二階建て地下の書庫から本探し 人生七週なきゃ読めない  生徒作品

ID番号 6008980 更新日  2023年6月16日

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紫陽花

校内を歩いていると2年生の廊下にトライやる短歌が。ちょっと足を止めて読ませてもらいました。表題の作品はその中の一首です。

図書館での体験学習。リクエストを受けた本を探しに書庫へ。まず、書庫にある本の多さにびっくり。これだけの本を読もうと思ったら大変。その大変さを「人生七週」という言葉で表現しているところが面白いですよね。

短歌も俳句も定型の短文詩だと思うのですが、それぞれによさがあります。生徒たちにとっては、より自分の気持ちを詰め込める短歌の方が作り勝手がいいかもしれません。何を言いたいのかもわかりやすい。俳句は、短歌より少ない言葉数の中で、奥行きや広がりを想像できるよさがあります。どうでしょう? 2つは似ているものなのでしょうか? その割には短歌も俳句も達人という過去の偉人は、あまり聞かないような気もします。似て非なるもの? トライやるや修学旅行、体育大会のような学校行事が題材なら、作文に近い感覚で、短歌の方が作りやすいかもしれませんね。でも、単なる感想文ではなく、「人生七週」のような工夫されたワンフレーズを使うことで、ぐっと仕上がりがよくなるような気がします。