秋思の帰路背中の答案用紙 (生徒作品)
11月前半の中学生駅前俳句劇場に登場した本校生徒の一句です。
この句が投稿されたのはちょうど1年前。宝塚市ことばの祭典へのWEB投句で、優秀作に選ばれました。描かれているシーンが秋ということで、この時期の登場となりました。駅前劇場の掲示作品にはいつもイラストが添えられているのですが、詠まれた俳句の世界観がとてもうまく表現されていると思います。俳句というのはたった17音の中に無限に広がる世界を閉じ込めていると言えます。17音を文字にすることで、ひとつ感じ方が広がる。絵にすることでさらにイメージが広がっていく。面白と思います。場合によっては、聴覚、視覚だけでなく、音やにおい、手触り…そんなものまで感じさせてくれるものもあるように思います。だれかの食レポではありませんが、ことばの玉手箱や!今は3年生になった彼。今日は実力テストを受けています。カバンに入れて持ち帰える答案用紙の結果が、嫌が上でも気になる時期になってきました。学問に近道なし。たゆまぬ努力こそが大願成就への王道です。