校長雑感2021/01~

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1/29 コロナ禍の楽しみ方

図書室

 「ステイホーム」などという言葉が広まり、ある人が自宅でくつろいでいる動画が話題になり久しいですが、本当にこの一年間の休日は、食料品と日用品の買い物以外、外出をしていない人も多いのではないでしょうか。私もその一人ですが、「Go To」を使う時間の余裕もなく、さらに校長としては恥ずかしいのですが「小説を読む」という時間は増えませんでした。今年度コロナ対策で増額された図書予算もあり、本校の図書室には今たくさん新しい本が増え、多くの生徒が利用して読んでいることを聞くととてもうれしくなります。

 以前、ある図書館司書さんのチーフに、『恥ずかしい話ですが、幼い頃の私は本が大嫌いで、ジュールヴェルヌの「海底二万マイル」と「地底探検」しか知りませんでした。でも、その2冊だけは大好きで繰り返し繰り返し同じ本を読んでいる子でした。』と話すと、『たくさん本を読むことも大切ですが、何度も何度も繰り返し読める本に出会えるということはすばらしいことですよ。』と言っていただいたのが心に残りとてもうれしかったです。ちなみに息子がTDSの「海底2万マイル」が大好きでよく一緒に乗りましたが、「センター・オブ・ジ・アース」はコワいですねぇ。(どちらも上記の本がベースなんですが…)

 本校の生徒たちにも、そんな「本との出会い」があればいいなと思いながら図書室をまわりました。

1/28 「入試は団体戦!」学年集会【3年生】

学年集会

 3年生、朝の「学年集会」が久しぶりに行われました。

 中学校生活最後の学期で各委員会を動かしてくれる代表者からそれぞれメッセージが述べられていました。また、運営委員会からは、『進路の違いで授業中の意識の違いが出ているので、互いに気づかう学校生活をめざしましょう』と。

 そして、進路担当の先生からは、今一番大事なことは「体調管理」だと…。先ほどの委員から「入試は団体戦」って言った生徒の言葉を出して、毎年警戒するインフルエンザが全く出ていない現状で、やはり心配するのがコロナの影響。コロナ追試のない推薦入試等のこともあり、「団体戦」を意識して互いに気づかいながら生活してほしいと。さらに、入試では各校「健康チェックシート」類で体温などの記入が高校から求められるなど様々。各受験校で必要なことを忘れないようにともアナウンスされていました。

 それぞれの「道を拓く」ための団体戦…。必ず勝ち上がりましょう一中生!

1/27 みんなの「大きな樹」【1年生】

大きな樹

 旧HP(6/5)で紹介した1年生の階段にある「大きな樹」。

 覚えられているでしょうか? 分散登校から始まった1年生の中学校生活は、極めて不自然な、そして不安な日々だったことでしょう。しかしながら、中学校で制服を身に着け、中学生として少しずつ志と誇りを感じながら生活していくにつれ何かがふと芽生える時期でもあり、その変化と同様に、この「大きな樹」も11月の旧HP(11/16)には紅葉で鮮やかな真っ赤になっていました。近年、幼い考えの子どもたちが増える中ですが、この時期の一年一年は心身ともに本当に大きく「変わる」時ですね。

 そして、この「大きな樹」も彼らとともに育ち、3学期の今は桜の蕾(つぼみ)ができています。先日、あるクラスの学級通信を読ませてもらうと、この「大きな樹」に触れ、こんなことが書かれてありました。

 『サクラの花は夏に「花芽」という小さな芽ができます。~中略~ サクラが開花するためには春のあたたかい気候も大切ですが、冬の厳しい寒さも必要ということですね。みなさんにとってのこの1年も、春の陽気のようなあたたかい出来事もあれば、勉強や部活動などで冬の寒さのような厳しい困難と立ち向かった日もあったことでしょう。もしかしたら今そう感じている人もいるかもしれません。そんなあなたにもきっとあたたかい春がきて、今努力していることが実る日がきます。』と…。

1/27 風の音、それは…。

電線

 今朝のうぐいす台は、六甲山系から吹き降ろす強風に生徒たちは負けじと足を進めて登校していました。坂を上る姿はさしずめ「山登り」にも似ており、「確かな一歩」が体を支えています。中には、上手く背を向けて後ろ向きに上っていく生徒も見られました。近所をいつも散歩される方から「子どもたちはいつも元気で清々しいですね」とおっしゃられた言葉で心があたためられました。

