リレーをしよう(3)

ID番号 6009470 更新日  2023年9月26日

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前回、『それぞれのチームの人数を合わせる』『走るときにバトンがあると分かりやすい』という意見が出たことを振り返り、遊びを始めました。1つのチームが5人になるようにチームを作るように伝えると、子どもたちは、「一人多いから、あっちのチームに行くわ」「あと2人足りひんから誰か来て」と、自分たちで集まった友達の数を数えながら声を掛け合う姿が見られました。走り始めると、バトンがあることで、走り出すタイミングが分かりやすくなりバトンパスがスムーズに行われるようになりました。前回、バトンをもらう前に走り出してしまった子どもも、「バトンがあった方がいい!」と、バトンがあることの良さを感じている様子でした。「人数が同じやから、終わりが同じくらいでいい感じ!」と、みんなで考えたことで遊びがさらに楽しくなったことを感じている様子の子ども達でした。

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走り終わって結果発表を聞くと、1位になったチームは、大喜び!しかし、2位と3位は浮かない表情をしています。「2位で悔しかった」「1位になれなくて悲しい」と話す幼児の姿も見られるようになっています。走っていて楽しい!!という気持ちから、いろいろな思いが出てき始めました。「悔しいな」「勝ちたかった」という気持ちは次につながる大事な気持ちです。これから、友達と様々な気持ちを共有しながら、互いの思いに気付いたり、気持ちを切り替えたり、仲間と協力したりする心を育てていきたいと思います。

走り終わった後、「線の中を走っている人がいるんだよね」と気付いたことを伝える姿が見られました。「どうして線の中を入ったらいけないの?」と尋ねると、「だってその人だけ早くなるもん」と話し、図に書きながら一生懸命友達に伝えてくれました。友達の気付きをきっかけに、「中は入ったらダメ」とみんなで一つルールを作っていました。

遊びの中での気付きがどんどん広がっています。