リレーをしよう（2）

 

 

遊び始める前に、前回決まった『チームは3つに分ける』『チームのみんなが一人2回走ったら終わり』ということを振り返りました。「どうやって3つに分ける？」と問い掛けると、「水色帽子チームと、白帽子チームと、帽子なしチームにしたらいいんじゃない？」と答えた子どもがいました。しかし、「帽子なしだったら暑いよ」という意見が出てきたので、再度考え直しです。「サッカーの時に来てた服を使ったらいいんじゃない？」という友達の話を聞いて、「それやったら分かりやすい！」とみんなが賛成し、ビブスを着てリレーをすることになりました。チームに分かれると、どのチームからも「頑張るぞー！」という掛け声が聞こえてきました。チームのみんなを一生懸命に応援しながらリレーを楽しんでいました。

みんなが走り終わった結果、赤チームが1位でした！結果を聞いて大喜びの赤チーム。

なぜ、赤チームが1位になれたのか考えると、「走るのが速い友達が2人もいるからだと思う」という言葉が1番に返ってきました。これまで遊んできた中で、走ることが得意な友達のことをよく知っているからこそ出てくる言葉でした。しかし、それだけではありません。「黄色と水色チームは人数が多い」「うまくバトンタッチができてなかった」という言葉も出てきました。

人数を数えてみると、赤チームだけ人数が少ないことが分かり、「今度は人数をそろえた方がいいよ」とみんなで考えました。また、「友達がタッチしてくれるまでは、ここ（スタートボックス）で待たなくちゃいけないんだよ」と、実際にみんなでバトンタッチの様子を見て分かり合いました。さらに、「タッチよりも、バトンを使った方が分かりやすいんじゃない？」という意見も出てきて、次回はバトンを使うことになりました。

これからも遊びの中で、子どもたちの中からたくさんの気付きが出てくると思います。その都度、みんなで話し合ったり、考え合ったりする機会を大事にし、遊びを進めていきたいと思います。