2025年10月学校の様子
文化発表会を開催しました
今年の文化発表会のテーマは「積土成山~みんなの努力で最高のパフォーマンスを~」です。「積土成山」とは、少しの土でも積み上げていけばやがて大きな山となることから、努力を積み重ねていけば、やがて大成功するという教訓を含んだ言葉です。
西谷中は全校生徒で37名という小規模校です。そのため、他の学校と比べると授業や部活動、行事などで制限がある時もあります。しかし、小規模校だからこそできることもたくさんあります。37名の生徒は豊かな個性を持っています。その個性を認め合い、日頃から学年を超えて互いを思いやり、支える姿を目にします。これは、他の学校に誇れる力だと思います。その37名の個性を尊重しながら力を結集して、最高のパフォーマンスを披露するという素敵なテーマだと思います。
文化発表会では、日頃の学習や部活動の取り組みを発表しました。米作りの発表では宝塚自然の家(一般社団法人宝塚にしたに里山ラボ)の皆様、トライやる・ウィークの発表では西谷地区をはじめとする事業所の皆様、書道パフォーマンスの取り組みでは満福寺の足立有里さんにお世話になりました。心よりお礼を申し上げます。
「宝塚市中学校駅伝・ロードレース大会」に出場しました
西谷中学校から代表の生徒10名が「宝塚市中学校駅伝・ロードレース大会」に出場しました。会場の武庫川河川敷で、時折、雨が降る中、それぞれの生徒が自分の力を最大限に出し切って最後まで全力で走り抜きました。「男子ロードレース2・3年生の部」では、本校の3年生が1位、「男子ロードレース1年生の部」では5位で表彰されました。走り終えた10名の生徒の表情は達成感に満ちていました。(10月18日)
アサギマダラ・プロジェクト
西谷中を今年の3月に卒業した生徒たちが植えたフジバカマの花が開花しています。その様子を見に来られた保護者の方から「校長先生、アサギマダラが1匹来ています。写真を撮ったので良ければ学校通信で使ってください」と声を掛けていただきました。その写真を見せていただくと、とても奇麗な羽を広げたアサギマダラが映っています。僅か1年目にして、西谷中にアサギマダラが飛来してくれたことに感激です。まるで、3月に卒業した19名の生徒たちが、それぞれの進学先で頑張る姿を祝うような嬉しい出来事です。これからもたくさんのアサギマダラが飛来してくれることを心から願います。(10月11日)
100人お米作りプロジェクト5(1年生)
今回は、脱穀(だっこく)・籾(もみ)すりの作業を体験させていただきました。
【脱穀作業】
千歯扱き(鉄の歯の隙間に稲の穂先を入れて、引き抜くと籾だけが落ちる農機具)を使って乾燥させた稲の穂先から籾を落としました。力加減が難しかったようですが、回数を重ねるうちに上手にできるようになってきました。続けて、足踏み式の脱穀機も使わせていただきましたが、あっという間に脱穀ができるのにはみんな驚いていました。
【籾摺り作業】
脱穀後、唐箕(とうみ)を使って籾(もみ)と藁(わら)くずを選別しました。木製の箱のような農具ですが手動式のハンドルを回して風を起こしながら選別できる仕組みにみんな感心していました。(昔の人の知恵と工夫で考え出された農具に感心したようです)最後に籾摺り機を使って籾摺りを行いました。バケツの中に一杯にたまった玄米を触ってその感触を確かめてみました。
5月から取り組んだ稲作ですが、ようやく脱穀・籾摺りを終えて玄米を手にすることができました。次は11月に玄米を精米して食べる予定です。自分たちの手で育てたお米を食べるのはとても貴重な経験になると思います。次回の活動がとても楽しみです。(10月4日)

