2月1日

ID番号 6004801 更新日  2022年2月2日

印刷大きな文字で印刷

たつのこたろうごっこ あや ばさん たろう編

手作りの囲炉裏の前で話をする子どもの写真
あやが、おににつれさられた・・・どうしよう・・・
園庭からとってきた葉っぱで薬を作っている子どもの写真
ばあさんのために、くすりをつくろう!
ばあさん役とあや役、たろう役の子どもが遊んでいる写真
「ばあさん、あしはだいじょうぶ?くすりをつけてあげるね」

たつのこたろうごっこで、たろう、あや、ばあさんになっている子どもたちは、昔の生活を考えたり、思い描いたりしながら、遊びに必要なものを作って遊んでいます。たろうの家には、囲炉裏があり、ご飯を食べたり、何かあると囲炉裏を囲んで話し合ったりしています。

ある日には、鬼のつのでけがをしてしまったばあさんのために、薬を作っていました。病院のない時代です。どうしたらいいんだろう・・・子どもたちは、山に見立てた園庭から葉っぱをとってきて、それを薬にしていました。ばあさんのために、一心不乱にすりこぎと、すりこぎ棒をつかって、葉っぱをすりつぶしていました。出来上がると、紙にいれ、その紙を包帯がわりにばあさんの足に巻いていました。

たろうやあやを、愛情いっぱいに、時に厳しく育てているばあさんの気持ちは、たろうやあやにも伝わっています。このやりとりを通して、子どもたちには、自分たちも、たろうとあやと同じで、家族からたくさんの愛情をうけていることを感じ、そのことを喜んだり、感謝の気持ちをもったりしてほしいと思います。そしてその喜びや感謝の気持ちが、家族を大切に思う心につながってほしいと願っています。

にじいろのさかなごっこ にじうお編

かくれんぼのおにになって、顔を隠して数を数えている子どもの写真
「い~ち、に~、さ~ん」かぞえているあいだに、かくれてね!
段ボールで作ったサンゴや岩に隠れる子どもの写真
さんごやいわのうしろに、かくれよう!

にじいろのさかなごっこでは、広い大きな海(園庭)で、かくれんぼ遊びをしていました。おにになった子どもは、顔を隠して、大きな声で数を数えたり、隠れる子どもは、自分たちで段ボールなどを使って作ったサンゴや岩の後ろに、身をかがめながら隠れていました。

おにが数え終わると、さっそく探し始めます。「あれ~、いないな。どこにいったんだろう」ときょろきょろしています。その声を聞いて、隠れている子どもはにやにや。実際はみえていても、「見えていない」「隠れている」ことをお互い分かり合って、楽しめています。それは、さかなになりきって遊び、子どもたちが、海の中には、サンゴや岩があって、身を隠すところがたくさんあるという情景を膨らませ、みんなで共有していること、そして一生懸命隠れている友達の気持ちを受け入れているからこそできることです。子どもたちの成長と、とってもかわいらしいかくれんぼや、やりとりに、その場から離れられずにみとれてしまいました!