迫りくるナゾの儀式も何のその 運命なんて変えていくもの

ID番号 6005307 更新日  2022年4月15日

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雪柳

「3年生になって」というお題で生徒たちが描いた作文を読ませてもらってます。「2年生になって」「中学生になって」新しい学年がスタートするときのお約束の課題ですね。受験にむけて勉強を頑張らないと。中学校最後の1年、どんなことにも全力で取り組む。どの生徒もそんな決意を書いてくれています。同じことを言っているようでも、それを独特の感性で表現している作文にも出会います。こんな作文が目に留まりました。

 

正直、最高学年、中学でいえば3年生にはなりたくなかったです。理由は何かと行事などで手本にされたり、「最高学年として」などという決まり文句をつけられたり、何より「受験」という次の段階へとステップアップする、とてもきついナゾの儀式が存在するからです。・・・(中略)・・・人によってはこのプレッシャーがのしかかっている状態を楽しむ人もいるかもしれないし、このプレッシャーをよけて何もしない人もいるかもしれません。できるかぎり自分は前者でありたい・・・。

 

あれこれとおそいかかるプレッシャーを少しうっとうしいと感じながらも、そこから逃げずにピンチをチャンスに変えようとする意志をユニークに表現していると思います。そして、最後の結びは、

「楽しかった」といえる意味のある1年間を自分の手で創っていきたいと思います。