 さて、学校に沿って山から下りてくる電線。鉄塔と鉄塔を渡る長い(おそらく太い)電線が、今朝の強風で「唸り(うなり)」をあげていました。何と表現すればいいかわからない不思議な音は紛れもなく「風切り音」ですね。「風」というものは、まったく見えませんが、このような「音」や「雲を動かしている風景」で目に見えるような気がします。大きな空気の塊の「波」が市内へと下りていきました。ちなみに、私は帆船の帆がいっぱいに膨らんでいる姿から感じる「風」の姿が大好きです。

1/26 English poems【2年生】

英和辞典

 暖かい午後のひととき、英語の授業にお邪魔しました。

 「詩」を書いている2年生たち…。日本語でも「詩」を書くという創作活動は難しくもあり楽しくもありですが、それを英語で実践していく。先日の大統領就任演説でも少し触れましたが、言葉の力は人の心をつかむぐらい無限に広がります。「五感」をいっぱい働かせられる思春期の今だから、また窮屈な生活を強いられているコロナ禍だからこそ「感性」が研ぎ澄まされ、様々な言葉が浮かんでくるやもしれません。期待しましょう!

 さて、「辞書」を使うという作業。ICTの技術が日進月歩で発達する中、PCで英訳などすぐにしてもらえるのですが、そこは「指で辞書を引く」というアナログな世界で、中学生の今しか感じられない「詩」を創作する魅力を感じてくれるかもしれませんね。英語であっても人を傷つけるのではなく、人を癒すことができる言葉を…。

1/25 暖かい陽ざしの中…。

サッカー

 3年生男子体育の授業風景。

 一雨ごとに春に近づいていくと言われるこの時季、本当に陽ざしがまぶしく暖かさを運んでくれました。ちょうど3年生がサッカーの授業をしている時間でしたが、ハーフパンツで思いっきり走り回る姿を見て「中学生っていつまでも走り回れるんだぁ」と年寄りじみたことを考えてしまう自分がいました。もっともっと走り回っていたであろう自分の思春期と比べ、コロナの影響の大きさにつらい生活を強いられている彼らにいま何ができるだろうかと日々自問自答しています。マスクを外して動き回れるわずかな仲間との時間を大切な思い出の一コマにしてほしいですね。

 放課後、職員は私立高校に続いて、公立高校の願書等の点検に集中しています。何度も下書きの練習をしていても誤字脱字が多いのも心配します。書類を「見直す」という作業。アナログですが大切にしたいものです。

1/22 「大統領就任式」

 昨日のニュースは「大統領就任式」でいっぱい…。

 面接練習で「最近のニュースや事件などで気になっていることはありますか?」との問いにこの話題もこれからは出てくるやもしれませんね。毎回(Tさんは別でしたが…)、見事だなと思う「就任演説」。オバマさんは本当に演説が上手かったと感じている中、今回の内容も新聞各紙で和訳された原文が載っていますが、いきなりの「This is America's day. This is democracy's day.」は米国らしいなと感じました。

 私が注目したのは、副大統領のハリス氏の言葉。『暗黒の時代でも、我々は夢みるだけではなく、実行に移す』と。心をわしづかみする力のある言葉と感じました。恥ずかしながら、日本はまだまだ夢みるだけの国かもしれません。

1/22 雨の週末

雨の校門

 雨の週末となりましたが、少し暖かさも感じる一日でした。ここ数日の乾燥した中での潤いに、木々も心なしか元気に勢いを出しているかのように見えたのは気のせいでしょうか。よく「三寒四温」と呼ばれるこの季節。冬きたりなば…、ではないですが、春を待ち望む人々の気持ちと同時に、コロナの収束を願う思いはみな同じではないでしょうか。しかし、まだまだ「マスク」「手洗い」「消毒」が必須の苦しい学校生活は緊張の日々が続いています。

 先日、地域の方からのお手紙(直接ポストに入っていました)に、部活動後の下校時にマスクをしていない生徒たちの集団とすれ違うことに対する不安のご指摘がありました。迷われた末でのお手紙とも書かれてありました。コロナ禍は約一年になりますが、日々、下校指導でもマスクのことは注意徹底を行っているのですが、一歩学校を出ると…。「これからも、私は生徒達の行動を見ています。ぜひ変化が生じてくることを期待しています。」ともありました。

