平成29(2017)年1月号 自動翻訳機能対応テキスト版(3面から6面)

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ID番号 1018477 更新日  2017年1月11日

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特集(3面から6面)

※市外局番の記載のないものは(0797)です。

【3~6面】

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<特集>
このまちのこと、全部が自分ごと。
~“協働”の先に広がる無限の可能性~
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「これからは協働の時代」と言われるほど、今後のまちづくりに協働の取り組みは欠かせません。“できない”で終わらせずに“できる”ことをみんなで探してみる―。特集では、そんな“みんなで行うまちづくり”を考えます。

◎そもそも「協働」って?
「協働」とは、市民や行政が共通の目的や課題の達成に向けて持てる力を発揮し、互いに責任を持って、役割を分担しながら協力して事業を行うことをいいます。ここでいう「市民」とは、個人としての市民のほか、自治会・まちづくり協議会(※)・PTAやNPOといった各種団体や事業者を指していて、市民と行政の他に、市民同士の協働もあります。
言葉だけを聞くと難しく感じるかもしれませんが、実は身近なところで協働の取り組みが行われています。
◎なぜ今、「協働」なの?
時代の流れと共に社会の構造が変化し、「ご近所づきあい」や「人とのつながり」が薄れていく中で、市民のニーズや地域の課題は多様化し、行政だけでは対応が困難です。
一方で、地方分権の流れや市民力の高まり、社会貢献意欲を持つ事業者の増加は、公共的な課題を共に解決し、地域の特性を生かしたまちづくりを進める大きな力として注目されています。
今、求められるのは、市民・行政・事業者という垣根にとらわれない、みんなで行うまちづくり。そこには、“誰かがやればいい”という他人任せの考えはなく、誰もができることを、できるときに、できる分だけ「自分ごと」として取り組もうとする対等な関係と役割分担が存在しています。まちの一員である皆さんは、一人ひとりが“協働の担い手”です。難しく考えず、一歩を共に踏み出しましょう!
◎いきなり協働は難しい…。そんなあなたに!
市では、平成25(2013)年に、協働のまちづくりを進める上での基本原則などをまとめた『協働の指針』を策定しました。指針の大きな特徴は、素案を行政ではなく市民委員が作成したことにあります。
協働について詳しく知りたい人には、読後に“これが協働やったんや!”と思える『協働の指針』を、これから協働の取り組みを進めようとしている人には、協働のコツが詰まった『協働のマニュアル』をオススメします。各冊子は市ホームページ(ID 1001161)からご覧いただけるほか、市役所1階の市民協働推進課、各サービスセンター・ステーションでも配布していますので、ぜひご活用ください!

〈箸休め〉
●※「まちづくり協議会」とは?
おおむね小学校区を1つのエリアとし、自治会を中核に、地域内のすべての人たちが連携しながらまちづくりを行う組織です。市内には、20の協議会があります。
●どんな事業で協働するの?
まちづくりの方向性を定めた第5次宝塚市総合計画では、課税や許認可などの一部の分野を除いて、協働が可能なあらゆる分野で取り組みを進めることとしています。

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実は“協働”だった!地域のあんな活動、こんな活動
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“協働”とは難しいものではなく、すでにさまざまな分野で取り組みが行われています。
キーワードは、「参加しよう」「一緒にやろう」。一層住みやすく魅力的なまちを築いていくために、みんなで“協働”しましょう!

●市内のお気に入りの風景や物事を撮影・投稿 市の魅力発信に一役買ってみませんか?
●イベント会場での受付や案内をしてくれる人がいない…。そんな悩みを解決したのは、温かいおもてなしでサポートしてくれる地域のボランティア団体でした。
●まさかの事態が起きた時、支えてくれるのは「人」。地域の自助・共助の力が災害に強いまちをつくります。
●“困ったときはお互いさま”。地域の人同士のつながりは、暮らしを支える大きな力です。
●登下校の見守りや放課後の居場所づくり、学びの支援など、学校・家庭・地域が一体となって子どもたちの成長を支えています。
●昨年秋に行った一斉清掃には、市内229団体・約3万4000人の市民が参加。約125トンものごみを回収しました!
●経験談が何よりの教科書 出産や育児の不安も、地域の専門家や先輩ママさんとつながる居場所があれば大丈夫!
●地域の熱意と市の応援で、花と緑あふれる憩いの公園に!花壇づくりや植木の剪定作業が終わった後に、仲間と語らう時間は特別なひとときです。
●まちの活性化につなげようと、イベント会場で地元の学生たちが来場者をおもてなし。人と人との新たなつながりが生まれます。
●市主催の平和事業には毎年多くの参加者が集まり、共に平和への誓いを新たにしています。

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協働のプロセスを学ぶ ~力を合わせて 魅力あるまちを共に築いていくために~
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協働の進め方にはさまざまな方法がありますが、ここでは基本的な流れを紹介します。

〈Step1〉地域の課題を把握しよう
◎気づきがきっかけに
「協働のまちづくり」は、一人ひとりの“自分たちの住むまちをもっと良くしたい”という思いから始まります。「子育てで大変そう」「この通学路は見通しが悪くてちょっと危険だな」など、身の回りに気になることや“もっとこうなったら良いのに…”と思うことはありませんか?
まずは、「自分ごと」として地域の課題に向き合い、解決のためにできることを考えてみましょう。
◎共感がつながりに
思いを形にするために、周りの人に自分の気づきや考えを話してみましょう。すぐに理解してもらえなくても、共感してくれる人とつながるまで思いを伝え続けることが大事です。

