平成29(2017)年3月号 自動翻訳機能対応テキスト版(2面から5面)

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ID番号 1019927 更新日  2017年3月9日

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特集(2面から5面)

※市外局番の記載のないものは(0797)です。

【2~5面】

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<特集> つながろう!子どもたちの未来のために
~宝塚市保幼小中連携教育推進事業~
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<FM宝塚83.5メガヘルツ>市職員が出演してご説明します。3月22日(水曜日)10時半~11時

幼稚園・保育所(園)や小学校からの卒園・卒業―。新たな学校生活の始まり―。そうした環境の変化に子どもたちが適応できるよう、園や学校の枠組みを越えて宝塚市が取り組んでいる事業を紹介します。

◆学校生活になじめない子どもたちが増えています
以前は空き地や公園で近所の子どもたちが歳の差を越えて遊ぶ光景が見られましたが、社会環境の変化により、縦のつながりが希薄になってきています。また、子どもが小学校の授業中に落ち着いて椅子に座れない、人の話を聞けないなど小学校入学後に不適応を起こす「小1プロブレム」、中学校の勉強についていけない、人間関係をうまくつくれないなどの「中1ギャップ」という問題が全国的に出てくるようになりました。子どもたちの健やかな成長のためには、小学校や中学校へ入学する際の子どもたちの知らない人や場所への不安感を、新たな友人や居場所を見つけられる期待感に変える必要があります。

◆就学前から教育はスタートしています
小学校教育はゼロからのスタートではありません。生涯にわたる人間形成の基礎を育む重要な時期である就学前から教育は始まっています。そして、生活や遊びを通して生きる力の基礎を獲得していく就学前教育、子どもたちが持つそれぞれの能力を伸ばし、社会の一員としての基本的な資質を養う小学校教育、義務教育の最終期であり、大人への入り口でもある中学校教育が連続性・一貫性のあるものでなくてはなりません。

◆枠組みを越えた連携が必要です
連続性・一貫性のある教育を行うためには、子どもたちが成長過程に応じて何を学んできたかという情報共有が大切です。滑らかに教育をつないでいくために、公立と私立、保育所(園)・幼稚園、小学校、中学校という枠組みを越えた連携が必要です。

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宝塚市で行われている保幼小中連携教育推進事業(以下、連携事業)について、話を聞きました。
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◆連携のスタートは互いの教育内容の理解から
宝塚市では、これまで公立間を中心とした幼小中の連携を進めてきました。しかし、就学前の子どもたちが皆、公立幼稚園に通っているわけではありません。これからは、公私立幼稚園・保育所(園)が横のつながりを深め、小学校・中学校につなげていくことが重要です。年長組の子どもたちは、幼稚園や保育所(園)では最年長ですが、小学校に入学すると一番下の学年になります。弟や妹のように大切に関わってもらえる反面、せっかく自立していたのに、一人でできることも世話をしてもらうことになります。
そのような状況に対処し、就学前と小学校における教育内容を互いに理解し合うため、平成27年度からは、安倉中学校区をモデル地域に指定し、保幼小中特別支援学校間で交流する機会を設けるなど実践を重ねてきました。

◆小学校へ滑らかにつなぐカリキュラムの作成
平成28年度は、滑らかに小学校教育につなげていくために、卒園前と入学後の子どもたちに必要な配慮や工夫を明確に示した「TAKARAっ子ジョイントカリキュラム」(※)を作成しました。また、新たに5中学校区をモデル地域に指定して地域や学校園所の特色を生かした連携教育に取り組んでいます。
※詳しくは、市ホームページ(ID 1017144)をご覧ください。

◆子どもたちの夢と希望を育む就学前教育の充実
市内全体の就学前教育の充実を図るため、4月から幼児教育センターを設置します。これまでも「つながろう!プレ1年生!!」のような各園所の枠組みを越えたふれあい活動を実施してきましたが、今後は中学校区を基盤に、就学前の子ども同士の交流はもちろん、研修会などの実施により、教職員の質や専門性の向上を図ります(詳しくは広報たからづか3月号 5面へ)。
(教育委員会学校教育室 担当課長 谷川 妙美)

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教育現場の声をお聞きしました
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【保育所(園)】

◆つながりを実感できています
わかくさ保育所は高司中学校区にあります。昨年6月から毎月、校区内の校長・園長・所長が集まって連携会議を実施し、各学校園所の情報交換を行っています。連携会議であがった課題については、地域で取り組むべき共通の課題・スローガンとしました。スローガンを書いたのぼり旗を作成し、地域内に掲げていく予定です。
また、連携事業に関わっていくなかで、就学前教育では子どもたちを実際どのように育てているかを、小学校・中学校に伝えることができるようになりました。就学前にも、「学び」があるということを理解してもらい、教育のつながりというものを実感できています。
(市立わかくさ保育所 橋本 真弓 所長)

◆就学前教育の重要性を伝えていけるようになりました
園児が散歩をする際には、長尾中学校など近くの学校園所を子どもたちに紹介しているほか、卒園児たちが遊びに来て、園児と一緒に遊んだりしています。連携事業が始まり、以前より各学校園所間の敷居が下がったように思います。
非認知能力と呼ばれる「意欲」「粘り強さ」「共感性」「他者と関係を築く力」といったものを培う就学前教育の重要性や、遊びの中にも学びがあること、0歳から教育は始まっていることなどを小学校へ伝えていけるようになり、うれしく思っています。
また、市内の保育所(園)では、園庭開放や育児相談などの子育て支援を行っています。育児のことで悩まれた際なども、ぜひ保育所(園)へお越しください。保育所(園)に来てもらうことで生まれるつながりがあると思います。
(社会福祉法人あひる福祉会 山本南保育園 秋山 直義(なおよし) 園長)

