梅雨晴れの結葉光ひるがえる 隣の君は鉛筆の音

ID番号 6008994 更新日  2023年6月19日

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梅花藻

今日から3日間は期末テスト。月曜日にテスト時間割が入ることはあまりないので、生徒たちどうでしょう、土曜日曜を有効に使えたでしょうか。1年生は実技教科のペーパーテストは初めての体験。絵が苦手、走るのが苦手、歌うのが苦手・・・という人たちは、苦手な部分を補えるチャンスだといえるかもしれません。手を抜かずに取り組みたいところですね。

と言いながら、表題の一首。テスト前の自習時間、自分もしっかりやらなきゃいけないのに、隣で一生懸命鉛筆を走らせているクラスメイトが気になる、そんなワンシーンです。3年生は進路希望調査のさなか。これからいろんなことで迷ったり、悩んでいくんだろうなと思います。あんまり飛ばしすぎると早々にバテテしまうこともあります。確かに言えるのは、今できることをコツコツと積み上げていくしかないってこと。

「結葉(むすびば)」は、葉と葉が重なり合い、結ばれたように見えること。ふと目をやると、葉を透過した光が気持ちよく、希望や願いが浮かんでくる 。そんなイメージの夏の季語だそうです。短歌に季語は関係ないわけですが、なんだかステキな言葉ですね。