水無月にそっと確かめたチムグクル ブーゲンビリアの紅がまぶしい

ID番号 6009032 更新日  2023年6月23日

印刷大きな文字で印刷

ブーゲンビリア

6月23日沖縄慰霊の日。

朝の職員打ち合わせの時に、3年生の先生が、「今日は沖縄慰霊の日です。」という話をしていました。修学旅行で訪れたことを思い出しながら、クラスでそんな話題にもふれてくれれば・・・との願いからでしょうか。給食の献立も、タイミングよくゴーヤーチャンプルー。地理的には遠く離れていても、つながりを感じる場面はたくさんあります。

昨日も話題にした追悼集会での「平和の詩」。今年は、高校生の詩ということでぐっと大人びた表現をしているとともに、高校生ならではの純粋さもよく感じられる詩だと思いました。過去を生きた者から今を生きる者へ、さらには未来を生きて行こうとする者へ引き継がれていく「チムグクル」。「チムグクル」とは沖縄の言葉で「まごころ」という意味だそうです。戦争とは対極にある言葉だなと思います。沖縄の今を生きる若者は、もしかしたら本来の沖縄言葉を知らなくなっていることだってあるかもしれない。そうであっても、おじいおばあやおとうおかあから口づてに聞くことで、つながっていくのかもしれませんね。朝のニュースでは、高校生が「沖縄戦の語り部」になりたい、というのを見ました。実体験をした人たちが高齢化し、後継者がいないという話を聞く中で、戦争を知らない世代が自ら学んで先人たちの志を引き継いでいく。私たちに何ができるか。その問いへの一つの答えなのかもしれませんね。