美ら海に生まれて生きて18年 祈りはとどくそう信じてる

ID 6011185 更新日  2024年6月24日

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美ら海

6月23日は沖縄慰霊の日です。1945年、大きな被害を出した沖縄戦が組織的に終結したとされる日です。毎年、沖縄ではこの日に慰霊の式典が開かれ、学校もお休みになります。その式典の中で、子どもたちが書いた「平和の詩」が朗読されます。今年は都高校3年生の男子生徒が、「これから」と題した詩を読みました。戦争を知らない子どもたちが、戦争の悲惨さに目を向け、平和への強い思いや願いを言葉にする。胸を打つものがあります。

「誰かが始めた戦争」彼はそのフレーズを繰り返します。そこに住む人たちが望んだものでは決してない戦争。多くのものを奪っていった。「戦争の後遺症」は今もこの地に影を落としている。沖縄への修学旅行は、沖縄の人たちと私たちが祈りを共有する場であったかもしれません。残念なことに、諸々の理由から沖縄への修学旅行は難しくなってきています。でも、6月23日。この日を思い出し、子どもたちの詩に耳を傾ける。それだけでも祈りを共有し続けることはできそうです。