 どうか、地域にお住いのお一人として、地域で育つ彼らに対して、ステキな大人の温かい「一言」をかけていただければ、彼らは必ず素直に「気づく」と信じています。

 

1/21 面接練習【3年生】

面接練習

 15日の金曜日からスタートした3年生の「面接練習」。コロナ禍の影響もあり、面接試験を中止する私立高校もありますが、公立高校の推薦組は自覚と責任をもって臨んでほしいと願っています。

 さて、校長室に初めて入る生徒も多く、ドキドキ感でいっぱいの緊張感がマスク越しでも十分伝わて来ます。普段の会話と違い改まった面接の場。「志望した理由は?」の問いに、用意した内容で言葉を選びながら話してくれるのですが、覚えたものを言おうとするとどうしてもぎこちなく原稿を読んでいるようなものになってしまいます。巷では入社試験もオンライン化される会社も増え、ますます「言葉」と「表情」での「表現力」が問われてくる時代に、「自分」とは何かを改めて見直す場として考えてほしいですね。偏差値や進学率で選んだだけではこれから3年間生活するその学校の本当の魅力は見えていないのかもしれません。

 真面目にコツコツと読み書きに終始していた「自分」。そして、今いったい自分は何をしたいのか、なにをめざしているのか、そのために今まで何をしてきたのか、どんな力(長所)を身につけているのか、そして、どんな課題(短所)を克服しようとしているのか、話題になっているニュースについての自身の考えは?、あなたが興味を持っていることは?等々…の質問を聞き、的確に話すという面接。大人でもなかなかうまく話せないものですが、ステキな大人への第一歩として、これから先も、どんな場所であっても「自分」のすばらしさをアピールできることを期待しています。

1/20 新入生保護者説明会

新入生説明会

 本日、緊急事態宣言下ではありましたが、次年度に向けた「新入生保護者説明会」を体育館にて行いました。感染症対策を可能な限り行いながらソーシャルディスタンスを保つためとはいえ、寒い中をご辛抱いただきましたこと心より御礼申し上げます。寒い中でしたので時間短縮を図るため省略した部分もございました。また、欠席されたご家庭には、小学校を通じ資料をお配りいたしますが、ご不明な点は遠慮なく連絡いただければ幸いです。

 現6年生にとってもコロナ禍の影響は大きくのしかかっており、残りの小学校生活も心配が絶えませんが、本校へ入学後は安心できる世界に戻り、元気にたくましく素敵な生活が始められることを願うばかりです。

 そして、新入生を迎えるための花々がそろそろ蕾(つぼみ)をつけ始めました。このプランターの花々もみなさんの入学を楽しみにして待っていますので、卒業まで体調管理に努め、小学校での思い出作りのまとめをしてください。

1/19 阪神競馬場

阪神競馬場

 再び雪の朝。うぐいす台から望む風景に「阪神競馬場」の姿があります。近くに行くと「宇宙船」のような銀色の建物に圧倒されますが、学校から見下ろす景色の中では馬場のルートが大きく手を広げたようにも見えます。一年を通して眺めていると競馬が開催されていない日でも、日々手入れが行われているのがわかります。時を見て「芝」を張り替えている様子。何か大きなもので覆っているとき。昨日は消防訓練かと見まがうばかりの散水。そして今朝の雪景色。「甲子園球場の芝や土」の管理は有名です。人知れず日々頑張っている人たちの姿を想像できる一中生に育ってほしいと期待しています。

 「阪神競馬場」の歴史をたどると、戦後、西宮市「鳴尾競馬場」からこの地(当初はもう少し西側の予定だったようですが)に移転し、震災を乗り越え現在に至ります。震災の折、開催できなかったGIレースが「京都競馬場」で代替開催されたように、今回の「京都競馬場」改装に際し、昨年のエリザベス女王杯やマイルチャンピオンシップに続き、「春の天皇賞(27年ぶり)」「菊花賞(42年ぶり)」「秋華賞(初)」などのレースが「阪神競馬場」にて開催される予定だそうです。地域の方々には交通渋滞などお困りな点もあろうかと思いますが、JRAからは宝塚市にも様々な支援をしていただいています。(競馬ファンではありませんが、馬の目ってかわいいですね)

