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手塚治虫記念館 館長のおすすめ手塚作品

ID番号 4000266 更新日  2020年7月6日  印刷

約700ある手塚作品から館長おすすめ作品を紹介します!

手塚治虫記念館長

日本のみならず世界中が新型コロナウィルス感染症の脅威にさらされている中、一日も早い終息を祈ると共に医療従事者の皆様をはじめ社会基盤を支えてくださっている方々に感謝いたします。

不定期にはなりますが、館長のお勧め手塚作品を紹介したいと思います。手塚作品には「自然への愛」と「生命の尊さ」というテーマが流れており、この時代を生きていく上でのヒントがたくさんあります。ぜひ皆さん、この機会に手塚作品に触れてみませんか?

火の鳥

火の鳥カバー

古代から未来まで様々な時代を舞台に火の鳥(不死鳥)を巡る者たちの葛藤を描く手塚治虫の代表作

手塚治虫の代表作の1つである「火の鳥」は、手塚の漫画家としての初期から晩年まで手掛けられ、自身のライフワークと位置付けた作品です。この作品は「~編」と名の付く複数編から構成されており、いずれの作品も1つの物語として完結しているので、どの作品から読んでも分かるようになっています。しかも、過去・未来・過去・未来と交互に「現代」に近づくというその構成力には驚かされます。

作品の概要ですが、遠い過去である古代からはるか遠い未来までの時間軸を「火の鳥」が往来します。「火の鳥」の血を飲めば永遠の命が得られるという設定のもと、各時代の登場人物(猿田博士やクマソタケル、山之辺マサトなど)は「火の鳥」と関わることで、悩み、苦しみ、残酷な運命に翻弄される様を壮大なスケールで描いています。

この作品を読んで感じたことですが、主人公たちの生きることに対する苦しみや悩みなど表現の巧さが際立っており、漫画とは思えない、まるで映画を見ているようでした。自分以外の人間が絶滅したのに永遠の命を得た者が絶望して死を望むという矛盾している人間の業や生命の本質が作品の中で見事に描かれています。是非一度読んでいただきたい作品です。

アドルフに告ぐ

Twitter画像

第2次世界大戦を背景にヒトラー機密文書をめぐる3人のアドルフの物語

僕が高校生のとき、初めて本屋で手に取った手塚作品です。あまりの面白さ、壮大なスケールに感激してしまい、なけなしの小遣いで文庫版全5巻を即買してしまいました。個人的には第2次世界大戦に興味を持つきっかけになった作品です。また、手塚治虫という天才を知ることになった作品でもあります。ちなみに物語には手塚作品でおなじみのアセチレン・ランプやハム・エッグなどが出演しており、重要な役どころを演じています。

作品の概要ですが「ヒトラーがユダヤ人の血を引く」という機密文書を巡ってアドルフ・ヒトラーと2人のアドルフが第2次世界大戦という巨大な歴史の流れに翻弄されていく様を描いています。話の舞台も日本、ドイツ、中東など多岐に渡っており、登場人物は様々な歴史的事件にかかわることになります。登場人物は様々な苦悩を持ち、物語を通して生きる希望を探しています。この時代だからこそ一度読んで頂きたい作品です。

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