第88回企画展「リボンの騎士 3人のサファイアの物語」

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ID番号 4000351 更新日  2023年3月7日

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令和5年(2023年)3月4日(土曜日)から6月25日(日曜日)まで「リボンの騎士 3人のサファイアの物語」の企画展が行われます。

イベントカテゴリ: お出かけ 文化・芸術 その他のカテゴリ

第88回企画展キービジュアル
©TEZUKA PRODUCTION

 1953(昭和28)年1月号から『少女クラブ』にて連載が始まったリボンの騎士。それまでは読み物が中心だった少女向け雑誌に、笑いだけではなく、波乱万丈なストーリー性のあるマンガを手塚治虫は持ち込みました。毎回ドキドキする展開に当時の少女たちはすっかり虜になり、その後に誕生する少女マンガ家たちへも多大な影響を与え、転換点となる作品になりました。


 リボンの騎士は本人も「宝塚体験の総決算」と述べているように、宝塚歌劇へのノスタルジアから生まれた作品です。そのため思い入れも強かったようで四度(四度目は原案のみ)、リボンの騎士を描いています。そして最後のリボンの騎士を描きあげた後は、少女マンガからも離れていきました。

 今年は最初のリボンの騎士が描かれてからちょうど70 年になります。今回の企画展では、三つのリボンの騎士をそれぞれに紹介。少しずつ違った運命をたどったサファイアの物語を楽しんでください。


 また宝塚市の特別市民であり、観光大使でもあるサファイアも紹介します。


展示概要

主な展示内容

 「リボンの騎士」には4バージョンあるのはご存知ですか?オリジナルは1953 年1月から『少女クラブ』に連載されたもので「少女クラブ版」と呼ばれています。

 その次に描かれたのが1958 年1月から『なかよし』で連載された、少女クラブ版の続編でサファイアとフランツの子どもの話になっています。これは単行本化の際に「双子の騎士」と改題されました。

 その連載終了から約4年後、1963 年1月から『なかよし』で連載が始まったものは、初めこそ少女クラブ版と同じようなストーリーで進んでいきますが、中盤からは物語の展開がガラリと変わります。一般的に「リボンの騎士」と言うと本作を指すことが多いですが、実はリメイク版です。なお、本展ではこれを「なかよし版」と称して紹介します。その後、テレビアニメの放映にあわせて1967 年『少女フレンド』に連載されたものがありますが、手塚が関わったのは原案のみで、描いたのは虫プロダクションのスタッフでした。

 本展では手塚が手掛けた3作品【リボンの騎士(少女クラブ版)・(なかよし版)、双子の騎士】の原稿約150点を展示いたします。

(1)対比展示

 なかよし版の序盤は、少女クラブ版をほぼなぞっているため似たようなシーンが描かれていますが、マンガ家としては10年のキャリアを重ねているため、キャラクターや背景などの描き方が確実に進化しています。

 ここではそのような共通シーンを並べて展示します。設定は同じなのに、セリフや表情が違ったり、線のタッチが違ったり、受ける印象の変化を直筆原稿から感じてください。

(2)直筆原稿展示

 3作品【リボンの騎士(少女クラブ版)・(なかよし版)、双子の騎士】の作中場面に加え、今回はなかよし版のモノクロ扉絵を特別に展示。

 マンガの扉絵とは、雑誌連載時に本編とは別に作品タイトルなどが書かれたページを指します。これらは単行本化される際にはカットされてしまうので、カラーはまだしも、モノクロの扉絵は掲載後目にすることはなかなかありません。様々なサファイアの表情をご覧ください。

(3)宝塚市 リボンの騎士プロジェクト

 2009(平成21)年4月25日、記念館開館15周年にあわせて「リボンの騎士」の主人公・サファイアが宝塚市に転入し、宝塚市民となりました。また、同日より手塚治虫記念館および宝塚観光PRのシンボルとして「観光大使」に任命され、就任しました。

 宝塚歌劇の影響を受けて描いたといわれる「リボンの騎士」には、全国的な知名度を誇る宝塚市の二つの顔「歌劇」と「手塚治虫」がひとつになって表れています。ここでは、その主人公サファイアをイメージシンボルとして活用し、広く情報発信していくことで「夢を育むまち宝塚」の魅力をアピールしていこうという、宝塚市の取組み「リボンの騎士プロジェクト」を紹介いたします。


関連ページ

(1)企画展グッズ紹介ページ

企画展開催を記念してミュージアムショップでは、リボンの騎士の新商品グッズなどを販売します。

グッズ情報は下記リンクをご参照ください。


(2)兵庫県赤十字血液センター「献血へいこう!」タイアップキャンペーンの実施

タイアップポスター

兵庫県赤十字血液センターとのタイアップキャンペーンを今年も開催いたします。「リボンの騎士」本編はサファイアの物語でしたが、「双子の騎士」ではサファイアが母親となりサファイアの物語はその子へと受け継がれていきます。


今回のタイアップキャンペーンはサファイアの物語のように、献血によって命をつないでいくことで、これからの未来も安心して患者さんへ血液をお届けができるのではないでしょうか。

・企画展期間中・事前予約の上400mL献血にご協力された方には、オリジナルメモ帳(数量限定)がプレゼントされます。

※期間中でもノベルティが途中でなくなった場合は終了。

ぜひこの機会に献血にご参加ください!

日程

令和5年3月4日(土曜日)から 6月25日(日曜日)

時間詳細

9:30~17:00

対象

どなたでも

施設

手塚治虫記念館

費用

不要
※ただし、入館料として大人700円・中高生300円・小学生100円別途必要

主催

宝塚市・宝塚市教育委員会

後援

Kiss FM KOBE・エフエム宝塚

注意事項

【休館日】

  • 3月8日(水曜日)・15日(水曜日)・4月12日(水曜日)・19日(水曜日)・26日(水曜日)
  • 5月8日以降は毎週月曜日が休館日になります。

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電話:0797-81-2970 ファクス:0797-81-3660
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