春や昔十五万石の城下かな (正岡子規)

ID番号 6010636 更新日  2024年4月4日

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桜咲く

新年度となり、今、新学期の準備真っただ中です。

例年より遅れていた桜も咲き始めました。この様子だと、始業式、入学式の時にもいい感じになりそうです。ただ、お天気の具合が・・・。

春を詠んだ俳句や短歌は数えきれないくらいあります。その中から、正岡子規の俳句をとりあげてみました。城下町松山の春を詠んだ名句です。桜という言葉は登場しませんが、17音の言葉から城下町松山のうららかな春の情景が、ありありと浮かんでくるような気がします。上手いっ!(めっちゃえらそう!?)

春の俳句といえば、中学生駅前俳句ギャラリーに2期連続でさっ中生の句が選ばれました。写真にある「春愁や短きズボンあと1年」です。作者は新3年生。いつの間にか身長が伸びて、制服のズボンのすそが短くなってしまった。この制服を着てこの学校ですごすのもあと1年。この1年は受験もある。そして卒業。まだ少し時間はあるけれど、いろんなことを考えて物思いにふけってしまうなあ。そんな気持ちを俳句にしてくれたのかなと解釈しましたが、さて。

週明けから、ひとつ学年があがった生徒たちが登校してきます。そして新1年生も。それぞれの「さっ中物語2024」の始まりです。