目が点に昭和は遠くなりにけり 美術の授業にスパイダーマン

ID番号 6005808 更新日  2022年5月31日

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夕景

教育実習も最終週に入りました。今日は美術科の実習生が研究授業。点描画の鑑賞というテーマでの授業でした。絵をかいたり彫刻をしたりという作品制作が苦手だっていう人、いますよね。私も、下絵を描くまでは、「なかなかいいやん」と思っていたのが、色を塗ると残念な結果になったことが多々ありました。そういう意味では、鑑賞の授業は絵の得意苦手を問わずに参加できるものだったかもしれません。荒い点描と細かい点描の比較。遠くから見れば「面」に見えるものも、近づいてみれば点で描かれていたり。ドットの粗さで色の濃淡をつけてるってところで、今の教科書(資料集だったかな)にはスパイダーマン(漫画)も登場するんですね。変なところに感心したりしていました。

実習生ですから、もちろん授業のスキルといったところでは、まだまだ未熟なところはあります。むしろ、それが当たり前。でも、純粋に一生懸命授業をしようとする姿勢が大切です。授業を参観していた先生からは講評もしてもらうのだろうけれど、いろんな目で見てもらうということは、自分ではわからなかった気づきに出会える可能性があります。人の声に謙虚に耳を傾けることも大切なことです。これは何も実習生に限ったことではないのですが。