目に青葉 山ほととぎす 初鰹   山口素堂

ID番号 6008676 更新日  2023年5月18日

印刷大きな文字で印刷

新緑の学校

山口素堂は江戸時代の俳人で松尾芭蕉とも親交があったと聞きます。この俳句歯切れのよさだけでも「いいね」と思いますが、なんと「青葉」「ほととぎす」「初鰹」夏の季語が3つも入っています。複数の季語を使うのは、本来なら俳句としてはタブーです。しかし、視覚、聴覚、味覚の三つの感覚で初夏のすがすがしさを表現しているところが見事、という評価を受けています。今回の「新緑の句会」の中に、「初鰹」を使った句がひとつ。誰がこんなませた(?)季語を使ってるねん?と感心しましたが、なんとこっそり(?)担任の先生の作品が混じっておりました。さすが、大人の俳句といった感じでしょうか。生徒たちといっしょに、ちょっとやってやろうかという、その気持ちがうれしいじゃないですか。

今週、天気がいいですね。学校からも目に映る緑が美しいと感じます。日中は気温もかなり上がっていますが、さすが高台にある五中。ときおり吹きぬけていく風がさわやかです。そんな中で6月8日の体育大会に向けた練習が始まっています。特に手作りの集団演技を控えている3年生は大忙し。紆余曲折、試行錯誤はあるのでしょうが、いい仕上がりになることを願っています。見てもらう人に感動を・・・は、もちろんそうあればいいと思いますが、何よりも自分たち自身が満足できる中身になってほしいと思います。