夏列車窓一面の太平洋
パリオリンピック。熱戦が続いています。スポーツは筋書きのないドラマ。TVでは報道されないドラマもきっとたくさんあるんだろうなと想像します。一昨日の男子バレーボール。アルゼンチン戦でした。勝敗以外のところで感動したシーンが。アルゼンチンの攻撃、ネット際にトスが上がって、対する日本は3枚ブロック。一番左側でブロックにとんだ石川選手は、なんと手をグーにしてジャンプ。普通ブロックは壁をつくる面積を大きくするために手を大きく開きます。見慣れないグーブロックに驚愕!これ、(突き指するのを防ぐためでなく、そらそうやろ)ワンタッチによるポイントを防ぐために、あえて手を広げてなかったんですね。石川選手の読み通り相手選手の打ったスパイクは、グーブロックの上をノータッチで通過、アウトボールになりました。翌日のニュースでも大きく取り上げられていましたが、いやあ、すごいプレーやな。
8月前期の駅前中学生俳句劇場に五中生の作品が選ばれました。今の3年生が2年生の時に作った俳句です。本人が知るとなつかしく思うかもしれませんね。大人の女性へのあこがれを夏帽子という季語を使ってステキに表現してくれました。似合う「大人」ではなく、似合う「女」としているところが、ちょっと大人びていてスパイスを聞かせています。
一方表題の一句。鉄道で旅をしているとステキな車窓風景に出会うことがあります。時には車内アナウンスで「まもなく右手に雄大な太平洋が見えてまいります。列車は少しスピードを落として運転いたします。ゆっくりと景色をお楽しみください。」などと案内が入ったりします。小さな感動が五七五から伝わればよいのですが。