【幼稚園】

◆地域全体で育てていくことが大切です
安倉中保育所との公立間での連携は以前からありましたが、中学校区ごとの連携になり、関係する学校園所が増えました。子どもたちを地域全体で育てていくため、各学校園所が「あいさつができる・話が聞ける・あきらめない子どもを育てること」を平成28年度の共通の目標にして取り組んでいます。
小学校へ送り出す前に、子どもたちには基本的な生活習慣を身につけてほしいと思っています。さらに、先生に言われたから行動するのではなく、自分の意志で行動し、自分の思いを伝え、話し合いができるような、自発的なやる気というものを子どもたちには養ってほしいと思っています。
(市立安倉幼稚園 境 十三代(とみよ) 園長)

◆縦のつながりが強くなりうれしく思います
私立幼稚園である花屋敷幼稚園は県の所管であり、また広範囲にわたる地域から子どもたちが通っています。子どもたちはそれぞれの地域の小学校に進むので、連携事業開始以前は縦のつながりが弱かったと思います。現在では、事務局が市役所にあることで縦のつながりが強くなり、大変うれしく思っています。
幼児期の「遊び」は、娯楽とは異なります。遊びの中にも「学び」があり、幼児期にしかできない経験があると思います。子どもたちが安全・安心に自由にのびのびと遊べる居場所を、小学校と中学校、そして地域の皆さんと一緒に作っていきたいと思います。
(学校法人 多田学園 花屋敷幼稚園 中村 信義 園長)

【小学校】

◆子どもたちの成長を見届けることができます
良元小学校は宝塚第一中学校区にあり、連携会議で各学校園の行事予定の交換を行っているほか、月1回幼稚園児と小学生が一緒になって遊ぶ機会を設けています。保幼小において特別に支援が必要な子どもに対しては、入学前から丁寧な情報交換ができるようになり、保護者も不安なく子どもを入学させることができると思います。
小学校は保幼小中連携の真ん中にあり、就学前と中学校の両者の架け橋にならなければならないという苦労はあります。しかし、小学校入学前から中学校卒業までの期間、子どもたちの成長を見届けることができます。連携事業に関わる中で、やりがいを感じる部分です。
(市立良元小学校 五十嵐 孝 校長)


【中学校】

◆温かい見守りと声掛けをお願いします
安倉中学校では、中学2年生がトライやる・ウィーク期間に、中学校区内の幼稚園・保育所(園)・小学校の計6か所で職場体験をしているほか、生徒会が小学校であいさつ運動を実施するなどしています。また、3月には中学校教師が小学校へ行き、中学校生活を説明するオリエンテーションと出前授業を実施し、子どもたちに安心して中学校へ入学してもらえるよう努めています。
地域の皆さんからは地元愛というものを強く感じています。これまでも温かい目で見守っていただいていましたが、やはり教育は地域の皆さんの協力があってこそ成り立ちます。今後も温かい目で、そして温かい声掛けもしていただいて、一緒に子どもたちの成長を見届けていきたいと思います。
(市立安倉中学校 清水 浩明 校長)


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<保幼小連携> ふれあい遊びをしよう
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昨年6月、安倉幼稚園と安倉中保育所の5歳児が、安倉小2年生とふれあいました。始めは緊張していた子どもたちも、手をつないで輪を作るなどして時間を共有するうちに、お互い笑顔で会話ができるようになりました。

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<就学前連携> つながろう! プレ1年生!!
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平成26年11月に市内の公私立の幼稚園・保育所(園)などの5歳児約2000人が、市役所前の末広中央公園に大集合!みんなで一緒にアトム体操、じゃんけん列車、風船飛ばしなどを行いました。
※平成27年度以降は市内の近隣地域に分かれて交流を深めています。

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<小中連携> オープン・ジュニア・ハイスクール
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昨年11月、中山桜台小と中山五月台小の児童が中山五月台中学校を訪れ、中学生と一緒に授業を受け、部活動を見学しました。中学校の雰囲気を感じることができ、入学後のイメージや憧れを抱くことができたことでしょう。

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保護者の声
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子どもたちが進学の前に出前授業などを実際に体験し、学校生活をイメージできるようになることで、「中学校ってどんなところだろう?」という不安な気持ちを取り除くことができていると思います。PTAにおいても、幼稚園や小学校のPTA、地域の皆さんと一緒に、子どもたちを大切に見守っていきたいですね。
(安倉中学校PTA会長 西尾 幸子(にしお さちこ)さん)

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県内初! 幼児教育センターを開設します
教育委員会学校教育課(電話番号 77・2028 ファクス番号 71・1891)
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幼児期における教育は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものです。市では、幼児教育全般の充実および教職員の質の向上、就学前教育と小学校教育との連携、特別支援教育の推進を図るため、県内では初となる幼児教育センターを開設します。
開設日:4月3日(月曜日)
開設時間:平日9時~17時半
開設場所:市役所2階 教育委員会内
※電話番号などは決まり次第、本誌または市ホームページでお知らせする予定です。

<事業内容>
(1)就学前教育の推進、教職員の質の向上の推進(研究・研修)
(2)保幼の連携と小学校への滑らかな接続の推進
(3)特別支援教育の推進(就学前から就学に向けて)
(4)家庭との連携推進
※ (4)家庭との連携推進のため、就園・就学に向けての準備・相談業務を実施します。お悩みの場合には、お近くの幼稚園・保育所(園)・小学校、または幼児教育センター(開設日までは学校教育課)へお問い合わせください。

 

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企画経営部 政策室 広報課
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