 天災だけではなく、困ったときには互いに助け合うという姿勢は、いつも大切にしたいですね。

1/18 語り継ぐことの意味。

1.17

 「なくなった6434人の中に、先生のお兄ちゃんがいます。」

 震災から26年経った昨日の「1.17」。芦屋市で25歳の小学校教諭が震災授業を行ったニュースを見ました。「私は震災を経験していないし、兄に会ったこともない。でも、兄のことを伝えられる。」と…。新聞、TV、NETなど様々なニュースが報道される中で、特に印象的だったものです。戦争と同じく「経験」していない人がどんどん多くなる中、「語り継ぐこと」の大切さがいろいろな場面で話題に上ります。SNSや日常生活で簡単に「死ね」という言葉が交差する時代に生きる生徒たちにも、1つ1つの「命」を語り継ぐ言葉の大切さを見直してほしいと願っています。

1/15 「その日」は必ずやってくる。

避難訓練

 明後日の日曜日に26回目を迎える「1.17」

 本日は、コロナ禍で実施できなかった「避難訓練」を行いました。全校生徒が集合するのは体育大会代替行事の「エクサ祭S」以来。再び「非常事態宣言」が発令され、日々不自由な生活を余儀なくされている生徒たちに降り注ぐ陽の光が今日はとても暖かく、天災とは異なる「自然」が味方になったひと時でした。避難指示から点呼完了まで7分28秒。例年よりも早く、静かに、そして冷静に行動できる頼もしい一中生の姿がそこにありました。

 「祈念集会」は教室に戻りリモート放送で行いました。震災で亡くなられた方々への黙祷(もくとう)をはじめ、彼ら生徒たちには生まれる前の出来事「1.17」にまつわる講話をしました。実際、あの日の私は何もできないまま崩れた屋根や散乱する家具に埋もれながらしばらくは身動きが取れず、なんとか脱出して勤務校へ向かう道の凄まじさは忘れられません。「その日」は必ずやってくる。その思いでお話をしました。

 また、本校が震災被害を受けながらも避難所としての名残があることもお知らせしました。プールのポンプ室に残るパイプ。当時、自衛隊によって「お風呂」が設営された時の湯沸かし器からの給水パイプが今も…。そして、全国各地から応援に駆けつけてくださった自治体の「給水タンク」などが新館西側にあります。「当時のことを忘れないように」との願いが感じられますね。

 その後は、生徒会執行部が「防災クイズ」を企画してくれました。この数年「防災意識」が高まり、各ご家庭でも様々な工夫がされていると聞きます。「非常持ち出し袋に入れる食料の選び方」や「一週間に必要とする水の量は?」をはじめ、「その日」を想定した質問の数々。さて彼らは何問正解できたでしょうか。彼らが発信してくれる新しく磨かれた「防災感覚」に期待したいですね。何よりも大切な命のために…。

給水タンク

防災クイズ

1/14 「学年集会」での一言【1年生】

1年生学年集会

 本日、体育館での「学年集会」は1年生の順番。

 先日の「生徒会各部委員会」で1年生の学年代表になった生徒たちから、3学期の目標などについて次々に発表されていました。少しずつ中学校生活にも慣れて小学校の「児童会」とは異なる「自治活動」を進め始めている彼ら。小学校では最高学年として下級生の見本となるような活動をしていたに違いないと思うのですが、中学校では先輩が率先して活動する姿に少し甘えが出ていた生徒も。まもなく後輩が入学してくることに対して「自分たちで」と活動し始めている生徒が増えていることをうれしく感じます。

 私が訪れたときは、ちょうど「図書委員会」だったと思います。『たくさん本を読んでもらって、○○先生のように"知的で爽やかな"学年をめざします。』のような一言が印象に残りました。

 「"知的で爽やかな"学年」いい響きですね。

1/13 今そこにある危機

1年理科社会

 1年生社会科の授業では「限界集落」の話題が…。地域医療体制が整わず、ドクターヘリの必要性が生じる過疎地に焦点を当てていました。コロナ対応で今まさに危機的状況を迎えている逼迫した医療体制を学ぶことは、各自治体の課題を知るきっかけにもなるでしょう。単に知識としてだけでなく「こうすれば」等という「工夫」が提案できるような社会人になれば素晴らしいですね。

