蝉時雨水栓ひねる朝当番

ID番号 6006420 更新日  2022年7月29日

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ヤマユリ

夏休みに入って「校長室」が俳句教室になっているような気がしますが、興味のある方はお付き合いくだされば。さて、今日は「五中夏の句会」の4つのお題のうち、「蝉時雨」に挑戦してみました。ちょうど5音で収まることに加え、暑い、うるさいという強いイメージがすぐにわくので、作句しやすいお題かもしれません。しかし、扱いやすいものほど、仕上がりが平凡になってしまうということも。インパクトを得るには意外性の演出でしょうか。そんなことを言いながら、表題の一句は意外でも何でもありません。早朝から暑さを予感させる蝉時雨。朝当番で出てきた用務員さんが学校の花壇に水をやろうと水栓をひねる。今日も1日が始まるなといった実感がそこに。また、野球部の1年生が少し早く登校して、練習の前に乾いたグラウンドに水を撒いている。休日のキッチン。今日の朝食当番はオレかと、水道をひねるだんなさん。そんなシーンもイメージできるかもしれません。

 

夏休み前半の補充学習は今日で終了です。でも、学校での補充学習はあくまでもきっかけ。この後も勉強の時間はちゃんと作っていきましょう。人間は忘れる動物ですからね。勉強の仕方は人それぞれ。自分にあったやり方というのもあると思います。勉強が苦手だなという人は、まずは1日の中で必ず机の前に座る時間を作りましょう。最初は何もできなくても、とにかくその時間を作るところから始めてみてはどうでしょう。