11月15日
遊びの話し合いや振り返りを大切にしています。
秋の遊びでは、自分の思ったことや感じたこと、考えたことを友達と伝え合ったり、一緒に考えたりする姿が増えてきました。園ではこの、子ども同士の伝え合いを大切にしています。遊びの中で子ども同士が自然と伝え合っていることを先生は見守ったり、認めたり、思いがすれ違っているときやなかなか問題を解決できないときには、先生が仲介していきます。ここでは、先生が解決してしまうのではなく、子どもたちが互いに思いを出し合い、どうしたらいいかを考えられるようにしています。また、遊びの中での自然なかかわりだけでなく、必要に応じて話し合う時間をとっています。遊びの終わりには、遊びごとで今日の遊びを振り返り、保育室に戻れば、学級全体でも振り返りをします。
遊びごとの振り返りでは、今日の遊びで楽しかったこと、うれしかったことを伝え合い、思いに共感しあい、満足感や達成感を味わいます。それだけでなく、困ったことやみんなで考えないといけないことはないかについても出し合います。みんなが楽しめているか?困っている友達やことはないか?もっと楽しくなる方法がないか?を考えることで、思考力がはぐくまれると同時に、互いを思いやる気持ちや、みんなで力を合わせる大切さを感じたり、一人では解決できないことでも友達と考えると解決できるという気付きや喜びにつながっていきます。
学級での振り返りでは、遊びの様子を伝え、認められたり共感されたりすることで、伝える喜び、伝わる喜びを味わいます。それは、自分の思いを他者に伝えたいという意欲を高めます。時に伝わらない悔しさも味わいますが、伝え方を自分で考えなおしたり、先生と一緒にどうすれば友達に伝わるか考えたりしていくことで、表現力が磨かれていきます。友達の頑張りに気付き認め合うことで、一人一人の自尊感情も高まっていきます。また、他の遊びをしている友達から「もっとこうしたらいいんじゃない?」と遊びのグループ内では出ていなかったアイデアをもらい、遊びは広がっていくこともあります。
他にもたくさんのことを、話し合いや振り返りを通して子どもたちは学んでいます!