?【2年生】

2年英語

 どちらが好きか?

 残念ながら「恋」の話ではありませんね。舞台は2年生の英語の授業。写真を見比べながら「どちらが好きか」答える練習。「I like A better than B ( I like A as much as B )」の使い方にて。「きのこの山」か「たけのこの里」で白熱した場面も…。今はなかなか行けそうもない「TDL」と「USJ」でも。私は「TDS」派ですが…。

2/2 LL教室での英語【1年生】

1年英語

 LL教室での英語学習。昔のLL機器を取り払い、現在は広めの教室として1年生の英語科で使用しています。広いが故の感染症対策も行い、隣とはビニールで飛沫を防止、空調とサーキュレーターで常時換気を行っています。新館北側にある教室ですので、冬場は陽が当たらず寒いのですが、生徒たちの元気な姿が印象的でした。

2/1 はや二月…。

鼎談

 いよいよ二月(如月)に。

 7日までの予定だった「緊急事態宣言」が延長されようとしている今、学校も一層の警戒をして日々の学習活動を守るべく取り組んでいます。生徒たちには緊張を強いる毎日ですが、少しでも「笑顔」が生まれる学校生活になるよう様々な工夫を行っています。

 本日は月初めの「全校集会」。旧生徒会執行部役員への「感謝状」贈呈、そして、新執行部役員への「任命式」をそれぞれ行いました。今回、私からの講話ではなく、新旧生徒会長とともに「鼎談(ていだん)」を行いました。公式役職の「会談」、二人の話が「対談」、車座になって行う「座談(会)」、学校で行う「懇談(会)」と様々なのですが、三人で話すことを(少し難しいですが)「鼎談」と言います。

 引き継ぎにあたって旧会長からの「想い」が語られ、その言葉を新会長が「受けとめる」。二人には前もって「こんなことをするよ」とは言っていたものの、始まればアドリブでの会話。マスク越しではありましたが、二人ともなかなか見事な「笑顔」で話してくれました。学校行事が制限され、思うような生徒会活動ができなかった中、特に1年生にはなかなか慣れない中学校生活だったこの一年間の出来事を踏まえて、生徒会として一中の「伝統」や「変化」が伝わってくれたらいいなと感じました。

 入試を控え、来月には卒業していく3年生にとって、母校一中を「託せる」2年生集団になってほしいし、1年生や4月に入学してくる生徒の目標として輝いてくれる新しいリーダーたちに期待しています。

感謝状贈呈