雨上がり花弁に残る水滴に 映った君は笑ってたよね
すっかり梅雨モードに入りました。朝の五中は白い霞の中。そんな風景も下界とはちょっと違います。湿気も多いので、廊下の掲示物もしわしわ。廊下もすぐ濡れたようになります。気分よく過ごしにくい季節です。でも、生徒たちは元気。校長室の窓の向こうから、プールの授業のにぎやかな声が聞こえて来ます。
3年生の教室の前を通りかかると俳句の鑑賞の授業をしておりました。(おぉっ!)雨のしずく、水滴・・・といって思いつくのは「芋の露連山影をただしうす」の句です。教科書にも登場しますかね。これは!と思わせるすごい句です。それにあやかって、全く重みはちがいますが、表題の一首。雨上がりのデート。つき合ってくれたけど、君の気持ちはよくわからない。すぐ隣にいるけれど、いったいどんな顔をしているのか。まじまじと見るわけにいかないし。でも、花びらの水滴に小さく映る君は、にっこりとほほ笑んでくれていた。ホッと胸をなでおろす僕。そんなストーリーです。
昨日、学校運営協議会を開きました。学校関係者、地域の方、保護者の方で構成するこの会議では、学校運営に関してそれぞれの立場からご意見をいただきます。大きな話題になったのは「小中一貫校への移行」「部活動の地域移行」です。小中一貫校については、まだ具体的なプランが示されているわけはありませんが、この五月台地区で研究を進めていくという方針があされています。阪神間でもすでに小中一貫校として再編された学校はありますが、果たして子どもたちにとってメリットがあるのか。十分に検証していくことが必要だと思います行政目線の人件費等のコストカットが主目的ではイカンということです。部活動の地域移行も先行きが見通せません。学校の当事者ですらそういう状態ですから、これから中学校に入学しようという子どもたちや保護者の方たちにとっては、大きな不安材料です。かといって学校独自に進めて行けるものでもなく・・・。