6月の生活その7
田んぼの土ってね。
この時期の西谷の田園風景はとてもきれいです。みんなで田んぼに遊びに行きました!
田んぼの生き物たちを驚かせないように・・・静かに静かに。
そしてよ~くのぞいてみると・・・?
いたいた!おたまじゃくしにあめんぼに、貝みたいな生き物に、なんだこれは?という生き物まで。
きっと、人間には見えていない生き物もたくさんいることでしょう。田んぼには田んぼの世界があり、みんなで一緒に生きているんですね。
その中でも子どもたちはおたまじゃくしに興味津々!「こーんな風に泳ぐよ」とおしりをふりふりしている子もいました♪
「いた!あんなにいっぱい!かわいい」「早く早く、あみあみ!」「あーもう手でいいや!」素手で上手に捕まえる子もいました!
泥んこなんて気にしない。泥が付いちゃっても、田んぼの水で洗おう!田んぼの土の温かさも柔らかさも遊びながら感じます。
そして、あっという間に時間が過ぎる。
子どもたちは、おたまじゃくしをたくさん捕まえました。大切に連れてかえり、飼うことにしました。かえるさんになるまで見守ろう。
年長のそら組では「おたまじゃくしって何を食べるの?」「虫じゃない?」「くもみたいなんいたやん」「あと、土とか?」「なんだろう」「絵本の部屋に本があったと思う」自分たちで図鑑をもってきました。図鑑には≪なんでもたべるよ≫と書いてあります。野菜のくずとか、金魚のえさとか。「ええ!何でも食べるの?」「かえるは虫をたべるのに?」自然は不思議でいっぱいですね。
他にも≪冬になるまでには、かえしてあげてね≫と書いてあります。
「どうして?」「冬眠するからだよ」「冬眠って?」「りすとかくまのように冬に長く眠ることだよ」「あー!知ってる知ってる。寒いからだよね」「そうだね。どこで眠るか知ってる?」「うん!土の中」「そうだね。どうして土の中で眠るんだろう」「あったかいんだよ」「そうだ、きっとあったかいんだよ」「今日もあったかかった!」
泥、土、と聞けば、手や服に付けば、汚い!とすぐに思う人もいるでしょう。でも本当にそうでしょうか。
土は生き物が包まれたくなるような、冬の間ずっと守ってくれるような、温かくて柔らかくて、ほっとする。そして、自然の土台を支える、なくてはならないものでもあります。
いろいろな言葉に捕らわれず、子どもたちのように、遊びながらそのままの自然を感じたいですね。