 また、理科の授業では地震の「P波・S波」について学んでいました。「いま地震が起きたらどうする?」という意識は常に持っておかなければなりません。まもなく1.17を迎える我々にとって、ドラマの「〇〇はつづくよどこまでも」ではなく、学び続けよいつまでもと言われるのは、大切な人の「命」を守るためです。このコロナ禍の苦しい日々も同じこと。悲しくつらい様々な「教訓」から学んだことは、きっと来る危機に役立てましょう。

1/13 コロナも凍結したいもの…。

凍る玄関前

 昨日の降雪が嘘のように今朝はよく晴れ渡り、風も少なく生徒たちも元気に登校しています。しかしながら、校門を一歩入ると校舎の影があたたかい陽の光を遮り、朝の冷気が昨日の積雪の残りをガチガチに凍らせていました。坂の下で生徒たちにあいさつをしながら「生徒玄関前がまだ凍っているから気を付けて」と付け加えると約2割の生徒が「はぁ~い」と返してくれ、数名からは「ありがとうございます!」の返答が。こういうあいさつのやり取りはとてもうれしいですねぇ。以前、TV放送での全校集会で「会釈」の話をしました。『あいさつの言葉がスッと出にくい人もいるけれど、少し頭を下げる「会釈」という文化が日本にはあるんだよ。それだけで気持ちが通じるんだよ。』と。再び自粛生活を余儀なくされ、マスクの徹底・発熱の有無・健康観察など学校が求められることは緊張を増します。しかし、「コロナ慣れ」が「緩み」にならぬよう生徒たちの協力も必須です。あいさつ同様に気持ちで「協力」の姿を示してほしいと願っています。

 まもなく関西にも「緊急事態宣言」が発出されようとしている中、以前のような一斉休校は実施しないとの通達ですが、日々緊張感をもって感染症対策を講じ、大切な「人づくり」の学校生活を進めていきます。

1/12 武道等指導推進校

柔道

 本校は文部科学省の「武道等指導充実・資質向上支援事業」の推進校として、従来より「柔道」の授業において外部講師を招き、教員も研修を受けながら授業実践に努めてきました。相変わらず専用の「武道場」が建設されていない本校ですが、体育館に自分たちで畳を敷き詰め気を引き締め頑張っています。

 写真の2年生は昨年度初めて経験をして今回は復習の最初の時間。姿勢に続き動きも身についてきた様子。全柔連の感染症対策指針にのっとり、マスクをしたままでの体育の授業ですが、今年度はこの「柔道」に加えて「合気道」も専門家を迎えて、共通する足さばきなどの動きや武道に対する「心」を学んでいきます。

1/12 真っ白な、そして静かな朝

雪の朝

 予報通り夜の雨は早朝から雪に…。

 早く登校した生徒たちがゆきだるなをつくったり、除雪を手伝ってくれたりとあわただしい朝でした。年に数回あるかないかの積雪ですが、本校の雪景色はいつもながら美しく、そして、いつもながら静かな朝です。

 あの「震災の日」も寒く、静かな朝でした。週末には忘れられないあの日「1.17」を迎えます。

1/11 ハレの日「宝塚市成人式 "20歳のつどい"」

成人式

 昨日11日は「成人の日」。

 宝塚市でも新しく建て替えられた「宝塚ホテル」を会場に、「中学校区別」で3回に分けて行われたました。オンライン中継もされており、各実行委員の方が工夫して「ハレの日」を立派に迎えている姿を見ると、今の生徒たちもあと5年も経てば、すぐに成人の日を迎えるのだなぁと感慨深げに観ておりました。

 実は、私の成人の日は大変でした。メールもスマホもない時代、前日にある手紙を出そうと郵便局へバイクで走っていた時、道路わきの駐車場へいきなり左折してきた車に激突…。目撃情報では8~10mは飛ばされたとのこと。幸い頭部をかばうように着地したようで自車のハンドルがぶつかったことによる肋骨の骨折だけで済みました。あと1m飛んでいたら電柱に激突し命が危なかったと聞きました。そんな翌日の成人式に出席できるわけもなく…。

 コロナ禍で中止や延期の自治体がある中、制限はあったものの「ハレの日」を無事に迎えられた卒業生たちに、幸せな人との出会い、ステキなめぐり逢いがあることを願うばかりです。

1/8 靴の踵(かかと)が泣いている…。

新館の廊下

 本校の新館は耐震化の建て替えで新しくなったもの。柱は太く、廊下も広く、北側に特別教室があるので廊下が冷え込むことも少ない。そんな新館を回っているとPC室から授業の声。「ん?体育科の教師の声か?」と思いのぞかせてもらうと1年生体育の授業中。今日のような寒い外でいわゆる体育座りをして震えながら聞くよりもしっかりと心に響くかと。

