額(ぬか)ずいて石段の上散紅葉
日本語は実にたくさんの言葉があります。中には難しい言葉も。さらに漢字で書くと、「なんて読むの?」ってこともしばしば。
額(ぬか)ずくなんていうのも、日常ではまず使わない言葉です。難読でもあります。歴史ファンの方なら、そういえば天智天皇の奥さんが「額田王(ぬかたのおおきみ)」っていったっけ、と思い出すぐらいでしょうか。ひたいを低く下げて丁寧にお辞儀をするという意味ですが、古いお寺にお参りをしたら、立ったままでは仏様の顔を拝めない。ひざをついて頭を下げないと、顔を見ることができないところがあります。そんなイメージを詠めないかなと思っていました。
今年は暑い日が続き、紅葉も例年より2週間ぐらいは遅れていたのではないでしょうか。休日に散歩をしていると、「紅葉今最盛期」なんて張り紙も目にしました。(今かいっ!)古いお寺の苔むした石段を埋めるように積もった散紅葉。ふと膝をついて写真に収めたくなります。額ずいていたのは紅葉を見る私か、それとも降り積もった楓の葉か。あわただしい毎日。ふと心落ち着ける時間を大切にしたいです。
生徒たちに少しでも楽しい気持ちになってほしいと、用務員さんが用意してくれた事務室前のクリスマスツリー。いろんな顔したサンタが増えました!