空蝉の手の中にある軽さかな

ID番号 6009296 更新日  2023年8月25日

印刷大きな文字で印刷

夏の海

先日、とある部活の生徒たちが、職員室入り口にやってきて宿題進捗状況のチェックを受けていました。夏休みの終わりにはよく目にする光景です。これとこれはできました。これがまだ残ってます。すぐ横で先生と生徒のやり取りを聞いていましたが、ちょっとした傾向があるようです。まだできていない宿題の中に、「読書感想文」「理科自由研究」が含まれていることが多い!? これって、時間のかかる課題なのでは? あと1週間ちょっとで大丈夫なの? ありがちな話ではあるものの・・・。「宿題が終わってないから(学校に)行きたくないなあ。」そんなことにならないように、ラストスパートです。万が一終わってなかったとしても(ホントはこんなこと言ったらイカンのですが)、29日には元気に学校へきてくださいね!宿題にも是非があります。ないとまったく勉強しないからやっぱり必要。それも一理。でも、全教科自由研究というのも魅力的。与えられたものをするのではなく、自分が必要だと思ったこと、したいと思ったことをやって、「こんなことしたよ!」と言ってくれるのもいいなと思ったりします。

表題の一句。「空蝉(うつせみ)」は中学生のお題としては難しい言葉です。初めて聞いたという人もいるかもしれません。何気なく見つけた蝉のぬけがら。そこには「命」や「夢」といったものを感じとることができるかも知れませんね。