 そんな中での話に運動にふさわしい靴の話題が。昔はよく上靴・下靴を問わず、靴の踵を踏みつけている生徒が少なくなかった時期があります。極めて少なくなった今でも、そんな生徒を見かけると「おぉ~い!靴の踵が泣いてるぞぉ~。」と声をかけます。今は照れくさそうに履きなおしますが、昔はなかなか…。「痛い痛い!ってきこえるんやけどなぁ~」としつこく言っていました。最近は運動にふさわしく、つまり、踵やアキレス腱、足首を保護する工夫がされ、踵に固めの素材を入れてホールドしている。そんな「技術者の努力」で生まれた靴の踵を踏んでしまうと、あっという間にボロボロになってしまいます。「ものを大切にする心」は、いつも大事にしたいですね。

 向かいの教室では1年生英語の授業。今は「単語テスト」とは言わず「スペリングコンテスト」です。全202問の完全正解をめざしてペンを走らせる音が心地よく響きます。

1/8 凍れる「うぐいす台」

氷

 昨日の「暴風雪警報」は夕刻には解除されたものの、引き続きの注意報。そして、今朝もかなり冷え込むことが予想されましたが、「風」が吹かなかった分、少しは凌(しの)げる範囲だったのかと思われます。生徒たちもマスクをしているので、いわゆる「白い息をしながら」ではなく、「息を切らしながら」元気に登校していました。やはり、坂を上ってくるためか「熱い!熱い!」と声を漏らす生徒も。無邪気に玄関前の氷を踏み壊して遊んでいる姿が微笑ましく…。

 感染拡大が全く収まらない首都圏の一都三県が、再び「非常事態宣言」下に。2週間前といえばクリスマスの頃かと思うと、その後の年末年始の人の動きがこれから影響してくるのは必至。近畿の三都(大阪・兵庫・京都)からも国へ要請の模様を鑑みると、学校の対策もさらに緊張感を増しています。受験を控えた3年生のためにも、学校だけでなく家庭・地域全体で生徒たちを見守っていかねばならないと感じています。

1/7 暴風雪警報による「臨時休校」

風対策

 まだ明けやらぬ午前4時15分…。枕もとのスマホから緊急連絡の通知に驚きました。「暴風雪警報」とは…。今まで長きにわたり台風による暴風や大雨による各種警報には、さんざん悩まされました。台風接近のように前日から極めて強い低気圧の接近、大型寒波が襲うとの予報は聞いていたものの、「暴風雪」の表示に思わず窓を開けて外を見てしまいました。「えっ!雪なんか全く…」が第一印象。しかし、これからのことを思うと…。

 学校からの一斉メールとHPのUP作業を終え、職員との打ち合わせ。その後には各職員が風対策で校内にある物の暴風対策と坂道の融雪剤対応。小雨が霙(みぞれ)になったり雪っぽくなったりしながらも陽の光は輝きを保ち、風が鋭く音を立てて吹き荒れる宝塚第一中学校でした。

 安全パトロールに回った職員からは、生徒たちの姿はほとんど見られず、自宅にて学習?してくれていると期待しています。(「七草粥」なんて作ってみたりする生徒はいないものか…。)

 しかしながら、明朝にかけても心配な状況は続くようですので、ご家庭でも十分ご注意願います。

1/6 生徒会「各部委員会」

各部委員会

 放課後には、生徒会現執行部役員が進行を務める最後の「各部委員会」。

 各部とも2年生がかなり自覚を持った発言を行っており、3年生も安心してバトンタッチできるのではないでしょうか。また、1年生も「生徒会」活動に少しずつ慣れ、「自治活動」を行おうとしていますが、まだまだ先生の力を借りようとしている姿が可愛くもあり…。がんばれ1年生!

 放送委員は、活動の拠点である「放送室」を見学。操作盤の扱い方や校内放送の手順を委員長からレクチャーされていました。コロナ禍が続く以上、放送室の役割はぐっと増えてきましたね。

1/6 早や「実力考査」…。

学習理解度調査等

 本日1・2年生は「実力考査」、そして、2年生は市内統一の「学習理解度調査」を行っています。

 昨日は各教室で委員や係を決めた後、短い冬休みの様々な思い出を語り合う和やかな雰囲気が多く漂っていましたが、今日はお正月気分も抜けてひたすら緊張感でいっぱいですね。(給食は嬉しそうでした!)

