宿題の俳句づくりは祖母の課題  (生徒作品)

ID番号 6010168 更新日  2024年1月23日

印刷大きな文字で印刷

プラットホームの花

休みの課題としていた俳句作り。たくさんの生徒が投句してくれました。総数415句。今、俳句王決定に向けての投票集計や優秀句を選定中です。(楽しい時間!)その中から表題の一句。どうもおばあちゃんにまでご迷惑をおかけしているようで。生徒たちが作る俳句には家族がよく登場します。身近な人とのふれあいの中から、ひとつのシーンを切り取る。その切り取り方に工夫があったり、ユーモアがあったり、日常感があってとてもいいと思います。そもそも俳句には見たものをありのままにという写実性をもとめる要素があります。手元にあった「日めくり俳句」で今日の日付のところを見ると、夏目漱石の俳句。「乾鮭(からざけ)と並ぶや壁の棕櫚帚(しゅろぼうき)」壁のある2つのものを見たままにということではありますが、この取り合わせと冬感が見事に表現されていると感じます。校内句会では、そこまで硬いことは言いません。川柳的な面白い句があってもいいと思いますし、季語がメインでなくいのもアリだと思います。17音の短い作文の中で中学生らしい日常が描ければ、それで十分かと思います。いつもめんどくさい校長の宿題につき合ってくれている生徒たち、それに、もしかしたら巻き込まれているおばあちゃんにも感謝です。