夏の星君とたどった三角形

ID 6011621 更新日  2024年10月7日

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俳句表彰

全校集会で運動部の新人大会、吹奏楽部の関西大会金賞、そして俳句の表彰を行いました。国語科の先生2名に推挙をいただき、プレミア賞を獲得した「レモン水酸いも甘いも飲みほして」。レモン水を飲むという行為から、いろいろなストーリーが想像できそうです。ひと夏の思い出は、楽しいこともあればそうでないこともある。そう考えると、教頭先生推挙のもう一つのプレミア賞受賞句「向日葵が咲き枯れるまでの恋だった」と見事にリンクしているのでは?短い恋の思い出は甘いけれど、それを失ったあとはほろ苦いようなほろ酸っぱいような気持ちに。両方の味が入り混じったレモン水を飲みながら過ぎた夏を見送る・・・。そんな話をしておいて、なんで表題の句は夏の星?

レモン水の句の作者の彼女は、夏休みにあった星を見るイベントにボランティアとしてお手伝いに来てくれていました。学校のグラウンドから見上げる夏の夜空。3つの明るい星が三角形を作っているのがよく見えました。夏の大三角形。それをスマホの写真に収めながら(写るの?)、このところ俳句のできが今イチだから、ネタを仕入れとかなくっちゃ、と彼女。夏の星の俳句はできたかどうか定かではありませんが、そのシーンそのものがすでに小さな夏物語です。しかし、この句が校長先生と星座観察をした話だとは誰も想像できない・・・ですよね。