 1年生も中学校のテストにだいぶ慣れてきた様子で、問題用紙と解答用紙をうまく並べて鉛筆を走らせています。2年生の「学習理解度調査」は、今後の進路指導にも役立てる指標となるもので、3年生への準備と言えます。自分の立ち位置を知り、何が理解できていて何が不十分なのかをしっかりと整理してほしいと願っています。

 そして、3年生たち…。テストに臨む姿勢はもちろんのこと、何度も解答を見直したり、最後まであきらめないで考え抜いたりしている姿が、まさに「熱気」となってビンビン伝わってきます。今の集中力を互いに肌で感じつつも、義務教育最後の数か月間、本校での生活を楽しんでほしいですね。

1/5 少し早い…。3学期「始業式」

始業式

 『武庫山おろし吹くなべに~ 昔を今に逆瀬川~』
 いつもなら、生徒が高らかに歌い上げ、響きわたる本校の「校歌」ですが、いまだに体育館には全校生徒が集まれないリモートでの放送…。(慣れないですね)

 さて、そんな3学期の「始業式」。
 私からは昨年と同じ「干支」の話を再び…。(2・3年生は覚えていたかな?)
 うし年の「丑」は、なぜ「牛」じゃないんだ!とか、
 「甲乙丙丁戊己庚辛壬癸」の『十干』と、
 「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥」の『十二支』とが
組み合わさる「十干十二支」の60通りだと…。
 そして、今年は「辛丑(かのと・うし)」
 「学校通信1月号」と生徒から聞いていただければ幸いです。

 その後は、生徒会執行部から、それぞれ新年の抱負が述べられました。

 新型コロナウイルス感染症の拡大により、首都圏では再び「非常事態宣言」が発令されようかという状況を鑑みたとき、我々阪神間で生活する者も、より一層緊張感をもって生活しなければなりません。生徒たちにはまだまだ不自由な学校生活を強いることになりますが、互いにマスク越しでも「ステキな笑顔」になれる日々にしたいですね。

 

1/4 今年は明日から「3学期」

絵馬

 官公庁とともに学校も本日が「御用始め」
 各企業等も本日が「仕事始め」のところも多いはずですが、このコロナ禍では国の要請によって、12日からという話も伺います。本校でもコロナの影響で短くなった「冬休み」でしたが、明日の「始業式」等に向け、3年生を中心に多くの教職員が出勤し準備を始めています。
 明日の「始業式」には、生徒たちのステキな笑顔に会えることを楽しみにしています。(相変わらず放送でのリモート「始業式」にはなりますが…。)

 さて、宝塚市教育委員会より「メッセージ」が届いております。
 なお、各家庭へもこの後メール配信いたしますのでご確認願います。

【メール本文】
保護者のみなさま
及び生徒のみなさんへ

〇保護者のみなさまへ

 新たな年を迎え、新学期が始まります。気になることや心配なことがありましたら、ご家庭で抱え込まず、学校や教育委員会、専門家などにご相談ください。

〇児童・生徒のみなさんへ

 新学期がはじまりますが、みなさんのなかに、「学校に行きたくない。」「心配なことがある。」などで、しんどくなっている人はいませんか。一人で悩まず、家族や学校の先生などの身近な人や電話相談を使って誰かに相談してくださいね。

宝塚市教育委員会

 

1/4 「春風献上」

2021注連縄

 《令和三年 2021年》
 明けましておめでとうございます

 皆さまには瑞々しい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 本年も『宝塚市立宝塚第一中学校』HPを どうぞよろしくお願いいたします

 さて、本校HPも昨年12月より宝塚市のシステムに統合され、画面も新たになりましたが、引き続きご覧いただいていること誠にありがとうございます。「学校評価」のアンケートに「いつも楽しみにしています」といううれしいお言葉や「見にくくなった」とのお声も聞こえる中ですが、皆さまのご期待にそえるよう、日々さまざまな観点から情報をお届けしたいと思います。生徒の中にも「見ています。」と言う声を聞き、今まで同様に応援メッセージもパワーアップしていきたいと思いますが、ぜひ、親子やご家族のコミュニケーションでの話題にもしていただければと願っています。