〈Step2〉方向性を一致させよう
◎つながりが力に
一人や一団体では解決が難しいことも、市民と行政、あるいは市民同士が手を取り合うことで解決できる場合があります。
まずは、解決したい課題や協働する目的、協働を進める上でのルールなどを『協働の指針』を使って共有し、気持ちを合わせておくことが事業を成功させるカギになります。
協働の担い手にはそれぞれ得意とすることがあるため、互いの特性を生かせるよう役割分担しながら計画を立てます。

〈Step3〉一緒に取り組もう
◎思いを形に
互いに役割と責任を自覚して活動に臨みます。この時、相手に任せきりにせず、絶えず情報を共有しながら活動を進めることが大切です。
いつも「助ける」「助けられる」という固定的な立場に立つのではなく、状況や立場、それぞれが得意とする能力に応じて臨機応変に取り組みます。

〈Step4〉振り返ろう
◎振り返りがより良い協働へのカギ
節目ごとの振り返りは相互理解を深めるチャンスです。この時、必要があれば軌道修正も行います。「なんとなく、うまくいったよね」で終わらず、目的を達成できたか、活動に問題はなかったかという視点で振り返りましょう。
評価の後は、「継続」「終了」「小休止」を選択します。目的を達成できていなくても、無理に続けようとすると気持ちが空回りしてしまうこともあるため、時には休むことも大切です。

〈「協働」で描く、宝塚市の未来図〉
“自分たちのまちを良くしたい”という思いは多くのアイデアを生む気づきになります。地域の課題を知ろうとすれば、知識が身に付きます。目標達成のために人とつながろうとすれば人の輪ができ、行動すれば達成感が生まれます。
あなたの思いや地域愛は、まちをもっと豊かにします。みんなで取り組むことで、一人でするよりもっと大きな相乗効果が期待できる。協働のまちづくりの魅力がここにあります。

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Interview
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協働の取り組みを進めていくために設置された「協働のまちづくり促進委員会」のメンバーとして活躍する、檜垣 彰子(ひがき しょうこ)さんと石谷 清明(いしがい きよあき)さんにお話を伺いました。

檜垣 彰子さん:PTA活動経験者。協働の指針策定委員会の委員を経て、平成25年から促進委員会の委員に。
石谷 清明さん:市民公募委員として平成27年から促進委員会に加入。白瀬川両岸集合住宅協議会 会長。

◎協働は大変、だけど楽しい
檜垣さん:私の場合、宝塚市PTA協議会に所属していた流れで委員となり、活動当初はこれといった課題意識や熱意を持っているわけではありませんでした。むしろ、“協働というけれど、また何かやらされるの?”という思いすらありました。
ところが、過去の活動を振り返ってみた時に、これまでPTAの役員として関わってきたほぼすべての事業が協働だったと気づいたんです。“子どものために”という目標のもと、アプローチの仕方は違えど保護者と先生が、時にはそこに地域や行政、企業も加わって協力し合っている…。“これが協働やったんや!”と、自分の中で納得できた瞬間でした。活動するうちに“協働は大変、だけど楽しい”と感じることも増えていきました。
石谷さん:“白瀬川にホタルを増やしたい―。”一組の夫婦から始まった環境保全の取り組みは、やがて大きな広がりを見せ、平成20年には「白瀬川両岸集合住宅協議会」が発足。以降、私の住む地域では、災害時の避難場所の確保など、地域が抱える課題に市と協働しつつ、住民自らが主体的に取り組むようになりました。
協働のまちづくりを「縦糸」と「横糸」の関係で考えた時、縦糸と横糸の連携が取れてこそ美しい布に仕上がります。まちづくりも同じく、市民と行政、あるいは市民同士が互いの糸を協力して紡いでこそ、より良いまちづくりができるのではないでしょうか。多くの人が参画し、互いの知恵や工夫を織り込んでいけば、さらに丈夫で理想的なまちができていくと確信しています。
◎協働の魅力って?
石谷さん:仲間と得る達成感が、協働の一番大きな魅力だと思います。協働する上で大切なことは、一人で悩まないことです。周りの人に相談し、共感してくれる人が現れるまで諦めずにつぶやき続けましょう。
檜垣さん:「協働」という言葉が出てくるもっと昔から、私たちは“お互いさま”の精神を持って協働してきました。“自分もやっていた!”と気づくと、協働がぐっと身近になりますね。
石谷さん:人生そのもの、生きていること自体が協働かもしれませんね。人は他者に生かされていて、誰かが助けてくれている。すごく大きなテーマになりますが(笑)。
檜垣さん:自分の物差しを他者に押し付けず、互いに感謝の気持ちと思いやりのある“相思相愛の関係づくり”が大切ですね。

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温かい地域づくりを応援します
市民協働推進課(電話番号 77・2051 ファクス番号 77・2086)
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◎「宝塚市きずなの家」事業
子どもから大人まで、地域の誰もが気軽に集える“温かい居場所”をつくってみませんか? 市では、貸室や自己所有の建物を活用して「きずなの家」を開設し、その管理・運営までを主体的に行う市民団体に対して運営費や賃貸料の一部を助成しています。“多世代交流の場”“育児世代の悩みの相談場所”など、きずなの家の活用方法はさまざまです。市内には、きずなの家が7か所開設されていますので、お気軽にご利用ください(ID 1001159)。
◎「きずなづくり推進事業」の補助金を活用しよう
協働のまちづくりを推進するため、市民活動団体が行うさまざまな地域活動や社会貢献活動などに対して事業費の一部を補助します。

申請の受け付け時期など詳しくは、5月ごろに広報誌や市ホームページ等でお知らせしますので、ぜひチェックしてください!

 

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企画経営部 政策室 広報課
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